テレビを見ていると「気圧」と「大気圧」という2つの言葉を聞くことがあります。
そして「気圧」と「大気圧」という言葉はよく混同されがちです。
しっかりとこれらの違いを説明できる人は少ないのではないでしょうか。
このページを訪れたということはこれらの言葉の意味について、
何が違うんだろうと疑問に感じたからでしょう。
そこでこのページでは気圧と大気圧とは何か?
また気圧と大気圧の違いについて簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
ではまず気圧とは何なのか見ていきましょう。
気圧(きあつ)とは、気体によって発生する圧力のことです。
気体によって発生する圧力だから気圧です。
圧力とはある物体の面を押す力のことなので、
気圧とは気体によって押される力とも言えますね。
無色透明で目に見えない気体も多いですが、
その無色透明な気体でもしっかりと質量があって地球からの重力がかかっています。
なので地上で生活している人間やあらゆる物体には、
常に空気(気体)による圧力である気圧がかかっているということです。
では次の章で大気圧とは何なのか説明していきますね。
では大気圧とは何なのか見ていきましょう。
大気圧(たいきあつ)とは、大気によって発生する圧力のことです。
大気とは惑星の周りに存在する気体の層のことです。
大気は地球の場合なら空気のことを指しています。
つまり大気圧とは、惑星の周りに存在する気体の層(地球なら空気)によって発生する圧力のことを言います。
ただ天気予報など一般的に言われる大気圧の意味は、
地上における空気による圧力のことを指す場合がほとんどです。
地球以外の惑星の話題となったときに大気圧と言った場合であれば、
それはその惑星の大気(空気かどうかは分からない)による圧力を指すので注意してください。
それではこれらを踏まえて、次の章では気圧と大気圧の違いについて説明していきますね
では気圧と大気圧の違いとは何なのか見ていきましょう。
結論から言ってしまうと気圧と大気圧の違いは、
それぞれの圧力が指している範囲です。
どういうことなのか説明していきますね。
大気圧とは重力を持っている惑星の周りに集まっている気体の層、
つまり大気によって発生する圧力のことです。
そして気圧とは、ただ単に気体の圧力のことのみを指しています。
地球の場合を例にして見ていきましょう。
地球の大気とは空気のことです。
なので空気によって発生した圧力なら、それは気圧でもあり大気圧でもあります。
ですが空気以外の気体によって発生した圧力なら、
それは気圧ではありますが大気圧ではありません。
以上のことから大気圧は重力を持っている天体の周りの大気による圧力のみを示し、
気圧は大気圧も含めて気体による圧力すべてのことを指しています。
つまりは大気圧よりも気圧のほうが示している範囲は広いってことですね。
以上が「気圧と大気圧の違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、