このページでは一般的にひらがなで表記される言葉の難読漢字について簡単に一覧にしてまとめています。

 

 

目次

一般的にひらがなで表記される言葉の難読漢字(一覧)

 

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一般的にひらがなで表記される言葉の難読漢字(一覧)

※1:漢字表記や漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)。

 

漢字表記の例 【恰も、宛も】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記、比較して一般的に使われることが少ない漢字表記】

 

漢字の読み方の例 【くすぶる、いぶる】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】

 

※2:意味が複数ある場合は、”「~」など”のように一般的に用いられることが多い意味(「~」)を優先して表記しています。

 

※3:読み方に()がついている場合は、一般的には()内の読み方で用いられることがほとんど(()内の読み方の意味は表記していません)。

 

例 【いざなう(さそう)】 ⇒ 【一般的にはひらがな表記の読み方(一般的に使われる読み方)】

 

漢字 読み方 意味など
呷る あおる 「酒などを一気に飲むこと」
足掻く あがく 「活路を見いだそうとして必死に努力すること」など
贖う あがなう 「罪の償(つぐな)いをすること」
崇める あがめる 「尊いものとして敬(うやま)うこと」
商う あきなう 「商売として品物を売り買いすること」
倦ねる あぐねる 「物事が思うように進められず、どうしたら良いか分からなくなること」
論う あげつらう 「些細(ささい)な欠点や短所などを取り上げて言い立てること」
嘲る あざける 「馬鹿にして悪く言ったり笑ったりすること」
与る あずかる 「物事に関わりを持つこと。関係すること」など
褪せる あせる 「光線が当たったり、時間が経ったりして、元々の色・つやが薄くなること」など
恰も、宛も あたかも 「あるものが他によく似ていること。まるで」など
婀娜めく あだめく 「(女が)色っぽく見えること」
誂える あつらえる 「注文して自分の希望通りに作らせること」
艶やか あでやか 「(女性の容姿や動作が)色っぽくて美しいさま」
充てる あてる 「人員・時間・金銭・物品などを、うまく割り当てること」
後退る あとずさる 「前を向いたまま後ろに下がること」
強ち あながち 「(”強ち~ない”のように下に打ち消しの語を伴う形で)物事を断定しきれない気持ちを表す語。必ずしも。一概に」
炙る あぶる 「火に当てて軽く焼くこと」など
剰え あまつさえ 「好ましくない物事や状況が重なるさま。その上に。おまけに」
遍く、普く あまねく 「漏れなく全てに及んでいるさま」
肖る あやかる 「自分が望んでいる状態にある人から影響を受けて同様の状態になること」
予め あらかじめ 「特定の物事が起こる前から。前もって」
灼たか あらたか 「神や仏からのご利益(りやく)が著しく現れるさま」。霊験灼たか(れいげんあらたか)
或いは あるいは 「同類の物事の中のどれか一つであることを表す。または。もしくは」など
如何 いかが 「相手の気持ちや意見を尋ねるときに用いる語」など
厳つい いかつい 「見た目や形などが、ごつごつしていて柔らかみがないこと」
啀む いがむ 「動物が牙を剥(む)き出しにして噛みつこうとすること」
諍い いさかい 「言い争い。喧嘩(けんか)のこと」
些か、聊か いささか 「量や程度の少ないさま。重大でないさま」
誘う いざなう(さそう) 「誰かに何かをするように勧めること」
諌める、諫める いさめる 「(主に目上の人に対して)欠点を指摘して改めるように言うこと」
苛める いじめる 「弱いものを意識的に苦しめたり困らせたりすること」など
弄る いじる 「指先や手で触ったり動かしたりすること」など
何れ いずれ 「あまり遠くない将来。そのうちに」など
悼む いたむ 「人の死を悲しみ嘆(なげ)くこと」
厭う いとう 「嫌だと思って避けること」
稚い、幼い いとけない 「年齢が若く、無邪気で可愛いこと。あどけない」。幼いは、「おさない」と読むことがほとんど
往なす いなす 「相手の攻撃や追及を軽く躱(かわ)すこと」など
訝しむ いぶかしむ 「疑わしいと思うこと。怪しいと感じること」
愛い うい 「(目下の人に対して用いられることが多い)可愛いこと。健気なこと。感心なこと」
穿つ うがつ 「穴をあけること」など。穿った見方(うがったみかた)
蠢く うごめく 「虫が這(は)うように、もぞもぞと動くこと」
疼く うずく 「傷口などが脈打つように痛むこと。ずきずき痛むこと」など
蹲る、踞る うずくまる 「体を丸くしてしゃがみ込むこと」など
嘯く うそぶく 「とぼけて知らないふりをすること」など
茹だる うだる 「暑さで体がぐったりすること」
俯く うつむく 「顔を下に向けること。下を向くこと」
疎い うとい 「(”~に疎い”の形で)その物事についての知識や理解が不十分であること」など
魘される うなされる 「恐ろしい夢などを見て、眠ったまま苦しそうな声を立てること」
唸る、呻る うなる 「苦しい時に言葉にならない低い声を出すこと」など
自惚れる うぬぼれる 「自分の能力を過信し、自分を優れていると思うこと」
畝る うねる 「大きく緩(ゆる)やかに右に左に曲がっていたり、上がり下がりしていること」
呻く うめく 「痛みや苦しみのあまり、低い声を発すること」など
恭しい うやうやしい 「非常に礼儀正しく、丁寧であるさま」
五月蝿い、五月蠅い うるさい 「音や声が大きくて不快であること」など
麗しい うるわしい 「(形・容姿・色などが)魅力的で美しいこと」など
狼狽える うろたえる 「予想外の事態にどうしていいか分からず、驚いたり慌てたりして取り乱すこと」
彷徨く うろつく 「目的もなくあちこち歩き回ること」
於いて おいて 「(”~に於いて”の形で)関係のある範囲を示す語のこと」など
可笑しい おかしい 「バカバカしくて笑いたくなること」など
冒す おかす 「危険や困難を覚悟のうえで、あえて行うこと」など
於ける おける 「(”~に於ける”の形で)~についての。~に関しての」など
烏滸がましい、痴がましい おこがましい 「身の程を弁(わきま)えず、出しゃばったりすること」
怠る おこたる 「すべきことをしないでいること。怠(なま)けること」など
驕る おごる 「地位・権力・財産・才能などを誇って、思い上がった振る舞いをすること」
悍ましい おぞましい 「不快で嫌な感じがすること」
戯ける おどける 「他人を笑わせようとバカバカしいことを言ったり、ふざけたりすること」
貶める おとしめる 「劣ったものとしてバカにすること。見下すこと」など
戦く おののく 「恐怖・寒さなどで体が震えること」
夥しい おびただしい 「数や量が非常に多いこと」など
徐に おもむろに 「ゆっくりと静かに行動を起こすさま」
凡そ およそ 「物事のだいたいのところ。約」など
疎か おろそか 「物事をいい加減に済ませたり、軽く扱ったりして、真面目に取り組まないさま」

 

 

漢字 読み方 意味など
却って かえって 「予想とは反対になるさま。逆に」
拘う、係う かかずらう 「些細(ささい)なことやつまらないことに拘(こだわ)ること」など
屈む かがむ 「腰や膝(ひざ)を折り曲げて姿勢を低くすること」など
嗅ぐ かぐ 「鼻でにおいを感じとること」
託ける かこつける 「直接関係のない他の事柄を口実にすること。その物事のせいにすること」
嵩む かさむ 「体積・分量・数量などが増えること」。嵩張る(かさばる)
悴む かじかむ 「寒さのために、手足が凍(こご)えて思うように動かなくなること」
傾げる かしげる 「傾けること。斜めにすること」
畏まる かしこまる 「恐れ入り、慎(つつし)んだ態度・姿勢になること」など
傅く かしずく 「人に仕えて世話をすること」など
姦しい かしましい 「うるさいこと。耳障(みみざわ)りであること。喧(やかま)しいこと」
齧る、囓る かじる 「固いものを歯で噛(か)むこと」など
微か かすか 「ほんの少しであるさま」
幽か かすか 「あるかないかはっきりとは認められないさま」
掠る かする 「通過するときに軽く触れること」など
忝い、辱い かたじけない 「感謝に堪(た)えないこと。ありがたい」など
傍ら かたわら 「すぐ近く。傍(そば)」など
拐かす、勾引かす かどわかす 「力ずくや騙(だま)すなどして人を連れ去ること。誘拐(ゆうかい)すること」
予て かねて 「前もって。あらかじめ。前々からずっと」
庇う かばう 「他から害を受けないように、守ること」
感ける かまける 「一つの事だけに心をとらわれること」
揶揄う からかう 「相手を困らせたり怒らせたりするような言動をして面白がること」
搦める からめる 「紐(ひも)などで縛ること。捕らえて縛ること」
躱す かわす 「ぶつからないように体の位置をずらして避けること」など
甲高い かんだかい 「声・音の調子が高くて鋭いこと」
芳しい かんばしい 「香りが良いこと」など
軋む きしむ 「物と物とがすれ合って、きしきし、みしみしなどと音を立てること」
帰す きす 「最終的に一つのところに落ち着くこと」など
来す きたす 「ある結果や状態を生じさせること」
屹度、急度 きっと 「話し手の決意や確信、または強い要望などを表す語のこと」
究める きわめる 「物事を深く研究して、本質を掴(つか)むこと」
括る くくる、くびる (くくる)「物事にまとまりをつけること」など、(くびる)「紐などでくくり締めること」
奇しくも くしくも 「不思議にも。偶然にも」
擽る くすぐる 「皮膚に軽く触れて刺激し、むずむずして笑いたくなるような感じを起こさせること」など
燻る くすぶる、いぶる (くすぶる)「地位や生活がいっこうに良くならないでいること」など、(いぶる)「火が勢いよく燃えずに煙ばかりが出ること」
件の くだんの 「前に述べた事柄を互いが承知したものとして指す語。例の」
口遊む くちずさむ 「歌やメロディなどを思いつくままに口にしたり歌ったりすること」
寛ぐ くつろぐ 「何も気にかかることがなく、心身ともにゆったりすること」
諄い くどい 「同じことをしつこく繰り返すこと。長々しくうるさいこと」など
口説く くどく 「異性に対して、愛情を打ち明け、言い寄ること」など
焼べる くべる 「火に入れて燃やすこと」
隈無く くまなく 「隅々(すみずみ)まで残すところなく行うさま」
与する くみする 「考えに賛成して仲間になること」など
汲む くむ 「水などをすくい取ること」など
燻らす、薫らす くゆらす 「煙を緩(ゆる)やかに立たせること」
晦ます、暗ます くらます 「姿や所在を分からないようにすること」など
繰る くる 「長いものを巻き取ること」など。手繰る(たぐる)
包む くるむ(つつむ) 「全体を巻くように包(つつ)み込むこと」
咥える、銜える くわえる 「唇(くちびる)や歯で軽く挟んで支えること」
気圧される けおされる 「相手の迫力や勢いに圧倒されて気後(きおく)れすること」
嗾ける けしかける 「人を唆(そそのか)して、自分の思い通りに行動するように仕向けること」など
貶す けなす 「何かと欠点を挙げて悪く言うこと」
痩ける こける 「肉が落ちて痩(や)せ細ること」
転ける こける 「転ぶこと。倒れること」など
小賢しい こざかしい 「要領よく振る舞っていること。ずるくて抜け目がないこと」など
拵える こしらえる 「形のあるものを作り上げること」など
拗れる こじれる 「思うように合わなくなること」など
狡い こすい(ずるい) 「自分が得するように不正な手段を用いたり、要領よく振る舞うさま」など
擦る こする、さする、なする(する) (こする)「ある物を他の物に押し付けて動かすこと」、(さする)「手のひらなどで体や物の表面を、繰り返し軽くこすること」、(なする)「責任や罪などを他の人に負わせること」など。擦り付ける(なすりつける)
挙って こぞって 「一人残らず。全員で」
拘る こだわる 「物事に妥協(だきょう)せず、とことん追求すること」など
熟す こなす(じゅくす) 「思いのまま自在に扱うこと」など
零れる、溢れる こぼれる 「容器からあふれたり、漏れたりして外に流れ出ること」。溢れるは、「あふれる」と読むことがほとんど
細切れ、小間切れ こまぎれ 「細かく切ること。また、その切ったもののこと」など
拱く こまねく 「(”手を拱く、腕を拱く”の形で)何もしないで、ただそばで見ていること」など

 

 

漢字 読み方 意味など
苛む さいなむ 「叱(しか)ったり、責め立てたりすること」など
囀る さえずる 「ぺちゃくちゃと喧(やかま)しく喋(しゃべ)ること」など
冴える さえる 「頭の働きや体の調子などがはっきりすること」など
遡る さかのぼる 「物事をたどって過去や根本に立ち返ること」など
囁く ささやく 「小声でひそひそと話すこと」
流離う さすらう 「目的もなく歩き回ること」
嘸かし さぞかし 「(”さぞ”を強めていう語)きっと」
宛ら さながら 「そっくり。まるで。あたかも」
捌く さばく 「鳥・魚などを切り分けること。解体すること」など
彷徨う さまよう 「あてもなく歩くこと」など
攫う さらう 「油断につけこんで奪い去ること。気付かないように連れ去ること」など
浚う、渫う さらう 「川・井戸などの底にたまっている土砂やごみを取り除くこと」など
強いる しいる 「相手の気持ちを無視して無理にやらせること」。無理強い(むりじい)
萎れる しおれる 「草花が生気をなくしてぐったりすること」など
然し しかし 「今まで受けてきた事柄を受けて、それと相反(あいはん)すること」など
確と しかと 「はっきりと。確かに」など
噛む しがむ(かむ) 「繰り返し強く噛むこと。噛みしめること」
顰める しかめる、ひそめる (しかめる)「(痛み・不安・不快な気持ちから)顔・額にしわを寄せること」、(ひそめる)「(痛み・不安・不快な気持ちから)眉にしわを寄せること」
然り しかり 「その通りである。そうである」
頻りに しきりに 「同じことが繰り返して起こるさま。何度も」など
扱く しごく 「厳しく訓練すること」など
強か したたか 「粘り強くて、しぶといこと」など
認める したためる(みとめる) 「書き記すこと」など
確り しっかり 「物事を確実に、そして真剣に行うさま」など
撓やか、嫋やか、靭やか しなやか 「動きが滑らかで柔らかいさま」など。嫋やかは、「たおやか」と読むことが多い
撓る しなる 「折れずに柔らかに曲がること。しなやかに撓(たわ)むこと」
偲ぶ しのぶ 「遠く離れている人や昔のことなどを懐かしく思うこと」など
暫く しばらく 「時間的にある程度長く続くさま」など
沁みる しみる 「深く心や身に感じること」
悄気る しょげる 「がっかりして元気がなくなること」
縋る すがる 「他人の同情や援助を求めること。また、それに頼ること」など
梳く すく 「髪の毛に櫛(くし)を入れて整えること」など
掬う すくう 「液状・粉状のもの(またはその中にあるもの)を、手や容器でかすめるようにして取り出すこと」など
竦む すくむ 「緊張や恐ろしさで体がこわばって動けなくなること」など
挿げる すげる 「はめ込むこと。差し込むこと」
頗る すこぶる 「程度が普通の度合いをはるかに超えているさま。非常に」
荒む すさむ 「気持ちや生活態度が荒れること」など
啜る すする 「(液状・細長い形状のものを)吸い込むようにして口の中に入れること」など
即ち すなわち 「言い換えると。つまり」など
須く すべからく 「(”須く~すべき”、”須く~するべき”の形で)当然。ぜひともそうするべきだ」
窄む すぼむ 「次第(しだい)に細く狭くなること」など
掏る する 「他人が身につけている金品を、気付かれないように盗み取ること」
急く せく 「心がはやること。焦ること」など
冷笑う せせらわらう 「小ばかにして冷ややかに笑うこと。冷笑すること」
鬩ぐ せめぐ 「互いに憎み争うこと」など。鬩ぎ合い(せめぎあい)
削ぐ、殺ぐ そぐ 「(興味・関心・勢いなどを)奪い去ること。減らすこと」など
謗る そしる 「他人を悪く言うこと。非難すること」
雪ぐ そそぐ 「恥(はじ)や不名誉などを除き去ること」
唆す そそのかす 「その気になるように誘って勧(すす)めること」
唆る そそる 「(興味・感心・感情などを)強く引き起こさせること」
初める そめる 「(”見初める”、”咲き初める”のように動詞の連用形に付いて)~し始めるの意」
嫋やか たおやか 「しなやかで優しいさま。淑(しと)やかで美しいさま」
集る たかる 「群がり集まること」など
滾る たぎる 「激しい感情が沸(わ)き上がること」など
逞しい たくましい 「体つきががっしりしていて強そうなこと」など
長ける たける 「十分な能力・才能を持っていること」
嗜む たしなむ 「好んで親しむこと」など
窘める たしなめる 「穏(おだ)やかに注意すること。反省を促(うなが)すこと」。「たしなめる」を”嗜める”と表記するのは間違い
質す ただす 「質問すること。尋(たず)ねて確かめること」
佇む たたずむ 「しばらく立ち止まっていること。ずっと立っていること」
祟る たたる 「神仏や怨霊(おんりょう)などが災いをすること」など
忽ち たちまち 「非常に短い時間のうちに事が行われるさま。急に」
辿る たどる 「はっきりとしないものを筋道を追って考えたり、手がかりを頼ったりして探し求めること」など
謀る たばかる(はかる) 「計画的に人を騙(だま)すこと」
誑かす たぶらかす 「嘘やうまいことを言って人を騙(だま)すこと」
魂消る たまげる 「非常に驚くこと。びっくりすること」
躊躇う ためらう 「あれこれ迷って、決心がつかずにグズグズすること」
怠い だるい 「(疲れや病気などで)体を動かすのが面倒で気が進まないこと」
弛む たるむ、たゆむ (たるむ)「(ロープなど)ピンと張っていたものがゆるむこと」など、(たゆむ)「緊張がゆるむこと。油断すること(”弛まず=油断せず”の形でよく用いられる)」
撓む たわむ 「他から力を加えられて弓形(ゆみなり)に曲がること」
些とも ちっとも 「(下に打ち消しの語を伴って)少しも。まったく」
因みに ちなみに 「前の事柄に関連して、補足説明を加えることを示す語。ついでに言えば」
一寸、鳥渡 ちょっと 「数量・程度などがわずかなさま」など
鏤める ちりばめる 「(金銀・宝石などを)一面に散らすようにはめ込むこと」など
啄む ついばむ 「鳥がくちばしで物をつついて食べること」
番い つがい 「雄(おす)と雌(めす)のこと」など
注ぐ つぐ(そそぐ) 「液体を器にそそぎ入れること」
噤む つぐむ 「口を閉じてものを言わないこと。黙ること」。口を噤む
突く つつく(つく) 「軽く何回もつくこと」など
綴る つづる 「アルファベットなどを並べて単語を書き表すこと」など
抓る つねる 「爪や指先で皮膚を強くつまみ、ねじること」
具に、備に つぶさに 「細かくて、詳しいさま。詳細に」など
瞑る つぶる、つむる (つぶる)「瞼(まぶた)を閉じること」など、(つむる)「瞼を閉じること」
躓く つまずく 「歩行中に爪先(つまさき)に物が当たって、倒れそうになること」など
攣る つる 「筋肉が急に収縮し、痛くて動かせなくなること」など
連む つるむ 「一緒に行動すること」
劈く、擘く つんざく 「激しい勢いで突き破ること」。耳を劈くような
出会す でくわす 「偶然に出会うこと。ばったりと会うこと」
凸凹 でこぼこ 「物の表面に高低があり、平らでないこと」など
手強い てごわい 「強い態度であること」
衒う てらう 「(知識・才能・実績など)自分に優れた点があるように見せびらかすこと」。奇を衒う(きをてらう)
咎める とがめる 「失敗や罪を非難すること」など
退く どく、のく(しりぞく) (どく)「場所をあけて他へ移ること」、(のく)「場所をあけて他へ移ること」など。立ち退く(たちのく)
咄嗟 とっさ 「ほんの一瞬。ごくわずかな時間のこと」
迚も とても 「程度が甚(はなは)だしいさま。非常に」など
轟く とどろく 「広く知れ渡ること」など
恍ける、惚ける とぼける 「わざと知らないふりをすること」など
吃る どもる 「言葉を滑らかに言えず、つかえたり、同じ音を何度も繰り返したりすること」
響めく どよめく 「ざわざわと騒ぐこと」など
蕩ける とろける 「固まっていたものが溶けて軟らかくなること。また、液状になること」など

 

 

漢字 読み方 意味など
仲違い なかたがい 「仲が悪くなること」
詰る なじる 「相手を問い詰めて責めること」
準える なぞらえる 「それらしく見せること。真似(まね)て作ること」など
宥める なだめる 「人の怒りや悲しみを和(やわ)らげるようにすること」
靡く なびく 「他の意志・威勢に服従すること」など
嬲る なぶる 「相手をおもしろ半分に苦しめたり、いじめてからかうこと」など
訛る なまる 「言葉や発音が、ある地方特有のものになること。標準的でない発音をすること」
鞣す なめす 「動物の皮から毛や脂肪などを取り除き、薬品で処理して、耐久性や柔軟性をもたせること」
倣う ならう 「ある物事を手本として行うこと」
均す ならす 「凸凹(でこぼこ)のないように平らにすること」など
何等か なんらか 「はっきりと指定できないことを表す語。何某(なにがし)か。いくらか」
若気る にやける 「口元が緩(ゆる)んで笑顔になること」など
俄か にわか 「物事の急に起こったり変化したりするさま」など
泥濘む ぬかるむ 「雨や雪解けなどで地面が泥状になること」
捩る、捻る ねじる、よじる (ねじる)「物の両端に力を加えて、互いに逆の方向に回すこと」など、(よじる)「体のある部分を捻(ひね)ること」など。捻るは、「ひねる」と読むことが多い
強請る ねだる、ゆする 「人を脅(おど)して、金品を無理に出させること」。「ゆする」は、”揺する”と表記されることが多い
宣う のたまう 「相手を貶(おとし)めたり、相手の発言に皮肉を込めるときに用いる語のこと」など
穿く はく 「腰から下の部分を覆う衣類を身につけること」。”履く”は、履物を足につけるときに用いる
逸らかす はぐらかす 「話題を巧みに変え、問題点をそらすこと」など
逸れる はぐれる(それる) 「連れの人を見失って離れ離れになること」など
端ない はしたない 「慎(つつし)みがなく、礼儀に外れたり品格に欠けたりして見苦しいこと。みっともないこと」
燥ぐ はしゃぐ 「調子に乗ってふざけ騒ぐこと」など
端折る はしょる 「省略して短くすること」など
馳せる はせる 「気持ちを向けること」など
爆ぜる はぜる 「裂(さ)けて割れること。また、割れて飛び散ること」
開ける はだける(あける) 「衣服の前などが乱れて広がりひらくこと」
含羞む はにかむ 「恥ずかしがること。恥ずかしそうな表情をすること」
撥ねる はねる 「飛び散らせること」など
刎ねる はねる 「刀で首を切り落とすこと」
憚る はばかる 「気兼(きが)ねして避けること。遠慮すること」など。人目を憚る(ひとめをはばかる)
羽撃く、羽搏く はばたく 「鳥などが翼を広げて上下に強く動かすこと」など
蔓延る はびこる 「好ましくないものの勢いが盛んになって広がること」など
侍る はべる 「身分の高い人のそばに付き従うこと」
嵌まる、填まる はまる 「騙(だま)されること」など
食む はむ 「口に物をくわえること。口を動かして食べること。また、飲むこと」など
散ける ばらける 「まとまっていたものがバラバラになること」
跪く ひざまずく 「地面や床などに膝(ひざ)をついて身をかがめること」
緊と、犇と ひしと 「密着するさま。しっかりと。ぴったりと」など。緊々と(ひしひしと)
犇めく ひしめく 「(人や物が)一か所に押し合うように集まっていること」
拉げる ひしゃげる 「押されて潰(つぶ)れること」
偏に ひとえに 「原因・理由・条件などが、それに尽きるさま」など
捻る ひねる、ねじる (ひねる)「指先でつまんで回すこと」など、(ねじる)「物の両端に力を加えて、互いに逆の方向に回すこと」など。「ねじる」は、”捩る”と表記されることがほとんど
翻る ひるがえる 「考えや態度を反対の方に急に変わること」など
平伏す ひれふす 「額(ひたい)が床につくほど体を折り曲げて身を低くすること」
耽る ふける 「一つの物事に熱中すること。没頭(ぼっとう)すること」
巫山戯る ふざける 「バカバカしくて笑えるようなことをしたり、言ったりすること」など
相応しい ふさわしい 「釣り合っていること。似合っていること」
不貞腐れる ふてくされる 「不満な気持ちから、反抗的になったり投げやりになったりすること」
潤ける ふやける 「水分を吸って膨れたり、柔らかくなったりすること」など
諂う へつらう 「相手に媚(こ)びて機嫌をとること。相手の気に入るように振る舞うこと」
謙る、遜る へりくだる 「相手を敬(うやま)って自分を控(ひか)えめにすること。謙遜すること」
暈す ぼかす 「輪郭(りんかく)や色の濃淡(のうたん)の境目をはっきりさせないで、ぼんやりさせること」など
解す ほぐす 「固くなったものや緊張などを和らげること」など
穿る ほじる、ほじくる (ほじる)「穴の中や狭いところからかき出すこと」など、(ほじくる)「隠されている物事をしつこく探ること」など
絆される ほだされる 「情に訴えられ、繋ぎ止められること」など
解れる ほつれる(ほぐれる) 「結んだり編んだりしたものの先端がほどけること」
火照る、熱る ほてる 「熱くなること。熱を帯びること」
解く ほどく(とく) 「結んだもの、もつれたものを分け離すこと」など。荷解き(にほどき)
迸る ほとばしる 「勢いよく飛び散ること」
潤びる ほとびる 「水気を含んで膨れること。ふやけること」
仄か ほのか 「わずかにそれと認められるさま」
仄めかす ほのめかす 「それとなく言葉や態度に表して示すこと。におわせること」
屠る ほふる 「敵を破ること。敵を打ち負かすこと」など
罷る まかる 「(”罷り通る”のように動詞の上に付いて)改まった言い方にする語のこと」など
捲る まくる、めくる (まくる)「物の端を外側へ巻きながら上へあげること」、(めくる)「覆っているもの・重なっているものを剥(は)がすこと」
先ず まず 「順序として先に。最初に」など
跨ぐ またぐ 「股(また)を広げて物の上を越えること。また、その状態で立つこと」など
纏わる まつわる 「関係すること。関連すること」など
纏う まとう 「身に着(つ)けること。着ること」など。”身に付ける”は、知識・技術などを習得するときに用いる
纏める まとめる 「ばらばらの物を集めて一つにすること」など
微睡む まどろむ 「うとうとすること。少しの間眠ること」
瞬き まばたき、またたき (まばたき)「瞼(まぶた)を閉じて、またすぐに開くこと」、(またたき)「瞼を閉じて、またすぐに開くこと」など
疎ら まばら 「物が少なくて間が空いているさま。隙間(すきま)の空いているさま」など
塗す まぶす 「粉などを表面全体につくようにすること」
塗れる まみれる 「(泥・汗などが)一面にくっついて汚れること」
円やか まろやか 「口当たりが柔らかいさま。味などが穏やかなさま」など
見縊る みくびる 「軽視すること。侮(あなど)ること」
身動ぐ みじろぐ 「体を少し動かすこと。身動(みうご)きすること」
見窄らしい、身窄らしい みすぼらしい 「外見が貧弱であったり、身なりが貧乏くさかったりすること」
妄りに みだりに 「秩序(ちつじょ)のないさま。自分勝手なさま」など
見惚れる みとれる 「我を忘れて見つめること。うっとりと見入ること」
漲る みなぎる 「(力や感情などが)満ち溢れること」など
見做す、看做す みなす 「あるものを見て、こういうものだと仮定すること。また、実際にはそうでないものを、そうだと思って見ること」など
蝕む むしばむ 「(病気などで)身体や精神を少しずつ損なうこと」など
毟る むしる 「掴(つか)んで引き抜いたり引きちぎったりすること」など
寧ろ むしろ 「どちらか一つを選ぶとするならば。どちらかと言えば」
噎せる、咽せる むせる 「飲食物や煙が気管に入るなどして、息苦しくなったり咳(せ)きこんだりすること」
目眩く めくるめく 「目が眩(くら)むこと。目眩(めまい)がすること」
目敏い、目聡い めざとい 「見つけるのが早いこと」など
娶る めとる 「妻として迎えること」
踠く、藻掻く もがく 「悶(もだ)え苦しんで、手足をバタバタと動かすこと」など
悶える もだえる 「思い悩んで苦しむこと」など
擡げる もたげる 「(首や頭を)上の方へ起こすこと。持ち上げること」
齎す もたらす 「ある状態を生じさせること。引き起こすこと」など
凭れる、靠れる もたれる 「人や物に自分の体の重みをあずけること。寄りかかること」など
以て もって 「(”~を以て”の形で)~を期限として」など
専ら もっぱら 「そのことだけに集中するさま」
縺れる もつれる 「糸状のものが絡(から)み合うこと」など
擬かしい、牴牾しい もどかしい 「思うように物事が進まず、イライラすること」
悖る もとる 「(”~に悖る”の形で)道理に背くこと。反すること」
脆い もろい 「(元の形や状態が)崩れやすいこと。壊れやすいこと」など
軈て やがて 「しばらく時間が経過すると、その事態に至るさま。まもなく。そのうちに」
喧しい やかましい 「騒がしいこと」など
矢鱈 やたら 「度を越えて物事をしたり、筋が通らなかったりするさま。むちゃくちゃ」
漸と やっと 「長い時間や労力を費やして実現するさま。ようやく」など
寠れる、悴れる、憔れる やつれる 「病気・心労などで、痩(や)せ衰えること」など
吝か やぶさか 「(”~に吝かでない”の形で)~する努力を惜しまない。快く~する」など
稚児しい ややこしい 「複雑で面倒であること。込み入っていて分かりにくいこと」
漸く ようやく 「長い時間や労力を費やして実現するさま。やっと」など
過る よぎる 「ふっと浮かんで過(す)ぎ去ること」など
装る よそる 「飲食物を器に盛ること」
淀む、澱む よどむ 「水や空気などが流れずに滞(とどこお)ること」など
因る よる 「ある物事が起きる原因となること」など
蹌踉めく よろめく 「足取りが不安定で、体がよろよろとして倒れそうになること」など
歴とした れっきとした 「(地位・立場・格式などが)確かなものとして世間から認められているさま」
態と わざと 「意識して、または意図的に何かをするさま。故意に」。態々(わざわざ)
煩う わずらう 「思い悩むこと」など
蟠る わだかまる 「心の中に不平・不満が残っていてさっぱりしないこと」など
侘しい わびしい 「寂しく物静かなさま」など
喚く わめく 「大声で叫ぶこと。大声をあげて騒ぐこと」

 

 

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