結論から言ってしまうと凝結と結露の違いは、
気体が液体に変化する現象すべてのことなのか、水蒸気が水に変化して物体に付着する現象を指すのかです。
なので凝結はどんな物質なのか関係なく気体から液体に変化する現象のことで、
結露は水蒸気(気体)が水(液体)に変化することに限定された現象です。
そして結露の場合はただ水蒸気(気体)が水(液体)に変化するのではなく、
その後に変化した水が”物体の表面に付着する必要があります”。
(ただ水蒸気が水に変化するだけなら、それは結露ではなく凝結です)
寒くなると窓ガラスなどに水滴が付いて曇ることがあると思いますが、
あのように水蒸気が変化した水が付着することが結露という現象になります。
さて凝結と結露それぞれについて解説していきますね。
凝結(ぎょうけつ)とは、気体から液体に変化する現象のことを言います。
凝結は気体から液体に変化する現象すべてのことを指しているので、
その気体が何なのか物質の種類は特に関係ありません。
また物質の状態変化という言葉を聞いたことがあると思いますが、
気体・液体・固体の状態変化のそれぞれの名称を表したものが下になります。
上の図では気体から液体に変化する現象は凝縮と書かれていますが、
一般的には凝結も凝縮とほぼ同じ意味で使用されています。
違いとして凝縮は気体から液体に変化する現象のみを指していますが、
凝結は気体から液体だけでなく気体から固体に変化する現象も含んでいます。
なので凝結には凝縮の意味も含まれているという解釈で問題ないでしょう。
ちなみに以前まで、昇華(しょうか)は固体から気体に変化するときだけではなく、
気体から固体に変化するとき(いま現在は凝結)の両方で使用されていました。
しかし「どちらとも昇華というのはおかしいのではないか?」ということから、
いま現在では気体から固体に変化する現象は凝結(ぎょうけつ)になっているはずです。
そして凝結には気体から固体に変化する現象という意味だけでなく、
凝縮と同じように気体から液体に変化する現象という意味もあるので覚えておきましょう。
結露(けつろ)とは、水蒸気が凝結によって物体の表面に水滴として付着する現象のことです。
凝結によって物体の表面に露(つゆ)を発生させる現象だから、結露(けつろ)です。
露とは水蒸気(気体)が水滴(液体)に変化したもので、
その露(水滴)を物体の表面に発生させる現象が結露ということになります。
よく誤解されている人も多いのですが結露は現象の名前であって、
直接水滴(露)のことを指している言葉ではありません。
ですので結露が発生することによって窓ガラスなどに付着している水滴のことは、
結露ではなく露(つゆ)になりますので注意してくださいね。
結露という現象が起こるのは簡単に言えば、
空気の温度が冷えることで空気中の飽和水蒸気量が少なくなるからです。
この飽和水蒸気量が少なくなることで空気中から水蒸気が追い出されて、
水滴として私たちの目に見える形で現れるんですね(水蒸気は目に見えません)。
また私たちの身近では結露はよく起こっています。
例えばコップに飲み物を入れるとコップの表面に水滴が付いたり、
冬になると窓ガラスに水滴が付いてしまうのも結露という現象によるものです。
もっと大きな視点でみると雲ができたり、霧が発生するのも結露が起こるからです。
このように結露は自然現象にも大きく関係しています。
以上が「凝結と結露の違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など