このページでは雲とは何か?。また雲ができる仕組みをわかりやすく図で解説しています。
目次
雲(くも)とは、大気中に浮かんでいる細かい水滴や氷の粒の集まりのことです。
私たちが普段から見ている白い雲というのは、
空に浮かんでいる水滴や氷の粒が集まってできたものなんです。
雲を構成している水滴や氷の粒の大体の大きさは、
一粒の直径が約0.003mm~0.01mm程度です。
分かりやすく言うと1mmより約100倍~1000倍小さい粒の集まりで、
この小さな粒が集まることで遠くから見れば白い雲に見えるというわけです。
また私たちの身近な例ではヤカンでお湯を沸かしたときに、
沸騰するとヤカンの口の方から白い煙みたいなものが出ますよね。
あの白い煙(細かい水滴)が、空に浮かんでいる雲と同じものです。
ちなみに誤解されている人が多いのですが、
目で見えることができるのは水蒸気(気体)ではなく水(液体)です。
あの白い煙は気体のように見えるかもしれませんが、
一粒一粒がものすごく小さな水滴(液体)の集まりなので覚えておいてくださいね。
次の章で雲ができる仕組みを分かりやすく図で解説していきますね。
さて雲のできる仕組みを結論から言ってしまうと、
水蒸気を含む空気が冷やされ、空気中の水蒸気がチリに付着して小さい水滴になるからです。
雲ができる仕組みは下のような順番になります。
では雲ができる仕組みを順番にそれぞれ図を用いて解説していきます。
まず空気には水蒸気(気体)が含まれています。
空気中に水蒸気がどのくらい存在するのかその度合いを表したものを、
私たちは”湿度(しつど)”という言葉で使っています。
そして太陽光の熱によって地面や海面が暖められ、
その地面や海面から放たれた熱で周囲の水蒸気を含んだ空気は暖められます。
(空気は太陽光を透過する性質を持っているため、
太陽光からの熱で直接は暖められません。)
地面や海面から放たれた熱で空気が暖められることで、
その空気の体積は大きくなり密度が小さくなるので軽くなります。
密度が小さくなったことにより、水蒸気を含んだ空気は軽くなるので上昇していきます。
地面や海面から放たれた熱で周囲に存在する空気が暖められると、
その暖められた空気はどんどん上昇していきます。
空気が上昇していくと次第に空気の温度が下がっていきます。
これは空気に断熱膨張といわれる現象が起こるためです。
そして断熱膨張によって空気の温度が下がると結露という現象が発生し、
空気中に含まれていた水蒸気(気体)が水(液体)になって姿を現します。
暖められた空気にそもそも水蒸気があまり含まれていなかった場合には、
結露という現象は起きず空気中の水蒸気が水になることもありません。
また前の章でも触れていましたが水蒸気(気体)は目では見えず、
水(液体)は目で見ることができるのでその点については注意してください。
空気中に含まれていた水蒸気が結露という現象によって、
隠れていた空気中から追い出されて目で見える水になります。
そして空気中の水蒸気が水になるためには核となるものが必要で、
空気中には水蒸気が水になるために必要な核となるものが浮かんでいます。
それは土や砂、ほこりなどの小さい塵(チリ)のことです。
上空は地上ほど空気中にチリは存在しませんが、
チリはとても軽いので地上から舞い上がってきたものが多く存在します。
そのチリの周りに空気中から追い出された水蒸気が集まり、
細かい水滴やそのときの温度によっては水滴が氷の粒になるんですね。
そのようにして細かい水滴や氷の粒がたくさん集まることで、
遠くから見ればふわふわとしているあの白い雲が形成されるというわけです。
ちなみに上空の空気中に存在している雲の核となるチリが少なければ、
それだけ雲もできにくいということになるので覚えておいてください。
以上が「雲とは何か?雲ができる仕組みをわかりやすく図で解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など