↓ア行~
【畦道(あぜみち)、農道】
※上は畦道の写真
畦道というのは、”田と田の間の細い道のこと”。
※上は農道の写真
農道というのは、”農作業のために設けられた道のこと”。
農道は「農業用道路」を略したもので、農道も田と田の間に作られていることが多く、畦道と少し似ているため注意が必要です。
【暗渠(あんきょ)、用水路】
※上は暗渠の写真
暗渠というのは、”地下に埋設したり、覆(おお)いを被せたりした水路のこと”。
覆いをしていない水路のことを暗渠に対して、「開渠(かいきょ)」または「明渠(めいきょ)」と言います。
※上は用水路の写真
用水路というのは、”農業用・工業用などの水を取り入れるための水路のこと”。
暗渠は土壌の排水を目的として用いられることが多いのに対して、用水路は川やため池の水を農地まで運ぶ目的で用いられます。
【磯(いそ)】
磯というのは、”海で、石や岩の多い波打ち際のこと”。
【運河(うんが)】
運河というのは、”給水・排水・灌漑(かんがい)・船舶の航行などのためにつくられた、人工的な水路のこと”。
灌漑は、”農地に水路を引いて、農作物に水を供給すること”を指します。
【雲海(うんかい)】
雲海というのは、”高い山の山頂などから見下ろしたときに、海のように一面に広がって見える雲のこと”。
【縁側(えんがわ)、軒下(のきした)】
※上は縁側の写真
縁側というのは、”部屋と屋外との間に設けられた、板張りの部分のこと”。
※上は軒下の写真
※上は軒(のき)と庇(ひさし)の写真
軒下というのは、”軒(のき)の下のこと”。
【沿道(えんどう)、沿線(えんせん)、沿岸(えんがん)】
※上は沿道の写真
沿道というのは、”道路に沿(そ)った所のこと”。
※上は沿線の写真
沿線というのは、”鉄道の線路や幹線道路に沿った所・地域のこと”。
沿線というと一般的には、”鉄道の線路に沿った所・地域”を指すことが多いです。
※上は沿岸の写真
沿岸というのは、”海・川・湖に沿った陸地のこと/海・川・湖の、陸地に沿った近い部分(陸地・水域)のこと”。
【沖(沖合(おきあい))】
沖というのは、”海・湖などで、水際(みずぎわ)から遠く離れた所のこと”。
↓カ行~
【河口(かこう)、川裾(かわすそ)】
※上は河口の写真
河口というのは、”川の水が、海や湖に流れ込む所のこと”。
※上は川裾の写真
川裾というのは、”川の、河口に近い辺り。下流のこと”。
【カルデラ】
※上はカルデラ(凹地)に雨水などがたまって形成された湖の写真
カルデラというのは、”火山の噴火によってできた巨大な凹地(くぼち)のこと”。
【枯山水(かれさんすい)】
枯山水というのは、”水を用いずに、石や砂によって山水を表現する庭園様式のこと”。
【画廊(がろう)】
画廊というのは、”絵画などの美術品を陳列(ちんれつ)・展示する場所。ギャラリーのこと”。
【河原(かわら)、川床(かわどこ)、河川敷(かせんじき)】
※上は河原の写真
河原というのは、”川辺の、水がない砂や石が多い所のこと”。
川床というのは、”川の底の地盤のこと”。
「かわどこ」は、「河床」と表記されることもありますが、河床は一般的には「かしょう」と読むことが多いです。
河床は「河床勾配(かしょうこうばい)」や「河床洗堀検査(かしょうせんくつけんさ)」のように、土木用語として用いられることがほとんどです。
※上は河川敷の写真
※上は後者の意味(水の流れる所+平坦な土地)を指した図
河川敷というのは、”河川の両岸にある平坦な土地のこと/河川の水が流れている所と、河川の両岸にある平坦な土地を合わせた区域のこと”。
(河川敷の堤防部分は、「土手(どて)」と呼ばれることが多いです)
【岩礁(がんしょう)】
岩礁というのは、”主に海で水中に隠れていたり、水面上にわずかに出ている岩のこと”。
【幹線道路(かんせんどうろ)】
幹線道路というのは、”その地域の主要な地点を結び、道路網の骨格を形成する道路のこと”。
一般的には周囲と比較して交通量の多い道路を指すことが多く、高速道路(高速自動車国道)・一般国道・都道府県道が幹線道路にあたります。
【甲板(かんぱん)、舳先(へさき)】
※上は甲板の写真
甲板というのは、”船の上部の、木や鉄板などを張り詰めた広く平らな床。船のデッキのこと”。
※上は舳先の写真
舳先というのは、”船の先端部分のこと”。
【岸(きし)】
岸というのは、”陸地と、海・川・湖などの水面が接している所のこと”。
例えば海の岸は「海岸(かいがん)」、川の岸は「川岸(かわぎし)」「河岸(かがん)」、湖の岸は「湖岸(こがん)」と呼ばれます。
【渓谷(けいこく)、峡谷(きょうこく)、渓流(けいりゅう)】
※上は渓谷の写真
渓谷というのは、”山と山の間にある、川の流れている谷のこと”。
(谷は、”山と山の間にある、くぼんだ地形のこと”)
例えば「定山渓(じょうざんけい)」や「養老渓谷(ようろうけいこく)」のように、「○○渓」「○○渓谷」などの名称が付けられています。
※上は峡谷の写真
峡谷というのは、”幅が狭く、深く険(けわ)しい谷のこと”。
例えば「鳴子峡(なるこきょう)」や「黒部峡谷(くろべきょうこく)」のように、「○○峡」「○○峡谷」などの名称が付けられています。
渓谷と峡谷はどちらも”山と山の間に川が流れている谷”を指していて、明確な違いはありませんが、一般的には渓谷は「谷間の幅が広い場所」、峡谷は「谷間の幅が狭くて深い場所」を指すことが多いです。
※上は渓流の写真
渓流というのは、”谷を流れる川のこと”。
渓流は、谷を流れる川を指しているため、渓谷・峡谷に流れている川はどちらも渓流と呼びます。
渓流で行われる釣りは「渓流釣り(けいりゅうづり)」と呼ばれています。
【境内(けいだい)、社務所(しゃむしょ)】
※上は境内の写真
境内というのは、”神社(じんじゃ)や寺の敷地の中のこと”。
※上は社務所の写真
社務所というのは、”神社の事務を取り扱う所のこと”。
社務は、”会社の事務のこと/神社の事務のこと”を指します。
社務所は神社の境内の中にあり、神職や巫女(みこ)が待機している場所で、お守りやおみくじなどの購入をすることができます。
【郊外(こうがい)、市街地(しがいち)】
※上は郊外の写真
郊外というのは、”都市に隣接する、自然が豊かで住宅が集まっている地域のこと”。
郊外は、都市部に比べて家賃も安く、都市部で勤務している人は通勤のために郊外に住むことも多いです。
そのため住民の大部分が都市部へ通勤し、日中はほとんどいないことから、”夜に寝るためだけに帰ってくる町”ということから「ベッドタウン」とも呼ばれています。
※上は市街地の写真
市街地というのは、”住宅やビル、商業施設が集まり、農地や林野がほとんどない地域のこと”。
【高架(こうか)、高架下】
高架というのは、”橋・線路・道路などを、地上高く架(か)け渡すための構造物のこと”。
高架下は、”高架の下にある空間のこと”を指します。
↓サ行~
【桟敷(さじき)】
※上は祭りの桟敷(前者の意味)の写真
桟敷というのは、”祭りなどを見るため、地面よりも高く作った見物席のこと/劇場・相撲場などで、他よりも一段高く作った板敷きの見物席のこと”。
【座敷(ざしき)、床の間(とこのま)、土間(どま)】
※上は座敷の写真
座敷というのは、”畳を敷きつめた部屋のこと”。
座敷は一般的には、客間(客を通して応接するための部屋)として用いられることが多いです。
※上は床の間の写真
床の間というのは、”座敷の床を一段高くして、掛け軸・置物・花などを飾る所のこと”。
床の間の壁を塗っている土のことを「床土(とこつち)」と言います。
※上は土間(三和土)の写真
※上は土間(タイル張り)の写真
土間というのは、”家の中にある、床を張らず地面のまま、または三和土(たたき)やタイル張りなどにしている所のこと”。
三和土は、”赤土・砂利などに、消石灰と苦汁(にがり)を混ぜて練り、それを塗って叩き固めたもの”を指します。
【砂州(さす)、中州(なかす)】
※上は砂州の写真
砂州というのは、”流水によって運ばれた砂礫(されき)が、細長く堆積(たいせき)してできた地形のこと”。
砂礫は”砂と小石のこと”を指し、”砂州によって隔(へだ)たれた水域のこと”を「潟湖(せきこ)」または「ラグーン」と呼びます。
※上は中州の写真
中州というのは、”川の中において、上流から流されてきた土砂が堆積して島のようになった所のこと”。
【三角州(さんかくす)、扇状地(せんじょうち)】
三角州というのは、”川の水によって運ばれてきた土砂が、河口付近に堆積してできた地形のこと”。
平面が三角形をしていることが多いため「三角州」と呼ばれ、ギリシャ文字の「Δ(デルタ)」に形が似ていることから別名で「デルタ」とも呼ばれています。
扇状地というのは、”川の水が山地から平地へ流れ出る所に砂礫(されき)が堆積してできた、扇形(おうぎがた)の地形のこと”。
山地から平地へ流れる際に川の勾配(こうばい)が小さくなり、それにより川の水の運搬する力が減るため、砂礫(砂と小石)などの比較的粒の大きなものが堆積します。
【三叉路(さんさろ)】
※上は三叉路(Y字路)の写真
※上は三叉路(T字路)の写真
三叉路というのは、”道が3つに分かれている所のこと”。
三叉路のうち、Y(ワイ)のような形に分かれている道路を「Y字路(ワイじろ)」、T(ティー)のような形に分かれている道路を「T字路(ティーじろ)」(または「丁字路(ていじろ)」)と呼びます
【参道(さんどう)】
参道というのは、”神社や寺に参拝(さんぱい)するためにつくられた道のこと”。
【桟橋(さんばし)、埠頭(ふとう)(波止場(はとば))】
※上は桟橋の写真
桟橋というのは、”船を横づけして、人の乗り降りや荷物の積み下ろしのために水上に突き出してつくられた構造物のこと”。
※上は埠頭(波止場)の写真
埠頭というのは、”港内で、波をよけ、船を横付けして、人の乗り降りや荷物の積み下ろしなどをするための構造物のこと”。
埠頭は、別名で「波止場(はとば)」とも呼ばれています。
【樹海(じゅかい)】
樹海というのは、”高所から見下ろしたときに、広い範囲に樹木が繁茂(はんも)し、海のように見える所のこと”。
【鍾乳洞(しょうにゅうどう)】
鍾乳洞というのは、”石灰岩が、雨水や地下水などによって浸食されてできた洞窟(どうくつ)のこと”。
鍾乳洞は、別名で「石灰洞(せっかいどう)」とも呼ばれています。
主成分が炭酸カルシウムからなる石灰岩は、酸性の溶液に溶ける性質があり、雨水や地下水は弱酸性のため石灰岩は少しずつ溶けていきます。
上(天井)から垂れているものを「鍾乳石(しょうにゅうせき)」、下(地面)から筍(タケノコ)のように形成されているものを「石筍(せきじゅん)」、鍾乳石と石筍がつながっているものを「石柱(せきちゅう)」と言います。
【水平線、地平線】
※上は水平線の写真
水平線というのは、”海面と空の境(さかい)が平らに見える線のこと”。
※上は地平線の写真
地平線というのは、”見晴らしの良い場所において、地面と空の境が平らに見える線のこと”。
↓タ行~
【滝壺(たきつぼ)】
滝壺というのは、”滝の水が流れ落ちて、水深が深くなっている所のこと”。
【棚田(たなだ)】
棚田というのは、”急な傾斜地に、階段状につくられた田のこと”。
【堤防(ていぼう)、防波堤(ぼうはてい)、防潮堤(ぼうちょうてい)】
堤防というのは、”河川の水や海水の侵入を防ぐために、土砂やコンクリートでつくられた構造物のこと”。
※上は防波堤の写真
防波堤というのは、”打ち寄せる波から、港内を保護するためにつくられた堤防のこと”。
※上は防潮堤の写真
防潮堤というのは、”津波や高潮から、海岸・内陸を保護するためにつくられた堤防のこと”。
【峠(とうげ)】
※上は谷(凹んでいる部分)にある峠のイラスト
峠というのは、”山道を登りつめて、下りになる所。山道の上りと下りの境目(さかいめ)のこと”。
簡単にいうと、その山道の中で最も高い地点を「峠(とうげ)」と言います。
※上は山頂にある峠のイラスト
なので山を越える際に山道の最も高い地点が、谷(凹んでいる部分)にあっても山頂の部分にあっても、それはどちらも峠と言えます。
【登坂車線(とはんしゃせん)】
登坂車線というのは、”道路の上り坂において、速度の遅くなる車両のために設けられている車線のこと”。
↓ナ行~
【渚(汀)(なぎさ)】
渚というのは、”海・湖・川の、波打ち際のこと”。
「なぎさ」は、別名で「みぎわ」とも呼ばれています。
波打ち際は”波の打ち寄せる所”を指し、言い換えると”波が届く範囲まで”を指しています。
なので渚は、”海・湖・川の、波が届く範囲まで”を指しているということになります。
【並木道(なみきみち)】
並木道というのは、”両側に、樹木が一列に並んで植えてある道のこと”。
【納屋(なや)、納戸(なんど)】
※上は納屋の写真
納屋というのは、”農具・農作物などを収納・保管するための、屋外(おくがい)に設けた物置用の小屋のこと”。
※上は納戸の写真
納戸というのは、”衣類・家財・道具類などをしまっておくための、屋内(おくない)にある物置用の部屋のこと”。
↓ハ行~
【繁華街(はんかがい)、歓楽街(かんらくがい)(ネオン街)、中華街】
※上は繁華街の写真
繁華街というのは、”百貨店・専門店・飲食店などの商業施設が多く建ち並び、人が多く集まる地域のこと”。
※上は歓楽街の写真
歓楽街というのは、”娯楽施設・飲食店などのレジャー施設が多く集まっている地域のこと”。
レジャーは”余暇。自由時間”を意味する言葉で、レジャー施設というのは”余暇を楽しむための施設”を意味しています。
歓楽街の飲食店にはスナック・バー・キャバクラ・ホストクラブなどの酒類の提供を主とする店も多いことから、夜間営業の店も多く、夜間に賑(にぎ)わいます。
歓楽街は、電飾(ネオン)を多用した派手で目立つ看板が多いことから、別名で「ネオン街」とも呼ばれています。
※上は中華街の写真
中華街というのは、”中国系住民が多く集まって住んでいる地域のこと”。
中国料理店や雑貨店などが多く建ち並び、華やかな街並みが特徴的です。
【干潟(ひがた)】
干潟というのは、”海岸で潮が引いたときに現れる砂泥地(さでいち)のこと”。
【麓(ふもと)(山麓(さんろく)・裾野(すその)・山裾(やますそ))】
麓というのは、”山の下の方の部分。山の下部で、標高が緩(ゆる)やかに増加し始める部分のこと”。
麓は、別名で「山麓(さんろく)」「裾野(すその)」「山裾(やますそ)」とも呼ばれています。
山の上部は「山頂(さんちょう)」「頂(いただき)」「頂上(ちょうじょう)」、中部は「中腹(ちゅうふく)」「山腹(さんぷく)」などと呼ばれています。
【歩行者天国】
歩行者天国というのは、”車両の通行を禁止し、車道も歩行者のために開放されている道路のこと”。
歩行者天国は、略して「ホコ天(ホコてん)」とも呼ばれています。
自動車・バイク・原付などだけでなく、自転車も軽車両として扱われるため、自転車に乗って歩行者天国を通行するのも禁止されています。
ただバイク・原付は”エンジンを切って降りて手で押しているとき”、自転車は”降りて手で押しているとき”は歩行者として扱われるので、そのような場合は歩行者天国を通行することができます。
【畔(ほとり)】
畔というのは、”海・川・湖などの水際(みずぎわ)のこと/その付近。近辺のこと”。
例えば「湖の畔(ほとり)にある家」というと、後者の意味で使われ「湖の付近にある家。湖の近辺にある家」の意味で用いられます。
また「海畔(かいはん)」「河畔(かはん)」「湖畔(こはん)」という言葉がありますが、どれも後者の意味(その付近。近辺のこと)で用いられます。
(海畔(かいはん)という言葉はありますが、一般的には海辺(うみべ)が用いられることがほとんど)
【盆地(ぼんち)】
盆地というのは、”周囲を山などに囲まれた平地のこと”。
↓マ行~
【枡席(ますせき)、寄席(よせ)】
※上は枡席の写真
枡席というのは、”劇場・相撲場(すもうば)などで、四角形に仕切った観客席のこと”。
一枡(ひとます)の定員は4人ほどで仕切られていることが多いです。
※上は寄席の写真
寄席というのは、”講談・落語・漫才などを興行(こうぎょう)する場所のこと”。
興行は、”料金を取ってお客さんに催(もよお)し物を観覧してもらうこと”を指します。
寄席は、漫才などを興行するための場所を指している言葉であって、ひとつひとつの席のことを指しているわけではないので注意が必要です。
【岬(みさき)、半島】
※上は岬の写真
岬というのは、”海や湖に突き出た非常に小さな陸地のこと”。
※上は半島の写真
半島というのは、”海に突き出た大きな陸地のこと”。
岬と半島はよく似ていますが、これらの違いは大きさで、半島の先端部分を岬と呼ぶことが多いです。
例えば上の図でいうと、「知床半島(しれとこはんとう)」の先端部分に「知床岬(しれとこみさき)」があり、「根室半島(ねむろはんとう)」の先端部分に「納沙布岬(のさっぷみさき)」があります。
【峰(みね)、尾根(おね)、稜線(りょうせん)】
峰というのは、”山の頂上。山頂のこと”。
尾根というのは、”山の峰と峰を結んだ連なりのこと/峰から麓(ふもと)に伸びる突出部のこと”。
一般的に前者の意味(連なり)は稜線と呼ばれることが多く、後者の意味(突出部)を指して尾根と呼ぶことが多いです。
稜線というのは、”山の峰と峰を結んだ連なりのこと”。
↓ヤ行~
【櫓(やぐら)、天守閣(てんしゅかく)】
※上は櫓の写真
※上は物見櫓の写真
櫓というのは、”偵察や射撃のために、城門や城壁の上につくった高い建物のこと”。
物見櫓は、”遠くを見渡すためにつくった櫓のこと”を指します。
※上は名古屋城の天守閣の写真
天守閣というのは、”城の本丸(ほんまる)に築かれた最も高い櫓のこと”。
正式には「天守(てんしゅ)」ですが、一般的には「天守閣(てんしゅかく)」と呼ばれることが多いです。
天守閣は、物見櫓としての役割や防御設備としての役割などがある、その城の象徴的な建物になります。
【遊歩道(ゆうほどう)】
遊歩道というのは、”散歩のためにつくられた道のこと”。
↓ラ行~
【リアス海岸(リアス式海岸)】
※上はリアス海岸の図
リアス海岸というのは、”山地が海水によって浸食され凹みができ、その凹みが連なってみられる海岸地形のこと”。
昔は「リアス式海岸」と呼ばれていましたが、いま現在では「リアス海岸」と教科書に表記されています。
「リアス(rias)」は、スペイン語で”入り江”を意味する「リア(ria)」の複数形です。
「リアス」自体が入り江の地形を表す語であるため、名称にあえて「式」を入れる必要はないと判断され、「リアス海岸」と表記されるようになりました。
【陸橋(りっきょう)、歩道橋(ほどうきょう)、跨線橋(こせんきょう)】
陸橋というのは、”道路や鉄道線路などの上に設けた橋のこと”。
車両・人が、道路・線路・凹地(くぼち)などを渡るために設けた橋を陸橋と呼び、例えば歩道橋・跨道橋(こどうきょう)・跨線橋などが陸橋と言えます。
※上は歩道橋の写真
歩道橋というのは、”歩行者の道路横断用に設けた橋のこと”。
歩道橋は、正式には「横断歩道橋(おうだんほどうきょう)」と言います。
※上は跨道橋の写真
跨道橋は”道路の上を跨(また)ぐように設けた橋のこと”で、道路を跨いで設けた橋なのであればそれは跨道橋になります。
ですので跨道橋は車両専用というわけではなく、車両専用・車両兼歩行者・歩行者専用(これが歩道橋)の跨道橋があります。
※上は駅構内にある跨線橋の写真
跨線橋というのは、”鉄道線路を跨(また)ぐように設けた橋のこと”。
【冷暗所(れいあんしょ)】
※上は床下収納の写真
冷暗所というのは、”温度が低く一定に保たれた、直射日光の当たらない所のこと”。
冷暗所の漢字からも分かるように「暗くて冷たい場所」を指し、床下収納や冷蔵庫などが冷暗所として挙げられます。
(シンクの下は、湿気がこもりやすいため、食品の保存場所にするのは向いてません)
冷暗所にはっきりとした定義はないですが、温度は1℃~15℃ほどの場所が良いとされています。
【路肩(ろかた)】
路肩というのは、”道路の両端に設けられる、有効幅員(ふくいん)の外側の路面のこと”。
有効幅員は、”車両の通行上、支障のない部分の幅”を指します。
路肩は、車と歩行者との接近を避けたり、故障した車を退避させたりする役割があります。
↓ワ行~
【轍(わだち)】
轍というのは、”車が通ったあとに残る、車輪の跡のこと”。
「同じ轍(てつ)を踏む」という慣用句がありますが、これは前の車の車輪の跡にはまって転倒してしまうことから、”前の人と同じ失敗を繰り返すこと”の意味で用いられます。
(”轍”は「てつ」と読むこともでき、単に「轍(てつ)を踏む」とだけ言うこともあります)
例えば「おれと同じ轍を踏むのだけはやめてくれ」や「同じ轍を踏む可能性は十分にある」のように用いられます。
【湾(わん)、入り江(いりえ)】
※上は湾の写真
湾というのは、”海が、陸地に大きく入り込んだ地形のこと”。
湾岸は、”湾の沿岸(岸に沿った部分)のこと”を指します。
※上は入り江の写真
入り江というのは、”海が、陸地に入り込んだ地形のこと”。
一般的には湾よりも規模の小さいものが入り江と呼ばれています。