結論から言ってしまうと熱と温度の違いは、物質の持っているエネルギー(熱)なのか、そのエネルギー量をわかりやすく数値で表したもの(温度)なのかです。
正確にいうと熱(物質の持っているエネルギー)というのは、”その物質を構成している原子・分子の動き(運動)のこと”で、温度というのは”原子・分子の動き(運動)の速さを、わかりやすく数値で表したもの”になります。
(世の中の物質は、原子・分子と呼ばれる小さな粒子で構成されています)
では熱と温度についてそれぞれ詳しく解説していきます。
熱というのは、”物質を構成している原子・分子の動き(運動)のこと”です。
原子・分子の動きの速さによって熱の大きさは変化し、その物質を構成する原子・分子の動きが速いほど熱エネルギーは大きく(=温度は高く)、その物質を構成する原子・分子の動きが遅いほど熱エネルギーは小さく(=温度は低く)なります。
例えば水の場合だと、水分子(小さな粒子)が集まることで液体の水を構成しています。
上図のように水分子の動きが速ければその水の持つ熱エネルギーは大きく(=温度は高く)なり、反対に水分子の動きが遅ければその水の持つ熱エネルギーは小さく(=温度は低く)なります。
ちなみに熱(原子・分子の運動)は、(絶対零度でなければ)どんなに温度の低い物質でも少なからず持っているため覚えておきましょう。
(絶対零度(ぜったいれいど)というのは、”物質を構成している原子・分子の運動が完全に停止している状態のこと”で、温度だと「-273.15℃」(これより温度は下がらない)です)
温度というのは、”物質がどのくらい熱(原子・分子の運動)を持っているのかを数値で表したもの”です。
温度は物質の熱さや冷たさを表す指標で、いくつか温度表記には種類がありますが、世界的に広く使われているのは「摂氏(せっし)」(正式には「セルシウス度」)[℃]になります。
熱エネルギーの大きさは、その物質を構成している原子・分子の動き(運動)の速さで変化し、原子・分子の動きが速いほどその物質が持つ熱エネルギーは大きく、動きが遅いほどその物質が持つ熱エネルギーは少なくなります。
つまり”温度が高い=熱エネルギーが大きい=原子・分子の動きが速い”、”温度が低い=熱エネルギーが小さい=原子・分子の動きが遅い”ということになります。
また物質の温度が高くなったり低くなったりするのは、その物質の持っている熱(原子・分子の運動)が他の物質に伝わるからです。
なので熱が伝わるということは、物質の原子・分子の動き(運動)が、他の物質の原子・分子に伝わるということを意味します。
上図のように動きが速い原子・分子(温度の高い物質A)から、動きが遅い原子・分子(温度の低い物質B)へとぶつかることで衝撃(熱)が伝わっていく、というわけです。
以上が「熱と温度の違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など