このページではなぜ単位は大文字と小文字で区別するのかを簡単に解説しています。

 

 

 

1.なぜ単位は大文字と小文字で区別するのか?

 

結論から言ってしまうと単位を大文字と小文字で区別する理由は、
その単位を大文字で書くか小文字で書くかによって意味が異なってしまうからです。

 

つまり大文字で書くべき単位なのに小文字で書いてしまうと、
それは別の意味になってしまうということです(逆もまたしかり)。

 

 

上で示しているように距離を表したいのなら小文字のkと小文字のmで、
km(キロメートル)としなければいけません。

 

そしてもし大文字のKと小文字のmを合わせると、
Km(ケルビンメートル)となるので意味が通じなくなりますよね。

 

実際にどの単位を大文字・小文字で書くのかは国際的に定められているので、
単位を書くのであればしっかりと大文字と小文字の区別をしなければなりません

 

※小文字のmには”10^-3(=1/1000)を表す接頭語であるミリ”と、
”長さの単位であるメートル”の両方の意味があるので覚えておいてください。

 

 

普段から使用している単位を大文字・小文字を気にせず書いていても、
他の人が理解できるなら問題はないと思いますがそれが公式の文書であれば問題です。

 

テストであれば間違いになる可能性も高いですし、
論文であれば書いた人の知性が疑われることもあるでしょう。

 

なので普段から単位を書くときは、大文字と小文字を区別して書くようにしましょう。

 

 

ちなみに小文字のkはキロという単位の接頭語になるので、
k(キロ)自体が何かの単位というわけではありませんので注意してください
(他にミリやセンチなども単位ではなく、接頭語になります)

 

以上が「なぜ単位は大文字と小文字で区別しなければいけないのか?」でした。

 

 

2.まとめ