蒸気と水蒸気の違いとは?

 

 

さてあなたは蒸気と水蒸気という言葉をご存知でしょうか。

 

これらは普通に生活していればたまに聞く言葉ですが、
どちらも似ているので特に違いを意識せずに使用していますよね。

 

ですが中には、蒸気と水蒸気の違いは何なのか疑問に思った人もいるはずです。

 

そこでこのページでは、蒸気と水蒸気の違いについて簡単に解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.蒸気と水蒸気の違いについて

 

では蒸気と水蒸気の違いについて見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと蒸気と水蒸気の違いは、
物質が気体に変化したものすべてを指すか、水が気体に変化したものだけを指すかになります

 

蒸気は物質ならその状態に関係なく気体に変化したものすべてを指し、
水蒸気はその名の通り水が気体に変化したものだけを指しています

 

ですので蒸気と言えば、その中には水蒸気のことも含まれています。

 

さて蒸気と水蒸気それぞれについて解説していきます。

 

蒸気とは?

蒸気(じょうき)とは、物質(液体・固体)が蒸発して気体に変化したものです。

 

発して体に変化したものだから、蒸気です。

 

蒸気の場合は、特に何の物質が蒸発したときの気体なのかは関係ありません。

 

液体が蒸発して気体に変化してもそれは蒸気であり、
固体が気体に変化してもそれは蒸気ということになります。

 

水が蒸発してできた気体は水蒸気、アルコールが蒸発してできた気体はアルコール蒸気と言います。

 

そして水蒸気もアルコール蒸気についても蒸気の中のひとつで、
一般的にただ蒸気と言う場合には、水蒸気のことを指していることが多いです。

 

また物質の状態変化の際にはそれぞれに呼び名があり、
液体から気体に変化するときは気化、固体から気体に変化するときは昇華と言います。

 

水蒸気とは?

水蒸気(すいじょうき)とは、水が蒸発して気体に変化したものです。

 

発して体に変化したものだから、水蒸気です。

 

水(液体)から気体に変化したときだけでなく、
氷(固体)から気体に昇華したときもそれは水蒸気になります。

 

あくまでも氷というのは水が液体から固体に状態変化しただけなので、
物質的に氷は水であることに変わりありません。

 

そして水蒸気は無色透明な気体なので、目で見ることはできません

 

目で見ることができるのなら、それは水蒸気ではないので覚えておきましょう。

 

 

ちなみに水の温度が100度になると気体(水蒸気)に変化すると、覚えている人は多いです。

 

しかし水の温度が100度になると水蒸気に変化するのは、蒸発ではなく沸騰です。

 

水の蒸発自体は温度に関係なく常に起こっていて、
温度が低いときでも少なからず水は水蒸気に変化しているんですね。

 

さらに一般的に水が沸騰するのは100度と知られていますが、
それはあくまでも周囲からかかる圧力の大きさが1気圧の場合になります。

 

周囲からかかる圧力の大きさが変われば、沸騰する温度も変化します。

 

また知らない人も多いかもしれませんが水蒸気というのは、
意外に私たちの生活に大きく関係しています。

 

例えば湿度という言葉は空気中に含まれる水蒸気の割合を示していたり、
空に雲を作って雨を降らせるのも空気中の水蒸気が深く関係しています。

 

他にも私たちの生活に水蒸気が関わっているものは、
たくさん存在するので興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか。

 

以上が「蒸気と水蒸気の違いとは?」でした。

 

 

2.まとめ