このページでは絶対零度とは?。また絶対零度の温度は何度なのかを簡単に解説しています。

 

 

 

1.絶対零度とその温度について

 

まず絶対零度(ぜったいれいど)とは、宇宙の中で最も低い温度のことを言います。

 

そして絶対零度の温度が一体何度なのかというと、
摂氏(せっし)温度で-273.15[℃]になります。

 

摂氏というのは温度を表す尺度のことで、
私たちが温度を表すときによく使用している尺度です。

 

なので物体が絶対零度(-273.15[℃])よりも温度が下がることはありません

 

 

また絶対零度の名前の由来としては、
絶対温度(ぜったいおんど)という摂氏温度とは別の尺度が元になっています。

 

絶対温度の単位にはケルビン[K]が用いられており、
この絶対温度という尺度における最も最低の温度が0[K]で表されます。

 

つまり絶対温度において最低の温度が0度(0[K])なので、
絶対(温度の)零度(0度)という名称になったわけです。

 

ちなみに絶対零度という宇宙で最低の温度があるのですから、
反対の”宇宙で最高の温度”を表す言葉もしっかりと存在しています。

 

2.絶対零度とは分子の運動が停止した状態

さっそくですが結論から言ってしまうと絶対零度というのは、
物体の原子・分子の運動が完全に停止した状態の温度を表しています

 

まず物体の温度の高い低いというのは、
その物体を構成している原子・分子の運動によって決まります。

 

簡単に言えば、原子・分子の運動が激しければ物体の温度が高くなり、
原子・分子の運動が穏やかであれば物体の温度は低くなります。

 

温度はその物体の原子・分子の運動で決まっているのですから、
原子・分子の運動が完全に停止した状態が温度が最も低くなる状態ということになります。

 

なので運動が停止した状態こそが絶対零度(摂氏-273.15[℃])になるわけです。

 

 

このように原子・分子の運動によってその物体の温度は決まります。

 

以上が「絶対零度とは?また絶対零度の温度は何度なのか?」でした。

 

 

3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 絶対零度とは、宇宙の中で最も低い温度のこと。
  • 絶対零度の温度は、摂氏温度で-273.15[℃]。
  • 絶対零度は、物体の原子・分子の運動が完全に停止したときの状態の温度である。

 

 

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