※1:”〇〇的”は、「〇〇であるさま(=〇〇な様子)」を表します。
※2:”〇〇的”の意味が複数ある場合は、”「~」など”のように一般的に用いられることが多い意味(「~」)を優先して表記しています。
※3:漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)です。
漢字の読み方の例 【かがくてき、ばけがくてき】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】
漢字 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
意識的 | いしきてき | 「自分でもそうと知りながらしているさま。わざとするさま」 |
意図的 | いとてき | 「はっきりとした目的を持って、わざとそうするさま」 |
衛生的 | えいせいてき | 「健康を保ち、病気を防ぐのにふさわしいさま。清潔なさま」 |
永続的 | えいぞくてき | 「ある状態が長続きするさま」 |
営利的 | えいりてき | 「利益を第一とするさま」 |
懐疑的 | かいぎてき | 「ある物事に対して疑問を持っているさま」 |
外交的 | がいこうてき | 「外国・外部との交渉や交際に関わるさま」 |
外向的 | がいこうてき | 「興味や関心が、自分以外の外部の物事に向かうさま」 |
開放的 | かいほうてき | 「ありのままを見せて隠し立て(かくしだて)しないさま」 |
化学的 | かがくてき、ばけがくてき | 「化学に関連する性質を有しているさま」 |
科学的 | かがくてき | 「考え方などが、きちんとした筋道を立てて、体験・実験に基づく事実によって正しさが立証されているさま」など |
革新的 | かくしんてき | 「現在の制度・組織・習慣などを新しく変えようとするさま」 |
革命的 | かくめいてき | 「変化が非常に激しいさま。大きな変化をもたらすさま」など |
画期的 | かっきてき | 「これまでのものとは大きく異なって、新しい時代が開かれるほど優れたさま」 |
慣習的 | かんしゅうてき | 「長い期間にわたり引き継がれていて、浸透・日常化しているさま」 |
感傷的 | かんしょうてき | 「悲しみや切なさといった感情に心が揺さぶられやすく、涙もろくなっているさま」 |
干渉的 | かんしょうてき | 「当事者でもないのに他人のことに立ち入って、自分の意志に従わせようとするさま」 |
間接的 | かんせつてき | 「その物事に、他の何かを通してはたらきかけたり関係したりするさま」 |
機械的 | きかいてき | 「思考や意志を働かせず、機械のように決まった動作を繰り返すさま」など |
幾何学的 | きかがくてき | 「幾何学に関連のあるさま。特に、形状などが法則的・規則的であるさま」 |
逆説的 | ぎゃくせつてき | 「真理と反対のことを述べているようで、実際には真理をついているさま」 |
客観的 | きゃっかんてき | 「個人的な感情・解釈などを排除し、当事者ではない第三者の視点から物事を見て判断するさま」 |
局地的 | きょくちてき | 「物事がある一定の地域・区域に限られているさま」 |
局部的 | きょくぶてき | 「全体の中のある限られた部分だけに関係しているさま」 |
巨視的 | きょしてき | 「物事を全体的に広く捉えて見るさま。マクロ的」など |
近代的 | きんだいてき | 「前の時代にはない新鮮さをもっているさま」など |
偶発的 | ぐうはつてき | 「偶然に発生するさま。思いがけなく発生するさま」 |
具体的 | ぐたいてき | 「物事が詳細で明確に示され、曖昧(あいまい)さが排除されてはっきりと知ることができるさま」 |
経済的 | けいざいてき | 「経済・金銭に関係のあるさま」など |
形式的 | けいしきてき | 「形式(見かけ。外見)だけを整えて内容のないさま」など |
系統的 | けいとうてき | 「物事を理解・整理が簡単なように、筋道を立てて組み立てられているさま」 |
原始的 | げんしてき | 「文明が発達せず、自然のままに近いさま」 |
献身的 | けんしんてき | 「自分を犠牲にして、他のために尽くすさま」 |
建設的 | けんせつてき | 「物事をさらに良くしていこうと、積極的な態度で臨むさま」 |
高圧的 | こうあつてき | 「自分が相手よりも強い立場であることを良いことに、一方的に相手を押さえつけ、従わせようとするさま」 |
恒久的 | こうきゅうてき | 「いつまでも変わらずに続くさま」 |
肯定的 | こうていてき | 「物事をその通りであると認めるさま」 |
後天的 | こうてんてき | 「生まれてから後に身に備わるさま」 |
合法的 | ごうほうてき | 「法規(法律と規則)に適っているさま」 |
合理的 | ごうりてき | 「物事の進め方が道理(物事の正しい筋道)に適っていて、無駄がないさま」 |
古典的 | こてんてき | 「古典を重んじ、伝統や様式を尊重するさま」など |
根本的 | こんぽんてき | 「物事の最も基礎的な部分に関するさま」 |
作為的 | さくいてき | 「わざと行うさま」 |
暫定的 | ざんていてき | 「物事が確定するまでの間、一時的に定めるさま」 |
恣意的 | しいてき | 「その時々の思い付きで気ままに行動するさま」 |
嗜虐的 | しぎゃくてき | 「残虐(ざんぎゃく)なことを好むさま」 |
自虐的 | じぎゃくてき | 「自分で自分を苦しめたり、いじめたりするさま」 |
自主的 | じしゅてき | 「自分の意志で判断・行動するさま」 |
指数関数的 | しすうかんすうてき | 「(値が大きくなるにつれて急激に数値が増加する指数関数のように)程度や量が急激に増加・大きくなっていくさま」 |
持続的 | じぞくてき | 「ある状態がそのまま続くさま。ある状態を保ち続けるさま」 |
実質的 | じっしつてき | 「外見よりも実際の内容が備わっているさま。また、それを重んじるさま」 |
実証的 | じっしょうてき | 「思考だけでなく、体験に基づく事実などによって結論付けられるさま」 |
実用的 | じつようてき | 「実際に役に立つさま」 |
自発的 | じはつてき | 「物事を自分から進んで行うさま」 |
事務的 | じむてき | 「(事務の作業をこなすように)感情を交えずに物事を処理するさま」など |
社会的 | しゃかいてき | 「社会に関係するさま。社会性があるさま」 |
社交的 | しゃこうてき | 「人との付き合いに慣れていて、付き合い方が上手いさま」 |
写実的 | しゃじつてき | 「事実をありのままに表現しようとするさま」 |
主観的 | しゅかんてき | 「個人的な感情・解釈・経験などに基づいた、当事者個人の視点から物事を判断するさま」 |
主体的 | しゅたいてき | 「自分自身の考えや判断によって行動するさま」 |
受動的 | じゅどうてき | 「他からはたらきを受けるさま。自分の意志からではなく、他に動かされてするさま。受け身であるさま」 |
消極的 | しょうきょくてき | 「自分から進んで物事をしようとしないさま」 |
人為的 | じんいてき | 「自然のままではなく、人間の手が加わるさま」 |
人工的 | じんこうてき | 「自然と類似の事象を、人間がつくったり起こさせたりするさま」 |
人道的 | じんどうてき | 「人間性を重んじ、他人の幸福のために行動するさま」 |
数的 | すうてき | 「数量・数値に関係するさま」 |
生産的 | せいさんてき | 「新しく役に立つ物事を生み出したり、発展をもたらしたりするさま」など |
精神的 | せいしんてき | 「精神に関するさま」 |
世俗的 | せぞくてき | 「世間一般に見られるさま。ごく一般的に見られるさま。俗っぽいさま」 |
絶対的 | ぜったいてき | 「何物にも比較できない状態・存在であるさま」 |
刹那的 | せつなてき | 「あと先を考えず、今この瞬間だけを充実させて生きようとするさま。特に、一時的な目の前の快楽にふけるさま」など |
前衛的 | ぜんえいてき | 「時代に先駆けているさま。伝統的な枠組みを超えて、まったく新しい表現方法や思考を追求するさま」 |
潜在的 | せんざいてき | 「表面には出ないで内部に隠れて存在するさま」 |
先天的 | せんてんてき | 「生まれつき身に備わっているさま」 |
相対的 | そうたいてき | 「物事が他との関係・比較の上で成り立ち、どのように存在しているかを示すさま」 |
即物的 | そくぶつてき | 「精神的なものよりも金銭などの物質的なものを重視し、現実の利害などを優先して考えるさま」など |
対外的 | たいがいてき | 「外部または外国に対するさま」 |
対極的 | たいきょくてき | 「ある観点から見て、比較対象がまるで正反対であるさま。対極(反対側の極)に位置しているさま」 |
体系的 | たいけいてき | 「個々の物事が、一定の秩序(ちつじょ)や規則に従ってまとまりの中に収まっているさま」 |
大衆的 | たいしゅうてき | 「一般の人々に受け入れられるさま」 |
対照的 | たいしょうてき | 「2つの物事の違いが、それぞれの特性を際立たせる関係にあるさま」 |
対称的 | たいしょうてき | 「物の形状や配列に対称が取れているさま」 |
大々的(大大的) | だいだいてき | 「非常に規模の大きいさま」 |
多角的 | たかくてき | 「色々な方面に関係するさま」 |
打算的 | ださんてき | 「物事をする際、自分にとって損か得かを第一に考えるさま」 |
惰性的 | だせいてき | 「今までの習慣を、そのまま維持しようとするさま」 |
多面的 | ためんてき | 「色々な方面から物の在り方を見つめるさま」 |
多目的 | たもくてき | 「色々な目的のために利用できるさま」 |
断続的 | だんぞくてき | 「途切れたり続いたりするさま」 |
端的 | たんてき | 「要点を手っ取り早く示すさま」など |
断片的 | だんぺんてき | 「全体としてのまとまりがなく、切れ切れであるさま」 |
短絡的 | たんらくてき | 「物事を深く考えずに結論を出すさま」 |
致命的 | ちめいてき | 「損害や失敗などが、取り返しがつかないほど重大なさま」など |
抽象的 | ちゅうしょうてき | 「実体がはっきりしない、あやふやなさま」など |
中立的 | ちゅうりつてき | 「どちらの立場にも加担せず、間の立場を取るさま」 |
定期的 | ていきてき | 「物事が一定の期間や間隔を置いて行われるさま」 |
定量的 | ていりょうてき | 「物事の様子または変化などを、数値や数量に直して表すさま」 |
哲学的 | てつがくてき | 「物事の根本的なあり方を探求するさま」など |
典型的 | てんけいてき | 「ある種のものの特徴・性格などをよく表しているさま」 |
天文学的 | てんもんがくてき | 「天文学に関わるさま」など |
投機的 | とうきてき | 「成功するかは分からないが、大きな利益をあてにして物事を行うさま」 |
統計的 | とうけいてき | 「統計に基づいて行うさま」 |
独裁的 | どくさいてき | 「一人の人間の判断で物事すべてが決まってしまうさま」 |
独創的 | どくそうてき | 「他人の真似ではなく、自分で物事を新しく作り出すさま」 |
突発的 | とっぱつてき | 「思いがけないことが突然起こるさま」 |
内向的 | ないこうてき | 「興味や関心が、自分の内部に向かうさま」 |
内面的 | ないめんてき | 「物事の内部に関するさま。内容面・精神面に関するさま」 |
能動的 | のうどうてき | 「自分から他にはたらきかけるさま。自分の意志によって行動するさま」 |
排他的 | はいたてき | 「自分や仲間以外のものを退(しりぞ)けるさま」 |
抜本的 | ばっぽんてき | 「根本の原因を取り除いて、問題や状況を解決しようとするさま」 |
半永久的 | はんえいきゅうてき | 「ほとんど永久であるさま。いつか終わりが来るが、永久に近いぐらいとても長い間続くさま」 |
汎用的 | はんようてき | 「幅広い範囲で用いることができるさま」 |
悲観的 | ひかんてき | 「物事が思うようにいかず、将来への希望や期待を失うさま」 |
微視的 | びしてき | 「物事を全体的にではなく、個別的に微細に観察するさま。ミクロ的」など |
必然的 | ひつぜんてき | 「必ずそうなるさま。当然そうなるべきで、他に考えられないさま」 |
飛躍的 | ひやくてき | 「物事の進歩・発展・向上などが、非常に急激なさま」 |
病的 | びょうてき | 「肉体や精神の状態が正常でないさま」 |
表面的 | ひょうめんてき | 「物事を外側から見たさま。上辺(うわべ)だけのさま」 |
俯瞰的 | ふかんてき | 「物事を広い視野で捉えるさま。物事の全体像を把握して客観的に捉えるさま」 |
副次的 | ふくじてき | 「主となるものに付随して(関係して成り立って)いるさま」 |
物的 | ぶってき | 「物に関するさま。物質的」 |
物理的 | ぶつりてき | 「広さ(空間)・時間・重量など、物事を数量化できる面で捉えるさま」など |
普遍的 | ふへんてき | 「全ての物事に共通して当てはまるさま」 |
文化的 | ぶんかてき | 「文化を取り入れてるさま」など |
閉鎖的 | へいさてき | 「自分自身や仲間内の殻に閉じこもって、外部のものを受け入れようとしないさま」 |
便宜的 | べんぎてき | 「物事を本質的にではなく、都合の良いようにその場しのぎの一時的な方法で処理するさま」 |
変則的 | へんそくてき | 「通常のやり方や規則と異なっているさま」 |
保守的 | ほしゅてき | 「古くからの習慣などを重んじて、急激な変化などに否定的なさま」 |
民主的 | みんしゅてき | 「民主主義の精神や方法に沿っているさま」 |
盲目的 | もうもくてき | 「感情や衝動によって、理性的な判断ができないさま」 |
楽天的 | らくてんてき | 「人生や物事を前向きに捉えて、いつも明るい方に考えていくさま」 |
楽観的 | らっかんてき | 「物事を上手くいくものと考えて心配しないさま」 |
利己的 | りこてき | 「自分の利益だけを追い求めるさま」 |
理性的 | りせいてき | 「本能や感情に左右されず、物事を冷静に筋道を立てて考え、正しく判断・行動するさま」 |
利他的 | りたてき | 「自分を犠牲にしてでも、他人の利益を優先するさま」 |
流動的 | りゅうどうてき | 「その時々の条件によって、物事が変化しやすいさま」 |
猟奇的 | りょうきてき | 「奇怪・異常なものに強く惹(ひ)かれ、それを追い求めるさま。普通ではない異常なさま」 |
良心的 | りょうしんてき | 「良心に従って誠実に行動するさま」 |
論理的 | ろんりてき | 「物事を理屈(物事の筋道)に反しないように順番通りに考えるさま」など |
※1:”〇〇的”は、「〇〇であるさま(=〇〇な様子)」を表します。
※2:”〇〇的”の意味が複数あって、その内の1つの意味だけ特によく用いられる場合は、その意味の横に”⇐一般的によく用いられる”と表記(表記していない場合はどの意味も比較的用いられる)しています。
※3:漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)です。
漢字の読み方の例 【かがくてき、ばけがくてき】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】
【意識的】
読み方:いしきてき
意識的というのは、”自分でもそうと知りながらしているさま。わざとするさま”の意味。
意識的の対義語は、「無意識的(むいしきてき)」です。
例文1 「彼は意識的に間違った答えを書いている」
例文2 「彼女は意識的にAくんが嫌だと思うことをしている」
【意図的】
読み方:いとてき
意図的というのは、”はっきりとした目的を持って、わざとそうするさま”の意味。
意図的の対義語は、「偶発的(ぐうはつてき)」です。
例文1 「僕らが同じグループになったのは、彼によって意図的に仕組まれたものだった」
例文2 「それが意図的に起こされたものなのか、偶然起こったものなのかは分からない」
【衛生的】
読み方:えいせいてき
衛生的というのは、”健康を保ち、病気を防ぐのにふさわしいさま。清潔なさま”の意味。
衛生の対義語は、「不衛生(ふえいせい)」です。
例文1 「この商品は衛生的に管理された場所で製造されている」
例文2 「床に落ちたものを食べるのは衛生的に良くない」
【永続的】
読み方:えいぞくてき
永続的というのは、”ある状態が長続きするさま”の意味。
永続的の対義語は、「一時的(いちじてき)」です。
例文1 「これは永続的な平和のためにやらなければならない」
例文2 「私たちの友好関係が永続的なものになると願っている」
【営利的】
読み方:えいりてき
営利的というのは、”利益を第一とするさま”の意味。
営利の対義語は、「非営利(ひえいり)」です。
例文1 「民間企業が営利的なのは当然のことだ」
例文2 「営利的で質の悪い商品は市場から排除していかなければならない」
【懐疑的】
読み方:かいぎてき
懐疑的というのは、”ある物事に対して疑問を持っているさま”の意味。
懐疑的の対義語は、「盲信的(もうしんてき)」「確信的(かくしんてき)」です。
例文1 「私のいつもの癖で、必要以上に懐疑的になってしまう」
例文2 「この研究は検証等が十分に行われていないため、研究者たちに懐疑的に見られている」
【外交的】
読み方:がいこうてき
外交的というのは、”外国・外部との交渉や交際に関わるさま”の意味。
外交の対義語は、「内政(ないせい)」です。
例文1 「我が国は他国からの圧力により外交的に孤立している」
例文2 「今の仕事を成功させるためには外交的な駆け引きが重要だ」
【外向的】
読み方:がいこうてき
外向的というのは、”興味や関心が、自分以外の外部の物事に向かうさま”の意味。
外向的は性格を表すときによく用いられ、他人に対して積極的に話しかけたり、他人との交流を好むような性格を指します。
外向的の対義語は、「内向的(ないこうてき)」です。
例文1 「彼は外向的な性格で、誰にでも分け隔てなく接するので周囲から好かれている」
例文2 「外向的な人の方が今の世の中は生きやすそうに感じる」
【開放的】
読み方:かいほうてき
開放的というのは、”ありのままを見せて隠し立て(かくしだて)しないさま”の意味。
開放的の対義語は「閉鎖的(へいさてき)」で、開放的の英語は「open(オープン)」です。
例文1 「彼は開放的な性格で、初対面の人ともすぐに仲良くなれる」
例文2 「その町の人間は開放的で、外から来た人間に対しても気さくに接してくれる」
【化学的】
読み方:かがくてき、ばけがくてき
(科学的と区別するために「ばけがくてき」と読むこともあります)
化学的というのは、”化学に関連する性質を有しているさま”の意味。
化学とは、”物質の性質・構造、物質間に起こる反応・変化などを研究する学問のこと”を指します。
化学は、科学(自然科学)の中の1つの学問で、化学の英語は「chemistry(ケミストリー)」です。
例文1 「それは化学的に合成したものと自然界に存在するものの2種類に分類される」
例文2 「この紙にはその物質の化学的な性質が記載されている」
【科学的】
読み方:かがくてき
科学的というのは、
1.考え方などが、きちんとした筋道を立てて、体験・実験に基づく事実によって正しさが立証されているさま
2.自然科学の方法に合っているさま
の意味。
科学とは”一定の目的・方法のもとに様々な事象を観察・実験し、それによって証明された法則や知識を得る活動のこと”で、調べたり研究する対象によって自然科学(化学は自然科学に分類される)・人文科学・社会科学などに分類されます。
(ただ科学というと、一般的には自然科学(物理学・化学・生物学・天文学・地質学など)を指すことが多いです)
科学の対義語は「非科学的(ひかがくてき)」で、科学の英語は「science(サイエンス)」です。
意味1の例文 「心霊現象は科学的には説明のつかない現象であるとされている」
意味2の例文 「私は科学的な知識に乏しいので理解ができない」
【革新的】
読み方:かくしんてき
革新的というのは、”現在の制度・組織・習慣などを新しく変えようとするさま”の意味。
革新的の対義語は「保守的(ほしゅてき)」で、革新的の英語は「innovative(イノベーティブ)」です。
例文1 「当時からするとその技術は革新的で、世界的に注目された」
例文2 「彼の意見は革新的であったが、実現するにはかなりの人手が必要だ」
【革命的】
読み方:かくめいてき
革命的というのは、
1.革命の実現を目指すさま
2.変化が非常に激しいさま。大きな変化をもたらすさま(⇐一般的によく用いられる)
の意味。
革命的(1の意味)の対義語は、「保守的(ほしゅてき)」で、革命的の英語は「revolutionary(レボリューショナリー)」です。
意味1の例文 「彼は革命的な思想を持っている」
意味2の例文 「この革命的な発明で多くの人々を救うことができる」
【画期的】
読み方:かっきてき
画期的というのは、”これまでのものとは大きく異なって、新しい時代が開かれるほど優れたさま”の意味。
画期的の対義語は「因習的(いんしゅうてき)」で、画期的の英語は「innovative(イノベーティブ)」です。
例文1 「それは画期的なアイデアなので、多くの人の注目を集めるだろう」
例文2 「彼が提案したその政策は、当時の我が国では画期的なものだった」
【慣習的】
読み方:かんしゅうてき
慣習的というのは、”長い期間にわたり引き継がれていて、浸透・日常化しているさま”の意味。
慣習の対義語は、「変革(へんかく)」「改革(かいかく)」です。
例文1 「この町では、町民が慣習的にそのイベントに参加している」
例文2 「表記の仕方は慣習的なもので、正式に定められたものではない」
【感傷的】
読み方:かんしょうてき
感傷的というのは、”悲しみや切なさといった感情に心が揺さぶられやすく、涙もろくなっているさま”の意味。
感傷的の英語は「sentimental(センチメンタル)」です。
例文1 「先日見た映画の影響で感傷的になってしまっている」
例文2 「彼女は感傷的になって今にも泣いてしまいそうな表情をしている」
【干渉的】
読み方:かんしょうてき
干渉的というのは、”当事者でもないのに他人のことに立ち入って、自分の意志に従わせようとするさま”の意味。
干渉の対義語は、「放任(ほうにん)」です。
例文1 「彼の干渉的な態度に周囲もうんざりしている」
例文2 「干渉的な考え方をやめるように以前にも彼女に注意している」
【間接的】
読み方:かんせつてき
間接的というのは、”その物事に、他の何かを通してはたらきかけたり関係したりするさま”の意味。
間接的の対義語は「直接的(ちょくせつてき)」で、間接的の英語は「indirect(インダイレクト)」です。
例文1 「彼が事故を起こしてしまったのには、間接的にしろ自分にも責任はあると感じている」
⇒例えば、前日に彼とケンカをして、そのことを彼が思い詰めていたことが不注意のきっかけとなり、彼が交通事故を起こしてしまった
(ケンカ自体が事故の(直接的な)原因ではないが、そのことをきっかけとして(間接的に)事故が起きている)
例文2 「Aくんに注意するときは、彼女を介して間接的に注意させている」
【機械的】
読み方:きかいてき
機械的というのは、
1.機械を活用して物事を行うさま
2.思考や意志を働かせず、機械のように決まった動作を繰り返すさま
3.一律に物事を処理し、親しみを感じさせないさま
の意味。
機械的(2の意味)の対義語は、「恣意的(しいてき)」です。
意味1の例文 「農作業を機械的に行う」
意味2の例文 「彼は機械的に書類に判子を押す」
意味3の例文 「彼女は機械的に受付をこなしている」
【幾何学的】
読み方:きかがくてき
幾何学的というのは、”幾何学に関連のあるさま。特に、形状などが法則的・規則的であるさま”の意味。
幾何学とは、”図形や空間の性質を研究する一部門のこと”を指します。
※上は幾何学的な模様
幾何学的の英語は「geometric(ジオメトリック)」です。
例文1 「曲線と直線を使った幾何学的な模様」
⇒曲線と直線を法則的・規則的に並べて作られた模様のこと
例文2 「敷地にある建物が幾何学的に配置されており、とても不思議な感じがした」
⇒敷地にある建物が法則的・規則的に配置されている
【逆説的】
読み方:ぎゃくせつてき
逆説的というのは、”真理と反対のことを述べているようで、実際には真理をついているさま”の意味。
真理とは、”真実の道理。正しい物事の道筋のこと”を指します。
逆説的は簡単にいうと、”一見すると間違っているように見えるけれど、実は正しいさま”で、逆説的の例として「急がば回れ」や「負けるが勝ち」などが挙げられます。
「急がば回れ」は、急いでいるときほど近道を行きたくなりますが、普段行き慣れていない近道を通ると事故やトラブルに巻き込まれる可能性も高くなるため、結果的に遠回りでも目的地まで安全に早く到着することができます。
「負けるが勝ち」は、何でもかんでも負けた方が良いと言っているわけではなく、時にはわざと負けた方が面倒なトラブルを避けることができたり、無駄なエネルギーを使わずに済むので、結果的に勝つよりも負けた方が良い場合もあることを示しています。
この「急がば回れ」や「負けるが勝ち」のように、”一見すると間違っているように見えるけれど、実は正しいさま”を逆説的と言います。
逆説の対義語は「真説(しんせつ)」で、逆説の英語は「paradox(パラドックス)」です。
例文1 「彼は逆説的な表現を使うことも多いが、理由を聞くと納得できることがほとんどだ」
例文2 「逆説的に見れば、彼のあの時の行動は正しかったといえる」
【客観的】
読み方:きゃっかんてき
客観的というのは、”個人的な感情・解釈などを排除し、当事者ではない第三者の視点から物事を見て判断するさま”の意味。
客観的の対義語は「主観的(しゅかんてき)」で、客観的の英語は「objective(オブジェクティブ)」です。
例文1 「自分は客観的に見たらどのような人物なのだろうか」
⇒周囲の人から見た場合の、自分の人物像を知りたいということ
例文2 「賢い人は、物事を客観的に見ることができている」
⇒A国は個人的に嫌いだから、A国製の商品は全て悪いものに決まっている(客観的ではない)
⇒A国は個人的に嫌いだけど、A国製の商品でも中には使いやすさや安全性のデータから良い品物は存在するといえる(客観的)
【局地的】
読み方:きょくちてき
局地的というのは、”物事がある一定の地域・区域に限られているさま”の意味。
局地的の対義語は、「全国的(ぜんこくてき)」です。
例文1 「天気予報によると、局地的な豪雨による河川の氾濫の恐れがある」
例文2 「北海道の中でも、その動物の生息地は極めて局地的である」
【局部的】
読み方:きょくぶてき
局部的というのは、”全体の中のある限られた部分だけに関係しているさま”の意味。
局部的の対義語は、「全般的(ぜんぱんてき)」です。
例文1 「そこだけ局部的に温度が高くなるため取り扱いの際は注意が必要だ」
例文2 「一見するとそうでもないが、部材に局部的な変形が生じている」
【巨視的】
読み方:きょしてき
巨視的というのは、
1.人間の感覚で直接に識別できる程度(=肉眼で見える程度)の大きさを対象とするさま
2.物事を全体的に広く捉えて見るさま。マクロ的
の意味。
巨視的の対義語は、「微視的(びしてき)」です。
意味1の例文 「巨視的な世界では、物体を構成する粒子の運動などは無視できる」
意味2の例文 「その出来事を巨視的に捉えると、何か見えてくるものがあるはずだ」
【近代的】
読み方:きんだいてき
近代的というのは、
1.近代(封建主義時代(近世)より後の資本主義社会)らしい性質・傾向をもっているさま
2.前の時代にはない新鮮さをもっているさま⇐(一般的によく用いられる)
の意味。
近代とは、”現代。または、現代に近い時代のこと/封建主義時代(近世)より後の資本主義社会のこと”を指します。
近代的の英語は「modern(モダン)」です。
意味2の例文1 「ここに存在する建物は近代的な様式で建てられている」
意味2の例文2 「近代的な技術によって大量生産が可能になっています」
【偶発的】
読み方:ぐうはつてき
偶発的というのは、”偶然に発生するさま。思いがけなく発生するさま”の意味。
偶発的の対義語は、「計画的(けいかくてき)」「意図的(いとてき)」です。
例文1 「その事象が偶発的に発生する可能性はゼロではない」
例文2 「彼らは普段からいい加減な態度だったので、作戦に失敗したのは偶発的なものではないだろう」
【具体的】
読み方:ぐたいてき
具体的というのは、”物事が詳細で明確に示され、曖昧(あいまい)さが排除されてはっきりと知ることができるさま”の意味。
具体的の対義語は、「抽象的(ちゅうしょうてき)」になります。
例文1 「その時、あなたは具体的に何をしていたかを教えていただけますか」
例文2 「具体的にどのような手順で進めていくのかを紙に記載していく」
【経済的】
読み方:けいざいてき
経済的というのは、
1.経済・金銭に関係のあるさま
2.費用や手間などがあまりかからないさま。安上がりなさま
の意味。
経済的の英語は「economic(エコノミック)」です。
意味1の例文 「今はそんなことはないが、あのときは経済的に余裕がなかった」
意味2の例文 「その距離なら新幹線よりも飛行機の方が経済的だ」
【形式的】
読み方:けいしきてき
形式的というのは、
1.形式(物事を行うときの一定のやり方や手続き)に関するさま
2.形式(見かけ。外見)だけを整えて内容のないさま
の意味。
形式的(2の意味)の対義語は「実質的(じっしつてき)」で、形式的の英語は「formal(フォーマル)」です。
意味1の例文 「形式的には誤りはない」
意味2の例文 「形式的な挨拶は必要ない」
【系統的】
読み方:けいとうてき
系統的というのは、”物事を理解・整理が簡単なように、筋道を立てて組み立てられているさま”の意味。
系統的の英語は「systematic(システマティック)」です。
例文1 「何事も系統的に学ぶことが大切だ」
例文2 「系統的な研究によって、少しずつだが判明してきたことがある」
【原始的】
読み方:げんしてき
原始的というのは、”文明が発達せず、自然のままに近いさま”の意味。
例文1 「彼は家にいる友達に来たことを知らせるために、外から大声で叫ぶという原始的な方法をとった」
例文2 「彼らはキャンプへ行って、原始的に近い生活を楽しんでいた」
【献身的】
読み方:けんしんてき
献身的というのは、”自分を犠牲にして、他のために尽くすさま”の意味。
献身的の対義語は、「利己的(りこてき)」「打算的(ださんてき)」です。
例文1 「彼女の献身的な看病のおかげで彼は一命を取り留めた」
例文2 「今の自分があるのは、辛いときも妻が献身的に支えてくれたからだ」
【建設的】
読み方:けんせつてき
建設的というのは、”物事をさらに良くしていこうと、積極的な態度で臨むさま”の意味。
建設的の対義語は、「破壊的(はかいてき)」です。
例文1 「思い返すと、彼が建設的な意見を述べたことは一度もなかった」
例文2 「建設的な議論を重ねてきたことが成功の要因だったと言える」
【高圧的】
読み方:こうあつてき
高圧的というのは、”自分が相手よりも強い立場であることを良いことに、一方的に相手を押さえつけ、従わせようとするさま”の意味。
例文1 「彼氏が店員に高圧的な態度をとっていたのを見て気持ちが冷めた」
例文2 「彼は高圧的で、いつも人を見下しているような最低な奴だ」
【恒久的】
読み方:こうきゅうてき
恒久的というのは、”いつまでも変わらずに続くさま”の意味。
恒久的の対義語は、「一時的(いちじてき)」「暫定的(ざんていてき)」です。
例文1 「私たちは全員が恒久的な平和を願っている」
例文2 「それは恒久的な取り決めで、一時的な契約ではない」
【肯定的】
読み方:こうていてき
肯定的というのは、”物事をその通りであると認めるさま”の意味。
肯定的の対義語は「否定的(ひていてき)」で、肯定的の英語は「positive(ポジティブ)」です。
例文1 「彼は、彼女たちの意見を全て肯定的に捉えていたわけではない」
例文2 「彼の作品の評価は概(おおむ)ね肯定的で、結果的に見れば悪くはなかった」
【後天的】
読み方:こうてんてき
後天的というのは、”生まれてから後に身に備わるさま”の意味。
後天的の対義語は、「先天的(せんてんてき)」です。
例文1 「その病気は後天的に生じたもので、抗生剤による治療が可能だ」
例文2 「彼の技術は後天的に獲得したもので、努力次第で誰でも身につけることができる」
【合法的】
読み方:ごうほうてき
合法的というのは、”法規(法律と規則)に適っているさま”の意味。
合法的の対義語は、「非合法的(ひごうほうてき)」です。
例文1 「これらは合法的に入手したものだから安心してくれ」
例文2 「彼らは合法的に活動していたわけではないから、捕まって当然だ」
【合理的】
読み方:ごうりてき
合理的というのは、”物事の進め方が道理(物事の正しい筋道)に適っていて、無駄がないさま”の意味。
合理的の対義語は、「非合理的(ひごうりてき)」です。
例文1 「彼を仲間にすることは、この計画を合理的に進めていく上で重要だ」
例文2 「私がしたことは合理的に見えて、実はとても愚かなことだった」
【古典的】
読み方:こてんてき
古典的というのは、
1.古典と呼ばれるにふさわしい文化的な価値があるさま
2.古典を重んじ、伝統や様式を尊重(そんちょう)するさま
の意味。
古典とは、”古い時代に作られ、今の時代においても芸術的または歴史的価値のある書物や作品などのこと”を指します。
古典的の対義語は「現代的(げんだいてき)」で、古典的の英語は「classical(クラシカル)」です。
意味1の例文 「それは古典的でとても貴重な資料だから汚さないようにしてくれ」
意味2の例文 「彼らが仕掛けた古典的な罠に引っかかってしまった」
【根本的】
読み方:こんぽんてき
根本的というのは、”物事の最も基礎的な部分に関するさま”の意味。
根本的の対義語は「末梢的(まっしょうてき)」で、根本的の英語は「fundamental(ファンダメンタル)」です。
例文1 「彼の考え方は根本的に間違っている」
例文2 「職場の雰囲気が悪くなる根本的な原因は、君のその態度のせいだということに気付いて欲しい」
【作為的】
読み方:さくいてき
作為的というのは、”わざと行うさま”の意味。
作為の対義語は、「無作為(むさくい)」です。
例文1 「これは事故ではなく、作為的に仕組まれた事件だ」
例文2 「犯人が作為的に間違った情報を流して、人々を混乱に陥れようとしている」
【暫定的】
読み方:ざんていてき
暫定的というのは、”物事が確定するまでの間、一時的に定めるさま”の意味。
暫定的の対義語は、「恒久的(こうきゅうてき)」です。
例文1 「彼は暫定的に会長を務めていただけで、正式に決まっていたわけではない」
例文2 「これは暫定的な処置であり、上の判断次第で彼女への処分がさらに重くなる場合も十分にあり得る」
【恣意的】
読み方:しいてき
恣意的というのは、”その時々の思い付きで気ままに行動するさま”の意味。
恣意的の対義語は、「機械的(きかいてき)」「規則的(きそくてき)」です。
例文1 「彼は恣意的に行動しているようにも見えるが、実はしっかりと考えた上で行動している」
例文2 「それは恣意的に個人が変更してよいものではない」
【嗜虐的】
読み方:しぎゃくてき
嗜虐的というのは、”残虐(ざんぎゃく)なことを好むさま”の意味。
嗜虐的の英語は「sadistic(サディスティック)」です。
例文1 「彼は嗜虐的な性格で、誰も彼に近寄ろうとしなかった」
例文2 「母親から嗜虐的な言葉を浴びせられた私は家から飛び出した」
【自虐的】
読み方:じぎゃくてき
自虐的というのは、”自分で自分を苦しめたり、いじめたりするさま”の意味。
自虐の対義語は「自愛(じあい)」で、自虐的の英語は「masochistic(マゾヒスティック)」です。
例文1 「彼女は精神を病んで自虐的になり、自分を責め続けている」
例文2 「彼は自分の性格の悪さを自虐的に笑いながら話している」
【自主的】
読み方:じしゅてき
自主的というのは、”自分の意志で判断・行動するさま”の意味。
自主的の対義語は「強制的(きょうせいてき)」で、自主的の英語は「voluntary(ボランタリー)」です。
例文1 「この活動は自主的に行っているものだ」
例文2 「彼の上達が早いのは、毎日自主的に遅くまで残って練習しているからだ」
【指数関数的】
読み方:しすうかんすうてき
指数関数的というのは、”(値が大きくなるにつれて急激に数値が増加する指数関数のように)程度や量が急激に増加・大きくなっていくさま”の意味。
指数関数とは”aを1でない正の定数とするとき、y=axで表される関数のこと”です。
簡単にいうと、普通は1、2、3、4、5、…のように少しずつ増加していきますが、例えば”y=2x”の指数関数の場合、xの数を1から順番に増やしていくと、yは2、4、8、16、32、…と急激に大きくなっていきます。
このように指数関数(例えばy=2x)のように、”程度や量が急激に増加・大きくなっていくさま”を指数関数的と言います。
指数関数的の対義語は、「対数関数的(たいすうかんすうてき)」です。
例文1 「1950年以降、その国の人口は指数関数的に増加している」
例文2 「宇宙はビッグバンの直後に指数関数的な膨張を引き起こしたと推定されている」
【持続的】
読み方:じぞくてき
持続的というのは、”ある状態がそのまま続くさま。ある状態を保ち続けるさま”の意味。
持続の対義語は「中断(ちゅうだん)」「中絶(ちゅうぜつ)」「中止(ちゅうし)」で、持続的の英語は「sustainable(サステナブル)」です。
例文1 「企業を持続的に成長させていくためには、優れた仕組みを作り出す必要がある」
例文2 「今後も持続的に農作物を生産していくためには、業務の効率化や自動化が必要だ」
【実質的】
読み方:じっしつてき
実質的というのは、”外見よりも実際の内容が備わっているさま。また、それを重んじるさま”の意味。
実質的の対義語は、「形式的(けいしきてき)」です。
例文1 「来月から給料が上がるが、同じぐらい電気代も上がるので実質的に変化はない」
⇒例えば、給料が1万円上がっても、電気代が1万円増えたら、手元に残るお金は±0円なので変わらない
例文2 「役職的にはリーダーは彼女だが、実質的には彼がリーダーと言えるだろう」
⇒例えば、役職的には彼女がリーダーだが、皆からの信頼やまとめ役としての役割をこなしている彼が実際のリーダーと言える
【実証的】
読み方:じっしょうてき
実証的というのは、”思考だけでなく、体験に基づく事実などによって結論付けられるさま”の意味。
実証的の対義語は、「感覚的(かんかくてき)」「直感的(ちょっかんてき)」「理論的(りろんてき)」です。
例文1 「彼は過去に実証的な研究を数多く発表している」
例文2 「経験が全てではないが、実証的に物事を知るということは非常に重要だ」
【実用的】
読み方:じつようてき
実用的というのは、”実際に役に立つさま”の意味。
実用的の対義語は「趣味的(しゅみてき)」で、実用的の英語は「practical(プラクティカル)」です。
例文1 「それらは実用的なレベルには達していないと判断された」
例文2 「私はプレゼントをもらうなら実用的な物が良い」
【自発的】
読み方:じはつてき
自発的というのは、”物事を自分から進んで行うさま”の意味。
自発的の対義語は「強制的(きょうせいてき)」で、自発的の英語は「voluntary(ボランタリー)」です。
例文1 「その出来事をきっかけに、彼はボランティアに自発的に参加するようになった」
例文2 「ここにいるのは彼の計画を阻止するために自発的に集まったメンバーだ」
【事務的】
読み方:じむてき
事務的というのは、
1.事務に関するさま
2.(事務の作業をこなすように)感情を交えずに物事を処理するさま(⇐一般的によく用いられる)
の意味。
意味2の例文1 「彼の話にはいつも事務的に返事をしている」
意味2の例文2 「職場の人への別れの挨拶は事務的に済ませた」
【社会的】
読み方:しゃかいてき
社会的というのは、”社会に関係するさま。社会性があるさま”の意味。
社会性とは、”責任感や協調性など、他人と関わる場合の態度や、集団の中で適切に行動できる性質のこと”を指します。
社会的の対義語は、「反社会的(はんしゃかいてき)」です。
例文1 「それがもし発表されたら、社会的にも非常に大きな影響があるだろう」
例文2 「必ずしも社会的地位の高い人間=頭の良い人間というわけではない」
【社交的】
読み方:しゃこうてき
社交的というのは、”人との付き合いに慣れていて、付き合い方が上手いさま”の意味。
社交的の対義語は、「非社交的(ひしゃこうてき)」です。
例文1 「彼は社交的な性格で、皆から好かれている」
例文2 「誰もが彼女のように社交的ではないのだから、無理してまでパーティに参加する必要はない」
【写実的】
読み方:しゃじつてき
写実的というのは、”事実をありのままに表現しようとするさま”の意味。
写実的の対義語は「非写実的(ひしゃじつてき)」で、写実的の英語は「realistic(リアリスティック)」です。
例文1 「これは彼の見たままを極めて写実的に描写したものだ」
例文2 「彼女の手によって当時の景観が写実的に描かれている」
【主観的】
読み方:しゅかんてき
主観的というのは、”個人的な感情・解釈・経験などに基づいた、当事者個人の視点から物事を判断するさま”の意味。
主観的は、たとえ同じ事象でも、人によって感じ方や考え方が違うので、その事象への解釈の仕方も異なります。
主観的の対義語は「客観的(きゃっかんてき)」で、主観的の英語は「subjective(サブジェクティブ)」です。
例文1 「主観的には努力次第で達成可能な目標だと感じている」
例文2 「客観的には嫌な会社だが、主観的には嫌な会社だと思ったことはない」
【主体的】
読み方:しゅたいてき
主体的というのは、”自分自身の考えや判断によって行動するさま”の意味。
主体的の対義語は「受動的(じゅどうてき)」で、主体的の英語は「independent(インディペンデント)」です。
例文1 「主体的に学ぼうとしなければ成長することはない」
例文2 「彼らは主体的に研究を行っていたが、支援なしでは研究を続けることができなくなった」
【受動的】
読み方:じゅどうてき
受動的というのは、”他からはたらきを受けるさま。自分の意志からではなく、他に動かされてするさま。受け身であるさま”の意味。
受動的の対義語は「能動的(のうどうてき)」「主体的(しゅたいてき)」で、受動態の英語は「passive(パッシブ)」です。
例文1 「受動的に待ち構えてばかりいては欲しいものを手に入れることはできない」
例文2 「彼は自分から何かをするわけでもなく、夏休み中は受動的で怠惰な生活を送っていた」
【消極的】
読み方:しょうきょくてき
消極的というのは、”自分から進んで物事をしようとしないさま”の意味。
消極的の対義語は「積極的(せっきょくてき)」で、消極的の英語は「negative(ネガティブ)」です。
例文1 「彼の反応からすると、行事に参加するのは消極的だったのではないかと思う」
⇒彼は行事に参加したいとは思っていなかったのではないかと思う
例文2 「メンバーは、彼女のその消極的な姿勢を強く非難している」
【人為的】
読み方:じんいてき
人為的というのは、”自然のままではなく、人間の手が加わるさま”の意味。
人為的の対義語は、「自然的(しぜんてき)」です。
例文1 「現在の我が国の食料不足は、政治によって人為的に引き起こされたものだ」
例文2 「その生物は人為的にこの島に移入された個体で、島の生態系を崩す原因となっている」
⇒その生物が人間によって運ばれてきたのではなく、自然に飛んできて島に棲みついたのなら人為的ではない
【人工的】
読み方:じんこうてき
人工的というのは、”自然と類似の事象を、人間がつくったり起こさせたりするさま”の意味。
人工的の対義語は「自然的(しぜんてき)」で、人工的の英語は「artificial(アーティフィシャル)」です。
例文1 「ある程度発達した雨雲があれば、この方法によって人工的に雨を降らせることができる」
例文2 「農家の人々は、人工的に造られた池から農業用水を引いてきている」
【人道的】
読み方:じんどうてき
人道的というのは、”人間性を重んじ、他人の幸福のために行動するさま”の意味。
例えば、個人的に危険や不利益(金銭や時間など)が生じるかもしれない中で、他人を助けたりする行動を「人道的な行動」と言います。
人道的の対義語は、「非人道的(ひじんどうてき)」です。
例文1 「できるだけ人道的な手段で対応する努力はしている」
例文2 「人道的に見て、彼ほど素晴らしい人物はいない」
【数的】
読み方:すうてき
数的というのは、”数量・数値に関係するさま”の意味。
例文1 「彼らは数的不利を覆しての劇的な勝利を収めた」
例文2 「相手チームは退場者が出て1人少ないので、こちらが数的有利な状況にある」
【生産的】
読み方:せいさんてき
生産的というのは、
1.直接、生産に関わるさま
2.新しく役に立つ物事を生み出したり、発展をもたらしたりするさま
の意味。
生産的(2の意味)の対義語は「非生産的(ひせいさんてき)」で、生産的の英語は「produtive(プロダクティブ)」です。
意味1の例文 「生産的労働者が増えることは国にとっても良いことだ」
意味2の例文 「目標を達成させるために、今後も生産的な話し合いを重ねていきたい」
【精神的】
読み方:せいしんてき
精神的というのは、”精神に関するさま”の意味。
精神的の対義語は、「物質的(ぶっしつてき)」「肉体的(にくたいてき)」「物理的(ぶつりてき)」で、精神的の英語は「psychological(サイコロジカル)」です。
例文1 「彼女は年齢的には大人だが、精神的にはまだ子どものままだ」
例文2 「彼の目標に向かって努力している姿が、私の精神的な支えになっていた」
【世俗的】
読み方:せぞくてき
世俗的というのは、”世間一般に見られるさま。ごく一般的に見られるさま。俗っぽいさま”の意味。
例文1 「彼は今までこのように世俗的な場所に入ったことがなかった」
例文2 「世俗的な価値観が必ずしも正しいとは限らない」
【絶対的】
読み方:ぜったいてき
絶対的というのは、”何物にも比較できない状態・存在であるさま”の意味。
絶対的の対義語は「相対的(そうたいてき)」で、絶対的の英語は「absolute(アブソリュート)」です。
例文1 「彼からの絶対的な信頼を得る」
例文2 「絶対的な評価と相対的な評価における、それぞれのメリット・デメリットを考える」
⇒(絶対的な評価)テストの点数が90点以上であれば、5段階評価の「5」が与えられるような評価の仕方
⇒(相対的な評価)テストの点数が全体の上位10名に入っていれば、5段階評価の「5」が与えられるような評価の仕方
【刹那的】
読み方:せつなてき
刹那的というのは、
1.時間が極めて短いさま。瞬間的
2.あと先を考えず、今この瞬間だけを充実させて生きようとするさま。特に、一時的な目の前の快楽にふけるさま
の意味。
刹那の対義語は、「永劫(えいごう)」「永遠(えいえん)」です。
意味1の例文 「それが刹那的に発光したことで、少しの間、目の前が真っ暗になった」
意味2の例文 「それまで彼は刹那的に生きてきたが、その出来事をきっかけに未来のこともしっかり考えるようになった」
【前衛的】
読み方:ぜんえいてき
前衛的というのは、”時代に先駆けているさま。伝統的な枠組みを超えて、まったく新しい表現方法や思考を追求するさま”の意味。
前衛的の対義語は「前時代的(ぜんじだいてき)」で、前衛的の英語は「avant-garde(アバンギャルド)」です。
例文1 「芸術家たちによって、前衛的な作品が生み出された」
例文2 「その実験は極めて前衛的で、世界中の注目を集めている」
【潜在的】
読み方:せんざいてき
潜在的というのは、”表面には出ないで内部に隠れて存在するさま”の意味。
潜在的の対義語は「顕在的(けんざいてき)」で、潜在的の英語は「potential(ポテンシャル)」です。
例文1 「人間の潜在的に持っている能力はこんなものじゃないはずだ」
例文2 「今までに大きな災害はないが、そこが潜在的に危険な場所であることには変わりない」
【先天的】
読み方:せんてんてき
先天的というのは、”生まれつき身に備わっているさま”の意味。
先天的の対義語は、「後天的(こうてんてき)」です。
例文1 「彼は、他人の痛みを理解する能力が先天的に欠如している」
例文2 「最近の研究では、先天的な要因もあるのではないかと考えられている」
【相対的】
読み方:そうたいてき
相対的というのは、”物事が他との関係・比較の上で成り立ち、どのように存在しているかを示すさま”の意味。
相対的の対義語は「絶対的(ぜったいてき)」で、相対的の英語は「relative(リレイティブ)」です。
例文1 「現在はサイトや動画などで簡単に知識を得ることができるため、本の価値は昔よりも相対的に低下している」
例文2 「テストは58点だったが、クラス平均は40点なので、クラスの中では点数は相対的に高い方だ」
【即物的】
読み方:そくぶつてき
即物的というのは、
1.主観(個人の感情・思考)を排除して、その物事の本質を見極めようとするさま
2.精神的なものよりも金銭などの物質的なものを重視し、現実の利害などを優先して考えるさま
の意味。
意味1の例文 「それについて彼女らは極めて即物的な見方をしている」
意味2の例文 「彼は即物的な生き方をしているため、信頼や友情のようなものは彼にとっては価値が低い」
【対外的】
読み方:たいがいてき
対外的というのは、”外部または外国に対するさま”の意味。
対外的の対義語は、「対内的(たいないてき)」です。
例文1 「あなたのことは対外的には招待客ということにしている」
例文2 「内部の者の犯行となれば、対外的にも非常に面倒なことになる」
【対極的】
読み方:たいきょくてき
対極的というのは、”ある観点から見て、比較対象がまるで正反対であるさま。対極(反対側の極)に位置しているさま”の意味。
例文1 「彼の意見は私の意見とは対極的で、議論は平行線に終わった」
例文2 「彼女は他の人とは対極的で、自ら歩み寄って一人一人に丁寧に挨拶をしていた」
【体系的】
読み方:たいけいてき
体系的というのは、”個々の物事が、一定の秩序(ちつじょ)や規則に従ってまとまりの中に収まっているさま”の意味。
一般的によく用いられる表現として、データなどの個々の情報を、一定の規則(ルール)に従ってまとめる場合、それらを「体系的にまとめる」と表現することができます。
なので簡単にいうと「体系的にまとめる」とは、”色々な情報(個々の物事)を関連付けてまとめること”を指します。
例えば、どんな分野を学ぶにしても個々の情報をバラバラに見ていくのではなく、項目(初級・中級・上級など)ごとにまとめられた情報を見ていく方が分かりやすいですよね。
つまり個々の情報が項目ごとに分けられている「体系的にまとめられた情報」を見た方が理解しやすい、ということです。
体系的の対義語は「個別的(こべつてき)」「分散的(ぶんさんてき)」で、体系的の英語は「systematic(システマティック)」です。
例文1 「体系的に教える方が、生徒たちの理解も早いように感じる」
例文2 「情報量が膨大で、体系的にまとめることは困難を極めた」
【大衆的】
読み方:たいしゅうてき
大衆的というのは、”一般の人々に受け入れられるさま”の意味。
例文1 「これは我が国における大衆的な野菜料理だ」
例文2 「彼がテレビで国民の思いを代弁してくれたことで、大衆的支持を得ている」
【対照的】
読み方:たいしょうてき
対照的というのは、”2つの物事の違いが、それぞれの特性を際立たせる関係にあるさま”の意味。
対照的の対義語は、「類似的(るいじてき)」「同義的(どうぎてき)」です。
例文1 「あの2人はとても仲が良いが、対照的な性格をしている」
⇒例えば、1人が「明るい性格」であれば、もう1人は「暗い性格」をしている
例文2 「こちらとは対照的に、相手チームのコンディションはかなり良さそうだ」
【対称的】
読み方:たいしょうてき
対称的というのは、”物の形状や配列に対称が取れているさま”の意味。
簡単にいうと対称とは、”物の形状や配列が、ある線を境として左右よく似ていること”を指し、対称の対義語は「非対称(ひたいしょう)」になります。
※上は髪型(対称と非対称)のイラスト
対称(左右よく似ている)を英語では「シンメトリー(symmetry)」、非対称(左右異なる)を英語では「アシンメトリー(asymmetry)」と言います。
例文1 「中央の建物を基準として、対称的に出入口が設けられている」
例文2 「彼女の作品は、対称的でバランスの取れた構図が多い」
【大々的(大大的)】
読み方:だいだいてき
大々的というのは、”非常に規模の大きいさま”の意味。
例文1 「この出来事は世界中のメディアによって大々的に報じられた」
例文2 「大々的に宣伝したにも関わらず、新商品は全く売れなかった」
【多角的】
読み方:たかくてき
多角的というのは、”色々な方面に関係するさま”の意味。
多角的の対義語は、「集約的(しゅうやくてき)」です。
例文1 「私は、彼ほど多角的に活動している人を知らない」
例文2 「多角的経営は自分には向いていないことが分かった」
【打算的】
読み方:ださんてき
打算的というのは、”物事をする際、自分にとって損か得かを第一に考えるさま”の意味。
打算的の対義語は、「献身的(けんしんてき)」です。
例文1 「彼は友達というわけではなく、仕事においての打算的な関係だ」
例文2 「打算的な生き方も悪くはないが、自分に正直に生きる方が気持ち良い」
【惰性的】
読み方:だせいてき
惰性的というのは、”今までの習慣を、そのまま維持しようとするさま”の意味。
惰性的の対義語は、「精力的(せいりょくてき)」「意欲的(いよくてき)」「積極的(せっきょくてき)」です。
例文1 「長い間、惰性的で刺激のない生活を送っていた」
例文2 「仕事は惰性的に続けていただけで、いつ辞めても構わなかった」
【多面的】
読み方:ためんてき
多面的というのは、”色々な方面から物の在り方を見つめるさま”の意味。
多面的の対義語は、「一面的(いちめんてき)」です。
例文1 「各委員会からの意見を多面的に取り入れたいと思う」
例文2 「どのような人に対しても多面的な支援をできるようにしたい」
【多目的】
読み方:たもくてき
多目的というのは、”色々な目的のために利用できるさま”の意味。
例文1 「ここの多目的広場は、子どもから大人まで利用できる場所になっている」
例文2 「これは7つの用途で利用できる多目的工具だ」
【断続的】
読み方:だんぞくてき
断続的というのは、”途切れたり続いたりするさま”の意味。
断続的の対義語は、「連続的(れんぞくてき)」です。
例文1 「断続的に降っていた雨は、いつの間にか止んでいた」
例文2 「昨夜から腹部に鋭い痛みが断続的に続いている」
【端的】
読み方:たんてき
端的というのは、
1.明白なさま。はっきりとしているさま
2.要点を手っ取り早く示すさま
の意味。
端的(2の意味)の対義語は、「迂遠(うえん)」「遠回し(とおまわし)」「冗長(じょうちょう)」です。
意味1の例文 「彼女がどう思っているのかが、態度によって端的に現れる」
意味2の例文 「端的に言えば、彼は承認欲求が強いからあのような行動をしている」
【断片的】
読み方:だんぺんてき
断片的というのは、”全体としてのまとまりがなく、切れ切れであるさま”の意味。
断片的の対義語は、「全般的(ぜんぱんてき)」「総括的(そうかつてき)」です。
例文1 「断片的に聞こえた内容によると、どうもこの件には彼が関わっているらしい」
例文2 「もう30年も昔のことだが、当時のことを彼女は断片的ながら覚えていた」
【短絡的】
読み方:たんらくてき
短絡的というのは、”物事を深く考えずに結論を出すさま”の意味。
短絡的の対義語は、「慎重(しんちょう)」「内省的(ないせいてき)」です。
例文1 「君はその短絡的な思考をどうにかするべきだよ」
例文2 「周りのことを考えず思ったことをそのまま口にするのは、短絡的で幼稚な行為だ」
【致命的】
読み方:ちめいてき
致命的というのは、
1.命に関わる(命に到る)さま。命を失いかねないさま
2.損害や失敗などが、取り返しがつかないほど重大なさま
の意味。
意味1の例文 「彼は致命的な傷を負っていたが、奇跡的に回復した」
意味2の例文 「彼女の致命的なミスによって、会社は15億円の損害を受けた」
【抽象的】
読み方:ちゅうしょうてき
抽象的というのは、
1.個々の物事から共通している性質を抜き出して捉えるさま
2.実体がはっきりしない、あやふやなさま(⇐一般的によく用いられる)
の意味。
抽象的(2の意味)の対義語は「具体的(ぐたいてき)」で、中立的の英語は「neutral(ニュートラル)」です。
意味2の例文1 「彼の説明は抽象的で分かりにくい」
意味2の例文2 「内容が抽象的で、具体的に何をすれば良いのかが分からない」
【中立的】
読み方:ちゅうりつてき
中立的というのは、”どちらの立場にも加担せず、間の立場を取るさま”の意味。
例文1 「その発言によって、中立的な立場を守っていた人物が動き出した」
例文2 「彼の中立的な視点からの意見を参考にする」
【定期的】
読み方:ていきてき
定期的というのは、”物事が一定の期間や間隔を置いて行われるさま”の意味。
定期の対義語は、「不定期(ふていき)」です。
例文1 「そのイベントは定期的に開催されている」
例文2 「異常がないか定期的に確認しているから問題はない」
【定量的】
読み方:ていりょうてき
定量的というのは、”物事の様子または変化などを、数値や数量に直して表すさま”の意味。
定量的の対義語は、「定性的(ていせいてき)」です。
例文1 「それらを定量的に評価することができれば、こちら側としてもイメージしやすい」
例文2 「定量的にモデル化した情報を提供してもらえると助かる」
【哲学的】
読み方:てつがくてき
哲学的というのは、
1.哲学(物事の根本的なあり方を探求する学問)に関するさま
2.物事の根本的なあり方を探求するさま
の意味。
意味1の例文 「彼が生み出した哲学的著作はいくつもある」
意味2の例文 「彼は休みの間、人間とは何かについて哲学的に考えていた」
【典型的】
読み方:てんけいてき
典型的というのは、”ある種のものの特徴・性格などをよく表しているさま”の意味。
典型的の対義語は、「例外的(れいがいてき)」です。
例文1 「それはこの病気の典型的な症状だ」
例文2 「彼の性格は、現代における日本の若者の典型的な例と言えるだろう」
【天文学的】
読み方:てんもんがくてき
天文学的というのは、
1.天文学に関わるさま
2.値や金額が、天文学の分野で扱われるような桁外れ(けたはずれ)な大きさであるさま
の意味。
意味1の例文 「彼は天文学的な知識を必要とする仕事に就いている」
意味2の例文 「その計画に天文学的数字ともいえる巨額の金が使われていた」
【投機的】
読み方:とうきてき
投機的というのは、”成功するかは分からないが、大きな利益をあてにして物事を行うさま”の意味。
例文1 「そんな投機的な計画に金は貸せない」
例文2 「彼は運良く投機的な取引で大金を手に入れたが、事業に失敗して借金をしてしまう」
【統計的】
読み方:とうけいてき
統計的というのは、”統計に基づいて行うさま”の意味。
統計とは、”集団を構成する個々の要素の分布を調べ、その集団の性質・状態などを数値として表すこと。また、それによって表されたもの”を指します。
※上は統計で用いられる様々なグラフ
例えば「全体の中での構成比を見たい」場合は円グラフ、「構成比を比較して見たい」場合は帯グラフなど、統計ではその目的に合ったグラフや表を用いることで分かりやすく表現されます。
例文1 「飲食業は、統計的に見ると、他の職業に比べて平均年収が低い」
例文2 「そういったことを統計的に調べるのは難しい」
【独裁的】
読み方:どくさいてき
独裁的というのは、”一人の人間の判断で物事すべてが決まってしまうさま”の意味。
独裁的の対義語は、「民主的(みんしゅてき)」です。
例文1 「今の独裁的な政権では、未来に希望なんて持てない」
例文2 「彼は独裁的ではあったが、以前よりも市民の生活が良くなっているため、彼への批判はほとんどない」
【独創的】
読み方:どくそうてき
独創的というのは、”他人の真似ではなく、自分で物事を新しく作り出すさま”の意味。
独創の対義語は、「模倣(もほう)」で、独創的の英語は「original(オリジナル)」です。
例文1 「彼の独創的な発想にはいつも驚かされている」
例文2 「私は、彼女ほど独創的で才能のある芸術家を知らない」
【突発的】
読み方:とっぱつてき
突発的というのは、”思いがけないことが突然起こるさま”の意味。
突発の対義語は、「平常(へいじょう)」です。
例文1 「この事件は突発的なものなのか、それとも計画的なものなのか」
例文2 「突発的なトラブルに対応していたら遅くなってしまった」
【内向的】
読み方:ないこうてき
内向的というのは、”興味や関心が、自分の内部に向かうさま”の意味。
内向的は性格を表すときによく用いられ、他人と積極的にコミュニケーションを取るのが苦手で、一人で過ごす時間を好むような性格を指します。
内向的の対義語は、「外向的(がいこうてき)」です。
例文1 「私は内向的な性格で、外出すると他の人よりも多くのエネルギーを消耗してしまう」
例文2 「彼は昔は内向的で口数が少なかったが、社会人になってからは社交的になった」
【内面的】
読み方:ないめんてき
内面的というのは、”物事の内部に関するさま。内容面・精神面に関するさま”の意味。
内面的の対義語は、「外面的(がいめんてき)」です。
例文1 「それは家庭の内面的な事情だから、簡単に他人が踏み込むことはできない」
例文2 「内面的に安定した生活があって、初めて充実していると感じるものだ」
【能動的】
読み方:のうどうてき
能動的というのは、”自分から他にはたらきかけるさま。自分の意志によって行動するさま”の意味。
能動的の対義語は、「受動的(じゅどうてき)」で、能動的は英語で「active(アクティブ)」です。
例文1 「能動的な人の方が幸せかというと、必ずしもそのようには感じない」
例文2 「彼は日頃から能動的に運動しているため、年をとっても周りと比べて若々しい」
【排他的】
読み方:はいたてき
排他的というのは、”自分や仲間以外のものを退(しりぞ)けるさま”の意味。
排他的の対義語は、「協調的(きょうちょうてき)」です。
例文1 「彼はとても排他的だったので、周囲に彼を批判する人はほとんどいなかった」
例文2 「彼女は排他的で他人に無関心だと思っていたが、実際はとても協調的で誰であっても気さくに話していた」
【抜本的】
読み方:ばっぽんてき
抜本的というのは、”根本の原因を取り除いて、問題や状況を解決しようとするさま”の意味。
例文1 「あなたのその考え方を抜本的に変えていかなければならない」
例文2 「そんな小手先だけの変更ではなく、抜本的な制度の見直しが必須だ」
【半永久的】
読み方:はんえいきゅうてき
半永久的というのは、”ほとんど永久であるさま。いつか終わりが来るが、永久に近いぐらいとても長い間続くさま”の意味。
例文1 「外部からの強い衝撃がないかぎり、これは半永久的に稼働し続けることができる」
例文2 「半永久的に続くかに見えた条約も、10年足らずであちら側から一方的に破られた」
【汎用的】
読み方:はんようてき
汎用的というのは、”幅広い範囲で用いることができるさま”の意味。
汎用の対義語は、「専用(せんよう)」「専門(せんもん)」「特化(とっか)」です。
例文1 「この製品は非常に汎用的で、最新バージョンだけでなく古いバージョンでも使用することができる」
例文2 「どのような問題に対しても汎用的に対応できるように設計されている」
【悲観的】
読み方:ひかんてき
悲観的というのは、”物事が思うようにいかず、将来への希望や期待を失うさま”の意味。
悲観的の対義語は、「楽観的(らっかんてき)」です。
例文1 「私から見れば、彼女の状況はそれほど悲観的になるものではないように思えた」
例文2 「考えれば考えるほど悲観的になってしまうので、そういうときは自分の好きなことを考えるようにしている」
【微視的】
読み方:びしてき
微視的というのは、
1.人間の感覚で識別できないほど微細であるさま。顕微鏡(けんびきょう)で見なければ識別できないほど小さいさま
2.物事を全体的にではなく、個別的に微細に観察するさま。ミクロ的
の意味。
微視的の対義語は、「巨視的(きょしてき)」です。
意味1の例文 「巨視的に見れば単純なものでも、微視的に見れば複雑な構造をしている場合もある」
意味2の例文 「もっと微視的な見方で、全体ではなく一つ一つに注目して分析した方が良い」
【必然的】
読み方:ひつぜんてき
必然的というのは、”必ずそうなるさま。当然そうなるべきで、他に考えられないさま”の意味。
必然的の対義語は、「蓋然的(がいぜんてき)」「偶然的(ぐうぜんてき)」です。
例文1 「条件が同じなら、何度やっても必然的に同じ結果になる」
例文2 「誰であっても自分を成長させるためには、必然的に正しい方向を向いた努力が必要だ」
【飛躍的】
読み方:ひやくてき
飛躍的というのは、”物事の進歩・発展・向上などが、非常に急激なさま”の意味。
例文1 「そのコンテンツを発信した影響で、登録者数が飛躍的に伸びた」
例文2 「彼の助言により、試作品の性能が飛躍的に向上した」
【病的】
読み方:びょうてき
病的というのは、”肉体や精神の状態が正常でないさま”の意味。
病的の対義語は、「健康的(けんこうてき)」です。
例文1 「彼は普通の人よりも少食なのに、病的なまでに太りやすい」
例文2 「彼女は病的ともいえるほどの潔癖症で、いつもトイレの後は何度も何度も手を洗っている」
【表面的】
読み方:ひょうめんてき
表面的というのは、”物事を外側から見たさま。上辺(うわべ)だけのさま”の意味。
表面的の対義語は、「外面的(がいめんてき)」です。
例文1 「表面的に問題は解決したように見えるが、実際のところ問題は悪化しているように感じる」
例文2 「彼は表面的には至って真面目な好青年だが、裏では相当性格の悪い行いをしている」
【俯瞰的】
読み方:ふかんてき
俯瞰的というのは、”物事を広い視野で捉えるさま。物事の全体像を把握して客観的に捉えるさま”の意味。
俯瞰的の対義語は、「近視眼的(きんしがんてき)」です。
例文1 「その状況を俯瞰的に見ていたのは彼だけで、だからいち早くその状況の異常さに気付くことができた」
例文2 「自分の現在の状況を俯瞰的に捉えて、解決すべき優先度の高い問題から処理していく」
【副次的】
読み方:ふくじてき
副次的というのは、”主となるものに付随して(関係して成り立って)いるさま”の意味。
副次的の対義語は、「主要(しゅよう)」「一次的(いちじてき)」です。
例文1 「自分の夢を叶えることができれば、学校の成績なんて副次的なものだ」
例文2 「この活動の本来の目的は運動能力の向上であったが、副次的に脳機能の改善も見られた」
【物的】
読み方:ぶってき
物的というのは、”物に関するさま。物質的”の意味。
物的の対義語は、「心的(しんてき)」「人的(じんてき)」です。
例文1 「彼に罪を認めさせるために物的な証拠を集める」
例文2 「実際にその活動によって、こちらは物的被害を受けているので抗議する権利はある」
【物理的】
読み方:ぶつりてき
物理的というのは、
1.物理学に関するさま。物理学の法則に沿っているさま。物理学的
2.広さ(空間)・時間・重量など、物事を数量化できる面で捉えるさま
の意味。
物理学の法則とは”物理学の中で提唱されている法則のこと”を指し、例えば「エネルギー保存の法則」「万有引力の法則」「ベルヌーイの定理(ベルヌーイの法則)」のような法則が挙げられます。
物理的(1の意味)の対義語は「精神的(せいしんてき)」、物理的(2の意味)の対義語は「論理的(ろんりてき)」です。
意味1の例文 「彼の言っていることは、物理的な法則に反している」
意味2の例文 「物理的に不可能ではないが、莫大なコストと時間が必要なので実行する価値はない」
【普遍的】
読み方:ふへんてき
普遍的というのは、”全ての物事に共通して当てはまるさま”の意味。
普遍の対義語は「特殊(とくしゅ)」で、普遍的の英語は「universal(ユニバーサル)」です。
例文1 「生き物がいずれ死ぬということは、普遍的な事実である」
例文2 「彼の考え方は、人間が普遍的に持っている考え方なので間違ったことは言っていない」
【文化的】
読み方:ぶんかてき
文化的というのは、
1.文化に関係のあるさま
2.文化を取り入れてるさま
の意味。
文化とは簡単にいうと”人間によって作り出されたもの”を指し、例えば地域の伝統・水道や電気などのインフラ・インターネットのように色々なものが挙げられます。
意味1の例文 「我が国では様々な人種の人が住んでいたり、様々な言語を話していたりと文化的多様性がある」
意味2の例文 「この活動は、私たちが文化的な生活を送るためには必要なことだ」
【閉鎖的】
読み方:へいさてき
閉鎖的というのは、”自分自身や仲間内の殻に閉じこもって、外部のものを受け入れようとしないさま”の意味。
閉鎖的の対義語は「開放的(かいほうてき)」で、閉鎖的は英語で「closed(クローズド)」です。
例文1 「閉鎖的な環境では、いじめは起こりやすいとされている」
例文2 「彼はとても閉鎖的な性格で、自分が気に入らない人とは一切話そうとしない」
【便宜的】
読み方:べんぎてき
便宜的というのは、”物事を本質的にではなく、都合の良いようにその場しのぎの一時的な方法で処理するさま”の意味。
便宜の対義語は、「不便(ふべん)」「不都合(ふつごう)」です。
例文1 「考える時間があまりなかったので、便宜的にその名称をつけた」
例文2 「便宜的な処置ではなく、その問題を本質的に解決するための手段を講じていただきたい」
【変則的】
読み方:へんそくてき
変則的というのは、”通常のやり方や規則と異なっているさま”の意味。
変則的の対義語は、「規則的(きそくてき)」で、変則的は英語で「irregular(イレギュラー)」です。
例文1 「彼の作業のやり方は変則的ではあるが、慣れればそっちの方が早く終わる」
例文2 「単純な攻撃だけでなく、変則的で多彩な攻撃をするのが勝利するためのコツ」
【保守的】
読み方:ほしゅてき
保守的というのは、”古くからの習慣などを重んじて、急激な変化などに否定的なさま”の意味。
保守的の対義語は「進歩的(しんぽてき)」「革新的(かくしんてき)」「革命的(かくめいてき)」で、保守的は英語で「conservative(コンサバティブ)」です。
例文1 「我が国では保守的な人が多く、新しいことに挑戦しようという気持ちの人が少ない」
例文2 「安定を求めてしまうと、リスクを取らない保守的な考え方になってしまう」
【民主的】
読み方:みんしゅてき
民主的というのは、”民主主義の精神や方法に沿っているさま”の意味。
民主主義とは、”国民の自由と平等を尊重し、(国民全体の利益・幸福のために)国民の手によって政治を行い、社会を築こうとする考え方のこと”を指します。
選挙は、私たち国民が政治に参加し、主権者として自分の意思を政治に反映させることができるため、民主主義の基本であり、とても重要な役割を果たします。
(日本は民主主義国家で、民主主義は英語で「democracy(デモクラシー)」です)
民主的の対義語は、「独裁的(どくさいてき)」です。
例文1 「議会議長を民主的に選出する」
例文2 「民主的改革の一環として、国の憲法改正を求めることが発表された」
【盲目的】
読み方:もうもくてき
盲目的というのは、”感情や衝動によって、理性的な判断ができないさま”の意味。
盲目的の対義語は、「理性的(りせいてき)」です。
例文1 「彼女はA君のことが好きで、A君のことを盲目的に信頼している」
例文2 「これは運命なのだと思って、彼の言うことを盲目的に受け入れた」
【楽天的】
読み方:らくてんてき
楽天的というのは、”人生や物事を前向きに捉えて、いつも明るい方に考えていくさま”の意味。
楽天的の対義語は、「厭世的(えんせいてき)」
例文1 「彼は楽天的な性格で、どんなに辛いことがあっても挫(くじ)けることはなかった」
⇒例えば、彼は辛いことがあっても、それを乗り越えたら自分はもっと成長できると前向きに捉えていたので挫けることはなかった
例文2 「楽天的で明るく振る舞う彼女を見ていると、何だかこちらも元気になってくる」
【楽観的】
読み方:らっかんてき
楽観的というのは、”物事を上手くいくものと考えて心配しないさま”の意味。
楽観的よりも楽天的の方がプラスのイメージで使われることが多く、楽観的は「物事を深く考えていない。後先を考えていない」のようなマイナスな意味で使われることも多いです。
楽観的の対義語は、「悲観的(ひかんてき)」です。
例文1 「時には楽観的でいるのも大事だが、いつも楽観的でいるのは違うように感じる」
例文2 「楽観的に計画を進めていったが、すぐに重大な問題が発生した」
【利己的】
読み方:りこてき
利己的というのは、”自分の利益だけを追い求めるさま”の意味。
利己的の対義語は、「利他的(りたてき)」「献身的(けんしんてき)」です。
例文1 「チームで仕事をしているのだから、利己的な行動は控えてくれ」
例文2 「人間なら誰しも少なからず利己的な部分は持っている」
【理性的】
読み方:りせいてき
理性的というのは、”本能や感情に左右されず、物事を冷静に筋道を立てて考え、正しく判断・行動するさま”の意味。
理性的の対義語は、「感情的(かんじょうてき)」「盲目的(もうもくてき)」です。
例文1 「彼は常に理性的で、感情的になっているのを見たことがない」
例文2 「物事を理性的に判断することができるのは、賢い人の特徴のひとつだ」
【利他的】
読み方:りたてき
利他的というのは、”自分を犠牲にしてでも、他人の利益を優先するさま”の意味。
利他的の対義語は、「利己的(りこてき)」です。
例文1 「彼女はとても利他的で、困っている人がいると放っておけない性格をしている」
例文2 「あのとき彼を助けたのは利他的なものではなく、自分の中でどうしても譲れないものがあったからだ」
【流動的】
読み方:りゅうどうてき
流動的というのは、”その時々の条件によって、物事が変化しやすいさま”の意味。
流動的の対義語は、「固定的(こていてき)」です。
例文1 「その2名を中心に、仕事内容によって他のメンバーは流動的に入れ替わることが多い」
例文2 「貨幣の価値が流動的であるため、貯金だけした方が良いとは一概に言えない」
⇒貨幣の価値が周りの状況によって変化しやすいため、(自分の持っている貨幣価値が下がる可能性があるので)貯金だけをしていた場合に資産が目減りするかもしれない
【猟奇的】
読み方:りょうきてき
猟奇的というのは、”奇怪・異常なものに強く惹(ひ)かれ、それを追い求めるさま。普通ではない異常なさま”の意味。
現在では奇怪・異常なものは、特に”残忍・残酷・グロテスクなもの”という意味合いで用いられることも多いです。
例文1 「彼は猟奇的な性格の持ち主で、過去に何度も異常な行動を起こしていた」
例文2 「その映画は猟奇的すぎる内容で問題視され、公開から1週間も経たずに上映が中止された」
【良心的】
読み方:りょうしんてき
良心的というのは、”良心に従って誠実に行動するさま”の意味。
良心とは、”善悪を判断して、正しく行動しようとする心のはたらきのこと”を指します。
良心の対義語は、「悪意(あくい)」「悪心(あくしん)」です。
例文1 「今回の件で気付いたのだが、去年に彼がしてくれた対応はとても良心的だったのかもしれない」
例文2 「その活動は良心的な医師たちによって行われていたため、汚職などの汚い話は何一つ出てこなかった」
【論理的】
読み方:ろんりてき
論理的というのは、
1.論理に関するさま
2.物事を理屈(物事の筋道)に反しないように順番通りに考えるさま(⇐一般的によく用いられる)
の意味。
論理とは、”物事を理解するために、事実や根拠などから思考を進めていく筋道のこと”を指します。
論理的の対義語は「非論理的(ひろんりてき)」「直感的(ちょっかんてき)」で、論理的の英語は「logical(ロジカル)」です。
(論理は英語で「logic(ロジック)」)
意味1の例文 「論理的な問題について書かれた本を購入する」
意味2の例文 「彼女の説明は非常に論理的で、博士の導き出した答えとほとんど同じものだった」
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど