湿度(しつど)とは、空気中にどのくらい水蒸気が含まれているのかを表す割合のこと(単位は%)です。
空気中には水蒸気という形で水分が含まれていて、
その空気中に含まれている水蒸気の割合のことを湿度と呼んでいます。
水蒸気は水が気体に状態変化したもので、目で見ることはできません。
また湿度には相対湿度と絶対湿度の種類がありますが、
一般的によく使われる湿度というのは相対湿度のことになります。
空気中に含むことができる水蒸気量には限界があり、
その限界の量のことを飽和水蒸気量と言います。
例えば上図でその空気における飽和水蒸気量が100だとして、
実際に空気中に含まれている水蒸気量が50だとしましょう。
そうすると実際に存在する水蒸気量というのは、
空気中に含むことができる水蒸気量の半分なので湿度は50%になります。
このように湿度というのは空気中に含まれている水蒸気量の割合のことなんですね。
そしてその空気の温度によって飽和水蒸気量というのは異なります。
簡単に言えば、空気の温度が高いと飽和水蒸気量が多くなり、
空気の温度が低いと飽和水蒸気量が少なくなります。
次の章で湿度100%とはどんな状態のことなのか解説していきますね。
結論から言ってしまうと湿度100%の状態とは、
それ以上空気中に水蒸気を含むことができない状態になります。
もう少しかみ砕いて解説すると、
水(液体)から水蒸気(気体)に変化できない状態ということです。
液体である水が気体である水蒸気に変化するためには、
空気中に水蒸気を含むためのスペースが必要になります。
しかし湿度100%の状態というのは、水蒸気を含むスペースが空気中にない状態です。
なのでいくら液体の水が水蒸気に変化しようとしても、
その空気が湿度100%の状態であれば変化することはできません。
この湿度100%の状態は、鍋に水を入れた後にふたをして加熱して、
沸騰させてから鍋のふたを開けたときの状態のことです。
沸騰させてから鍋のふたを開けると、白い煙みたいなもの(湯気)が鍋から出てきます。
あの鍋から出てきた白い煙こそが湿度100%を超えたことで、
鍋の中で水蒸気に変化することができなくなった水なんですね。
上図のように鍋の中の水は加熱してしばらくすると、
水の温度が上がって沸点に達することで水蒸気に変化します。
水がどんどん水蒸気に変化していくと、次第に鍋の中の空気が湿度100%の状態になります。
そうすると水が水蒸気に変化することができなくなり、
鍋の中では水蒸気になれなかった水が細かい水滴として発生します。
この細かい水滴が鍋のふたを開けることで、
白い煙みたいに鍋の中から出てくるということです。
ちなみに湿度100%の状態に近い現象が”霧(きり)”になります。
”湿度100%の状態に近い”という表現をしたのは、
湿度100%の状態では霧とは言えないからです。
先ほどの鍋の水を沸騰させたときの例で言えば、
白い煙みたいなものが一般的に言われている霧のことです。
なので湿度100%の状態ではまだ霧とは言えず、
正しくは湿度100%の状態とは”霧になる一歩手前の状態”になります。
そして湿度が100%を超えるとその超えた分の水が細かい水滴になり、
空気中を漂うことで霧と言われる現象になるんですね。
また湿度100%を超えたときには霧だけでなく、雲も発生します。
基本的に霧と雲が発生する仕組みは変わらないので、
雲については上空で発生する霧という認識で問題ありません。
あくまでも湿度というのは、”空気中における水蒸気の割合を表したもの”です。
よく「湿度100%は水中のことじゃないの?」という質問もあります。
しかし水中にはそもそも空気が存在していないため、
湿度という言葉を使用すること自体に無理があります。
他に真空の場合についてもそもそも空気が存在していないため、
湿度という概念自体がないので覚えておきましょう。
以上が「湿度とは何か?湿度100パーセントとはどんな状態のこと?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など