まず絶対熱(ぜったいねつ)とは、宇宙の中で最高の温度のことを言います。
つまり絶対熱よりも高い温度は存在しないということです。
絶対熱は最も高い温度のことを指していますがその反対に、
最も低い温度のことを指す絶対零度というものも存在します。
では絶対熱まで温度が高くなるのは一体どんなときなのかというと、
それはビックバンが発生して1プランク時間が経過したときになります。
ビックバンとは英語で大爆発のことを意味していて、
一般的には”宇宙が生まれるきっかけとなった大爆発のこと”を言います。
そしてこのビックバンという大爆発が起こることによって飛び散ったかけらが、
宇宙に存在している星や天体のこと(地球もそのうちのひとつ)なんです。
宇宙を誕生させるほどの大爆発なのですから、
私たちが想像もできないほど大きなエネルギーの爆発だということは確かです。
ちなみに1プランク時間というのは時間における最小単位のことで、
1秒よりもとんでもなく短い時間だと認識しておいてください。
(厳密には、1プランク時間=5.391×10^-44[秒]です)
なのでビックバンという大爆発が起こった直後の温度が、
宇宙の中で最も高い温度である”絶対熱”ということになるんですね。
結論から言ってしまうと、絶対熱の温度は142×10^31[℃]です。
温度の桁は間違いではありません。
絶対熱とは私たちの想像をはるかに超えている温度なんですね。
絶対熱の温度を数字だけで表してみると......
1,420,000,000,000,000,000,000,000,000,000,000[℃]
もう数字が大きすぎて何て読むのかさえも難しいですが、
読み方としては14溝(こう)2千穣(じょう)[℃]になります。
数字の大きさ目安 |
||
---|---|---|
一(いち) |
万(まん) |
垓(がい) |
十(じゅう) |
億(おく) |
杼(じょ) |
百(ひゃく) |
兆(ちょう) |
穣(じょう) |
千(せん) |
京(けい) |
溝(こう) |
数字の大きさの参考にどうぞ(この表では溝までしか書いていません)。
また人類によって生み出された最高温度は約4兆度にまで達し、
”クォーク・グルーオン・プラズマ”という物質でギネスブックにも登録されています。
この物質は原子核どうしをぶつけることによって作られ、
ビックバンから数マイクロ秒後の宇宙での温度と考えられています。
4兆度でも考えられないほど高い温度ですが、絶対熱の温度には遠く及びません。
関連:熱と温度の違いとは?
さっそくですが爆発する瞬間に最も温度が高くなるのは、
爆発した瞬間に最もエネルギーが集中しているからです。
爆発した瞬間が最もエネルギーが集中しているときで、
爆発から時間が経つごとに少しずつ爆発のエネルギーが周囲に拡散されていきます。
上図のように同じ大きさのエネルギーを持っているのなら、
より小さい範囲にエネルギーを集中させた方がその力は強くなりますよね。
拡散されればそれだけエネルギーが周囲に分散されるので、
同じ範囲に働くエネルギーの大きさは弱くなります。
爆発のエネルギーというのは熱や光のことで、
そのエネルギーが爆発物から拡散されることで広範囲で被害を受けることになります。
実際に爆発に巻き込まれたことがある人は少ないかもしれませんが、
爆発物の近くにあるものほど被害が大きくなるのはなんとなくイメージできますよね。
爆発物からの距離が近ければエネルギーは集中しているので、
それだけ爆発による被害は大きくなります。
なのでビックバンという大爆発が起こった直後には、
私たちが想像できない大きな熱エネルギーが集中している状態なわけです。
そして爆発した瞬間に熱エネルギーが集中するため、
ビックバン直後には絶対熱といわれる温度まで達するんですね。
以上が「絶対熱とは何か?絶対熱の温度は何度あるのか?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など