※1:漢字表記や漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)です。
漢字表記の例 【些末、瑣末】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記、比較して一般的に使われることが少ない漢字表記】
漢字の読み方の例 【りんぎ、ひんぎ】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】
※2:意味が複数ある場合は、”「~」など”のように一般的に用いられることが多い意味(「~」)を優先して表記しています。
※3:漢字表記が存在しなかったり見つからなかったりする言葉や表現の場合は、ひらがな表記しかしていません。
| 漢字 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 生憎 | あいにく | 「期待や目的に沿(そ)わない状況になって、残念な様子」など |
| 揚げ足を取る | あげあしをとる | 「人の言い間違いや言い損(そこ)ない、失言を捕(と)らえて、責めたりからかったりすること」 |
| 悪しからず | あしからず | 「相手の希望や意向に沿(そ)えない時に用いる、”気を悪くしないでください”や”悪く思わないでください”という気持ちを表す語」 |
| 足が地に着く/地に足が付く(元々は”足が地に着く”の誤用) | あしがちにつく/ちにあしがつく | (足が地に着く、地に足が付く)「考え方や行動が現実的でしっかりしているさま」など |
| 与る | あずかる | 「(”お~に与る”の形で)目上の人の好意や恩恵を受けること」など |
| 恰も、宛も | あたかも | 「あるものを、よく似ている他の物事にたとえて表す語。まるで。さながら。まさしく」 |
| 当たりを付ける | あたりをつける | 「未知の物事に関して、おおよその結果・程度を予測すること」 |
| 軋轢 | あつれき | 「仲が悪くなること」 |
| 後腐れ | あとくされ | 「物事が済んだ後でもすっきりと解決せず、その出来事の影響が続いて面倒なことが残ること」 |
| 強ち | あながち | 「(”強ち~ない”の形で)必ず~とは限らない、という気持ち。必ずしも」 |
| 遍く、普く | あまねく | 「すべてに行き渡るさま。隅々(すみずみ)まで。漏(も)れなく」 |
| 甘んじて | あまんじて | 「仕方がないと思って受け入れること。仕方なく認めること」 |
| あわよくば | 「上手くいけば。運が良ければ」 | |
| 案じる | あんじる | 「心配すること」 |
| 案の定 | あんのじょう | 「思った通り。予想通り」 |
| 暗黙の了解/不文律 | あんもくのりょうかい/ふぶんりつ | (暗黙の了解)「明確に言葉や文章にしていなくても、当事者間の理解や納得が得られているルール」、(不文律)「明確に言葉や文章にしていなくても、当事者間の理解や納得が得られているルール(暗黙の了解よりも規則や掟としての意味合いが強い)」 |
| 言い得て妙 | いいえてみょう | 「上手い表現で的確に言い表していること」 |
| 言い掛かり | いいがかり | 「根拠のない事柄であるにも拘(かかわ)らず、他人に対して無理やり非難や批判をすること」 |
| 言い値 | いいね | 「売る側が提示する値段のこと」 |
| 移管 | いかん | 「管理・管轄(かんかつ)の権限を他に移すこと」 |
| 如何せん | いかんせん | 「残念ながら」 |
| 意匠 | いしょう | 「物の形・色・模様などのデザイン的な工夫」 |
| 一概には言えない | いちがいにはいえない | 「ひとつの考え・意見などが全てに当てはまるわけではないため、断定できないこと」 |
| 厭わない | いとわない | 「嫌がらないこと。また、嫌だからと避けたりしないこと」 |
| 命取り | いのちとり | 「生命や地位、財産などを失う決定的な原因となるものや事柄」 |
| 嫌味、嫌み、厭味 | いやみ | 「他人に不快感を与える言動や態度」 |
| 言わずもがな | いわずもがな | 「言うまでもない。言わなくても分かる」 |
| 所謂 | いわゆる | 「世間一般に言われる。俗に言うところの」 |
| 因果関係 | いんがかんけい | 「ある事柄(原因)が、直接的に別の事柄(結果)を引き起こす関係」 |
| 印象操作 | いんしょうそうさ | 「受け手に、ある対象(個人・団体・商品など)に対しての特定の印象を与えるための意図的な言動」 |
| 迂闊 | うかつ | 「ぼんやりして物事に対して注意が足りていないこと。また、そのさま」 |
| 疎い | うとい | 「その物事についてよく知らないこと。その事情に通じていないこと」 |
| 負い目を感じる/引け目を感じる | おいめをかんじる/ひけめをかんじる | (負い目を感じる)「自分が、他人に対して何らかの責任(他人に負担や迷惑をかけた)や借りがあって、それを申し訳なく思ったり、負担に感じたりすること」、(引け目を感じる)「他人に比べて自分は劣っている、または及ばないと感じること」 |
| 応酬 | おうしゅう | 「互いにやり取りすること。また、相手のやり方に応えて、やり返すこと」 |
| 烏滸がましい、痴がましい | おこがましい | 「出過ぎて(守るべき限度や範囲を超えて)いて生意気なこと。身の程知らずなこと」 |
| 幼馴染 | おさななじみ | 「幼い頃に親しくしていた友達。また、そのような間柄(あいだがら)」 |
| 御座形、御座成り/等閑 | おざなり/なおざり | (おざなり)「その場をしのぐために、物事をいい加減に行うさま」、(なおざり)「物事をいい加減に考え、何もせずに放っておくさま」 |
| 押し並べて | おしなべて | 「物事の大体の傾向として」 |
| 自ずと | おのずと | 「物事の性質や成り行きに従って(他の力や働きかけがなくても)自然にそうなるさま。自然に」 |
| 慮る | おもんばかる、おもんぱかる | 「あれこれ考えること。考慮すること」 |
| 折り合い | おりあい | 「人と人との関係。仲」など |
| 漢字 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 邂逅 | かいこう | 「思いがけなく出会うこと。また、偶然の出会い」 |
| 買い叩く | かいたたく | 「売る側の弱み(早く現金が欲しい、相場の知識がないなど)に付け込んで、相場よりもはるかに安い値段で買い取ること」 |
| 掻い摘んで | かいつまんで | 「重要な点を取り出してまとめること」 |
| 乖離 | かいり | 「離れること」 |
| 瓦解 | がかい | 「一部の崩れから、全体が崩れること」 |
| 佳境 | かきょう | 「興味を感じさせる場面。面白い場面」 |
| 瑕疵 | かし | 「本来なら満たされているべき品質・性能・要件が満たされていない状態」など |
| 過信 | かしん | 「価値や能力を実際よりも高くみて、信頼しすぎること」 |
| 過大評価/過小評価 | かだいひょうか/かしょうひょうか | (過大評価)「価値や能力を実際よりも高く評価すること」、(過小評価)「価値や能力を実際よりも低く評価すること」 |
| 形無し | かたなし | 「面目を失うこと。散々なありさまとなること。また、そのさま」など |
| 割愛 | かつあい | 「惜しいと思いながらも、やむをえず手放したり、省略したりすること」 |
| 葛藤 | かっとう | 「心の中に相反(あいはん)する欲求や感情が起こり、迷い悩むこと」など |
| 過度 | かど | 「適切な程度を超えていること。度が過ぎること。また、そのさま」 |
| 過渡期 | かとき | 「物事が古いものから新しいものへと移り変わる途中の時期」 |
| 可否 | かひ | 「賛成と反対」など |
| 紙一重 | かみひとえ | 「1枚の紙の厚さほどの、ごくわずかな違い」 |
| 皮切り | かわきり | 「物事のし始め。手始め」 |
| 為替 | かわせ | 「現金を直接使わずに代金の受け取り・支払いや資金の移動を行う方法」 |
| 勘案 | かんあん | 「色々な事情などを考え合わせること」 |
| 看過 | かんか | 「ある事実や問題を認識していながらも、そのまま放っておくこと。見逃すこと」 |
| 鑑みる | かんがみる | 「他の事例などに照らして考えること。他と比べて考えること」 |
| 喚起 | かんき | 「(感情・意識・行動などを)呼び起こすこと」 |
| 慣習 | かんしゅう | 「特定の社会・集団の中で、口に出しては言わないが守られている行動」 |
| 勘当 | かんどう | 「品行(ひんこう)が悪いなどの理由から、主従・親子・師弟の縁を切って追放すること」 |
| 感無量 | かんむりょう | 「(感動・喜び・感謝など)言葉では言い表せないほど、心に深く感じること」 |
| 起因 | きいん | 「物事の起こる原因となること」 |
| 既往歴 | きおうれき | 「過去にかかった病気やケガの履歴(=記録)。既往症の履歴」 |
| 気概 | きがい | 「困難などにくじけない強い気持ち」 |
| 規格 | きかく | 「品質・大きさ・形状などについて定められた標準」など |
| 気兼ねなく | きがねなく | 「遠慮することなく、気軽に」 |
| 危惧 | きぐ | 「上手くいかないのではないかと心配し、恐れること」 |
| 奇遇 | きぐう | 「思いがけなく出会うこと」 |
| 希釈 | きしゃく | 「ある液体(溶液)に水(溶媒)などを加えて薄める(=濃度を低くする)こと」 |
| 貴賎、貴賤 | きせん | 「貴(とうと)いことと、卑(いや)しいこと。また、身分の高い人と低い人」 |
| 偽善 | ぎぜん | 「上辺(うわべ)を善人らしく見せかけること」 |
| 帰属 | きぞく | 「財産や権利などが、特定の個人・組織・国などの所有になること」など |
| 稀代、希代 | きだい | 「世にも稀(まれ)なこと。非常に珍しいこと。また、そのさま」 |
| 期待値 | きたいち | 「物事に対する期待の度合い」など |
| 忌憚 | きたん | 「遠慮すること」 |
| 基調 | きちょう | 「絵画・装飾などで、その基本(中心)となる色」など |
| 気取る | きどる | 「動作や態度などを、上品そうに装(よそお)うこと」など |
| きな臭い | きなくさい | 「なんとなく怪しい。信用できない」など |
| 気の置けない | きのおけない | 「遠慮したり気を遣ったりする必要がないさま」 |
| 気の毒 | きのどく | 「他人の不幸や苦痛をかわいそうに思い、同情すること。また、そのさま」など |
| 機微 | きび | 「表面上は分かりにくい微妙な心の動き」など |
| 詭弁 | きべん | 「間違っていることを、それが正しいかのように思わせる弁論」 |
| 欺瞞 | ぎまん | 「欺(あざむ)くこと。騙すこと」 |
| 逆もまた然り | ぎゃくもまたしかり | 「ある事柄において、条件や因果(=原因と結果)を入れ替えて逆転させても正しいと言えること」 |
| 杞憂 | きゆう | 「あれこれと要らない心配をすること。取り越し苦労」 |
| 及第点 | きゅうだいてん | 「試験などに合格するために必要な最低限の点数」 |
| 寄与 | きよ | 「社会や人のために役に立つこと。貢献」 |
| 仰々しい | ぎょうぎょうしい | 「大げさであるさま」 |
| 恐縮 | きょうしゅく | 「相手に迷惑をかけたり、相手からの厚意を受けたりして申し訳なく思うこと」など |
| 器用貧乏 | きようびんぼう | 「大抵のことはそれなりに上手くこなせるが、かえって一つのことに集中できず、どれも中途半端(=突出して優れたものがない)になってしまうこと。また、そのような人」 |
| 極論 | きょくろん | 「内容や例を極端にして言うこと。また、そのような意見や議論」 |
| 拠出、醵出 | きょしゅつ | 「ある目的のために金品(金銭と品物)を出し合うこと」 |
| 嫌いがある | きらいがある | 「ある物事に対して、好ましくない傾向があること」 |
| 義理 | ぎり | 「物事の正しい筋道。人として守るべき正しい道。道理」など |
| 気を揉む | きをもむ | 「あれこれと心配すること。また、心配してやきもきすること」 |
| 金策 | きんさく | 「必要な金銭を準備すること。また、そのための工夫」 |
| 食い気味 | くいぎみ | 「相手が話し終わっていないのに、(相手の話を遮って)自分の話を割り込ませること」 |
| 食い下がる | くいさがる | 「(食いついたまま離れずぶら下がる意から)諦めずに粘り強く立ち向かうこと」 |
| 食えない奴 | くえないやつ | 「ずる賢くて油断できない人」 |
| 腐れ縁 | くされえん | 「離れようとしても離れられない関係」 |
| 奇しくも | くしくも | 「不思議にも。偶然にも」 |
| 屈指 | くっし | 「多くの中で、指を折って数えられるほど優れていること。指折り」 |
| 首っ丈 | くびったけ | 「特定の物事に深く心を奪われ、夢中になっているさま。特に、異性にすっかり惚(ほ)れ込んで夢中になるさま」 |
| 雲隠れ | くもがくれ | 「人が行方(ゆくえ)をくらますこと。人が急に姿を隠してしまうこと」など |
| 愚問 | ぐもん | 「くだらない質問」など |
| 迎合 | げいごう | 「自分の考えを曲げてでも、人の気に入るように調子を合わせること。相手に合わせて自分の意見や態度を変えること」 |
| 計上 | けいじょう | 「費用などを全体の計算の中に組み入れること」 |
| 怪訝 | けげん | 「人の言動や物事の状況などに対して、理解できず疑問に思ったり、不思議で納得がいかなかったりすること。また、そのさま」 |
| 現行 | げんこう | 「現在行われていること」 |
| 言質 | げんち | 「後で証拠となる言葉」 |
| 顕著 | けんちょ | 「誰の目にもはっきりと分かるほど目立ってあらわれているさま」 |
| 故意 | こい | 「わざとすること」など |
| 語彙力 | ごいりょく | 「多くの言葉を理解し、それらの言葉を適切に使いこなせる能力」 |
| 控除 | こうじょ | 「計算の対象から金額・数量などを差し引くこと」 |
| 更迭 | こうてつ | 「ある地位・役職についている人が代わること。また、代えること」 |
| 誤嚥/誤飲 | ごえん/ごいん | (誤嚥)「飲食物や唾液(だえき)などを飲み込んだときに、本来向かうべき食道ではなく、誤って気管に入ってしまうこと」、(誤飲)「飲食物ではない異物を飲み込むこと」 |
| 互換性 | ごかんせい | 「あるものを別のものに置き換えても問題なく機能する性質」 |
| 心做しか | こころなしか | 「気のせいか。どことなく。思い込みかもしれないが」 |
| 心許り | こころばかり | 「(多く、贈り物などをするときに謙遜の意を込めて用いられる)ほんの気持ちだけ」 |
| 心許ない | こころもとない | 「頼りなくて不安であること」 |
| 故事付け | こじつけ | 「関係のない物事を自分に都合の良いように、無理やり理屈をつけたり、関係づけたりすること。こじつけること」 |
| 御相伴に与る | ごしょうばんにあずかる、おしょうばんにあずかる | 「主となる人(目上の人)に一緒に付き合ったり、もてなしを受けたりすること」 |
| 誤植 | ごしょく | 「印刷物で、文字・記号などに誤りがあること。ミスプリント」 |
| 故人 | こじん | 「死んだ人。亡くなった人」 |
| 御託を並べる | ごたくをならべる | 「自分勝手なつまらないことを偉そうに長々と言うこと」 |
| 事なきを得る | ことなきをえる | 「問題(事故や面倒事など)が発生する可能性があったが、最終的には無事に済むこと。大事(だいじ)に至ることなく、無事に済むこと」 |
| 誤謬 | ごびゅう | 「誤り。間違い」 |
| 漢字 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 幸先 | さいさき | 「物事を始める際の前ぶれ。前兆」 |
| 採算 | さいさん | 「利益があるかどうか、収支(収入と支出)を計算すること」 |
| 差し当たり | さしあたり | 「将来のことは考慮せず、現在のところ。今のところ」 |
| 差し支える | さしつかえる | 「支障がある。妨(さまた)げになる」 |
| 査収 | さしゅう | 「よく調べて受け取ること」 |
| 左遷 | させん | 「前より低い地位・官職に落とすこと」 |
| ざっくばらん | 「遠慮や隠し事をしないで接するさま」 | |
| 昨今/近年 | さっこん/きんねん | (昨今)「現在に近い過去(過去1カ月~長くても3年の範囲)から現在までの期間」、(近年)「現在に近い過去(過去1年~長くても5年の範囲)から現在までの期間」 |
| 刷新 | さっしん | 「良くない状態を改めて、新しいものにすること」 |
| 殺風景 | さっぷうけい | 「面白味(おもしろみ)や風情(ふぜい)を欠いたり単調だったりして、見る者を楽しませないこと。また、そのさま」 |
| サブスク | 「定額料金で、商品やサービスを一定期間だけ利用できるビジネスモデル」。サブスクリプション(subscription)の略 | |
| 些末、瑣末 | さまつ | 「それほど重要でない小さなこと。取るに足らないこと」 |
| 3LDK | さんえるでぃーけー | 「3つの居室とリビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)で構成されている間取り」 |
| 参画 | さんかく | 「物事の計画に加わること」 |
| 散見 | さんけん | 「あちこちに見えること。ちらほらと目にすること」 |
| 自愛 | じあい | 「自分を大切にすること。自分の健康状態に気を付けること」 |
| 恣意的 | しいてき | 「その時々の思い付きで気ままに行動するさま」 |
| 柵、笧 | しがらみ | 「人の心に絡(から)みついて、決意・行動などを引き止めるもの」 |
| 然るべき | しかるべき | 「そうあるべき。そうするのが当然である」 |
| 事後 | じご | 「物事が終わった後。物事が済んだ後」 |
| 示唆 | しさ | 「他の物事やヒントとなることを与えて、それとなく教え示すこと」 |
| 時代錯誤 | じだいさくご | 「人の言動や考え方などが、その時代の傾向に合っていないこと」 |
| 自重 | じちょう | 「言動を慎(つつし)んで、軽はずみなことをしないように注意すること」 |
| 地で行く | じでいく | 「想像上の事柄を、現実の世界で実際に行うさま」など |
| 忍びない | しのびない | 「辛(つら)くて耐えられないこと。我慢できないこと」 |
| 自負 | じふ | 「自分の才能や能力などに自信を持ち、誇らしく思うこと」 |
| 諮問 | しもん | 「有識者やある特定の機関に政策などの意見を求めること」 |
| (~)弱/(~)強 | (~)じゃく/(~)きょう | (~弱)「示した数値(~の部分)よりも少し小さいこと」、(~強)「示した数値(~の部分)よりも少し大きいこと」 |
| 事由 | じゆう | 「事柄が起きた理由・原因」など |
| 従量課金 | じゅうりょうかきん | 「顧客のサービス利用量に応じて、請求金額が決まる課金方式」 |
| 十中八九 | じゅっちゅうはっく | 「10のうちの8か9まで。ほとんど。大部分」 |
| 守秘義務 | しゅひぎむ | 「職務上知った秘密を守る義務」 |
| 準拠 | じゅんきょ | 「ある基準や規則、法律などを根拠として、それに従うこと」 |
| 竣工 | しゅんこう | 「工事が完了して、建造物などができあがること」 |
| 準~級 | じゅん~きゅう | 「~級に次ぐ等級であること。~級のすぐ下に位置する等級であること」 |
| 照会 | しょうかい | 「問い合わせて確かめること」 |
| 証左 | しょうさ | 「事実を明らかにする根拠となるもの」 |
| 定石 | じょうせき | 「物事を行う上での最善と考えられている方法・手順」など |
| 承認欲求 | しょうにんよっきゅう | 「他人から認められたい、他人から価値のある存在だと思われたい、という欲求」 |
| 贖罪 | しょくざい | 「金品を出したり善行を積んだりして、犯した罪を償(つぐな)うこと」 |
| 処世術 | しょせいじゅつ | 「社会や人間関係の中で上手く立ち回るための技術や知恵」 |
| 助長 | じょちょう | 「力を添えて、ある物事の成長や発展を助けること。また、ある傾向をさらに著(いちじる)しくさせること」 |
| ジリ貧 | じりひん | 「じりじりと(=少しずつ)貧しくなっていくこと。また、少しずつ状況が悪くなっていくこと」 |
| 知る由もない | しるよしもない | 「物事の真相などを知るための手がかりや方法が全(まった)くないこと」 |
| 心外 | しんがい | 「想定していた結果や期待に反することが起こり、腹立たしく感じたり残念に思ったりすること。また、そのさま」 |
| 辛気臭い | しんきくさい | 「思い通りにならずにイライラしたり、面倒に感じられたりして、元気がなくなり暗い気持ちになるさま」 |
| 真骨頂 | しんこっちょう | 「そのもの本来の真実の姿や価値」 |
| 心証 | しんしょう | 「言動(言葉や行動)から心に受ける印象」 |
| 辛勝 | しんしょう | 「勝負・試合などで、相手に辛(かろ)うじて勝つこと」 |
| 芯を食う | しんをくう | 「物事の本質や核心をしっかりと理解し、捉えること」 |
| 推敲 | すいこう | 「詩や文章を作るとき、より良くするために字句や表現を何度も練り直すこと」 |
| 随時 | ずいじ | 「その時その時の状況に応じて。その時々」など |
| (~に)過ぎない | (~に)すぎない | 「それ(~)以上のものではない。ただそれ(~)だけのことだ。ただそれ(~)でしかない」 |
| 須く | すべからく | 「(多く”須く~すべき、須く~するべき”の形で)当然~するべきだ。ぜひとも~しなければならない」 |
| 隅に置けない | すみにおけない | 「意外にも経験豊かであったり、才能・知識などがあったりして油断できないこと」 |
| 摺り合わせる、擦り合わせる | すりあわせる | 「意見や計画などを関係方面と調整して、双方が納得できる妥協(だきょう)点を見出(みいだ)すこと」 |
| 逝去 | せいきょ | 「人の死を、敬意をもって表した言葉」 |
| 整合性 | せいごうせい | 「物事や言動に矛盾(むじゅん)がなく、整っている状態」 |
| 正論/綺麗事 | せいろん/きれいごと | (正論)「道理に適(かな)った(=筋道の通った)主張」、(綺麗事)「表面的には美しく正しいように見えるが、現実を無視している考えや言葉」 |
| 責任の所在 | せきにんのしょざい | 「ある行動や状況の責任を負うべき対象」 |
| 世間知らず | せけんしらず | 「実社会での経験が浅く、世の中の常識や事情をよく知らないこと。また、そのような人」 |
| (~)せざるを得ない | (~)せざるをえない | 「仕方がなく、その物事(~)をしなければならない」 |
| 世知辛い | せちがらい | 「生活していきにくい。暮らしにくい」 |
| 席巻 | せっけん | 「対象となる範囲を片っ端(かたっぱし)から勢いよく自分のものにしていくこと」 |
| 説明責任 | せつめいせきにん | 「社会に影響力を及ぼす組織で権限を行使する者(政府・企業・団体・政治家・官僚など)が、関係者(直接的だけでなく間接的な関係者も含む)に対して、ある行為や結果についての理由・経緯・正当性などを説明・報告する責任」 |
| 背に腹は代えられない | せにはらはかえられない | 「より大きな犠牲を回避するために、他のことを犠牲にするのは仕方のないこと」 |
| 僭越 | せんえつ | 「自分の地位・立場を越えて出過ぎたことをすること。また、そのさま」 |
| 前身 | ぜんしん | 「その人の以前の身分・職業。また、団体・組織などの以前の形態」 |
| 前途 | ぜんと | 「これから先。将来」 |
| 先入観/固定観念/偏見 | せんにゅうかん/こていかんねん/へんけん | (先入観)「実際に物事を経験する前に得た情報(外見・年齢・うわさなど)によって作り上げられた観念」、(固定観念)「ある物事に対する固定化された観念」、(偏見)「客観的な根拠がないのに、特定の個人・集団などに対して抱く好意的ではない見方。また、そのような意見や判断」 |
| 相関関係 | そうかんかんけい | 「ある2つの事柄において、一方が増加するとき、もう一方が増加(または減少)する傾向にある関係」 |
| 訴求 | そきゅう | 「宣伝や広告などで、消費者の購買意欲に働きかけること」 |
| 息災 | そくさい | 「健康で無事なこと。また、そのさま」 |
| そぐわない | 「ふさわしくない。釣り合わない。似合わない」 | |
| 齟齬 | そご | 「(上下の歯が食い違う意から)物事や意見などがうまく一致しないこと」 |
| 底が知れる/底が見える/底が浅い | そこがしれる/そこがみえる/そこがあさい | (底が知れる)「物事の限界が分かり、(程度やレベルが)大したことがないものと言えること」、(底が見える)「物事の限界が分かること」、(底が浅い)「人の力量や器量、物事の内容に深みがないこと」 |
| 卒無く | そつなく | 「物事を失敗や問題なく、要領よく処理するさま」 |
| 素朴 | そぼく | 「飾り気がなく、ありのままなこと。また、そのさま」など |
| 忖度 | そんたく | 「他人の気持ちを推(お)し量ること。また、推し量って相手に配慮すること」 |
| 漢字 | 読み方 | 意味 |
|---|---|---|
| 大義名分 | たいぎめいぶん | 「ある行為を成立させるための、正しく尤(もっと)もな理由」 |
| 体系的 | たいけいてき | 「個々の物事が、一定の秩序(ちつじょ)や規則に従ってまとまりの中に収まっているさま」 |
| 台頭 | たいとう | 「勢力を増して進出してくること」 |
| 高飛車 | たかびしゃ | 「相手に対して、上から目線で威圧するような態度をとること。また、そのさま」 |
| 打算 | ださん | 「損か得かを考えること」 |
| 打診 | だしん | 「交渉などの際に、相手の意向を知るために前もってその問題に触れて、相手の反応を探ること」 |
| 惰性 | だせい | 「今まで続いてきた動作や習慣などをそのまま維持しようとする性質」など |
| 只より高いものはない | ただよりたかいものはない | 「ただ(=無料)で何かをもらうと、後々になってお礼や頼みごとなどの形で、反対に高くつくことがある、ということ」 |
| 建前 | たてまえ | 「表向きの理由や主張」 |
| (~)足らず | (~)たらず | 「数詞について、その数値・数量(~)に満たない(足りない)こと」など |
| 嘆願 | たんがん | 「事情を説明して、熱心に頼むこと」 |
| 男尊女卑 | だんそんじょひ | 「男性を重くみて、女性を軽んじること。また、そのような考え方や態度」 |
| 秩序 | ちつじょ | 「社会や集団が望ましい状態を保つための決まり」など |
| 致命的 | ちめいてき | 「損害や失敗などが、取り返しがつかないほど重大なさま」など |
| 茶番 | ちゃばん | 「結果の見え透いているような馬鹿げた振る舞い」 |
| 中央値/平均値 | ちゅうおうち/へいきんち | (中央値)「データを小さい順に並べたときの真ん中の値」、(平均値)「全てのデータを足し合わせ、データの合計をデータの個数で割った値。平均して得られた値」 |
| 著作権/肖像権 | ちょさくけん/しょうぞうけん | (著作権)「著作者(自分の考えや感情を表現したもの)が、著作物から発生する利益を独占的に受け取ることができる権利」、(肖像権)「自分の肖像(姿や顔を写した絵・写真・彫刻など)を勝手に撮影されたり使用されたりしないための権利」 |
| 直近 | ちょっきん | 「現時点から最も近い期間」 |
| 陳腐 | ちんぷ | 「古くさくて、価値が低いこと。ありふれていて、つまらないこと。また、そのさま」 |
| 追記 | ついき | 「書き漏(も)らしたことなどを、後から書き加えること。追加して記すこと。また、その文」 |
| (~を)使わない手はない | (~を)つかわないてはない | 「それ(~)を使わないという選択肢はない」 |
| 月並、月並み、月次 | つきなみ | 「ありふれていること。平凡なこと。また、そのさま」 |
| 爪弾き | つまはじき | 「忌(い)み嫌って、仲間外れにすること」 |
| 体裁 | ていさい | 「他人が見たときの自分の状態についての感じ。世間体(せけんてい)」など |
| 定礎 | ていそ | 「建築工事の始めに礎石(そせき)を据(す)えること。建築工事を始めること」 |
| 低反発 | ていはんぱつ | 「反発力(外部から加わった力を跳ね返す力)が低いこと」 |
| 定量的 | ていりょうてき | 「物事の様子または変化などを、数値や数量に直して表すさま」 |
| 適宜 | てきぎ | 「個々の状況に合わせて行動するさま」など |
| 出来レース/八百長 | できれーす/やおちょう | (出来レース)「主催者により最初から勝敗の結果が分かっている勝負や競争」、(八百長)「勝負事で、当事者同士が前もって勝敗を打ち合わせておいて、真剣に勝負している様に見せかけること」 |
| 手に余る | てにあまる | 「物事が自分の能力を超えていて、その物事の処理ができないこと。手に負えない」 |
| 手前味噌 | てまえみそ | 「自分で自分のことを褒(ほ)めること」 |
| 手持ち無沙汰 | てもちぶさた | 「何もすることがなくて退屈なこと。また、そのさま」 |
| 当該 | とうがい | 「特定の事項や物事を指す表現」 |
| 当事者 | とうじしゃ | 「その物事に直接関係のある人」 |
| 踏襲 | とうしゅう | 「今までのやり方・方針などを受け継いで、その通りにやっていくこと」 |
| 同調圧力 | どうちょうあつりょく | 「集団の中で少数意見を持つ人に対して、多数意見に合わせるように誘導する無言の圧力」 |
| 登竜門 | とうりゅうもん | 「成功や出世のための難しい関門」 |
| 時の人 | ときのひと | 「世間で話題になっている人」 |
| 年甲斐もなく | としがいもなく | 「年齢にふさわしくない行動や考え方をするさま。年齢に似合わない振る舞いをするさま。いい年して」 |
| 度し難い | どしがたい | 「道理を言い聞かせても理解しようとしない。救いようがない。どうしようもない」 |
| 読解力 | どっかいりょく | 「文章を読んで、その内容を理解する能力」 |
| 取り分け、特け | とりわけ | 「同じようなものの中でも、その程度が際立っているさま。特に」 |
| 徒労 | とろう | 「努力や労力を費やしたのにも関わらず、何の成果も得られないこと。無駄な骨折り」 |
| 鳴かず飛ばず | なかずとばず | 「何の活躍も成果もない状態でいること」など |
| 済し崩し的に | なしくずしてきに | 「流れに任せて物事が少しずつ変わっていくさま。物事が曖昧(あいまい)なまま、少しずつ変わっていくさま」 |
| 何卒 | なにとぞ | 「相手に対して強く願い望む気持ちを表すときに用いる語。どうか」 |
| 何より | なにより | 「最上・最良であること。他のどんなものより。この上なく」 |
| 涙ぐましい | なみだぐましい | 「涙が出そうなほど感動したり、哀(あわ)れだと感じること」 |
| 鳴り物入り | なりものいり | 「大げさな宣伝をすること」など |
| 念頭に置く | ねんとうにおく | 「常に心に留(とど)めておくこと。心掛けておくこと」 |
| 能書き | のうがき | 「自分の優れた点などを盛んに述べること。また、その言葉」など |
| バイアス | 「物事の見方や考え方に生じる偏り」 | |
| 媒体 | ばいたい | 「伝達の仲立ちとなるもの」 |
| 拍車を掛ける(能動的)、拍車が掛かる(受動的) | はくしゃをかける、はくしゃがかかる | (拍車を掛ける)「物事の進行を一気に加速させること」、(拍車が掛かる)「物事の進行が一気に加速すること」 |
| 薄情 | はくじょう | 「人情に薄いこと。思いやりの気持ちがないこと。また、そのさま」 |
| 憚る | はばかる | 「他人の目を気にしたり、何かに気を遣(つか)ったりして避けること。遠慮すること」など |
| 腹を割って話す | はらをわってはなす | 「隠さずに心の中をさらけ出し、本音を正直に話すこと」 |
| 反芻 | はんすう | 「繰り返しよく考えること」など |
| 比肩 | ひけん | 「肩を並べること。同等であること。匹敵(ひってき)すること」 |
| 偏に | ひとえに | 「原因・理由などが、ただそれだけであるさま」など |
| 皮肉 | ひにく | 「直接的ではなく、相手を意地悪く遠回しに非難すること。また、そのさま」など |
| 罷免 | ひめん | 「公務員の職を強制的に辞めさせること」 |
| 比喩 | ひゆ | 「ある物事を説明する際に、他の似ている物事に置きかえて分かりやすく説明する表現方法」 |
| 日和見 | ひよりみ | 「事の成り行きを見て有利な方につこうと、形勢をうかがうこと」 |
| 平謝り | ひらあやまり | 「ただひたすらに謝ること」 |
| 平たく言えば | ひらたくいえば | 「分かりやすく言えば。簡単に言えば」 |
| ピンキリ | 「物事の価格・品質などの程度や範囲が広いことを表す語。最も良いものから最も悪いものまで。最初から最後まで」 | |
| 歩合制 | ぶあいせい | 「個人の売上や成果などに応じて報酬が支払われる制度」 |
| 吹聴 | ふいちょう | 「言いふらすこと。言い広めること」 |
| 付加価値 | ふかかち | 「ある商品やサービスに付け加えられた、他にはない独自の価値」など |
| 不可抗力 | ふかこうりょく | 「(天災など)人の力ではどうすることもできない外からの力や事態」 |
| 俯瞰 | ふかん | 「(高い所から見下ろすように)物事を広い視野で見渡すこと」など |
| 不況 | ふきょう | 「景気が悪いこと。経済が停滞していること。不景気」 |
| 不謹慎 | ふきんしん | 「慎(つつし)みのないこと。不真面目(ふまじめ)なこと。また、そのさま」 |
| 不躾 | ぶしつけ | 「礼儀や作法を欠いていること。無礼。無作法。また、そのさま」 |
| 不条理 | ふじょうり | 「道理に合わないこと。筋道(すじみち)が通らないこと」 |
| 付随 | ふずい | 「主となる物事に付き従って他の物事が生じること」 |
| 物議を醸す | ぶつぎをかもす | 「世間の議論を引き起こすこと」 |
| 無難 | ぶなん | 「危険や間違いのないこと。また、そのさま」など |
| 不服 | ふふく | 「納得がいかず、不満に思うこと。また、そのさま」 |
| 訃報 | ふほう | 「人が亡くなったことを関係者に知らせる連絡」 |
| 不本意 | ふほんい | 「自分の本当に望むところではないこと。また、そのさま」 |
| 不問 | ふもん | 「取り上げて問題にしないこと」 |
| 無礼講 | ぶれいこう | 「身分・地位の差、礼儀作法や堅苦しいことを抜きにして行う宴会」 |
| プロパガンダ | 「特定の主義や思想などに誘導したり、それらを広めたりするための宣伝活動」 | |
| 文脈 | ぶんみゃく | 「前後の文章の流れや、文と文、語と語の中にある意味・内容のつながり具合」 |
| 平行線を辿る | へいこうせんをたどる | 「両者の意見などが、互いに譲り合わず、どこまでも一致しないままの状態が続くさま」 |
| 辟易 | へきえき | 「同じことが繰り返されて、飽きて嫌な気持ちになること。うんざりすること」 |
| 別途 | べっと | 「別の方法。別の方面。別の扱い。また、(副詞的に)別に」 |
| 減らず口 | へらずぐち | 「負けや失敗を素直に認めずに、強がりや屁理屈(へりくつ)を言うこと。また、そのような言葉」 |
| 屁理屈 | へりくつ | 「筋(すじ)の通らない理屈」 |
| 便宜 | べんぎ | 「特別な処置」など |
| 暴論 | ぼうろん | 「道理を無視した乱暴な議論や意見」 |
| 他ならない | ほかならない | 「(多く”~に他ならない”の形で)それ以外の何物でもない」など |
| 補完 | ほかん | 「不足している部分を補って、完全なものにすること」 |
| 本懐 | ほんかい | 「元から抱いている願い。本望(ほんもう)」 |
| 本末転倒 | ほんまつてんとう | 「重要な部分と、それよりも重要度の低い部分の順序や位置づけを間違えること。また、それにより重要な部分(本来の目的)の逆効果になること」 |
| 罷り通る | まかりとおる | 「”通る。通用する”を強めた言い方。(悪い物事が)堂々と通用すること」 |
| 曲がり形にも | まがりなりにも | 「不完全ながら。不十分ではあるが。どうにかこうにか」 |
| マスト | 「なくてはならないもの。欠かせない。必須。また、優先順位が最も高い」 | |
| 未だしも | まだしも | 「まだいくらかはマシであるさま。良くもないがそれでも」 |
| 間怠っこしい | まどろっこしい | 「動作や処理が遅かったり、話が回りくどかったりしてイライラするさま」 |
| 眉唾物 | まゆつばもの | 「信用できないもの。真偽の確かでないもの。怪しいもの」 |
| 満更でもない | まんざらでもない | 「どちらかと言えば良い。また、かなり良い(表向きは気に入ってなさそうに振る舞うが、本心は気に入っている場合)」など |
| 慢心 | まんしん | 「自分の能力や立場などを過大評価して、他人を見下したり、調子に乗ったりすること。また、そのような心」 |
| 満を持して | まんをじして | 「十分に準備を整え、ちょうど良い機会が来るのを待つこと。また、万全(ばんぜん)の状態で行動を起こすこと」 |
| 見切り発車 | みきりはっしゃ | 「議論や準備が十分にできていない状況で、物事を決定または実行してしまうこと」など |
| 見過ごせない | みすごせない | 「無視することはできない。見逃すことはできない」 |
| 未曾有、未曽有 | みぞう | 「今までに一度も起こったことがないこと」 |
| 身に余る | みにあまる | 「自分の立場・能力などに対して、待遇・評価などが過度であり、自分にはふさわしくないと感じること」 |
| 身も蓋もない/元も子もない | みもふたもない/もともこもない | (身も蓋もない)「言葉の表現が直接的すぎて、面白味(おもしろみ)や情緒(じょうちょ)がないこと」、(元も子もない)「無理をしたり、欲張りすぎたりすると、何もかも失うこと」 |
| 脈絡がない | みゃくらくがない | 「話や文章の流れに一貫性がなく、前後の関係が掴(つか)みにくかったり、矛盾(むじゅん)していたりすること」 |
| 無下にする | むげにする | 「相手の意見や存在を軽視し、冷たく扱うこと」 |
| 向こう~年間 | むこう~ねんかん | 「今から~年後までの期間」 |
| 無闇、無暗 | むやみ | 「結果を考えずに行動すること」など |
| 無類 | むるい | 「比べるものがないことや、比べるものがないほどに優れていること。また、そのさま」 |
| 無論 | むろん | 「論じる必要のないほど明らかなさま。言うまでもなく。もちろん」 |
| 明文化 | めいぶんか | 「(規則・取り決めなどを)明確に文章で書き示すこと」 |
| メタ認知/無知の知 | めたにんち/むちのち | (メタ認知)「自分の思考・感情・行動などを、客観的」、(無知の知)「自分が何も知らない(=無知)ということを自覚することが真の知への始まりである、という考え方」 |
| 目減り | めべり | 「物の実質的な価値が低下すること」など |
| 免疫 | めんえき | 「生体が自己にとって健全な成分以外のものを識別して排除する防御システム」など |
| 免罪符 | めんざいふ | 「責任・非難・罪悪感などから逃れるための行動や理由」など |
| 申し分ない | もうしぶんない | 「不満な点や、欠点として指摘する部分がないこと」 |
| 目下 | もっか | 「今。ただ今。現在」 |
| 勿体振る | もったいぶる | 「必要以上に重々しく振る舞ったり、回りくどい態度をとったりすること」 |
| 専ら | もっぱら | 「一つの事に集中するさま。その事ばかり」 |
| 持て余す | もてあます | 「取り扱い方や処置に困ること。手に負えないで困ること」 |
| 元い | もとい | 「誤って述べたことを訂正するときに用いる語」 |
| 牴牾しい、擬しい | もどかしい | 「物事が思うように進まずイライラすること」 |
| 悖る | もとる | 「物事の筋道に合わないこと。道理に背(そむ)くこと。反すること」 |
| 問題提起 | もんだいていき | 「問題や課題を解決すべき事項として示し、相手に向けて疑問を投げかけること」 |
| 野心 | やしん | 「実現が難しそうな大きな望み。また、現状よりもさらに高い権力・名誉・財力などを得ようとする心」など |
| (~)吝かではない | (~)やぶさかではない | 「~する努力を惜しまない。喜んで~する」 |
| 野暮 | やぼ | 「表面だけでは分かりにくい、人の微妙な気持ちを理解できないこと。また、そのような人やそのようなさま」など |
| 疚しい、疾しい | やましい | 「悪いことをしたと心を痛める。後ろめたい」 |
| 揶揄 | やゆ | 「相手を困らせたり怒らせたりするようなことをして面白がること。からかうこと」 |
| 遣る瀬無い/遣り切れない | やるせない/やりきれない | (遣る瀬無い)「悲しみや辛(つら)さなど、思いを晴らす方法がないこと。自分ではどうすることもできず、切(せつ)ないこと」、(遣り切れない)「そのままの状態では気持ちが収まらないこと。我慢できないこと。耐えられないこと」 |
| 有事 | ゆうじ | 「戦争や大規模な自然災害などの非常事態」 |
| 有識者 | ゆうしきしゃ | 「特定の分野や問題についての詳しい知識や経験を持ち、専門的な意見やアドバイスができる人」 |
| 憂慮 | ゆうりょ | 「心配すること。不安に思うこと」 |
| 所以 | ゆえん | 「わけ。理由」 |
| 癒着 | ゆちゃく | 「あるべき関係を超えて、不正に強く結びついていること」など |
| (~を)余儀無くされる | (~を)よぎなくされる | 「それ(~)をするしかない状態にされること」 |
| 予後 | よご | 「手術後の患者の状態や、病気の経過についての医学的な見通し」など |
| 与信 | よしん | 「相手に対して信用(=信頼できるという評価)を与えること」 |
| 余談 | よだん | 「用件以外の話。本筋を外れる話」 |
| 余念がない | よねんがない | 「(”~に余念がない”の形で)他のことを考えず、ひとつのことに集中しているさま」 |
| 理に適う | りにかなう | 「道理・理屈に合っていること。物事の筋が通っていて、無理や矛盾がないこと」 |
| 理不尽 | りふじん | 「道理を尽くさないこと。筋道の通らないこと。また、そのさま」 |
| 留意 | りゅうい | 「心に留(とど)めること。気を付けること」 |
| 了見 | りょうけん | 「考えを巡らすこと。また、その考え。思慮」 |
| 良識 | りょうしき | 「物事の善悪を正しく判断する能力」 |
| 領分 | りょうぶん | 「権限・能力などの及ぶ範囲。勢力範囲」など |
| 稟議 | りんぎ、ひんぎ | 「官庁・会社などで、会議を開く手間を省(はぶ)くために、係の者が案を作成して関係者に回覧し、承認を求めること」 |
| 例に漏れず | れいにもれず | 「一般の例と同様に。他と同様で例外ではない」 |
| 黎明期 | れいめいき | 「新しい事柄(時代・文化など)が始まろうとする時期」 |
| 老婆心 | ろうばしん | 「必要以上に世話を焼こうとする気持ち。おせっかいな心」 |
| ロビー活動 | ろびーかつどう | 「個人や団体が、自分たちの意見や要望を政治家や行政官に伝え、特定の政策や法律に反映させてもらうように働きかける活動」 |
| 詫び寂び | わびさび | 「質素なものや、時間の経過による変化(古びたものなど)の中に、美しさや味わい深さなどの魅力を感じる日本特有の心」 |
※1:漢字表記や漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)です。
漢字表記の例 【些末、瑣末】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記、比較して一般的に使われることが少ない漢字表記】
漢字の読み方の例 【りんぎ、ひんぎ】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】
※2:漢字表記が存在しなかったり見つからなかったりする言葉や表現の場合は、ひらがな表記しかしていません。
【生憎】
読み方:あいにく
生憎の意味は、
意味1の例文 「生憎の天気で野球が中止になった」
⇒心の中では天気が晴れになることを期待していましたが、実際の天気は雨で野球ができなくなったことを残念に思っている、ということ
意味2の例文 「お生憎さま、試験には合格できました」
⇒自分が試験に合格できないと相手は思っていましたが、試験に合格できたので相手の期待が外れてからかっている、ということ
【揚げ足を取る】
読み方:あげあしをとる
揚げ足を取るの意味は、”人の言い間違いや言い損(そこ)ない、失言を捕(と)らえて、責めたりからかったりすること”。
揚げ足は”柔道や相撲(すもう)などで、宙に浮き上がった足”を指す言葉で、揚げ足を取るは「攻めて技をかけようとした相手の足を利用して倒す様子」からきています。
例文1 「彼の長所は、揚げ足を取るのが上手いことだと皆からバカにされている」
例文2 「彼女は揚げ足を取るようなことを言うだけで、改善点などについての発言は一切しない」
【悪しからず】
読み方:あしからず
悪しからずの意味は、”相手の希望や意向に沿(そ)えない時に用いる、「気を悪くしないでください」「悪く思わないでください」という気持ちを表す語”。
例文1 「本日は予定が埋まっていて、その件については返信できないので悪しからず」
例文2 「この商品は売り切れ次第、販売終了となりますが、悪しからずご了承ください」
【足が地に着く/地に足が付く(元々は”足が地に着く”の誤用)】
読み方:あしがちにつく/ちにあしがつく
「足が地に着く」「地に足が付く」の意味は、
「足が地に着く」「地に足が付く」は、地面にしっかりと足をつけていると安定して立つことができる、ということからきている意味です。
本来は「足が地に着く」という表現が正しく、「地に足が付く」は本来の表現(足が地に着く)の誤用でしたが、現在では「地に足が付く」という表現も慣用読みのように定着して正しいものとして一般的に認められているように感じます。
(慣用読みとは、誤読などによって本来とは異なる(=間違った)読み方でも、それが広く定着したことで認められるようになった読み方)
また、「足が地に着かない、地に足が付かない=緊張や興奮などで、気持ちに落ち着きがないさま/考え方や行動が現実離れしてしっかりしていないさま」を指します。
意味1(足が地に着く)の例文 「最終面接の前日、彼女は足が地に着かないほどの不安を抱えていた」
意味2(地に足が付く)の例文 「いつまでも夢ばかり追いかけるのではなく、そろそろ地に足を付けた方が良いのではないか」
【与る】
読み方:あずかる
与るの意味は、
意味1の例文 「そのプロジェクトの計画書の作成に与る」
意味2の例文 「お招きに与り、心より感謝申し上げます」
【恰も、宛も】
読み方:あたかも
恰もの意味は、”あるものを、よく似ている他の物事にたとえて表す語。まるで。さながら。まさしく”。
例文1 「この絵は恰も写真のように見える」
例文2 「恰も実際に経験したかのような錯覚を生じさせる」
【当たりを付ける】
読み方:あたりをつける
当たりを付けるの意味は、”未知の物事に関して、おおよその結果・程度を予測すること”。
当たりを付けるは、大体こうだろうと予測したものが外れている場合でも用いられます。
例文1 「失敗するのは嫌なので、何事も当たりを付けてから行動するようにしている」
例文2 「今回のテストは自信があると言っていたが、私は彼の点数は赤点ギリギリだろうと当たりを付けている」
【軋轢】
読み方:あつれき
軋轢の意味は、”仲が悪くなること”。
例文1 「その出来事をきっかけに妻との間に軋轢が生じた」
例文2 「まずは組織内部の軋轢を解消するのが最優先だ」
【後腐れ】
読み方:あとくされ
後腐れの意味は、”物事が済んだ後でもすっきりと解決せず、その出来事の影響が続いて面倒なことが残ること”。
一般的にほとんどは「後腐れがない」「後腐れなく」(物事が済んだ後に、面倒なことが残らないさま)のように用いられ、「後腐れがある」のように用いられることはありません。
例文1 「彼氏と後腐れなく別れたつもりだったが、彼には未練があったらしく、付きまとわれて迷惑している」
例文2 「会社を辞めるときは、後腐れがないように、しっかりと自分の業務の引き継ぎはするべきだ」
【強ち】
読み方:あながち
強ちの意味は、”(”強ち~ない”の形で)必ず~とは限らない、という気持ち。必ずしも”。
例文1 「彼の言っていることも強ち間違いではない」
例文2 「彼女の証言も強ち嘘とは言い切れない」
【遍く、普く】
読み方:あまねく
遍くの意味は、”すべてに行き渡るさま。隅々(すみずみ)まで。漏(も)れなく”。
例文1 「彼が自慢している知識は、この業界では遍く知れ渡っている知識だ」
例文2 「彼女の考案した技術が実用化されれば、どの国においても遍く恩恵がもたらされることだろう」
【甘んじて】
読み方:あまんじて
甘んじての意味は、”仕方がないと思って受け入れること。仕方なく認めること”。
例文1 「現状に甘んじていたら、成長はできないよ」
例文2 「私の意見に賛否両論あるのは理解しているため、彼らからの批判は甘んじて受けるつもりだ」
【あわよくば】
あわよくばの意味は、”上手くいけば。運が良ければ”。
例文1 「今の成績なら、あわよくば県内トップの高校に合格するのも夢じゃない」
例文2 「今回のプロジェクトが成功すれば、あわよくば会社からボーナスが支給されることも考えられる」
【案じる】
読み方:あんじる
案じるの意味は、”心配すること”。
「案じる」(一般的によく用いられる)の古い表現として「案ずる」が用いられることもありますが、意味はどちらも同じです。
「案ずるより産むが易し(あんずるよりうむがやすし)」は、”前もってあれこれ心配するよりも、実際にやってみると案外簡単にできることのたとえ”を意味することわざです。
出産する前は心配することが多いが、終わってみると案外簡単に済んでしまう、ということからきています。
例文1 「私がこうして話しているのも、君の身を案じてのことだ」
例文2 「テレビやゲームばかりして育っている子供を見ると、将来を案じてしまう」
【案の定】
読み方:あんのじょう
案の定の意味は、”思った通り。予想通り”。
例文1 「案の定、彼は大学受験に失敗してしまった」
例文2 「雨が降るかもしれないと思って傘を持って行ったら、案の定、外出してすぐに雨が降り出した」
【暗黙の了解/不文律】
読み方:あんもくのりょうかい/ふぶんりつ
暗黙の了解の意味は、”明確に言葉や文章にしていなくても、当事者間の理解や納得が得られているルール”。
暗黙の了解は例えば、「新人が率先して雑用を担当する」「旅行したら職場にお土産を買ってくる」「エレベーターや電車では先に降りる人を行かせる」などが挙げられます。
暗黙の了解と意味の似ている言葉に「不文律(ふぶんりつ)」がありますが、不文律は”暗黙の了解よりも、より強い規則や掟(おきて)としての意味合い(どちらも明文化されていないルールという点では同じ)”になります。
なので暗黙の了解よりも強く守らなければならないルールの場合に不文律が用いられます。
暗黙の了解の例文 「どの職場でも何かしら暗黙の了解はあるものだ」
不文律の例文 「夜は9時までには帰って来なければならないという不文律があった」
【言い得て妙】
読み方:いいえてみょう
言い得て妙の意味は、”上手い表現で的確に言い表していること”。
例文1 「バブル経済とは言い得て妙だ」
例文2 「彼の説明は言い得て妙で、難しい概念だったが簡単に理解することができた」
【言い掛かり】
読み方:いいがかり
言い掛かりの意味は、”根拠のない事柄であるにも拘(かかわ)らず、他人に対して無理やり非難や批判をすること”。
例文1 「ただスマホを見ていただけなのに、写真を撮られたと言い掛かりをつけられた」
例文2 「彼女の言い掛かりから始まった問題が次第に大きくなり、会社全体を巻き込むことになった」
【言い値】
読み方:いいね
言い値の意味は、”売る側が提示する値段のこと”。
言い値の対義語を「付け値(つけね)」といい、”買う側が提示する値段のこと”を意味します。
例文1 「言い値で買うとは言ったが、さすがに相場の10倍の値段で買うことはできない」
例文2 「友人から言い値で車を譲ってもらったが、かなり安くしてくれたみたいだ」
【移管】
読み方:いかん
移管の意味は、”管理・管轄(かんかつ)の権限を他に移すこと”。
例文1 「この建物の所有は、県から市に移管された」
例文2 「先日話していた業務の移管については滞りなく終了した」
【如何せん】
読み方:いかんせん
如何せんの意味は、”残念ながら”。
例文1 「やりたいことはたくさんあるが、如何せん時間が足りない」
例文2 「職場の近くに引っ越したいけど、如何せん家賃が高くて諦めている」
【意匠】
読み方:いしょう
意匠の意味は、”物の形・色・模様などのデザイン的な工夫”。
例文1 「意匠を凝(こ)らした商品だからといって必ず売れるわけではない」
例文2 「彼の作品は、斬新な意匠で注目を集めている」
【一概には言えない】
読み方:いちがいにはいえない
一概には言えないの意味は、”ひとつの考え・意見などが全てに当てはまるわけではないため、断定できないこと”。
例文1 「田舎よりも都会の方が住みやすいとは一概には言えない」
例文2 「一概には言えないが、多くの人はお金があれば今よりも幸せになれる」
【厭わない】
読み方:いとわない
厭わないの意味は、”嫌がらないこと。また、嫌だからと避けたりしないこと”。
厭わないは、「厭う(いとう):嫌に思うこと。また、嫌に思って避けること」の否定形です。
例文1 「彼女は、子どものためならどんな苦労も厭わない」
例文2 「あの人のためなら罪を犯すことも厭わない」
【命取り】
読み方:いのちとり
命取りの意味は、”生命や地位、財産などを失う決定的な原因となるものや事柄”。
例文1 「あのときの早まった判断が、結局彼の命取りとなった」
⇒あのときの早まった判断が、彼の生命や地位、財産などを失う決定的な原因になった、ということ
例文2 「ここから先の作業は小さなミス1つが命取りになるため、細心の注意を払って進めなければならない」
【嫌味、嫌み、厭味】
読み方:いやみ
嫌味の意味は、”他人に不快感を与える言動や態度”。
一般的に嫌味というと言葉によるものだけだと思われがちですが、正確には言葉によるものだけでなく不快感を与える行為すべてが嫌味に含まれます。
例文1 「相手は私のことを純粋に褒めてくれているのに、どこか嫌味に聞こえてしまう」
⇒例えば、相手は私のことを頭が良いと褒めてくれるが、自分では頭が良いと思っていないため、バカにされているように感じてしまう場合など
例文2 「彼は嫌味ばかり言う人なので、仲の良かった人も次第に彼から離れていった」
【言わずもがな】
読み方:いわずもがな
言わずもがなの意味は、”言うまでもない。言わなくても分かる”。
例文1 「彼が頭が良いことは言わずもがなだ」
⇒彼が頭が良いということは、言わなくても周知の事実である
例文2 「彼女の試験結果がどうなるかは、言わずもがな」
【所謂】
読み方:いわゆる
所謂の意味は、”世間一般に言われる。俗に言うところの”。
例文1 「彼のようにお金と時間に余裕がある独身者のことを、所謂独身貴族と呼ぶ」
例文2 「最近のニュース記事には、所謂フェイクニュースが多い」
【因果関係】
読み方:いんがかんけい
因果関係の意味は、”ある事柄(原因)が、直接的に別の事柄(結果)を引き起こす関係”。
因果(いんが)は、「原因と結果」のことを意味します。
例文1 「その出来事と今回の事件には因果関係はないと結論付けられた」
例文2 「この2つの事柄には、相関関係はあるが因果関係はない」
【印象操作】
読み方:いんしょうそうさ
印象操作の意味は、”受け手に、ある対象(個人・団体・商品など)に対しての特定の印象を与えるための意図的な言動”。
例文1 「メディアによる印象操作の影響は、SNSなどで真実が明らかになってきていることから昔ほど大きくない」
例文2 「印象操作は巧妙に行われることが多く、受け手自身もそれが正確な情報かどうかを見抜く力が必要になる」
【迂闊】
読み方:うかつ
迂闊の意味は、”ぼんやりして物事に対して注意が足りていないこと。また、そのさま”。
例文1 「そんな危険なことを今まで知らずに過ごしていたのは迂闊だった」
例文2 「一見すると誠実そうだが、彼のことを迂闊に信用してはいけない」
【疎い】
読み方:うとい
疎いの意味は、”その物事についてよく知らないこと。その事情に通じていないこと”。
例文1 「彼は流行に疎いので、そのドラマを知ってるわけがない」
例文2 「同年代で私よりパソコンに疎い人はいないと思っていたが、まさか同じクラスにいるとは」
【負い目を感じる/引け目を感じる】
読み方:おいめをかんじる/ひけめをかんじる
負い目を感じるの意味は、”自分が、他人に対して何らかの責任(他人に負担や迷惑をかけた)や借りがあって、それを申し訳なく思ったり、負担に感じたりすること”。
自分が他人から恩を受けた(=借りがある)場合(例えば、恩を受けたのにまだその恩を相手に返すことができていない)でも、それが自分にとって負担に感じてしまうのなら「負い目を感じる」を用いることができます。
引け目を感じるの意味は、”他人に比べて自分は劣っている、または及ばないと感じること”。
負い目を感じるの例文 「自分のために多くの犠牲を払ってくれている彼女に負い目を感じている」
引け目を感じるの例文 「今ではそうでもないが、子供の頃は優秀な兄にいつも引け目を感じていた」
【応酬】
読み方:おうしゅう
応酬の意味は、”互いにやり取りすること。また、相手のやり方に応えて、やり返すこと”。
例文1 「激しい議論の応酬の末、最終的に合意に至った」
例文2 「しばらくパンチの応酬が続いたが、最後までリング上に立っていたのは挑戦者だった」
【烏滸がましい、痴がましい】
読み方:おこがましい
烏滸がましいの意味は、”出過ぎて(守るべき限度や範囲を超えて)いて生意気なこと。身の程知らずなこと”。
例文1 「彼は烏滸がましくも”世界一の投資家”と自称している」
例文2 「自分で言うのも烏滸がましいが、おれの顔はイケメンの部類には入っているだろう」
【幼馴染】
読み方:おさななじみ
幼馴染の意味は、”幼い頃に親しくしていた友達。また、そのような間柄(あいだがら)”。
幼い頃というのは一般的には”3歳(幼稚園入学)~7歳(小学1・2年生)くらい”までの期間を指し、現在も交友関係が続いているかどうかや性別(男女)は関係ありません。
例文1 「妻とは幼馴染で、小さい頃は家の周りを2人でよく走り回って遊んでいた」
例文2 「10年ぶりに幼馴染に再会したが、昔の面影はほとんど残っていなかった」
【御座形、御座成り/等閑】
読み方:おざなり/なおざり
御座形(おざなり)の意味は、”その場をしのぐために、物事をいい加減に行うさま”。
等閑(なおざり)の意味は、”物事をいい加減に考え、何もせずに放っておくさま”。
これらの違いとしては「おざなり=行動しているが、いい加減(適当)に済ます」で、「なおざり=物事をいい加減(軽く)に考え、行動すらしない」となります。
御座形(おざなり)の例文 「説明が御座形で、まったく理解することができなかった」
等閑(なおざり)の例文 「彼は勉強を等閑にして、毎日遊んでばかりいる」
【押し並べて】
読み方:おしなべて
押し並べての意味は、”物事の大体の傾向として”。
押し並べては、全体を大まかに表すときに用いる言葉で、物事の全体の傾向を指します(なのでその物事の全部がそうであるとは限らない)。
例文1 「このサービスの顧客満足度は、押し並べて高い水準を維持している」
例文2 「今年の新入社員は、押し並べて優秀だ」
【自ずと】
読み方:おのずと
自ずとの意味は、”物事の性質や成り行きに従って(他の力や働きかけがなくても)自然にそうなるさま。自然に”。
例文1 「その問題については、時間が経てば自ずと解決するだろう」
例文2 「最初は意味が分からなくても、繰り返し読めば、自ずと理解できるようになってくる」
【慮る】
読み方:おもんばかる、おもんぱかる
慮るの意味は、”あれこれ考えること。考慮すること”。
例文1 「将来を慮るゆえに、安定した公務員を勧める親が多い」
例文2 「彼の発言は相手の立場を慮っているように見えるが、実際は自分のことしか考えていない」
【折り合い】
読み方:おりあい
折り合いの意味は、
意味1の例文 「彼らは折り合いが悪く、いつも喧嘩(けんか)ばかりしている」
意味2の例文 「双方の条件面で折り合いがつかなかったので、再度協議が必要だ」
【邂逅】
読み方:かいこう
邂逅の意味は、”思いがけなく出会うこと。また、偶然の出会い”。
例文1 「小学生のときに引っ越してから会えていなかった友達と高校で邂逅を果たした」
例文2 「旧友との邂逅で、学生の頃に戻ったかのような気分になった」
【買い叩く】
読み方:かいたたく
買い叩くの意味は、”売る側の弱み(早く現金が欲しい、相場の知識がないなど)に付け込んで、相場よりもはるかに安い値段で買い取ること”。
例文1 「先日倒産したその業者は、以前にあまり知識のない私からブランド品を買い叩こうとしていた業者だ」
例文2 「交渉力なのか騙しているのかは分からないが、彼は買い叩いた品物を高値で売って大金を稼いでいる」
【掻い摘んで】
読み方:かいつまんで
掻い摘んでの意味は、”重要な点を取り出してまとめること”。
例文1 「昨日起こった事件の内容を掻い摘んで説明する」
例文2 「掻い摘んで話したつもりだったが、彼に話が長すぎて分かりにくいと言われた」
【乖離】
読み方:かいり
乖離の意味は、”離れること”。
例文1 「互いの見解が大きく乖離しており、話し合いでは解決できなかった」
例文2 「今期の売り上げは、目標としていた売り上げとの乖離が大きいため、戦略を見直す必要がある」
【瓦解】
読み方:がかい
瓦解の意味は、”一部の崩れから、全体が崩れること”。
これは屋根瓦(やねがわら)の一部が落ちれば、その勢いで他の屋根瓦も崩れることからきている言葉です。
例文1 「彼のその発言ひとつで組織が瓦解した」
例文2 「もし彼が抜けたら、このチームは間違いなく瓦解するだろう」
【佳境】
読み方:かきょう
佳境の意味は、”興味を感じさせる場面。面白い場面”。
例文1 「映画もいよいよ佳境に入り、誰が黒幕なのかが明かされようとしている」
例文2 「演劇が佳境に差し掛かるところで、急にトイレに行きたくなってきた」
【瑕疵】
読み方:かし
瑕疵の意味は、
意味1の例文 「彼から譲ってもらったパソコンは、一点の瑕疵もなく、新品かと思うほどだった」
意味2の例文 「瑕疵物件は相場よりも価格は安くなるが、一般的には避けられることが多い」
【過信】
読み方:かしん
過信の意味は、”価値や能力を実際よりも高くみて、信頼しすぎること”。
例文1 「自分を信じるのは良いが、自分の実力を過信すると油断して失敗してしまうので注意が必要」
例文2 「彼は自分の能力を過信して試験勉強を一切しなかった結果、試験に落ちた」
【過大評価/過小評価】
読み方:かだいひょうか/かしょうひょうか
過大評価の意味は、”価値や能力を実際よりも高く評価すること”。
過小評価の意味は、”価値や能力を実際よりも低く評価すること”。
過大評価の例文 「私は、どうやら彼の実力を過大評価していたようだ」
⇒彼の本来の実力よりも高く評価していた、ということ
過小評価の例文 「彼女は、自分自身の能力を過小評価する傾向にある」
⇒彼女は、自分の本来の能力よりも低く評価してしまう傾向にある、ということ
【形無し】
読み方:かたなし
形無しの意味は、
面目(めんぼく、めんもく)は”世間や周囲に対する体面・立場・名誉。また、世間からの評価”を意味するため、「面目を失う=自分の体面・立場・名誉に傷をつけること。また、世間からの評価を落とすこと」を意味しています。
意味1の例文 「彼女のためにずっと準備していたが、彼女のその発言で今までの努力が形無しになった」
意味2の例文 「アマチュアに負けて、プロも形無しだ」
【割愛】
読み方:かつあい
割愛の意味は、”惜しいと思いながらも、やむをえず手放したり、省略したりすること”。
例文1 「この部分の説明は重要ですが、時間の関係上、割愛します」
例文2 「詳細については別途資料をお送りいたしますので、こちらでは割愛させていただきます」
【葛藤】
読み方:かっとう
葛藤の意味は、
意味1の例文 「親が子どもに対して過度な期待を抱いたりすることで、親子間の葛藤を生じる恐れがある」
意味2の例文 「私は、親友である彼を助けたい気持ちと、悪事に加担した彼を裁かなければならないという気持ちとの葛藤に苦しめられる」
【過度】
読み方:かど
過度の意味は、”適切な程度を超えていること。度が過ぎること。また、そのさま”。
例文1 「過度な筋トレは、逆に健康に悪いのでやめた方が良い」
例文2 「誰かや何かに過度な期待をしないで行動した方が、メンタル的にも安定する」
【過渡期】
読み方:かとき
過渡期の意味は、”物事が古いものから新しいものへと移り変わる途中の時期”。
例文1 「思春期というのは、子供から大人へ至る過渡期だと言える」
例文2 「最近我が社では売り上げが少しずつ落ちてきているが、これは過渡期を迎えていると捉えることもできる」
【可否】
読み方:かひ
可否の意味は、
意味1の例文 「この問題については可否を論じた上で判断する」
意味2の例文 「その件についての可否を問う」
【紙一重】
読み方:かみひとえ
紙一重の意味は、”1枚の紙の厚さほどの、ごくわずかな違い”。
例文1 「天才と狂人の差は紙一重だ」
例文2 「両者の実力は互角だったが、紙一重の差で何とかAさんが勝利した」
【皮切り】
読み方:かわきり
皮切りの意味は、”物事のし始め。手始め”。
例文1 「彼の発言を皮切りに、皆が日々ため込んでいた不満を吐き出していった」
例文2 「開店の合図を皮切りに、お客さんが店内へなだれ込んだ」
【為替】
読み方:かわせ
為替の意味は、”現金を直接使わずに代金の受け取り・支払いや資金の移動を行う方法”。
為替は「内国為替(ないこくかわせ):同一国内における為替」と「外国為替(がいこくかわせ):通貨の異なる外国間における為替。また、異なる通貨を交換すること」に分類され、一般的には為替というと「外国為替」(異なる通貨を交換すること)を指すことがほとんどです。
内国為替は身近でもたくさん利用されており、例えば「商品代金の振込・クレジットカードでの支払い・スマホゲームへの課金(スマホ料金と一緒に支払う形)」などが挙げられます。
為替レート(=外国為替相場)というと”外国為替(異なる通貨を交換すること)における、自国通貨と外国通貨との交換比率”を指し、例えば「1ドル=100円」(アメリカ通貨と日本通貨との交換比率)というのが為替レートになります。
例文1 「海外旅行をするかどうかは、現地の為替レートを確認してから決めている」
例文2 「外国為替市場は例の政策の表明により混乱が続いているが、あと数日もすれば落ち着くだろう」
【勘案】
読み方:かんあん
勘案の意味は、”色々な事情などを考え合わせること”。
例文1 「これらの結果を勘案して決定するつもりだ」
例文2 「双方の事情を勘案した上で、今後の対応について検討していきたいと思う」
【看過】
読み方:かんか
看過の意味は、”ある事実や問題を認識していながらも、そのまま放っておくこと。見逃すこと”。
看過は、一般的には「看過できない=(ある事実や問題を)見逃すことはできない」のように用いられることが多いです。
例文1 「法の番人である警察や検察が不正を看過するのは、絶対にあってはならないことだ」
例文2 「これ以上の遅刻は看過できないため、上にしっかりと報告しておきます」
【鑑みる】
読み方:かんがみる
鑑みるの意味は、”他の事例などに照らして考えること。他と比べて考えること”。
例文1 「慎重に鑑みた結果、この件については公表すべきではないと判断した」
例文2 「今までの彼の言動を鑑みると、彼は信用するに値しない人間だということが分かる」
【喚起】
読み方:かんき
喚起の意味は、”(感情・意識・行動などを)呼び起こすこと”。
例文1 「彼の注意喚起によって救われた人はきっと何人もいるだろう」
例文2 「彼の著書はどれも好奇心を喚起する内容だった」
【慣習】
読み方:かんしゅう
慣習の意味は、”特定の社会・集団の中で、口に出しては言わないが守られている行動”。
慣習は、法律・規則として定められているものではなく、簡単にいうと「ルールとして明確に決まっているわけではないが、皆が守っている行動」という認識です。
また、習慣と慣習はよく似ている言葉ですが、大きな違いはそれぞれ「習慣=個人」「慣習=社会・集団」を対象として用いられる点になります。
例文1 「エスカレーターで立ち止まる場合片側に並ぶのは、日本の慣習であるといえる」
例文2 「会社内の誰もが古い慣習を面倒くさがりつつも放置しているので、私は全員にその悪しき慣習をやめるように言い放った」
【勘当】
読み方:かんどう
勘当の意味は、”品行(ひんこう)が悪いなどの理由から、主従・親子・師弟の縁を切って追放すること”。
例文1 「彼はついに遊んでばかりの息子を勘当することにしたが、苦渋の決断だったようだ」
例文2 「私は親から勘当された身ではあるが、良き妻とも巡り合えたので勘当されて良かったと思っている」
【感無量】
読み方:かんむりょう
感無量の意味は、”(感動・喜び・感謝など)言葉では言い表せないほど、心に深く感じること”。
感無量は、「感慨無量(かんがいむりょう)」を略した言葉です。
例文1 「娘の高校の卒業式に出席し、成長した娘の晴れ舞台を見ることができて感無量の思いだ」
例文2 「この大会で優勝することは幼い頃からの夢だったので、優勝トロフィーを手にしたときは感無量で涙があふれてきた」
【起因】
読み方:きいん
起因の意味は、”物事の起こる原因となること”。
例文1 「失敗したのは、彼の行動不足に起因している」
例文2 「その病気は、ストレスと睡眠不足に起因する」
【既往歴】
読み方:きおうれき
既往歴の意味は、”過去にかかった病気やケガの履歴(=記録)。既往症の履歴”。
「既往症(きおうしょう)」というと、”過去にかかった病気やケガそのもの”を指します。
例文1 「履歴書に既往歴を記載する欄があるが、それは応募者に仕事の適正があるかどうかを企業が見極める材料のひとつになる」
例文2 「生命保険加入時は、過去5年以内の既往歴が必要になり、嘘や告知漏れがあると告知義務違反になってしまう」
【気概】
読み方:きがい
気概の意味は、”困難などにくじけない強い気持ち”。
例文1 「気概を持って取り組めばたいていのことは上手くいく」
例文2 「あいつからは新しいことに挑戦するという気概がまったく感じられず、プロジェクトから外れてもらった」
【規格】
読み方:きかく
規格の意味は、
意味1の例文 「ここでは規格を満たしていない商品を選別する作業が行われている」
意味2の例文 「彼は規格外のパワーを持っているが、バットにボールが当たらなければ意味がない」
⇒規格外は、規格から外れていることを意味し、人に対して用いる場合は”普通の人間の能力を大きく超えている”という意味で使われることが多い
【気兼ねなく】
読み方:きがねなく
気兼ねなくの意味は、”遠慮することなく、気軽に”。
気兼ねは、”気を遣(つか)うこと。遠慮すること”を意味する言葉です。
例文1 「ご不明な点がございましたら、気兼ねなくご連絡ください」
例文2 「彼とは、気兼ねなく本音を言い合える間柄だ」
【危惧】
読み方:きぐ
危惧の意味は、”上手くいかないのではないかと心配し、恐れること”。
例文1 「私はその件について一点だけ危惧していることがある」
例文2 「そのことがきっかけで、彼が自信をなくしてしまうのではないかと危惧している」
【奇遇】
読み方:きぐう
奇遇の意味は、”思いがけなく出会うこと”。
例文1 「こんなところで会うなんて奇遇ですね」
例文2 「奇遇にも彼は同じ車両に乗っており、そこで私たちは15年ぶりの再会を果たした」
【希釈】
読み方:きしゃく
希釈の意味は、”ある液体(溶液)に水(溶媒)などを加えて薄める(=濃度を低くする)こと”。
例えば、「原液1に対して水4で希釈する」(原液100mlであれば、水400mlを加える)や、「原液を水で5倍に希釈する」(原液100mlであれば、水400mlを加える=合計500mlになるので、原液100mlの5倍に希釈される)のように用いられます。
他にも「3倍濃縮(ストレートのつゆと比較して3倍の濃さ)のめんつゆを希釈する場合」であれば、
3倍濃縮のめんつゆ100mlに対して、水200mlを加えるとストレート(1倍)と同じ濃さで使用することができます。
(希釈の対義語は、「濃縮(のうしゅく):液体の濃度を高くすること」です)
例文1 「3倍濃縮のめんつゆを水で希釈するが、1:2ではなく、1:1で希釈して味を濃くする」
例文2 「車のウォッシャー液には原液をそのまま使用するタイプと、水で希釈して使用するタイプがある」
【貴賎、貴賤】
読み方:きせん
貴賎の意味は、”貴(とうと)いことと、卑(いや)しいこと。また、身分の高い人と低い人”。
例文1 「職業に貴賎なしというのに、SNSでは社会の基盤を支えてくれている人たちを見下すような発言が目立つ」
⇒”職業に貴賎なし=職業に優劣はなく、全ての職業が等しく尊重されるべきである”ということを意味
例文2 「私にとっては病気で苦しんでいる人は全員が平等に治すべき対象で、そこに貧富(ひんぷ)貴賎の差はない」
⇒病気で苦しんでいる人は全員が平等に治すべき対象で、そこに貧しい人・裕福な人・身分の高い人・身分の低い人の差はない、ということ
【偽善】
読み方:ぎぜん
偽善の意味は、”上辺(うわべ)を善人らしく見せかけること”。
ちなみに「上辺を善人らしく見せかけること=偽善(ぎぜん)」ですが、反対に「上辺を悪人らしく見せかけること=偽悪(ぎあく)」と言います。
例文1 「人間なら誰でも、多かれ少なかれ偽善的な行動をとっているものだ」
例文2 「彼の行動が偽善だったとしても、その行動で実際に助かっている人がいるなら何も問題はないはずだ」
【帰属】
読み方:きぞく
帰属の意味は、
意味1の例文 「彼は会社への帰属意識が低いので、きっかけさえあればすぐに退職するはずだ」
意味2の例文 「当然だが、彼が亡くなればその権利は私に帰属することになる」
【稀代、希代】
読み方:きだい、きたい
稀代の意味は、”世にも稀(まれ)なこと。非常に珍しいこと。また、そのさま”。
例文1 「彼の恐ろしいところは、世間から稀代の天才と評されても努力を一切怠(おこた)らないことだ」
例文2 「彼は稀代の詐欺師として知られており、彼に騙されて破産してしまった人は100人を超える」
【期待値】
読み方:きたいち
期待値の意味は、
意味1の期待値は例えば、「コインを投げて表が出たら100円、裏が出たら0円」というゲームがあるとして、このゲームを繰り返したときに得られる結果の平均的な値(この場合はもらえるお金)が期待値です。
コインを投げて表が出るか裏が出るかはそれぞれ50%なので、期待値を求める計算としては「(100×0.5)+(0×0.5)=50」となり、このゲーム1回あたりの期待値は50円ということになります。
なので仮に1回のゲームの参加費が30円であれば、期待値が50円なので参加するだけ得をする可能性が高く、仮に1回のゲームの参加費が70円であれば、参加するだけ損をしてしまう可能性が高くなります。
意味1の例文 「このくじ引きの期待値は100円しかないので、1回ごとに300円も払うとなると損する可能性が高い」
意味2の例文 「私の中では、新政権に対する期待値は非常に高い」
⇒新政権になったら、今よりも国自体や国民の生活は良くなるだろうと期待している、ということ
【忌憚】
読み方:きたん
忌憚の意味は、”遠慮すること”。
よく用いられる「忌憚のない意見」というのは、”遠慮のない正直な意見”を意味します。
例文1 「忌憚のないご意見をいただけましたら幸いです」
例文2 「私は忌憚なく意見を言ったつもりだが、彼は私が遠慮していると感じたようだ」
【基調】
読み方:きちょう
基調の意味は、
意味1の例文 「音楽における基調は、楽曲の雰囲気や方向性を決定づける重要な要素だ」
意味2の例文 「私の部屋は白を基調としたインテリアにしていて、家具から雑貨まで全てにこだわりがある」
意味3の例文 「基調演説を行うのは、そのイベントの基本方針やテーマなどを参加者に明確に伝えるためです」
【気取る】
読み方:きどる
気取るの意味は、
意味1の例文 「彼女の気取った話し方が好きになれない」
意味2の例文 「彼は有名人を気取っているが、周りからは痛い人だと思われている」
【きな臭い】
読み方:きなくさい
きな臭いの意味は、
意味1の例文 「散歩していたら、どこからかきな臭い空気が流れてきた」
意味2の例文 「ここ最近の世界情勢は、きな臭い雰囲気が漂(ただよ)っている」
意味3の例文 「彼にはきな臭い話が多く、仲良くなろうとするのはやめた方が良い」
【気の置けない】
読み方:きのおけない
気の置けないの意味は、”遠慮したり気を遣ったりする必要がないさま”。
「気が置けない」という表現についても、「気の置けない」と意味は同じです。
例文1 「彼とは小学校からの友達で、気の置けない関係だ」
例文2 「彼女とは気の置けない話ができるので、一緒にいるととても楽しい」
【気の毒】
読み方:きのどく
気の毒の意味は、
意味1の例文 「日頃から危険な運転を繰り返していたので、彼が事故にあったとしても気の毒には思わない」
意味2の例文 「私のミスのせいで彼も残業する羽目(はめ)になってしまったので、彼には本当に気の毒なことをしたと思っている」
【機微】
読み方:きび
機微の意味は、
意味1の例文 「そのことは彼女の機微に触れる話題なので、彼女の前では避けるべきだ」
意味2の例文 「機微を捉えることで、問題が起きても柔軟に対応することができる」
【詭弁】
読み方:きべん
詭弁の意味は、”間違っていることを、それが正しいかのように思わせる弁論”。
弁論は、”人々の前で意見を述べて論じたり議論したりすること”です。
例文1 「彼がいくら詭弁を弄(ろう)しても、私は彼が間違っていることを知っているので騙されない」
例文2 「一見正しいように見えるが、彼女の意見は詭弁に過ぎない」
【欺瞞】
読み方:ぎまん
欺瞞の意味は、”欺(あざむ)くこと。騙すこと”。
欺くは”相手の期待や想像を裏切ること”、騙すは”嘘を言って、本当ではないことを本当であると思い込ませること”を意味します。
例文1 「このようなことがあるたびに、世の中は欺瞞に満ちていると感じる」
例文2 「今まで何度も政治家が国民を欺瞞してきたことで、政治家への不信感が高まっている」
【逆もまた然り】
読み方:ぎゃくもまたしかり
逆もまた然りの意味は、”ある事柄において、条件や因果(=原因と結果)を入れ替えて逆転させても正しいと言えること”。
逆もまた然りの「然り」は”その通りである。そうである”という意味で、「また」は”同じく”という意味なので、「逆もまた然り=逆も同じくその通りである」となります。
ちなみに「逆も然り」「逆もまた真(しん)なり」などと言うこともありますが、「逆もまた然り」と意味は同じです。
例文1 「能力が高いからといって人間性も高いとは限らない。逆もまた然りだ」
⇒入れ替えて逆転させても正しいと言える。つまり、人間性が高いからといって能力も高いとは限らない、ということ
例文2 「好きこそものの上手なれというが、逆もまた然りである」
⇒好きなことだから熱心に努力して上手になるが、入れ替えて逆転させても正しいと言える。つまり、上手だから好きになることもある、ということ
【杞憂】
読み方:きゆう
杞憂の意味は、”あれこれと要らない心配をすること。取り越し苦労”。
これは古代中国で、杞(き)の国に住む男が、「もし天地が崩れたらどうしよう」と心配して(憂いて)、食事もとれず夜も眠れなかったという話に由来しています。
例文1 「新しい学校で友達ができるか心配していたが、杞憂だった」
⇒新しい学校で友達ができるか心配していたが、仲の良い友達ができた、ということ
例文2 「旅行中の家族が事故に遭う夢を見て、実際に起こっていたらどうしようかと心配していたが、杞憂に終わって良かった」
⇒家族が事故に遭う夢を見て心配していたが、家族は事故にも遭わず無事に帰って来た、ということ
【及第点】
読み方:きゅうだいてん
及第点の意味は、”試験などに合格するために必要な最低限の点数”。
例えば、100点満点の試験で80点以上が合格とすると、80点が及第点ということです。
例文1 「数学のテストの点数で60点を取ってしまったが、苦手な教科だったので自分の中では及第点と言える」
⇒60点自体は良い点数ではないが、苦手な数学で60点取れたのは自分の中の合格基準だと最低限の点数は満たしていると言える
例文2 「及第点とまではいかないが、今回の試験はかなり難しかったから、君にしてはよく頑張った方だとは思う」
【寄与】
読み方:きよ
寄与の意味は、”社会や人のために役に立つこと。貢献”。
例文1 「彼は科学の発展に大きく寄与した人物で、歴史の教科書にも載っている」
例文2 「それは世界平和に寄与しているが、一歩間違えば戦争の引き金になってしまうだろうと懸念されている」
【仰々しい、仰仰しい】
読み方:ぎょうぎょうしい
仰々しいの意味は、”大げさであるさま”。
例文1 「そんな些細(ささい)なことで騒ぎ立てるなんて仰々しい奴だな」
例文2 「彼はよく仰々しい言い方をするので、そこまで考え込む必要はないよ」
【恐縮】
読み方:きょうしゅく
恐縮の意味は、
謙遜は、”控え目な態度をとること”を意味します。
意味1の例文 「お忙しい中恐縮ではございますが、よろしくお願いいたします」
意味2の例文 「お褒めいただき、恐縮です」
【器用貧乏】
読み方:きようびんぼう
器用貧乏の意味は、”大抵のことはそれなりに上手くこなせるが、かえって一つのことに集中できず、どれも中途半端(=突出して優れたものがない)になってしまうこと。また、そのような人”。
例文1 「彼はスポーツ全般を普通以上にこなせるが、めちゃくちゃ上手いというわけでもないため器用貧乏だと言われている」
例文2 「器用貧乏は悪いことではなく、多くのスキルを持っているという点においては強みとなる」
【極論】
読み方:きょくろん
極論の意味は、”内容や例を極端にして言うこと。また、そのような意見や議論”。
例文1 「極論を言えば、下の人に仕事をすべて任せておけば社長は何もしなくても会社は回る」
例文2 「極論だけど、そんなに人と関わりたくないなら山に1人で住めばいいのに」
【拠出、醵出】
読み方:きょしゅつ
拠出の意味は、”ある目的のために金品(金銭と品物)を出し合うこと”。
例文1 「確定拠出年金は、企業が社員のために設けている年金制度だ」
例文2 「彼らはその計画に多くの資金を拠出したが、仲間の1人が資金を持ち逃げしたことによって計画は破綻してしまった」
【嫌いがある】
読み方:きらいがある
嫌いがあるの意味は、”ある物事に対して、好ましくない傾向があること”。
例文1 「彼女は電化製品を買っても、説明書を読まない嫌いがある」
例文2 「最近の若者は、仕事では手を抜こうとする嫌いがある」
【義理】
読み方:ぎり
義理の意味は、
意味1の例文 「助けてくれた相手を裏切るのは、義理に外れた行為だ」
意味2の例文 「私は義理で参加しているだけで、彼とはそこまで親しくはない」
意味3の例文 「今回の件に関しては君に礼を言われる義理はない」
意味4の例文 「彼は私よりも年下だが、姉と結婚しているため義理の兄ということになる」
【気を揉む】
読み方:きをもむ
気を揉むの意味は、”あれこれと心配すること。また、心配してやきもきすること”。
やきもきは、”あれこれと気を揉んで、苛立(いらだ)ち焦るさま”を意味します。
例文1 「試験の結果を待っていて気を揉んだが、無事に合格できていたので安心した」
例文2 「彼女が旅先で事故に遭ってないかと気を揉んでいたが、先ほど元気な姿で帰ってきた」
【金策】
読み方:きんさく
金策の意味は、”必要な金銭を準備すること。また、そのための工夫”。
例文1 「彼は資金繰りに困り、手当たり次第に借金をしたり土地を売ったりして、後先を考えずに金策に走ってしまう」
例文2 「彼女は金策のため1日中出掛けていたが、どうやら必要なお金を準備できなかったようだ」
【食い気味】
読み方:くいぎみ
食い気味の意味は、”相手が話し終わっていないのに、(相手の話を遮って)自分の話を割り込ませること”。
食い気味は、「食い込み気味」を省略した言葉です。
例文1 「彼はいつも食い気味に話してくるので、彼とはできるだけ話したくない」
例文2 「食い気味に話されると、自分が話したいだけでこっちの話はどうでもいいんだなと感じてしまう」
【食い下がる】
読み方:くいさがる
食い下がるの意味は、”(食いついたまま離れずぶら下がる意から)諦めずに粘り強く立ち向かうこと”。
例文1 「おれもできるだけ食い下がって彼に聞いてみたがダメだった」
例文2 「その判定にどうしても納得することができず、審判に食い下がる」
【食えない奴】
読み方:くえないやつ
食えない奴の意味は、”ずる賢くて油断できない人”。
例文1 「陰では上司の悪口を散々言っていたが、飲み会で上司の機嫌を上手く取る姿を見て、あいつは本当に食えない奴だと思った」
例文2 「優しくて良い奴だと思っていたが、自分の利益だけはしっかり確保するような食えない奴だった」
【腐れ縁】
読み方:くされえん
腐れ縁の意味は、”離れようとしても離れられない関係”。
腐れ縁は、良い意味(長い付き合いで互いに心を開いている場合など)でも悪い意味(互いに良くない影響を与えている場合など)でも用いられます。
例文1 「私には、小学校から高校まで全て同じクラスだった腐れ縁の友人がいる(良い意味)」
例文2 「彼との腐れ縁を早く断ち切りたいと思ってはいるが、彼に依存して関係を終わらせられない自分がいる(悪い意味)」
【奇しくも】
読み方:くしくも
奇しくもの意味は、”偶然にも。不思議にも”。
例文1 「奇しくも3人の意見は一致していた」
例文2 「彼女と私は、奇しくも誕生日まで同じだった」
【屈指】
読み方:くっし
屈指の意味は、”多くの中で、指を折って数えられるほど優れていること。指折り”。
例文1 「彼女が所属しているのは県内屈指の強豪チームだ」
例文2 「彼は世界屈指のお金持ちで、プライベートジェットを複数保有している」
【首っ丈】
読み方:くびったけ
首っ丈の意味は、”特定の物事に深く心を奪われ、夢中になっているさま。特に、異性にすっかり惚(ほ)れ込んで夢中になるさま”。
”足元から首までの高さ”を意味する「首丈(くびたけ)」からきており、首の高さまでどっぷりと沼にはまると抜け出せなくなる、ということから首っ丈という言葉が用いられています。
例文1 「彼は結婚してから5年も経つのに、あの頃からずっと奥さんに首っ丈だ」
例文2 「彼女は新しい趣味に首っ丈で、仕事に集中できていないようだ」
【雲隠れ】
読み方:くもがくれ
雲隠れの意味は、
意味2の例文1 「その政治家は、問題が発覚してすぐに雲隠れした」
意味2の例文2 「雲隠れしたつもりだろうが、あいつの居場所は分かっている」
【愚問】
読み方:ぐもん
愚問の意味は、
愚問(意味1)は、とても簡単な質問や、聞くまでもないような質問を指します。
愚問(意味2)の「遜る」という言葉は、”相手を敬(うやま)って自分を低くすること”を意味します。
意味1の例文 「私の質問は愚問だということは理解していたが、直接彼の口から回答が欲しかった」
意味2の例文 「愚問で恐縮ですが、あなたはなぜそのような活動をされているのですか?」
【迎合】
読み方:げいごう
迎合の意味は、”自分の考えを曲げてでも、人の気に入るように調子を合わせること。相手に合わせて自分の意見や態度を変えること”。
例文1 「彼らは権力に迎合して出世できているだけで、その地位に見合うだけの実力はない」
例文2 「あの政治家は、大衆に迎合して人気を得ようとしているだけなので信用できない」
【計上】
読み方:けいじょう
計上の意味は、”費用などを全体の計算の中に組み入れること”。
例文1 「予算に設備費を計上する」
例文2 「貸し出したお金が回収不能だと確定した場合は、負債として計上される」
【怪訝】
読み方:けげん
怪訝の意味は、”人の言動や物事の状況などに対して、理解できず疑問に思ったり、不思議で納得がいかなかったりすること。また、そのさま”。
例文1 「スイカの皮を漬物にすると美味しいんだよと言ったら、彼女は怪訝な顔でこちらを見ていた」
例文2 「目を開けると皆が怪訝そうに私を見ていたが、何が起こっているのか分からなかった」
【現行】
読み方:げんこう
現行の意味は、”現在行われていること”。
例文1 「現行の法律では、彼のような人を逮捕することはできない」
例文2 「現行の料金体系を改定する必要がある」
【言質】
読み方:げんち
言質の意味は、”後で証拠となる言葉”。
例文1 「容疑者から言質を取る」
⇒証拠となる言葉を容疑者から引き出す、ということ
例文2 「警察に言質を与える」
⇒警察と容疑者の場合、警察の立場なら”容疑者から言質を取る”、容疑者の立場なら”警察に言質を与える”となる
【顕著】
読み方:けんちょ
顕著の意味は、”誰の目にもはっきりと分かるほど目立ってあらわれているさま”。
例文1 「彼の様子の変化が顕著だ」
例文2 「その影響が顕著に現れている」
【故意】
読み方:こい
故意の意味は、
意味1の例文 「故意に壊したわけではないので許してもらえないだろうか」
意味2の例文 「その企業は、コストカットを優先するために、故意に安全基準を無視していた疑いがある」
【語彙力】
読み方:ごいりょく
語彙力の意味は、”多くの言葉を理解し、それらの言葉を適切に使いこなせる能力”。
例文1 「彼は語彙力が乏しいため、自分の考えを上手く周りに伝えられない」
例文2 「語彙力を向上させるには読書が効果的だとされている」
【控除】
読み方:こうじょ
控除の意味は、”計算の対象から金額・数量などを差し引くこと”。
控除という言葉は特に税金の計算のときに、課税対象(税金がかかる対象)から除外するときに用いられることが多いです。
(日本では自分の収入に対して国から税金がかけられていますが、基礎控除・所得控除・医療費控除などの控除によって、一部の収入が課税対象から除外されます)
例えば、500万円の収入があり、控除がなければ500万円に対して税金がかけられますが、控除があることで税金がかけられる対象を350万円にまで下げられたとします。
税金が収入の10%取られるとすれば、50万円(500万円の10%)も税金を支払わなければならなかったものが、35万円(350万円の10%)の税金を支払うだけで済むようになります。
(上記は例で、実際の金額を元にしているわけではないので注意してください)
例文1 「高校生の息子がアルバイトを頑張りすぎて、扶養控除から外れてしまった」
例文2 「白色申告は手続きが簡単な確定申告方法なので、青色申告のような特別な控除はない」
【更迭】
読み方:こうてつ
更迭の意味は、”ある地位・役職についている人が代わること。また、代えること”。
例文1 「それは事実上の更迭で、彼の肩書きに大きな傷がついてしまった」
例文2 「不祥事が明るみに出たことで、それに関与していた役員は全員更迭された」
【誤嚥/誤飲】
読み方:ごえん/ごいん
誤嚥(ごえん)の意味は、”飲食物や唾液(だえき)などを飲み込んだときに、本来向かうべき食道ではなく、誤って気管に入ってしまうこと”。
一般的によく聞く「誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)」とは”誤嚥によって引き起こされる肺炎”で、つまり飲食物や唾液が誤って気管に入り、気管を通じて肺に浸入することで、(飲食物や唾液に付着した)細菌が肺に炎症を引き起こす病気を指します。
(通常は気管に飲食物や唾液などが入り込むと、異物を外に排出しようとしてむせますが、特に高齢者は喉(のど)の力が弱くなっているため誤って気管に入りやすくなってしまう)
誤飲(ごいん)の意味は、”飲食物ではない異物を飲み込むこと”。
誤嚥(ごえん)の例文 「誤嚥性肺炎は、高齢者だけでなく若者でも十分起こる可能性があるそうだ」
誤飲(ごいん)の例文 「子供がおもちゃのブロックを誤飲しそうになったので、小さいおもちゃを急いで片づけた」
【互換性】
読み方:ごかんせい
互換性の意味は、”あるものを別のものに置き換えても問題なく機能する性質”。
「互換性がある=別のものに置き換えても問題なく機能する」、「互換性がない=別のものに置き換えると機能しなくなる」をいうことを意味します。
例えば「最新製品に使われている部品は、旧製品に使われている部品と互換性がある」のであれば、最新製品の部品が壊れても、互換性のある旧製品の部品を代わりに取りつければ、最新製品は問題なく機能する、という意味です。
例文1 「製品に使われている部品はどれも規格化されているので、互換性は十分に確保されている」
⇒製品の部品は、どれも品質・形状・寸法などが一律に定められた基準で作られていて、交換・修理の際に規格化された部品であれば代わりにすぐに用意して交換することができる
例文2 「無線機は機種やメーカーが違っても互換性はあるので、基本的には交信することができる」
【心做しか】
読み方:こころなしか
心做しかの意味は、”気のせいか。どことなく。思い込みかもしれないが”。
例文1 「久しぶりに会った友人の顔は、心做しか疲れ切っているように見えた」
例文2 「理由は分からないが、心做しか顧客の反応が良くなった感じがする」
【心許り】
読み方:こころばかり
心許りの意味は、”(多く、贈り物などをするときに謙遜の意を込めて用いられる)ほんの気持ちだけ”。
例文1 「心許りの品ですが、感謝の気持ちを込めてお送りいたします」
例文2 「心許りですが、皆様でお召し上がりください」
【心許ない】
読み方:こころもとない
心許ないの意味は、”頼りなくて不安であること”。
例文1 「子供たちだけで買い物に行かせるのは心許ない」
例文2 「駅前に遊びに行くのに、財布が心許ない」
⇒駅前に遊びに行くのに、財布の中に入っているお金が少なくて不安である、ということ
【故事付け】
読み方:こじつけ
故事付けの意味は、”関係のない物事を自分に都合の良いように、無理やり理屈をつけたり、関係づけたりすること。こじつけること”。
例文1 「彼の太った原因は食べ過ぎと運動不足によるもので、薬の副作用というのはただの故事付けだ」
例文2 「彼の主張はいつも故事付けにしか聞こえず、真面目に聞こうとする人は誰もいない」
【御相伴に与る】
読み方:ごしょうばんにあずかる、おしょうばんにあずかる
御相伴に与るの意味は、”主となる人(目上の人)に一緒に付き合ったり、もてなしを受けたりすること”。
例文1 「社長の御相伴に与って、高級寿司店に行きました」
例文2 「できれば御相伴に与りたいところではあるのですが、今日はどうしても外せない用事があるため参加できません」
【誤植】
読み方:ごしょく
誤植の意味は、”印刷物で、文字・記号などに誤りがあること。ミスプリント”。
誤植は、誤字だけでなく、脱字なども含まれます。
(誤字は”文字を間違えること。また、間違っている文字”、脱字は”あるべき文字が抜け落ちること。また、抜け落ちている文字”を指す)
例文1 「この本には誤植が多いが、本の内容自体は非常に良い」
例文2 「辞書の誤植を見つけたので、出版社に指摘の電話をしたら感謝された」
【故人】
読み方:こじん
故人の意味は、”死んだ人。亡くなった人”。
例文1 「本日は故人を偲(しの)ぶためにお集まりいただき、心より感謝申し上げます」
⇒亡くなった人のことやその人との過去の出来事を懐かしい気持ちで思い出すために集まった、ということ
例文2 「故人のご冥福(めいふく)を心よりお祈り申し上げます」
⇒”冥福=死後の幸福”なので、亡くなった人の死後の幸福を心より祈っている、ということ
【御託を並べる】
読み方:ごたくをならべる
御託を並べるの意味は、”自分勝手なつまらないことを偉そうに長々と言うこと”。
御託(ごたく)は、「御託宣(ごたくせん):神仏のお告げ/もったいぶって勝手なことをくどくどと言うこと」の略です。
また、一般的には御託は「おたく」と読むことが多く、「おたく」と読むときは意味が異なるので注意が必要です。
例文1 「彼は御託を並べるだけで動こうとする気配がない」
例文2 「御託を並べている暇があるなら、さっさと終わらせた方が早いのに」
【事なきを得る】
読み方:ことなきをえる
事なきを得るの意味は、”問題(事故や面倒事など)が発生する可能性があったが、最終的には無事に済むこと。大事(だいじ)に至ることなく、無事に済むこと”。
大事(だいじ)は、”大変な結果。深刻な事態”などを意味します。
例文1 「駅に向かう途中で切符を忘れたことに気付いて急いで戻ったが、新幹線の時間に間に合って事なきを得た」
例文2 「財布を落としたが、親切な人が交番まで落とした財布を届けてくれて事なきを得た」
【誤謬】
読み方:ごびゅう
誤謬の意味は、”誤り。間違い”。
例文1 「彼の知識は誤謬が多いので、一切信用していない」
例文2 「その説明には誤謬があるため正す必要がある」
【幸先】
読み方:さいさき
幸先の意味は、”物事を始める際の前ぶれ。前兆”。
例文1 「仕事初日から大雨だなんて幸先が悪い」
例文2 「初詣で引いたおみくじが大吉だったので、今年は幸先の良いスタートを切ることができた」
【採算】
読み方:さいさん
採算の意味は、”利益があるかどうか、収支(収入と支出)を計算すること”。
「採算が取れる、採算が合う=収支がプラス(黒字=利益が出る)」、「採算が取れない、採算が合わない=収支がマイナス(赤字=利益が出ない)」ということを指します。
例文1 「この事業は採算が取れていないため、事業自体を手放す(=売却や廃業)ことも考えている」
例文2 「彼の事業は採算性が高いが、その分だけ参入者も多いため、競争が激化して難易度が上がっている」
⇒”採算性が高い=収支がプラスになりやすい(=利益が出やすい)”
【差し当たり】
読み方:さしあたり
差し当たりの意味は、”将来のことは考慮せず、現在のところ。今のところ”。
例文1 「旅行の持ち物については、差し当たり必要な物だけ準備する」
例文2 「会社員から思い切って独立する予定なので、差し当たってアルバイトで受付を募集することにした」
【差し支える】
読み方:さしつかえる
差し支えるの意味は、”支障がある。妨(さまた)げになる”。
差し支えるを否定した言い回しである「差し支えない(さしつかえない):問題ない。支障がない。妨げにならない」も一般的によく用いられます。
差し支えるの例文 「今寝ておかないと、明日の仕事に差し支える」
差し支えないの例文 「酒も少しなら病気の進行には差し支えないと先生に言われた」
【査収】
読み方:さしゅう
査収の意味は、”よく調べて受け取ること”。
査収は書類・品物などを送る側が「内容をご確認の上、受け取ってください」という意味を込めて(「ご査収ください」などの形で)用いる言葉で、受け取る側は「査収しました」とは言わず、「受領いたしました」「受け取りました」のように返事をするのが一般的です。
例文1 「請求書を送付しますので、どうぞご査収ください」
例文2 「資料をお送りいたしましたので、ご査収の程よろしくお願いいたします」
【左遷】
読み方:させん
左遷の意味は、”前より低い地位・官職に落とすこと”。
官職(かんしょく)とは、”政府や地方自治体などの公的な機関における職務や役職”を指します。
左遷の対義語は、「栄転(えいてん)」です。
例文1 「彼は上司に口答えしたために、閑職(かんしょく)に左遷された」
⇒”閑職=仕事の少ない暇な職務。重要ではない職務”
例文2 「左遷され地方に飛ばされたが、自分的には気楽に仕事ができるこっちの方が合っていると感じている」
【ざっくばらん】
ざっくばらんの意味は、”遠慮や隠し事をしないで接するさま”。
例文1 「ざっくばらんに言わせてもらうと、私は彼のことをあまり良く思っていない」
例文2 「彼女はざっくばらんな人柄で、親しみやすく友人も多い」
【昨今/近年】
読み方:さっこん/きんねん
昨今の意味は、”現在に近い過去(過去1カ月~長くても3年の範囲)から現在までの期間”。
近年の意味は、”現在に近い過去(過去1年~長くても5年の範囲)から現在までの期間”。
昨今・近年は、具体的にいつからいつまでの期間を示すのかといった基準はないですが、一般的な感覚だとそれぞれ上記()内の期間を示すことが多いです。
なので昨今よりも近年の方が過去のより長い期間を示すことが多く、それぞれどの程度の期間を指しているのかは、文脈(文と文、語と語の繋がり具合)から判断するしかありません。
昨今の例文 「昨今ではAI時代を生き抜くために、AIリテラシーの重要性が高まっている」
近年の例文 「近年、若者の間ではSNSを活用した情報収集が主流となっている」
【刷新】
読み方:さっしん
刷新の意味は、”良くない状態を改めて、新しいものにすること”。
例文1 「経営陣を刷新し、会社の再建を目指す」
例文2 「昨日の件もあり、システムを刷新することが決まった」
【殺風景】
読み方:さっぷうけい
殺風景の意味は、”面白味(おもしろみ)や風情(ふぜい)を欠いたり単調だったりして、見る者を楽しませないこと。また、そのさま”。
例文1 「殺風景な庭が、彼女の性格をよく表している」
例文2 「彼の部屋は家具や小物などが極端に少ないことから、殺風景な生活をしているのだと容易に想像できる」
【サブスク】
サブスクの意味は、”定額料金で、商品やサービスを一定期間だけ利用できるビジネスモデル”。
サブスクは、「サブスクリプション(subscription)」の略で、音楽・動画配信サービスや食料・日用品を定期的に届けてくれるような様々な種類のサブスクがあります。
例文1 「サブスクは、支払う料金に対して利用できるコンテンツ量が多いなどのコスパの高さが人気の理由だ」
例文2 「契約しているサブスクの数が多すぎて把握できていないので、使っていないサブスクは後で解約する予定だ」
【些末、瑣末】
読み方:さまつ
些末の意味は、”それほど重要でない小さなこと。取るに足らないこと”。
例文1 「些末なことがきっかけで彼女とけんかになり、彼女にひどいことを言ってしまった」
例文2 「あなたにとっては些末なことでも、私にとっては大事なことなの」
【3LDK】
読み方:さんえるでぃーけー
3LDKの意味は、”3つの居室とリビング(L)・ダイニング(D)・キッチン(K)で構成されている間取り”。

「リビング(Living)=くつろぐ場所。居間」「ダイニング(Dining)=食事をする場所」「キッチン(Kitchen)=料理をする場所」を指し、3LDKは上図のようにLDKの他に3つの居室がある間取りを意味します(トイレ・浴室などは居室には含まれない)。
例文1 「現在4人家族で3LDKのマンションに住んでいるが、子供が成人して家を出ていくと夫婦2人では広すぎるように感じる」
例文2 「彼は1人暮らしなのに3LDKの賃貸物件を探していたが、毎月の家賃だけで給料のほとんどが消えていくだろう」
【参画】
読み方:さんかく
参画の意味は、”物事の計画に加わること”。
例文1 「新しいプロジェクトに参画することになったが、正直なところ気が乗らない」
例文2 「この事業に参画して、地域の活性化につなげられればと思う」
【散見】
読み方:さんけん
散見の意味は、”あちこちに見えること。ちらほらと目にすること”。
例文1 「この地域では平屋建ての建物も散見される」
例文2 「その本の影響を受けていると思われる箇所が散見される」
【自愛】
読み方:じあい
自愛の意味は、”自分を大切にすること。自分の健康状態に気を付けること”。
自愛は、相手の健康や安全を気遣う際に(「ご自愛ください」の形で)用いられる言葉なので、自分自身で「自愛します」と使うことはまずありません。
例文1 「体調を崩しやすい時期ですので、どうぞご自愛ください」
例文2 「冬の寒さも厳しくなりますが、どうぞご自愛ください」
【恣意的】
読み方:しいてき
恣意的の意味は、”その時々の思い付きで気ままに行動するさま”。
例文1 「彼は恣意的に行動しているようにも見えるが、実はしっかりと考えた上で行動している」
例文2 「それは恣意的に個人が変更してよいものではない」
【柵、笧】
読み方:しがらみ
柵(しがらみ)の意味は、”人の心に絡(から)みついて、決意・行動などを引き止めるもの”。
”柵”という字は、一般的には「さく」と読むことが多いです。
例文1 「彼女はたくさんの人と交流がある分柵(しがらみ)が多く、本当にやりたいことができていない」
例文2 「彼は家族の柵(しがらみ)から解放されるために離婚したがっているのだと思う」
【然るべき】
読み方:しかるべき
然るべきの意味は、”そうあるべき。そうするのが当然である”。
例文1 「ご指摘の件につきましては、早急に然るべき対応を取らせていただきます」
例文2 「名前も分からないような人から持ちかけられた投資話は、疑って然るべきだ」
⇒”疑って然るべき=疑って当然”ということ
【事後】
読み方:じご
事後の意味は、”物事が終わった後。物事が済んだ後”。
例文1 「私はまだ作業の事後処理が残っているので、今日は少し残業していきます」
⇒”事後処理=物事が終わった後にしなければならない処理(データ整理や報告書の作成など)”ということ
例文2 「彼はいつも事後報告ばかりで、過去に何度も上司に怒られている」
⇒”事後報告=物事が終わった後にする報告”ということ
【示唆】
読み方:しさ
示唆の意味は、”他の物事やヒントとなることを与えて、それとなく教え示すこと”。
例文1 「この証拠は、彼が犯人であることを示唆している」
例文2 「もしかしたら彼は、私たちが無事に成功できるように示唆していたのではないだろうか」
【時代錯誤】
読み方:じだいさくご
時代錯誤の意味は、”人の言動や考え方などが、その時代の傾向に合っていないこと”。
一般的な時代錯誤の例として、「現代では恋愛結婚が主流だが、お見合い結婚を続けること」や「現代では工場の生産ラインは機械化されていることが多いが、すべて手作業で行うこと」などが挙げられます。
例文1 「昔は上司からの飲みの誘いは強制参加みたいなものだったが、いま部下に飲みを強制すると時代錯誤だと言われる」
例文2 「女性が管理職に就くのはおかしいことだなんて、時代錯誤もいいとこだ」
【自重】
読み方:じちょう
自重(じちょう)の意味は、”言動を慎(つつし)んで、軽はずみなことをしないように注意すること”。
自重は「じじゅう」と読むこともできますが、「じじゅう」と読むと意味が異なるので注意が必要です。
例文1 「飲み会で羽目を外しすぎたので、しばらくお酒は自重(じちょう)することにした」
例文2 「芸能界でのイメージを崩さないためにも、過激な発言は自重(じちょう)した方が良い」
【地で行く】
読み方:じでいく
地で行くの意味は、
意味1の想像上の事柄というのは、”小説・映画・格言・キャッチフレーズ・熟語・ことわざや慣用句など”の様々な事柄を指し、例えば「文武両道(四字熟語)を地で行く」のように用いられます。
意味1の例文 「その事件は非常に印象的で、推理小説を地で行くかのような事件だった」
意味2の例文 「彼のような、相手や状況に関係なく地で行く感じに好感が持てる」
【忍びない】
読み方:しのびない
忍びないの意味は、”辛(つら)くて耐えられないこと。我慢できないこと”。
例文1 「日に日に元気がなくなっていく彼の姿は見るに忍びなかった」
⇒”見るに忍びない=見るのが辛くて耐えられない”ということ
例文2 「息子から初任給でプレゼントされた湯呑みなので、落として割れたとしても捨てるに忍びない」
⇒”捨てるに忍びない=捨てるのが辛くて耐えられない”ということ
【自負】
読み方:じふ
自負の意味は、”自分の才能や能力などに自信を持ち、誇らしく思うこと”。
例文1 「彼は、自分の専門分野に関しては誰よりも詳しいと自負している」
例文2 「彼女と違って、プロに勝てると自負できるほどの料理の腕前は私にはない」
【諮問】
読み方:しもん
諮問の意味は、”有識者やある特定の機関に政策などの意見を求めること”。
例文1 「審議会は大臣等の諮問に応じて、答申(=回答としての意見)を作成して提出する」
例文2 「諮問委員会という複数の専門家らによって設立された機関に意見を求める」
【(~)弱/(~)強】
読み方:(~)じゃく/(~)きょう
(~)弱の意味は、”示した数値(~の部分)よりも少し小さいこと”。
(~)強の意味は、”示した数値(~の部分)よりも少し大きいこと”。
例えば、「1000円弱=1000円よりも少し小さい額=一般的には950円~999円くらい」、「1000円強=1000円よりも少し大きい額=一般的には1001円~1050円くらい」。
「1時間弱=1時間よりも少し短い時間=一般的には50分~59分くらい」、「1時間強=1時間よりも少し長い時間=一般的には1時間1分~1時間10分くらい」。
(ただ、明確に範囲が決まっているわけではないため、人によって(弱と強の)感覚は異なるので注意が必要です)
ちなみに地震の揺れの強さの指標となる震度は、「震度5弱=計測震度4.5以上5.0未満」「震度5強=計測震度5.0以上5.5未満」「震度6弱=計測震度5.5以上6.0未満」「震度6強=計測震度6.0以上6.5未満」が正しく、「震度5弱=計測震度5.0以上5.5未満」「震度5強=計測震度5.5以上6.0未満」は間違いなので注意が必要です。
(~)弱の例文 「彼の家はここから歩いたら1時間弱かかる」
(~)強の例文 「私の球速は速くても140キロ強なので、ピッチャーの中では特別速いわけではない」
⇒球速は140[km/h]より少し速いくらい(141~142[km/h]くらい)、ということ
【事由】
読み方:じゆう
事由の意味は、
意味1の例文 「会議を欠席する事由をお聞かせください」
意味2の例文 「これらの行為を正当化する事由がない」
【従量課金】
読み方:じゅうりょうかきん
従量課金の意味は、”顧客のサービス利用量に応じて、請求金額が決まる課金方式”。
顧客のサービス利用量が多ければその分だけ請求される金額も多くなり、反対に顧客のサービス利用量が少なければ請求される金額も少なくなります。
例文1 「従量課金は、ユーザーにとって料金への納得感が高い方式だと言える」
例文2 「定額課金制だったものを従量課金制に変更することで、顧客が離れていかないかが心配だ」
【十中八九】
読み方:じゅっちゅうはっく
十中八九の意味は、”10のうちの8か9まで。ほとんど。大部分”。
例えば、「十中八九大丈夫だろう=80%~90%の確率で大丈夫だろう」ということを意味します。
例文1 「彼が本気を出せば、十中八九成功するだろう」
例文2 「私の予想は十中八九当たっていたが、反対に彼の予想はほとんど予想が外れていた」
【守秘義務】
読み方:しゅひぎむ
守秘義務の意味は、”職務上知った秘密を守る義務”。
職務上知った秘密というのは、”企業の内部情報・個人情報・医療記録・クライアント情報・営業秘密”などを指します。
守秘義務を破ると、情報を漏らされた側から損害賠償を請求される可能性があったり、
例えば弁護士の場合であれば、「秘密漏示罪(ひみつろうじざい)」として刑事罰に処される可能性もあります。
(依頼人の法律上保護されるべき利益が侵害されていた場合、刑事罰の他に損害賠償を請求される可能性もあります)
例文1 「私どもには守秘義務があるので、それについてはお話しすることはできない」
例文2 「たとえ家族や仲の良い友人でも、職務上知り得た個人情報を教えることはできない」
【準拠】
読み方:じゅんきょ
準拠の意味は、”ある基準や規則、法律などを根拠として、それに従うこと”。
例文1 「教科書は、国で定められた学校指導要領に準拠して作成されている」
例文2 「この規格に準拠していない製品を販売することはできません」
【竣工】
読み方:しゅんこう
竣工の意味は、”工事が完了して、建造物などができあがること”。
例文1 「この建物は昨年に竣工したばかりだが、すでに解体作業が進められている」
例文2 「竣工式には関係者など様々な人が集まり、建物が完成したことを祝う場になっている」
【準~級】
読み方:じゅん~きゅう
準~級の意味は、”~級に次ぐ等級であること。~級のすぐ下に位置する等級であること”。
例えば、「準2級=2級のすぐ下に位置する等級」「準優勝=優勝(1位)のすぐ下に位置する成績(2位)」ということを指します。
例文1 「漢字検定準2級に合格したら2級に挑戦するつもりだ」
例文2 「決勝戦で負けてしまったから優勝はできなかったが、準優勝でも十分すごいことだ」
【照会】
読み方:しょうかい
照会の意味は、”問い合わせて確かめること”。
例文1 「この件についてA社に照会してみたら、やっぱり間違っているのはA社の対応だったみたいだ」
例文2 「ATMから残高照会をして、自分の預金残高を確認してみる」
【証左】
読み方:しょうさ
証左の意味は、”事実を明らかにする根拠となるもの”。
例文1 「彼の成績が、ただ時間をかけて勉強すれば成績が良くなるわけではないということの証左だ」
例文2 「彼女がお金持ちになれたのは、若い頃から地道に勉強しながら投資してきたことの証左に他ならない」
【定石】
読み方:じょうせき
定石の意味は、
例文1 「彼は定石に捉われない打ち方をするため、対策するのが難しい」
例文2 「世の中、必ずしも定石通りにやって上手くいくとは限らないのが難しいところだ」
【承認欲求】
読み方:しょうにんよっきゅう
承認欲求の意味は、”他人から認められたい、他人から価値のある存在だと思われたい、という欲求”。
他人から認められたい、他人から肯定的(こうていてき)な評価を受けたい、という気持ちが強ければ「承認欲求が強い」ということです。
例文1 「彼女は承認欲求が非常に強く、自分の写真をSNSに上げると、四六時中いいねの数を気にしている」
例文2 「承認欲求が弱い人は、周りからの評価をほとんど気にせず、自分の価値を自分自身で見出すことができる」
【贖罪】
読み方:しょくざい
贖罪の意味は、”金品を出したり善行を積んだりして、犯した罪を償(つぐな)うこと”。
例文1 「彼は窓を割った贖罪として、休みの日も欠かさずにボランティア活動に参加した」
例文2 「毎日、足腰の弱くなった彼の両親の世話をしていたのは、彼女なりの贖罪だったのだろう」
【処世術】
読み方:しょせいじゅつ
処世術の意味は、”社会や人間関係の中で上手く立ち回るための技術や知恵”。
例文1 「彼は処世術に長(た)けているから出世できているだけで、仕事ができるというわけではない」
例文2 「小さな約束を守ったり、誰にでも誠実な態度で接したりすることは、処世術の基本とも言える」
【助長】
読み方:じょちょう
助長の意味は、”力を添えて、ある物事の成長や発展を助けること。また、ある傾向をさらに著(いちじる)しくさせること”。
著しいは、”程度や変化などが目に見えて分かるほど明確に表れているさま”を意味します。
助長は、一般的には「不正を助長する」のように好ましくない意味で使われることが多いです。
例文1 「あなたが子供の要求をすべて聞き入れていることが、子供のわがままを助長させている」
例文2 「SNS上での匿名(とくめい)の書き込みが、誹謗中傷を助長しているということぐらいは誰にでも分かる」
【ジリ貧】
読み方:じりひん
ジリ貧の意味は、”じりじりと(=少しずつ)貧しくなっていくこと。また、少しずつ状況が悪くなっていくこと”。
例文1 「売り上げが伸びないのでジリ貧状態が続いている」
例文2 「このままじっとしていてもジリ貧なのだから、何か手を打つべきだ」
【知る由もない】
読み方:しるよしもない
知る由もないの意味は、”物事の真相などを知るための手がかりや方法が全(まった)くないこと”。
例文1 「あなたの話を聞くまで、彼がそんな厳しい状況に置かれていたなんて、知る由もなかった」
例文2 「彼女がそのとき何を考えていたのか、今となっては知る由もない」
【心外】
読み方:しんがい
心外の意味は、”想定していた結果や期待に反することが起こり、腹立たしく感じたり残念に思ったりすること。また、そのさま”。
例文1 「財布を盗んだ犯人として真っ先に疑われるなんて、心外でならない」
例文2 「私の高校の野球部は甲子園常連校だが、今年は予選1回戦敗退という心外な結果に終わった」
【辛気臭い】
読み方:しんきくさい
辛気臭いの意味は、”思い通りにならずにイライラしたり、面倒に感じられたりして、元気がなくなり暗い気持ちになるさま”。
例文1 「職場の飲み会は辛気臭い雰囲気が漂っているので、誘われても毎回断ることにしている」
例文2 「彼が昨日からずっと辛気臭い顔をしていたのは、突然嫁さんが子供を連れて家から出ていったからみたいだ」
【真骨頂】
読み方:しんこっちょう
真骨頂の意味は、”そのもの本来の真実の姿や価値”。
例文1 「試合終盤になり、ついに彼女の真骨頂が発揮される」
例文2 「彼の真骨頂は、どんなに劣勢な場面でも最後まで諦めずに立ち向かう精神力だ」
【心証】
読み方:しんしょう
心証の意味は、”言動(言葉や行動)から心に受ける印象”。
例文1 「彼のその余計な発言で心証が悪くなったことは本人は自覚していないらしい」
例文2 「彼女は心証を良くするためにボランティア活動をしていただけで、決して更生したわけではない」
【辛勝】
読み方:しんしょう
辛勝の意味は、”勝負・試合などで、相手に辛(かろ)うじて勝つこと”。
辛うじては、”余裕はほとんどないが何とか実現するさま。ぎりぎりのところで。やっと”を指します。
辛勝の対義語は、「惜敗(せきはい):勝負・試合などで、惜しくも負けること。僅差(きんさ)で負けること」です。
例文1 「辛勝で何とか地区予選は通過できたが、県予選はこうはいかないだろう」
例文2 「延長13回で辛勝し、ホームランで優勝を決めた彼は今大会のMVPに選ばれた」
【芯を食う】
読み方:しんをくう
芯を食うの意味は、”物事の本質や核心をしっかりと理解し、捉えること”。
例文1 「彼女の芯を食った発言に、会議に出席していた全員が納得した」
例文2 「その指摘は芯を食っていて、改善できれば間違いなく成功するだろう」
【推敲】
読み方:すいこう
推敲の意味は、”詩や文章を作るとき、より良くするために字句や表現を何度も練り直すこと”。
例文1 「彼女は長い間、文章の推敲を重ねた結果、最高の作品が完成したと喜んでいた」
例文2 「推敲の余地があるとは彼自身感じていたが、時間の関係上、修正せずにそのまま提出してしまった」
【随時】
読み方:ずいじ
随時の意味は、
意味1の例文 「上司に随時報告するのは社会人として当然のことだ」
⇒業務上何か変わったことや問題などが発生したら、上司にその時その時の状況に応じて報告するのは社会人として当然、ということ
意味2の例文 「何かあればこちらに連絡していただければ随時対応いたします」
【(~に)過ぎない】
読み方:(~に)すぎない
(~に)過ぎないの意味は、”それ(~)以上のものではない。ただそれ(~)だけのことだ。ただそれ(~)でしかない”。
例文1 「彼がいくら頭が良いといっても、まだほんの子供に過ぎない」
例文2 「私は道で倒れているあなたを見て救急車を呼びましたが、人として当然のことをしたに過ぎません」
【須く】
読み方:すべからく
須くの意味は、”(多く”須く~すべき、須く~するべき”の形で)当然~するべきだ。ぜひとも~しなければならない”。
現代では須くは、「すべて」という意味で誤用されることが多いので注意が必要です。
例文1 「学生は須く勉強に励むべきである」
例文2 「誰であろうと成功したいのであれば、須く目標に向かって努力するべきだ」
【隅に置けない】
読み方:すみにおけない
隅に置けないの意味は、”意外にも経験豊かであったり、才能・知識などがあったりして油断できないこと”。
例文1 「彼は普段はパッとしない感じなのに、いつもかわいい子と一緒にいるので隅に置けないと思った」
例文2 「家事は苦手でほとんどできない彼だが、仕事になると誰よりもバリバリこなすという点で隅に置けない」
【摺り合わせる、擦り合わせる】
読み方:すりあわせる
摺り合わせるの意味は、”意見や計画などを関係方面と調整して、双方が納得できる妥協(だきょう)点を見出(みいだ)すこと”。
「摺り合わせ(すりあわせ)」というと、”その(摺り合わせる)行為自体”を指します。
例文1 「それについては他部署と詳細を摺り合わせる必要があるため、この場で断言することはできない」
例文2 「先日、プロジェクト内容の摺り合わせを行ったが、今のところは問題なくプロジェクトを進められそうだ」
【逝去】
読み方:せいきょ
逝去の意味は、”人の死を、敬意をもって表した言葉”。
「○○さんが逝去した」というのは、つまり「○○さんが亡くなった」ということを意味しています。
例文1 「面倒見の良かった社長が逝去したことを知ると、彼女は悲しみに包まれた」
例文2 「生徒一同、逝去された先生のご冥福をお祈りいたします」
【整合性】
読み方:せいごうせい
整合性の意味は、”物事や言動に矛盾(むじゅん)がなく、整っている状態”。
「整合性がある=物事や言動が矛盾していない(整っている状態)」、「整合性がない=物事や言動が矛盾している(整っていない状態)」ということを意味しています。
またよく用いられる表現で「整合性を取る=物事や言動が矛盾しない状態にすること」、「整合性を図る=物事や言動が矛盾しないように試みること」、「整合性を保つ=物事や言動が矛盾しない状態を維持すること」を意味しています。
例文1 「彼の証言は整合性が取れていて、何も問題はないように感じる」
例文2 「登場人物が増えてくると、その分だけ物語の整合性を保つのが難しくなる」
【正論/綺麗事】
読み方:せいろん/きれいごと
正論の意味は、”道理に適(かな)った(=筋道の通った)主張”。
綺麗事の意味は、”表面的には美しく正しいように見えるが、現実を無視している考えや言葉”。
正論の例文 「彼の言っていることは正論で納得はできるが、実際に人を動かすために必要なのは正論ではなく感情だ」
綺麗事の例文 「”努力は必ず報われる”と言う人がいるが、結局はただの綺麗事だ」
⇒努力をして報われる人もいるが、現実的に考えると、タイミングや環境、社会構造などが原因となって報われない人も多い
【責任の所在】
読み方:せきにんのしょざい
責任の所在の意味は、”ある行動や状況の責任を負うべき対象”。
責任の所在は、”責任の在る場所”なので、誰に(またはどこに)責任があるかの対象を指す言葉になります。
例文1 「今回の件についてはうやむやにするのではなく、責任の所在を明らかにしなければならない」
⇒誰が(またはどこが)責任を取るのかを明らかにしなければならない、ということ
例文2 「私たちには彼らに対して、今回の事故の原因や責任の所在を追及する権利があるはずだ」
【世間知らず】
読み方:せけんしらず
世間知らずの意味は、”実社会での経験が浅く、世の中の常識や事情をよく知らないこと。また、そのような人”。
世間知らずな人というのは例えば、「敬語が適切に使えなかったり、マナーがなっていない人」「詐欺などに騙されやすい人」「時事(その時々の社会の出来事)に興味がない」などが挙げられます。
例文1 「彼女は家事がほとんどできず、電車の乗り方や簡単な漢字も分からないなど、世間知らずにも程がある」
例文2 「彼から持ちかけられた投資話を信じるほど、私は世間知らずではない」
【(~)せざるを得ない】
読み方:(~)せざるをえない
(~)せざるを得ないの意味は、”仕方がなく、その物事(~)をしなければならない”。
例文1 「定時までに仕事が終わらないので、残業せざるを得ない」
例文2 「急遽問題が発生したため、計画を変更せざるを得ない」
【世知辛い】
読み方:せちがらい
世知辛いの意味は、”生活していきにくい。暮らしにくい”。
例文1 「物価高で生活費が増えているところに、さらに増税だなんて、世知辛い世の中だ」
例文2 「自分が努力して成長し続けなければ、世知辛い現代社会を生き抜いてはいけない」
【席巻】
読み方:せっけん
席巻の意味は、”対象となる範囲を片っ端(かたっぱし)から勢いよく自分のものにしていくこと”。
席巻は”席(むしろ:わらなどを編んで作った敷物)を巻くこと”に由来している言葉です。
例文1 「新技術を用いた製品で市場を席巻し、あっという間に国内シェア1位を獲得した」
例文2 「その話題は、瞬(またた)く間にSNSを席巻した」
【説明責任】
読み方:せつめいせきにん
説明責任の意味は、”社会に影響力を及ぼす組織で権限を行使する者(政府・企業・団体・政治家・官僚など)が、関係者(直接的だけでなく間接的な関係者も含む)に対して、ある行為や結果についての理由・経緯・正当性などを説明・報告する責任”。
例文1 「医療ミスが発生した際は、病院は患者やその家族に対して説明責任を負う」
⇒誰がどのように関わっていたのか、適切な処置だったか、などについて説明する責任がある
例文2 「もし飲食店で食中毒が発生した場合、飲食店は顧客に対して説明責任を果たさなければならない」
⇒原因となった食品の衛生管理・調理方法はどうだったか、などについて説明する責任がある
【背に腹は代えられない】
読み方:せにはらはかえられない
背に腹は代えられないの意味は、”より大きな犠牲を回避するために、他のことを犠牲にするのは仕方のないこと”。
「背に腹は代えられない=背中に腹の代わりは務まらない」ということです。
昔、武士が剣を使って戦っていた際に、人間の五臓六腑が詰まった腹を攻撃されることは命に関わるため、腹を傷つけられそうになったら腹の代わりに背中を差し出して犠牲にしていた、ということに由来しています。
例文1 「2時間ほどしか寝ていないが、宿題の提出日を守るためなら背に腹は代えられない」
例文2 「背に腹は代えられないので、友人の結婚式には参列できないと伝えた」
【僭越】
読み方:せんえつ
僭越の意味は、”自分の地位・立場を越えて出過ぎたことをすること。また、そのさま”。
例文1 「僭越ながら今回の決定には異議を唱えたいと思います」
例文2 「彼の作品に勝手に手を加えるのは僭越な行為だ」
【前身】
読み方:ぜんしん
前身の意味は、”その人の以前の身分・職業。また、団体・組織などの以前の形態”。
例文1 「彼は優秀なプログラマーだが、前身は経営コンサルタントだった」
例文2 「京都大学の前身である京都帝国大学は1897年に設立され、東京帝国大学に次ぐ2番目の帝国大学として知られる」
【前途】
読み方:ぜんと
前途の意味は、”これから先。将来”。
例文1 「彼は子供の頃から前途有望だと期待されており、今年ついにプロ入りを果たした」
例文2 「きっと彼女なら、自分の進む道が前途多難であろうが、途中で諦めずに最後までやり遂げるだろう」
【先入観/固定観念/偏見】
読み方:せんにゅうかん/こていかんねん/へんけん
先入観の意味は、”実際に物事を経験する前に得た情報(外見・年齢・うわさなど)によって作り上げられた観念”。
「先入観=先に入っている観念」で、観念というのは”ある物事に対して抱(いだ)いている自分の考えやイメージ”を意味し、人によって観念は異なります。
固定観念の意味は、”ある物事に対する固定化された観念”。
「固定観念=固定化された観念」で、固定観念は、先入観によるものだったり、偏見によるものが凝り固まってできた観念を指します。
(なので「先入観、偏見=(正しい情報などによって)取り除くのは難しくない」ですが、「固定観念=(正しい情報などでも凝り固まった観念が頭にこびりついているので)取り除くのは難しい」)
ちなみに「固定概念(こていがいねん)」という言葉は存在しないので注意が必要(「固定観念」と「既成概念」を混同してしまった間違い)です。
偏見の意味は、”客観的な根拠がないのに、特定の個人・集団などに対して抱く好意的ではない見方(みかた)。また、そのような意見や判断”。
「偏見=偏(かたよ)った見方」で、偏見というのは例えば、「メガネをかけている人は運動ができない」や「女性はリーダーには向いていない」などが挙げられます。
先入観の例文 「Aさんは気難しい人だと友人から聞いていたので先入観を持っていたが、実際に会ってしばらく話してみると全然そんなことはなかった」
固定観念の例文 「彼女は”デートは男性がエスコートして、デート代も男性が全部支払うもの”という固定観念が強すぎるためか、誰かと付き合ってもいつも長続きしない」
偏見の例文 「偏見は行き過ぎれば差別になってしまうため、できるだけ偏見は持たないように生きていたい」
【相関関係】
読み方:そうかんかんけい
相関関係の意味は、”ある2つの事柄において、一方が増加するとき、もう一方が増加(または減少)する傾向にある関係”。
例文1 「年収と幸福度には相関関係があるが、年収が一定の水準を超えると相関があまり見られなくなる」
例文2 「この2つの事柄には、相関関係はあるが因果関係はない」
【訴求】
読み方:そきゅう
訴求の意味は、”宣伝や広告などで、消費者の購買意欲に働きかけること”。
例文1 「新商品は、従来の商品よりも機械音が静かであるという点を訴求していこう」
例文2 「この商品が爆発的に売れたのは、訴求力の高い広告を使ったおかげだ」
【息災】
読み方:そくさい
息災の意味は、”健康で無事なこと。また、そのさま”。
例文1 「おかげさまで、私共は息災に暮らしております」
例文2 「年をとると、無病息災であることが何より大切だと感じてくる」
⇒年をとると、病気をせずに健康であることが最も大切なことだと感じてくる、ということ
【そぐわない】
そぐわないの意味は、”ふさわしくない。釣り合わない。似合わない”。
そぐわないは、「そぐう:釣り合う。似合う」(一般的にはほとんど使われない)の否定形です。
例文1 「その服装はこの場にそぐわないので、せめてアクセサリーだけでも外すべきだ」
例文2 「彼の言動は、チームリーダーの立場にそぐわない」
【齟齬】
読み方:そご
齟齬の意味は、”(上下の歯が食い違う意から)物事や意見などがうまく一致しないこと”。
例文1 「彼女の提出してきた報告書の内容は、事実と齟齬をきたすものだった」
例文2 「私の説明と彼の理解に齟齬があったため、前回よりも丁寧に彼に説明することにした」
【底が知れる/底が見える/底が浅い】
読み方:そこがしれる/そこがみえる/そこがあさい
底が知れるの意味は、”物事の限界が分かり、(程度やレベルが)大したことがないものと言えること”。
底が見えるの意味は、”物事の限界が分かること”。
「底が見える」は”単にそれ以上はないという上限”のニュアンスで用いられたり、「底が知れる」と同じように”大したことがないもの”というニュアンスで用いられることもあります。
ちなみに「底が知れない、底知れない、底知れぬ、底が見えない=限界が分からないほど深いこと」を意味します。
例えば、人に対して使うのであれば、その人の能力や才能が非常に高くて限界が分からなかったり、その人の本心や価値観、何を考えているのかが分からなかったりときに用いられます。
底が浅いの意味は、”人の力量や器量、物事の内容に深みがないこと”。
器量というのは、”ある事をするのにふさわしい能力や人徳(その人が持つ品性)”を意味します。
例えば、「底が浅い人=物事を深く考えることができない、自分の考えや信念がない、目先の利益を優先しすぎる、自分のことを客観視できない、物事を偏った見方しかできないような人」などを指します。
底が知れるの例文 「彼と仲の良い友人の陰口を叩いているのを聞いて、彼の人間性の底が知れた」
底が見えるの例文 「簡単な仕事しか与えていないが、段取りもぐちゃぐちゃでミスも非常に多く、彼女の底が見えた気がする」
底が浅いの例文 「彼と話した時間は少しだったが、少し話しただけで底が浅い人だということが分かった」
【卒無く】
読み方:そつなく
卒無くの意味は、”物事を失敗や問題なく、要領よく処理するさま”。
例文1 「彼は仕事は卒無くこなすが、家事になると失敗ばかりで全然ダメだ」
例文2 「彼女は不器用なので、何でも卒無くこなせるようなタイプではない」
【素朴】
読み方:そぼく
素朴の意味は、
意味1の例文 「彼女の素朴な笑顔を見ていると、温かい気持ちになる」
意味2の例文 「今日も小学生からの素朴な質問に答えていこうと思う」
【忖度】
読み方:そんたく
忖度の意味は、”他人の気持ちを推(お)し量ること。また、推し量って相手に配慮すること”。
推し量るというのは、”すでに知っている事柄から、未知の事についての見当をつけること。推測すること”です。
忖度は本来は良い意味(相手が何を考えているのか、相手がどうしてほしいと思っているのか、などを考察して配慮する)の言葉ですが、一般的には権威や地位のある人を特別扱い(普通とは異なる配慮や優遇)するような場面の良くない意味として用いられることが多いです。
例文1 「彼の心中を忖度して、彼には秘密で誕生日パーティを開く計画を立てた」
例文2 「取引先への忖度が優先されすぎた結果、そのプロジェクトは破綻した」
【大義名分】
読み方:たいぎめいぶん
大義名分の意味は、”ある行為を成立させるための、正しく尤(もっと)もな理由”。
普段はできないことや、非難されるようなことでも、大義名分(正しく尤もな理由)があれば、その行為が周囲に正しいものだと認めさせるだけの説得力を持たせることができます。
例えば、「子供に熱が出て看病しなければならないので仕事を早退する」(仕事を早退するための大義名分を得る)や、「親の介護をしなければならないので働かないでずっと家にいる」(働かないための大義名分を得る)などが挙げられます。
例文1 「彼らは世界平和という大義名分のもとに戦争を起こした」
例文2 「会社の同僚の送別会という大義名分を振りかざして、夜が明けるまで酒を飲み続けていたみたいだ」
【体系的】
読み方:たいけいてき
体系的の意味は、”個々の物事が、一定の秩序(ちつじょ)や規則に従ってまとまりの中に収まっているさま”。
(ここでの秩序は”物事の正しい順序・筋道”を意味し、一般的には別の意味(もう少し後で解説)で用いられることが多い)
一般的によく用いられる表現として、データなどの個々の情報を、一定の規則(ルール)に従ってまとめる場合、それらを「体系的にまとめる」と表現することができます。
なので簡単にいうと「体系的にまとめる」とは、”色々な情報(個々の物事)を関連付けてまとめること”を指します。
例えば、どんな分野を学ぶにしても個々の情報をバラバラに見ていくのではなく、項目(初級・中級・上級など)ごとにまとめられた情報を見ていく方が分かりやすいですよね。
つまり個々の情報が項目ごとに分けられている「体系的にまとめられた情報」を見た方が理解しやすい、ということです。
例文1 「体系的に教える方が、生徒たちの理解も早いように感じる」
例文2 「情報量が膨大で、体系的にまとめることは困難を極めた」
【台頭】
読み方:たいとう
台頭の意味は、”勢力を増して進出してくること”。
例文1 「若手選手の台頭によって、ベテランや中堅選手の出場機会が減ってしまうのは仕方のないことだ」
例文2 「彼女のような自分勝手な考え方が台頭してきたことは、我が国の将来にとっては非常に危険だ」
【高飛車】
読み方:たかびしゃ
高飛車の意味は、”相手に対して、上から目線で威圧するような態度をとること。また、そのさま”。
高飛車は、将棋において、飛車(将棋の駒の名)を自陣の前方に置く高圧的な戦法であることに由来している言葉です。
例文1 「彼の中では普通にしているみたいだが、誰が見ても高飛車な態度だということは分かる」
例文2 「彼女の高飛車な性格が原因となり、今までに何度も問題を引き起こしている」
【打算】
読み方:ださん
打算の意味は、”損か得かを考えること”。
例文1 「彼は打算で生きている人なので、人に対する思いやりがどうとかを説明しても意味がない」
例文2 「AさんとBさんは打算的な結婚と言えるが、2人が幸せならそれで良いだろう」
【打診】
読み方:だしん
打診の意味は、”交渉などの際に、相手の意向を知るために前もってその問題に触れて、相手の反応を探ること”。
意向は、”どうするつもりかという考え”を意味します。
例文1 「転勤の打診を受けたが、子供が生まれたばかりということもあって断った」
例文2 「この条件で契約可能かを担当者に打診してみたが、反応はイマイチだった」
【惰性】
読み方:だせい
惰性の意味は、
意味1の例文 「私はただ惰性で仕事をしているだけで、この仕事に働きがいを感じているわけではない」
意味2の例文 「この物体が惰性(=慣性)で進む速度を調べる」
【只より高いものはない】
読み方:ただよりたかいものはない
只より高いものはないの意味は、”ただ(=無料)で何かをもらうと、後々になってお礼や頼みごとなどの形で、反対に高くつくことがある、ということ”。
例文1 「只より高いものはないのだから、もらってばかりだといずれ大変なことになるかもしれないよ」
例文2 「無料の化粧品を使っていたが、使うようになってから肌に湿疹(しっしん)ができてしまい、只より高いものはないということを実感した」
【建前】
読み方:たてまえ
建前の意味は、”表向きの理由や主張”。
例文1 「プログラマーを目指しているからというのは建前で、給料が高いからというのが本音だ」
例文2 「人間なら誰しも本音と建前を使い分けて生活しているので、彼女のその発言が建前だったとしても別に不思議なことではない」
【(~)足らず】
読み方:(~)たらず
(~)足らずの意味は、
意味1の例文 「私の言葉足らずでしたので、再度ご説明させていただきます」
意味2の例文 「彼女は、成人男性でも食べきれる人が少ないその大食いメニューをわずか5分足らずで食べ終えた」
⇒”5分足らず=5分に満たない=一般的には4分30秒~4分59秒くらいの感覚”
【嘆願】
読み方:たんがん
嘆願の意味は、”事情を説明して、熱心に頼むこと”。
例文1 「彼はその人たちの嘆願を無慈悲にも拒絶した」
例文2 「地域住民が公園の整備を求めるために、行政に嘆願書を提出して意見を伝えた」
【男尊女卑】
読み方:だんそんじょひ
男尊女卑の意味は、”男性を重くみて、女性を軽んじること。また、そのような考え方や態度”。
男尊女卑は、男性を優位に、女性を劣位に位置づけて男女平等を否定し、例えば経済的(女性の管理職や役員比率の少なさ)・政治的(女性議員の少なさ)・文化的(家事や育児は女性が担当)などの女性差別を許容する考え方や態度を指します。
反対に”女性を重くみて、男性を軽んじること。また、そのような考え方や態度”を、「女尊男卑(じょそんだんぴ)」と言います。
例文1 「現代においては男尊女卑の考え方は古いという価値観の人も多いですが、昔は男尊女卑が当たり前の時代だった」
例文2 「男女平等が理想の社会ではあるが、いまだに男尊女卑の考え方が色濃く残っている地域もある」
【秩序】
読み方:ちつじょ
秩序の意味は、
意味1の例文 「彼は作業を秩序立てて進めたことで、他の人よりも作業が早く終了した」
意味2の例文 「皆が秩序を守らずに好き勝手に生活していたら、世の中は暴力や犯罪で溢れかえってしまう」
【致命的】
読み方:ちめいてき
致命的の意味は、
意味1の例文 「彼は致命的な傷を負っていたが、奇跡的に回復した」
意味2の例文 「彼女の致命的なミスによって、会社は15億円の損害を受けた」
【茶番】
読み方:ちゃばん
茶番の意味は、”結果の見え透いているような馬鹿げた振る舞い”。
茶番は、元々は”お茶の用意をする者”を指し、茶番の役目は芝居(しばい)が未熟な下積みの役者たちが担っており、暇を見つけては余興で滑稽(こっけい)な寸劇などを披露していたことに由来しています。
例文1 「彼らの行動は単なる茶番なので、結果に期待するだけ無駄だ」
例文2 「政治家は問題を起こすといつも茶番じみた言い訳しかせず、国民への誠意が一切感じられない」
【中央値/平均値】
読み方:ちゅうおうち/へいきんち
中央値の意味は、”データを小さい順に並べたときの真ん中の値”。
例えば、「10点・20点・30点・40点・1000点」というデータ(奇数個)がある場合、中央値は真ん中の値である「30点」を指します。
「10点・20点・30点・40点・50点・1000点」のようにデータが偶数個ある場合は、中央の2つの値の平均を中央値((30点+40点)/2=35点)とします。
平均値の意味は、”全てのデータを足し合わせ、データの合計をデータの個数で割った値。平均して得られた値”。
平均値は例えば、「10点・20点・30点・40点・1000点」というデータがある場合、平均値は「(10点・20点・30点・40点・1000点)/5=220点」となります。
統計や分析をする場合、上記(例)のように中央値は極端な数値(=外れ値)の影響を受けにくい(平均値は影響を受けやすい)ため、データの実態をより的確に表すことができます。
(平均値で年収をみる場合、仮に1人が100億円と極端に高い年収であれば、他が400万円くらいでもそれに引っ張られて高い数値になってしまうため正確な情報ではない)
中央値の例文 「同年代の年収の中央値を見てみると、私の年収はそこまで低いというわけでもないようだ」
平均値の例文 「今回のテストにおけるクラス毎の平均値を計算してみると、私のクラスは他のクラスよりも10点以上も平均値が低かった」
【著作権/肖像権】
読み方:ちょさくけん/しょうぞうけん
著作権の意味は、”著作者が、著作物から発生する利益を独占的に受け取ることができる権利”。
著作権は、著作物(自分の考えや感情を表現したもの)を作った人(著作者)に対して与えられる権利です。
例えば、著作物には小説・論文・音楽・絵画・建造物など様々なものがあり、
著作権は実際に形のあるものにだけでなく、踊りの振り付けなど形のないものに対しても有効です。
肖像権の意味は、”自分の肖像(姿や顔を写した絵・写真・彫刻など)を勝手に撮影されたり使用されたりしないための権利”。
肖像権を侵害しているかどうかは、その肖像が個人を特定できるものなのかどうかによるため、個人が特定できないような肖像に関しては肖像権の侵害とは言えません。
著作権の例文 「日本における著作権の保護期間は、著作者の死後70年とされている」
肖像権の例文 「そもそもこの写真には顔が写っていないため、肖像権侵害にはあたりません」
【直近】
読み方:ちょっきん
直近の意味は、”現時点から最も近い期間”。
例えば、現時点が10月14日(火)だとすると、「直近1週間=過去7日間=10月7日(火)~10月13日(月)」を指します。
(直近は、文脈によって過去の期間だけでなく未来の期間を指すこともあるので注意が必要)
例文1 「例の契約について、直近の状況を上司に報告する」
例文2 「直近3カ月のデータを見る限り、新商品の売り上げは好調なようだ」
【陳腐】
読み方:ちんぷ
陳腐の意味は、”古くさくて、価値が低いこと。ありふれていて、つまらないこと。また、そのさま”。
例文1 「彼は私に自信満々に提案してきたので少し期待していたが、彼の陳腐な発想に言葉を失ってしまった」
例文2 「陳腐だと思える表現にこそ、アイデアを生み出すきっかけがあるかもしれない」
【追記】
読み方:ついき
追記の意味は、”書き漏(も)らしたことなどを、後から書き加えること。追加して記すこと。また、その文”。
例文1 「補足事項を追記致しましたので、ご確認をお願いします」
例文2 「その資料については内容を追記して、15時までに再送しておきます」
【(~を)使わない手はない】
読み方:(~を)つかわないてはない
(~を)使わない手はないの意味は、”それ(~)を使わないという選択肢はない”。
「~手はない=そうせずにいる選択肢はない」という意味なので、つまり「(~を)使わないという選択肢はない=(~を)ぜひとも使うべきだ」ということを意味します。
他にも「(~を)逃(のが)す手はない」であれば、「(~を)見過ごすという選択肢はない=(~を)見過ごさないべきだ」という意味になります。
使わない手はないの例文 「こんなに便利なサイトを使わない手はない」
⇒こんなに便利なサイトならぜひとも使うべきだ、ということ
逃す手はないの例文 「この機を逃す手はない」
⇒この良い機会(=チャンス)を見過ごすべきではない、ということ
【月並、月並み、月次】
読み方:つきなみ
月並の意味は、”ありふれていること。平凡なこと。また、そのさま”。
例文1 「私の趣味は月並だが、読書と映画鑑賞だ」
例文2 「月並ですが、顧客満足度を最優先に考えたサービスを提供するのが重要です」
【爪弾き】
読み方:つまはじき
爪弾きの意味は、”忌(い)み嫌って、仲間外れにすること”。
忌み嫌うというのは、”嫌って避けること”を意味します。
例文1 「彼は同僚から爪弾きにされているみたいだが、本人は気にも留めていないようだ」
例文2 「転校生としてやってきた彼女だったが、生意気だという理由から爪弾きにされているようだ」
【体裁】
読み方:ていさい
体裁の意味は、
意味1の例文 「書類の体裁を整えるのは良いことだが、内容が伴っていなければ意味がない」
意味2の例文 「以前は体裁ばかり気にして疲弊していたが、今は自由に振る舞っている」
意味3の例文 「彼の持ってきた論文は、根拠やデータのない彼の感想ばかりで論文の体裁を成(な)していない」
【定礎】
読み方:ていそ
定礎の意味は、”建築工事の始めに礎石(そせき)を据(す)えること。建築工事を始めること”。
礎石は、”建物の基礎にある、柱などを支える石のこと”を意味します。
例文1 「建物の入口に定礎1977年と刻まれたプレートが設置されていたことからも、古い建物だということが分かる」
例文2 「定礎式は、昔は工事を始める前に行っていたが、現在では建物の完成間近に行われることが多い」
【低反発】
読み方:ていはんぱつ
低反発の意味は、”反発力(外部から加わった力を跳ね返す力)が低いこと”。
つまり”低反発(反発力が低い)=(押したりして)力を加えてからその力を取り除くと、(跳ね返す力が低いので)ゆっくりと元の形に戻ろうとする”という特徴があります。
反対に高反発というと、”反発力(外部から加わった力を跳ね返す力)が高いこと”を指します。
”高反発(反発力が高い)=(押したりして)力を加えてからその力を取り除くと、(跳ね返す力が高いので)すぐに元の形に戻ろうとする”という特徴があります。
例文1 「低反発マットレスは柔らかくて体にフィットしやすいが、沈み込みやすい分起き上がりにくいと感じる」
例文2 「長時間座る場合は低反発のクッションの方がお尻を傷めにくいが、高反発クッションと比べてへたりやすいのが難点だ」
【定量的】
読み方:ていりょうてき
定量的の意味は、”物事の様子または変化などを、数値や数量に直して表すさま”。
例文1 「それらを定量的に評価することができれば、こちら側としてもイメージしやすい」
例文2 「定量的にモデル化した情報を提供してもらえると助かる」
【適宜】
読み方:てきぎ
適宜の意味は、
意味1の例文 「何か問題が発生しても、こちらで適宜対応するから心配する必要はない」
意味2の例文 「割り振られた仕事が終わったら、適宜休憩をとってもらってかまわない」
【出来レース/八百長】
読み方:できれーす/やおちょう
出来レースの意味は、”主催者により最初から勝敗の結果が分かっている勝負や競争”。
八百長の意味は、”勝負事で、当事者同士が前もって勝敗を打ち合わせておいて、真剣に勝負している様に見せかけること”。
出来レースの例文 「この大会は出来レースと言われているので、参加するだけ時間の無駄だ」
八百長の例文 「八百長が発覚したため、八百長に関わった選手には永久追放処分が科された」
【手に余る】
読み方:てにあまる
手に余るの意味は、”物事が自分の能力を超えていて、その物事の処理ができないこと。手に負えない”。
手に余るは、量が多くて手で持ちきれない、ということに由来しています。
例文1 「この案件は私1人では手に余るので、先輩に協力してもらうことになった」
例文2 「親友の元気すぎる子供を1日だけ面倒見ることになったのだが、子育ての経験がない私の手に余るということぐらいは簡単に予想がつく」
【手前味噌】
読み方:てまえみそ
手前味噌の意味は、”自分で自分のことを褒(ほ)めること”。
昔は、各家庭で自家製(手前=自分、の意味)の味噌が作られており、自分の家の味を他の家庭に自慢していたことに由来しています。
例文1 「手前味噌ですが、私の料理の腕前はプロ並みだと自負しています」
例文2 「彼女は話すたびに手前味噌を並べるので、彼女と話すのはできるだけ避けることにしている」
【手持ち無沙汰】
読み方:てもちぶさた
手持ち無沙汰の意味は、”何もすることがなくて退屈なこと。また、そのさま”。
例文1 「仕事を辞めたので、手持ち無沙汰だ」
例文2 「用事が思ったよりも早く終わったので、新幹線の時間まで手持ち無沙汰になってしまった」
【当該】
読み方:とうがい
当該の意味は、”特定の事項や物事を指す表現”。
具体的な対象が明確になっていたり、すでに話題になっている事項・物事を指すときに用いられます。
例文1 「当該箇所につきましては、1時間ほどで修正が完了する見込みです」
例文2 「大型レジャー施設のリニューアルに伴って注意事項も新しくなっているため、当該施設ご利用の前にご一読ください」
【当事者】
読み方:とうじしゃ
当事者の意味は、”その物事に直接関係のある人”。
例えば、「Aさんの軽自動車にBさんのトラックが衝突する事故」があったとすると、当事者はAさんとBさんの2人ということになります。
(この事故を見物するために集まってきた人たちや、事故を目撃していた人は当事者ではありません)
例文1 「それについては当事者間の話し合いによって決めてもらうしかない」
例文2 「当事者である彼自身が本気で変わろうとしない限り、これからもずっと同じことを繰り返すだろう」
【踏襲】
読み方:とうしゅう
踏襲の意味は、”今までのやり方・方針などを受け継いで、その通りにやっていくこと”。
踏襲と似ている言葉に「継承」がありますが、踏襲と継承はそれぞれ受け継ぐモノが異なっており、踏襲は”考え方・方法”を、継承は”地位・財産・権利”などを受け継ぎます。
例文1 「前任者のやり方を踏襲しながらも、少しずつ自分なりにアレンジしていくつもりだ」
例文2 「会社の方針を踏襲した結果がこれだ」
【同調圧力】
読み方:どうちょうあつりょく
同調圧力の意味は、”集団の中で少数意見を持つ人に対して、多数意見に合わせるように誘導する無言の圧力”。
例えば同調圧力によって、自分の仕事が早く終わっても、周囲の人たちが残業しているので帰れなかったり、学校で休み時間に1人で過ごしていると良く思われないので、友達と過ごすようにしたりする、などが挙げられます。
例文1 「自分のように周囲の雰囲気に流されて、同調圧力で手を挙げる人も多かったように感じる」
例文2 「同調圧力は我が国だけの特別なものではなく、国・性別・年齢に関係なく存在しているものだ」
【登竜門】
読み方:とうりゅうもん
登竜門の意味は、”成功や出世のための難しい関門”。
竜門(中国の黄河中流にある急流の名称)を登り切った鯉(コイ)は、竜になるという伝説に由来しています。
例文1 「芥川(あくたがわ)賞は、新人作家にとっての登竜門として知られている」
例文2 「この大会で優秀な成績を収めることが選手たちにとって非常に重要で、将来プロになるための登竜門だと言われている」
【時の人】
読み方:ときのひと
時の人の意味は、”世間で話題になっている人”。
時の人は、良い意味で世間で話題になっている場合に使われることがほとんどで、「犯罪や迷惑行為」などの悪い意味で話題になっている場合に使われることはまずありません。
例文1 「彼は新技術を発明したことで、一躍(いちやく)時の人となった」
例文2 「彼女は時の人としてマスコミやSNSでも取り上げられ、日本だけでなく世界中に彼女の名が知れ渡った」
【年甲斐もなく】
読み方:としがいもなく
年甲斐もなくの意味は、”年齢にふさわしくない行動や考え方をするさま。年齢に似合わない振る舞いをするさま。いい年して”。
年甲斐というのは、”年齢にふさわしい思慮や分別(ふんべつ)”を意味します。
年甲斐もなくは、否定的な意味合いで用いられることが多いです。
例文1 「おじいちゃんが年甲斐もなく若い子を口説(くど)いている」
例文2 「彼は40歳にもなるのに、年甲斐もなく毎日ゲームばかりして仕事をする気がない」
【度し難い】
読み方:どしがたい
度し難いの意味は、”道理を言い聞かせても理解しようとしない。救いようがない。どうしようもない”。
道理とは、”物事の正しい順序や理由”を意味します。
例文1 「過去に何度も同じ指摘を受けているのに直す気がないなんて、彼は度し難いやつだ」
例文2 「彼女たちの程度の低さは度し難く、それは普段の生活態度を見ていれば誰にでも分かるよ」
【読解力】
読み方:どっかいりょく
読解力の意味は、”文章を読んで、その内容を理解する能力”。
例文1 「教育レベルが高いからといって、読解力も高いとは限らない」
例文2 「読解力が乏しいことは自覚しているが、どうやって読解力を鍛えれば良いのか分からない」
【取り分け、特け】
読み方:とりわけ
取り分けの意味は、”同じようなものの中でも、その程度が際立っているさま。特に”。
例文1 「彼はクラスで取り分け成績が良い」
例文2 「例年と比べて今年は取り分け暑い」
【徒労】
読み方:とろう
徒労の意味は、”努力や労力を費やしたのにも関わらず、何の成果も得られないこと。無駄な骨折り”。
例文1 「試験前日から徹夜で勉強していたが、当日に寝坊して試験を受けられず、徒労に終わった」
例文2 「これまでの努力が徒労に帰(き)したことで、メンバー全員のやる気はすでになくなっていた」
【鳴かず飛ばず】
読み方:なかずとばず
鳴かず飛ばずの意味は、
本来は意味1のようなポジティブな意味合いで使われていましたが、現在では意味2のネガティブな意味合いで用いられることがほとんどです。
意味2の例文1 「当時は期待の新人とまでもてはやされていた彼だが、最終的には鳴かず飛ばずで引退してしまった」
意味2の例文2 「彼は5年間鳴かず飛ばずの下積み生活を送ってきたが、今までの努力が実って主役に抜擢されることになった」
【済し崩し的に】
読み方:なしくずしてきに
済し崩し的にの意味は、”流れに任せて物事が少しずつ変わっていくさま。物事が曖昧(あいまい)なまま、少しずつ変わっていくさま”。
「済し崩し的に」の意味は、「済す=借金の返済」なので、「済し崩し=借金を少しずつ返済すること」に由来しています。
例文1 「友人たちと飲み会をしたが、幹事も含めて全員が泥酔していたので済し崩し的に解散となった」
例文2 「確かな議論がされないまま、済し崩し的に新しいルールが決まってしまった」
【何卒】
読み方:なにとぞ
何卒の意味は、”相手に対して強く願い望む気持ちを表すときに用いる語。どうか”。
例文1 「何卒お許しください」
⇒”許して欲しいと強く望む気持ち”を表している
例文2 「何卒お立ち寄りください」
⇒”立ち寄って欲しいと強く望む気持ち”を表している
【何より】
読み方:なにより
何よりの意味は、”最上・最良であること。他のどんなものより。この上なく”。
例文1 「計画が順調で何よりだ」
例文2 「あなたが来てくれたことが何よりも嬉しい」
【涙ぐましい】
読み方:なみだぐましい
涙ぐましいの意味は、”涙が出そうなほど感動したり、哀(あわ)れだと感じること”。
例文1 「涙ぐましい努力ではあるが、最終的に結果を出せていなければ意味はない」
例文2 「彼は涙ぐましい努力をして、子供の頃からの夢であったプロ選手になった」
【鳴り物入り】
読み方:なりものいり
鳴り物入りの意味は、
意味2の例文1 「彼は鳴り物入りで入団した選手だ」
意味2の例文2 「その商品は鳴り物入りで世に出たが、まったくと言っていいほど売れなかった」
【念頭に置く】
読み方:ねんとうにおく
念頭に置くの意味は、”常に心に留(とど)めておくこと。心掛けておくこと”。
例文1 「安全第一を念頭に置いて作業をする」
例文2 「老後は年金だけでは生活できないことも念頭に置いて、今から貯金や投資に励む」
【能書き】
読み方:のうがき
能書きの意味は、
当時は、薬の効能を書き記した効能書き(=能書き)は適当な内容が多く、実際の内容よりも大きく誇張されていたことに由来(意味2)しています。
能書き(意味2)は、口ばかりで実力がない場合、または実力はあっても行動が伴っていない場合のどちらとしても使用することができます。
意味2の例文1 「彼は能書きばかりで行動が伴っていない」
意味2の例文2 「能書きを垂れるのは良いが、それは1人で仕事ができるようになってからにしてくれ」
【バイアス】
バイアス(bias)の意味は、”物事の見方や考え方に生じる偏り”。
例えばバイアスの種類には、「確証バイアス:自分に都合の良い情報ばかりに注目し、都合の悪い反対意見などの情報を無視してしまうことで生じる偏り」や「生存者バイアス:成功した事例や生き残った人のみを基準に判断し、それ以外(失敗した事例など)の情報を無視してしまうことで生じる偏り」などが存在します。
先入観・固定観念・偏見などもバイアスに含まれる概念(なのでバイアスの方が広い概念)になります。
例文1 「話したことのない人でも悪い噂を聞いてしまうと、その人の評価にバイアスがかかってしまう」
例文2 「欲しい商品を支持する記事ばかり読んでいることからも、彼にはバイアスが生じていることが分かる」
【媒体】
読み方:ばいたい
媒体の意味は、”伝達の仲立ちとなるもの”。
仲立ちというのは、”双方の間に立って、関係を取り持つこと”を意味します。
例えば、情報を伝達する役割を持っている媒体であれば、テレビ・ラジオ・新聞・インターネット・USBメモリ・書籍・雑誌などが挙げられます。
これらは情報の発信者と情報の受信者の間で、発信者と受信者の間を取り持つ関係になっているため、上記(テレビなど)は情報伝達における媒体と言えます。
(媒体がないと、情報の発信者と受信者の間を取り持つことができないため、発信者は受信者に情報を届けることができなくなります)
他にも「紙媒体(かみばいたい)だけでなく、Web媒体(ウェブばいたい)でも情報を公開している」のように、”紙媒体”と”Web媒体”という言葉も使われることがあります。
紙媒体は「新聞・書籍・雑誌・チラシなどの、紙を素材として情報を伝達する媒体」、Web媒体は「インターネット上で、情報を伝達する媒体」を指しており、例えば新聞でもそれがインターネット上で公開されているもの(Web版)であればそれはWeb媒体ということになります。
例文1 「近頃の若者は、テレビや新聞ではなくSNSを主な情報の媒体として利用していることも少なくない」
例文2 「デング熱やマラリアは、蚊が媒体となって感染する病気として知られている」
【拍車を掛ける(能動的)、拍車が掛かる(受動的)】
読み方:はくしゃをかける、はくしゃがかかる
拍車を掛けるの意味は、”物事の進行を一気に加速させること”。
拍車が掛かるの意味は、”物事の進行が一気に加速すること”。
上記のように意味はほとんど同じですが、「拍車を掛ける」は能動的(自分から他へ働きかける)な意味合い、「拍車が掛かる」は受動的(他から作用を及ぼされる)な意味合いが強いです。
拍車を掛けるの例文 「話題のアニメとコラボしたことによって、我が社の商品の人気に拍車を掛ける」
拍車が掛かるの例文 「そのチームが優勝候補であるチームを負かしたことで、我々の優勝に拍車が掛かる」
【薄情】
読み方:はくじょう
薄情の意味は、”人情に薄いこと。思いやりの気持ちがないこと。また、そのさま”。
薄情な人というと例えば、「困っている人を無視したり、助けたいという気持ちすらない人」や「自分が助けてもらい恩を受けていながら、逆の立場になると見てみぬふりをする人」などが挙げられます。
例文1 「彼は薄情な人だから、私が困っていても何も助けてくれないのは分かり切っている」
例文2 「あのときの恩を仇(あだ)で返すなんて、お前は本当に薄情な奴だよ」
【憚る】
読み方:はばかる
憚るの意味は、
意味1の例文 「憎まれっ子世に憚るということわざがあるように、人から憎まれるような人ほど世の中で存在感を持っていることが多い」
意味2の例文 「君は何も悪いことはしていないのだから、人目(ひとめ)を憚る必要はないよ」
【腹を割って話す】
読み方:はらをわってはなす
腹を割って話すの意味は、”隠さずに心の中をさらけ出し、本音を正直に話すこと”。
例文1 「誤解を解くために、彼とは腹を割って話す必要がある」
例文2 「腹を割って話そうとしたが、顔も見たくないと言われてどうすることもできなかった」
【反芻】
読み方:はんすう
反芻の意味は、
牛や羊が反芻を行う理由は”食物を消化しやすくするため”で、何回も食物を噛んで細かくすることで消化を良くし、食物に含まれる栄養素を効率よく吸収することができます。
牛などの反芻動物が常に口を動かしているのは、反芻をしていることによるものです。
意味2の例文1 「彼は問題点について反芻することで、解決策を導き出した」
意味2の例文2 「先生からの言葉を反芻するうちに、先生が本当に伝えたかったことを理解することができた」
【比肩】
読み方:ひけん
比肩の意味は、”肩を並べること。同等であること。匹敵(ひってき)すること”。
例文1 「武力において、この国で彼に比肩する者はいない」
例文2 「その人は個人で一国に比肩する経済力を持つが、正体を知る者はほとんどいないという」
【偏に】
読み方:ひとえに
偏にの意味は、
意味1の例文 「ご検討のほど、偏にお願い申し上げます」
意味2の例文 「プロジェクトが無事成功いたしましたのは、偏に皆様のおかげです」
【皮肉】
読み方:ひにく
皮肉の意味は、
意味1の例文 「上司は、仕事に遅刻してきた僕に向かって、”今日は随分早いね”と皮肉を言ってきた」
意味2の例文 「今年最も楽しみにしていたイベントだったが、皮肉にもイベント当日に急遽仕事が入ってしまった」
【罷免】
読み方:ひめん
罷免の意味は、”公務員の職を強制的に辞めさせること”。
例文1 「罷免は簡単に言えば、公職に就いている人に対してのクビを意味する言葉だ」
例文2 「不正行為が発覚し、その裁判官は罷免された」
【比喩】
読み方:ひゆ
比喩の意味は、”ある物事を説明する際に、他の似ている物事に置きかえて分かりやすく説明する表現方法”。
例えば、「彼は太陽のように明るい人だ(彼を太陽に置きかえて表現)」「人生はドラマだ(人生をドラマに置きかえて表現)」「結婚は墓場だ(結婚を墓場に置きかえて表現)」はどれも比喩が用いられています。
比喩の種類には、「直喩(ちょくゆ)」「隠喩(いんゆ)」「暗喩(あんゆ)」などが存在します。
例文1 「彼は、彼女のことを比喩的に表現したが、表現された本人は気に入らなかったようだ」
例文2 「比喩を用いることで、相手に分かりやすくイメージしてもらえるのが良い点だ」
【日和見】
読み方:ひよりみ
日和見の意味は、”事の成り行きを見て有利な方につこうと、形勢をうかがうこと”。
例文1 「彼自身に能力があったわけではなく、単に日和見主義だったからこそ今の地位にいられるのだろう」
例文2 「しばらくは日和見するつもりだったが、状況が変わったのですぐに行動しなければならない」
【平謝り】
読み方:ひらあやまり
平謝りの意味は、”ただひたすら謝ること”。
平謝りは、「適当(いい加減)に謝る」「形だけ謝る」のではなく、「心から謝る」行為を表す言葉なので注意が必要です。
また、「平謝りにあやまる(謝る)」という形で使われることもありますが、これは「頭痛が痛い」などのような重複表現ではなく、正しい使い方になります。
例文1 「自分のミスが原因で相手を怒らせてしまったが、平謝りして何とか許してもらうことができた」
例文2 「その件で彼から平謝りにあやまってもらったが、今までに費やした時間は戻ってこないので何だかモヤモヤする」
【平たく言えば】
読み方:ひらたくいえば
平たく言えばの意味は、”分かりやすく言えば。簡単に言えば”。
「平たく言えば」は、複雑だったり難しかったりする内容や言葉を、簡単に理解しやすい形で説明するときに用いられます。
例文1 「平たく言えば、彼がAさんの成功に嫉妬して嫌がらせをしていた、ということです」
例文2 「”四面楚歌”とは、平たく言えば、周りが敵だらけで味方がいない、ということだ」
【ピンキリ】
ピンキリの意味は、”物事の価格・品質などの程度や範囲が広いことを表す語。最も良いものから最も悪いものまで。最初から最後まで”。
ピンキリは「ピン(最高、最初)からキリ(最低、最後)まで」の略で、16世紀(室町時代の末期)にポルトガルから伝わった「天正(てんしょう)カルタ」が語源とされています。
天正カルタは、トランプのように1から12までの1セット×4=48枚から構成され、1点札のカードを「ピン」(ここから「ピン=数字の1」の俗語としても用いられる)、12点札のカードを「キリ」と呼んでいました。
このように元々は「ピン=1点(最低の価値)」「キリ=12点(最高の価値)」の意味で用いられていましたが、江戸時代以降になぜか「ピンとキリ」の意味が逆転したという説があり、そこから現在の意味(「ピン=最高の価値」「キリ=最低の価値」)に入れ替わったとされています。
ちなみに「ピン芸人=1人でネタを演じる芸人」「ピンハネ=1割(または1部)の上前をはねること」「ピンゾロ=1(ピン)のゾロ目」「キリがない=終わり(最後)がないこと」などの言葉も、上記の「ピン」「キリ」の意味からきています。
例文1 「同じブランドの腕時計でも、値段はピンキリなので値札はしっかり確認した方が良い」
例文2 「一口(ひとくち)にプロと言っても、実力はピンキリだ」
【歩合制】
読み方:ぶあいせい
歩合制の意味は、”個人の売上や成果などに応じて報酬が支払われる制度”。
例文1 「うちの会社は歩合制なので、自分が頑張った分だけ給料も多くもらえる」
例文2 「営業職は、完全歩合制ではなく、”固定給+歩合給”の方式になっている会社が多い」
【吹聴】
読み方:ふいちょう
吹聴の意味は、”言いふらすこと。言い広めること”。
例文1 「宝くじに当たって自慢したくなっても、吹聴しない方が身のためだ」
例文2 「その件について、彼女は大げさに吹聴しているように感じるが、実は彼女の言っていることは全て正しい」
【付加価値】
読み方:ふかかち
付加価値の意味は、
付加価値(意味1)は、例えばパンを販売する場合、1個あたり原材料費などで70円かかるとしてパン1個を100円で販売すると、手元に残るお金は30円(これが付加価値)になります。
生産された商品の価格が、原材料の価格よりも高くなるのは、生産によって価値が生み出されて(その価値が)付加されたからです。
意味1の例文 「試しに我が社の付加価値額を計算してみたら5000万円になった」
意味2の例文 「顧客にとって付加価値のある提案を心掛けていることが、顧客満足度の高さに繋がっているのだろう」
【不可抗力】
読み方:ふかこうりょく
不可抗力の意味は、”(天災など)人の力ではどうすることもできない外からの力や事態”。
例文1 「この事故は、不注意というよりも不可抗力に近いものなので防ぎようがない」
例文2 「意図的に行動している以上、それは不可抗力とは言えない」
【俯瞰】
読み方:ふかん
俯瞰の意味は、
意味1の例文 「屋上から市内を俯瞰する」
意味2の例文 「自分自身を俯瞰的に捉えることで、冷静に判断できるようになった」
【不況】
読み方:ふきょう
不況の意味は、”景気が悪いこと。経済が停滞していること。不景気”。
景気とは、”社会の経済状態。商売・取り引きなどの状況”を意味します。
例文1 「不況の影響によって、企業の倒産件数が増えている」
例文2 「不況にも関わらず、我が社の利益は過去最高を記録している」
【不謹慎】
読み方:ふきんしん
不謹慎の意味は、”慎(つつし)みのないこと。不真面目(ふまじめ)なこと。また、そのさま”。
慎みとは”軽はずみ(その場の雰囲気や勢いでよく考えずに物事をする)なことがないように気を付けること。控えめに振る舞うこと”なので、「慎みのない=軽はずみな行動をしている。控えめに振る舞っていない」ということを意味します。
不謹慎は、災害時や事件・事故などの悲しみや不幸な場面で用いられることが多いです。
例えば、「葬儀の場で遺産の話をする」「災害時に政治家がゴルフをする」などは不謹慎(=慎みがない)だと言えるでしょう。
例文1 「彼は普段から不謹慎な発言が目立つが、不思議なことに仕事はよくできるやつだ」
例文2 「ネットの投稿には不謹慎なものも多いが、それをいちいち気にしていたらキリがない」
【不躾】
読み方:ぶしつけ
不躾の意味は、”礼儀や作法を欠いていること。無礼。無作法。また、そのさま”。
不躾は、基本的に自分の無礼な言動に対して用いられることがほとんどです。
例文1 「不躾なお願いとは承知しておりますが、本日中にご対応いただけますでしょうか」
例文2 「不躾な質問で申し訳ありませんが、こちらの案件の予算規模をお伺いしてもよろしいでしょうか」
【不条理】
読み方:ふじょうり
不条理の意味は、”道理に合わないこと。筋道(すじみち)が通らないこと”。
道理は、”物事が進行するべき正しい順序や理由”を意味します。
例文1 「真面目な人は報われず、ずる賢い奴が成功しやすい今の世の中は、なんて不条理なのだろうと感じる」
例文2 「不条理を嘆(なげ)くだけで何も行動しない人の人生が好転するわけがない」
【付随】
読み方:ふずい
付随の意味は、”主となる物事に付き従って他の物事が生じること”。
例文1 「フリーター生活に付随するリスクについても考えなければならない」
例文2 「車の購入に付随して、税金や保険料の支払いが発生する」
【物議を醸す】
読み方:ぶつぎをかもす
物議を醸すの意味は、”世間の議論を引き起こすこと”。
物議を醸すというのは、ポジティブな事柄に対して使ってもいいものですが、現在では「問題視される事柄」のようなネガティブな事柄に対して使われることがほとんどです。
(「物議=ある物事に対する議論」、「醸す=ある状態や雰囲気などを生み出すこと」を意味します)
また、「物議を呼ぶ」(「議論を呼ぶ」と混同しているのが原因)というのは間違った使い方なので注意が必要です。
例文1 「大臣の過激な発言が物議を醸し、大きなニュースになっている」
例文2 「最優秀賞を受賞した作品が、無名作家の作品と酷似しているとパクリ疑惑が持ち上がり、SNS上で物議を醸している」
【無難】
読み方:ぶなん
無難の意味は、
意味1の例文 「彼の作品は無難な出来栄えで、これといって魅力は感じない」
意味2の例文 「その件については、口を出さずに黙っているのが無難だろう」
【不服】
読み方:ふふく
不服の意味は、”納得がいかず、不満に思うこと。また、そのさま”。
例文1 「上司のその決定を不服として、彼は社長に直談判(じかだんぱん)した」
例文2 「彼が放った一言に彼女は不服そうな顔をしていたが、次の日には何事もなかったかのように彼と仲良く話していた」
【訃報】
読み方:ふほう
訃報の意味は、”人が亡くなったことを関係者に知らせる連絡”。
訃報は、主に電話・メールなどで伝えられ、「亡くなった人の名前・亡くなった日時・葬儀の詳細(日程・場所・形式)など」の内容が伝えられます。
例文1 「彼は、友人の突然の訃報に驚きを隠せなかった」
例文2 「新聞の死亡記事欄に、故人の訃報や葬儀に関する情報が載せられている」
【不本意】
読み方:ふほんい
不本意の意味は、”自分の本当に望むところではないこと。また、そのさま”。
例文1 「不本意ではあるが、その決定に従うことにしよう」
例文2 「悪天候につき、不本意ながら本日のイベントは中止いたします」
【不問】
読み方:ふもん
不問の意味は、”取り上げて問題にしないこと”。
不問は、求人などで用いられることも多いですが、例えば「経験不問=経験の有無は問題にしない=応募や採用条件に経験があるかどうかは含まれていない」「学歴不問=学歴は問題にしない=応募や採用条件に学歴は含まれていない」ということを意味します。
例文1 「彼はまだ入社してから1カ月ということもあり、今回の件に関しては不問とすることになった」
例文2 「この分野は未経験ではあるが、経験不問の求人も多いので挑戦してみようと思う」
【無礼講】
読み方:ぶれいこう
無礼講の意味は、”身分・地位の差、礼儀作法や堅苦しいことを抜きにして行う宴会”。
例文1 「今日は無礼講だから、上下関係は気にせず楽しく飲もう」
例文2 「無礼講だからといって、上司に友達感覚でタメ口を使っていいわけではない」
【プロパガンダ】
プロパガンダの意味は、”特定の主義や思想などに誘導したり、それらを広めたりするための宣伝活動”。
例えば一般的によく見られるものとして、「○○首相がこんな政策を進めているなどの嘘や大げさな表現」(○○首相の信用を失わせる方向へと誘導)、「インフルエンサーを起用した商品紹介(悪質な商品でも良質なものとして宣伝)」(悪質な商品を買わせる方向へと誘導)などがプロパガンダとして挙げられます。
例文1 「巧妙なプロパガンダによって、彼らに対する世論の評価は一変した」
例文2 「SNSを駆使したプロパガンダ合戦が繰り広げられているため、今後は正しい情報を見抜く力がより重要となる」
【文脈】
読み方:ぶんみゃく
文脈の意味は、”前後の文章の流れや、文と文、語と語の中にある意味・内容のつながり具合”。
文というのは”句点(。)で区切られた一続きの内容”で、文章は”複数の文が連なって形成されたもの”を意味します。
例文1 「彼女が何を望んでいるのかは、文脈から判断するしかない」
例文2 「同じ言葉であっても、文脈次第で意味が大きく異なるので注意しなければならない」
⇒例えば、「子供の様子を見ておいて、と頼まれた場合」、”ただ見ておくだけ”ではなく、”危ない事などをしないように見ておく”という意味合いになる
【平行線を辿る】
読み方:へいこうせんをたどる
平行線を辿るの意味は、”両者の意見などが、互いに譲り合わず、どこまでも一致しないままの状態が続くさま”。
平行線というのは、”同一平面上にあり、どこまで延長しても交わらない2本またはそれ以上の直線”などを意味します。
例文1 「双方の主張は平行線を辿り、結局その問題が解決することはなかった」
例文2 「彼らの話し合いが平行線を辿ることは、話し合いに参加したメンバー以外は全員分かっていた」
【辟易】
読み方:へきえき
辟易の意味は、”同じことが繰り返されて、飽きて嫌な気持ちになること。うんざりすること”。
例文1 「毎週ある会社の飲み会に辟易しているが、それ以上に断りきれない自分のことが大嫌いだ」
例文2 「彼女に一目ぼれして告白したら付き合うことになったのは良いが、彼女のわがままに辟易している」
【別途】
読み方:べっと
別途の意味は、”別の方法。別の方面。別の扱い。また、(副詞的に)別に”。
例文1 「日程などの詳細については、別途メールにてお伝えいたします」
⇒日程などの詳細については、別のメールで伝える、ということ
例文2 「従業員の経済的負担を軽減するために、交通費を別途支給している会社が多い」
⇒基本の給料とは別に交通費(通勤などの移動にかかる費用)を支給している、ということ
【減らず口】
読み方:へらずぐち
減らず口の意味は、”負けや失敗を素直に認めずに、強がりや屁理屈(へりくつ)を言うこと。また、そのような言葉”。
例文1 「君は減らず口を叩くばかりでダメなところを改善しようとしないから上達しないんだよ」
例文2 「減らず口を叩く暇があったら、宿題を早く終わらせてしまえばいいのに」
【屁理屈】
読み方:へりくつ
屁理屈の意味は、”筋(すじ)の通らない理屈”。
(理屈は、”筋の通った考え。物事の筋道。道理”)
屁理屈は、一見すると正しい理屈のように聞こえますが、実際には筋が通っていなかったり、論点がずれたりしている理屈を指します。
屁理屈には例えば、「お金を拾ったが、拾ったお金には名前が書いてないので、そのお金は拾った自分のもの」や「早くやれとは言われたが、いつまでに終わらせるかは指定されていないので、まだ何もやっていない」などが挙げられます。
例文1 「彼はプライドが非常に高いので、彼が悪くても屁理屈を捏(こ)ねてなかなか謝ろうとしない」
例文2 「彼女は屁理屈を並べるのは一人前なので、一向に仕事ができるようにならない」
【便宜】
読み方:べんぎ
便宜の意味は、
意味1の例文 「便宜上このように略しているだけで、それは正式名称ではない」
⇒都合が良いからこのように略しているだけで、それは正式名称ではない
意味2の例文 「相手は社長の息子だからと便宜を図(はか)るように上司から言われたが、そんなことはしたくないので断った」
⇒”便宜を図る”という言葉自体は悪い意味ではないが、悪い意味として用いられることが多い
【暴論】
読み方:ぼうろん
暴論の意味は、”道理を無視した乱暴な議論や意見”。
道理というのは、”物事が進行すべき正しい順序や理由”を意味します。
例文1 「彼の主張はただ感情に訴えかけるだけで、暴論以外の何物でもない」
例文2 「彼のように暴論で問題を解決しようとする人もいるが、それは本質的な解決にはならない」
【他ならない】
読み方:ほかならない
他ならないの意味は、
意味1の例文 「彼が志望校に受からなかったのは、ただの勉強不足に他ならない」
意味2の例文 「他ならない君からの頼みでは断れない」
⇒他人とは違っていて、特別な間柄にある君からの頼みとあっては断ることはできない(=承諾する)
【補完】
読み方:ほかん
補完の意味は、”不足している部分を補って、完全なものにすること”。
例文1 「それら2つのサービスは、お互いを補完し合うことでより使いやすくなっている」
例文2 「個人年金や企業年金は、公的年金を補完する役割を担っている」
【本懐】
読み方:ほんかい
本懐の意味は、”元から抱いている願い。本望(ほんもう)”。
例文1 「30年間努力してきた結果、ようやく本懐を遂げることができた」
例文2 「私たちは、本懐を果たすまでは決して諦めるわけにはいかない」
【本末転倒】
読み方:ほんまつてんとう
本末転倒の意味は、”重要な部分と、それよりも重要度の低い部分の順序や位置づけを間違えること。また、それにより重要な部分(本来の目的)の逆効果になること”。
本末転倒は例えば、「健康のために運動を始めたのに、頑張りすぎて体を壊してしまった」(健康のための行動が逆効果になってしまう)や「プレゼンのために資料を完璧に作り込んだら、時間が足りなくて肝心のプレゼンの内容が疎かになってしまった」(プレゼンのための行動が逆効果になってしまう)などが挙げられます。
例文1 「学業に専念すべき学生が学費のためにアルバイトばかりして、それにより単位を落としてしまうのは本末転倒だ」
例文2 「完璧主義者は全てにおいて完璧を求めてしまうため、本末転倒になりやすいと言える」
【罷り通る】
読み方:まかりとおる
罷り通るの意味は、”「通る。通用する」を強めた言い方。(悪い物事が)堂々と通用すること”。
例文1 「もし彼女の言い分が罷り通ってしまえば、言ったもん勝ちの世の中になってしまう」
例文2 「そんな非常識なことが罷り通るわけがない」
【曲がり形にも】
読み方:まがりなりにも
曲がり形にもの意味は、”不完全ながら。不十分ではあるが。どうにかこうにか”。
曲がり形にもというのは、”不完全ではあっても、最低限の結果は出せていたり、何とかなっていたりする状況を表すとき”に用いられます。
例文1 「非常に苦労はしていたが、彼は曲がり形にも名門大学を卒業している」
例文2 「彼女は曲がりなりにもプロとして活動しているのだから、君が心配しているような事態にはならないよ」
【マスト】
マストの意味は、”なくてはならないもの。欠かせない。必須。また、優先順位が最も高い”。
マストというのは、英語の”must (~しなければならない)”に由来しているカタカナ語です。
例文1 「事前連絡はマストでお願いします」
⇒事前連絡は必須である、ということ
例文2 「マフラーは冬のマストアイテムだ」
⇒マフラーは冬に欠かせないアイテムである、ということ
【未だしも】
読み方:まだしも
未だしもの意味は、”まだいくらかはマシであるさま。良くもないがそれでも”。
例文1 「数日なら未だしも、1カ月も返信がない」
例文2 「一度や二度なら未だしも、これ以上何度も同じミスをするのはさすがに許容できない」
【間怠っこしい】
読み方:まどろっこしい
間怠っこしいの意味は、”動作や処理が遅かったり、話が回りくどかったりしてイライラするさま”。
回りくどいというのは、”言葉や説明が、遠回しだったり、無駄に複雑で分かりにくかったりすること”を意味します。
また、「まどろっこしい」は、「間怠い(まだるい)」という言葉からきており、それが少しずつ変化して現在の「まどろっこしい」になったとされています。
例文1 「行政の手続きは間怠っこしいので、面倒だと思う人が多いのも頷(うなず)ける」
例文2 「彼の説明はいつも間怠っこしいので、聞いていて疲れる」
【眉唾物】
読み方:まゆつばもの
眉唾物の意味は、”信用できないもの。真偽の確かでないもの。怪しいもの”。
眉唾物といっても、すべてが偽り(嘘)であるわけではなく、本当である場合もあり、それ(情報)についての真偽が確かでないものを指して「眉唾物」という言葉が用いられます。
眉唾物は、眉(まゆ)に唾(つば)を塗(ぬ)れば、狐(キツネ)や狸(タヌキ)にだまされないという迷信からきています。
例文1 「その情報は眉唾物だから信用しない方が良い」
例文2 「彼は自信満々に武勇伝を語っているが、その話が眉唾物だと皆が疑っている」
【満更でもない】
読み方:まんざらでもない
満更でもないの意味は、
単に満更というと”完全にそうと決まっている。必ずしも”を意味し、多くは「満更~ない」の形で否定的な意味合いをやわらげたり、むしろ肯定したりする場合に用いられます。
例えば、「彼は満更バカではないようだ=彼は完全にバカと決まっているわけではないようだ」(否定的な意味合いをやわらげている)や、「彼女は満更嫌ではないようだ=彼女は嫌だと思っていない(むしろ気に入っている)ようだ」(肯定している)などのように用いられます。
意味1の例文 「彼が食わず嫌いをしているセロリを食べさせてみると、満更でもないって感じに見えた」
意味2の例文 「Aさんは彼女なんか要らないと言っていたが、女友達を紹介したら満更でもない様子だった」
【慢心】
読み方:まんしん
慢心の意味は、”自分の能力や立場などを過大評価して、他人を見下したり、調子に乗ったりすること。また、そのような心”。
例文1 「今回の結果に慢心せず、今後も精進(しょうじん)していきます」
例文2 「”慢心は身を滅ぼす”という慣用句があるように、どんな時でも謙虚な心を忘れずにいたい」
【満を持して】
読み方:まんをじして
満を持しての意味は、”十分に準備を整え、ちょうど良い機会が来るのを待つこと。また、万全(ばんぜん)の状態で行動を起こすこと”。
例文1 「確実に成功させるために、満を持してプレゼンに臨(のぞ)む」
例文2 「彼は第一志望である大学の合格に向けて徹底的に勉強し、満を持して試験を受けた」
【見切り発車】
読み方:みきりはっしゃ
見切り発車の意味は、
意味2の例文1 「見切り発車で始めたプロジェクトの割には、上手くいった方だと感じている」
意味2の例文2 「下調べが重要だと何度も言っているのに、彼は見切り発車して失敗することが多い」
【見過ごせない】
読み方:みすごせない
見過ごせないの意味は、”無視することはできない。見逃すことはできない”。
例文1 「彼の先ほどの言動については見過ごせないため、然るべき対応を取らせていただきます」
例文2 「それは彼らにとっては見過ごせない問題なのかもしれないが、私たちにとってはどうでもいいことだ」
【未曾有、未曽有】
読み方:みぞう
未曾有の意味は、”今までに一度も起こったことがないこと”。
未曾有というのは、「未(いま)だ、曾(かつ)て、有(あ)らず」を略したものです。
例文1 「未曾有の大災害によって壊滅的な被害を受けた」
例文2 「未曾有の事態ではあったが、首相が的確に指示を出したことで無事に乗り切ることができた」
【身に余る】
読み方:みにあまる
身に余るの意味は、”自分の立場・能力などに対して、待遇・評価などが過度であり、自分にはふさわしくないと感じること”。
例文1 「私のようなものがこのような賞をいただけるとは、身に余る光栄です」
例文2 「本日は身に余るお言葉をいただき、心より感謝申し上げます」
【身も蓋もない/元も子もない】
読み方:みもふたもない/もともこもない
身も蓋もないの意味は、”言葉の表現が直接的すぎて、面白味(おもしろみ)や情緒(じょうちょ)がないこと”。
「身=物を入れる容器の部分」を意味しているので、「身も蓋もない」は、容器と蓋がないので何も隠せない状態であることからきている表現です。
例えば、「どうせ腹に入るのだから、綺麗に盛り付ける必要はない」や「どんなに勉強を頑張っても、頭が悪いのだから良い大学に受かるわけがない」などと言われた場合、「身も蓋もない」という表現が用いられます。
元も子もないの意味は、”無理をしたり、欲張りすぎたりすると、何もかも失うこと”。
「元=元金」「子=利子」を意味し、「元も子もない」は、投資をして利子を得るはずが、利子どころか元金も全て失ってしまうことからきています。
身も蓋もないの例文 「彼はよく身も蓋もない話をするが、実はそういう話ほど物事の本質を捉えている」
元も子もないの例文 「大会のために練習を頑張りすぎても、怪我をして出場できなくなっては元も子もない」
【脈絡がない】
読み方:みゃくらくがない
脈絡がないの意味は、”話や文章の流れに一貫性がなく、前後の関係が掴(つか)みにくかったり、矛盾(むじゅん)していたりすること”。
例文1 「彼女と話していると、急に話が飛んだり、無関係のことを言ったりするので脈絡がないと感じることが多い」
例文2 「この文章には脈絡がないため、読んでも内容を理解するのは難しいだろう」
【無下にする】
読み方:むげにする
無下にするの意味は、”相手の意見や存在などを軽視し、冷たく扱うこと”。
「無下にはできない=相手の意見や存在などを軽視したり、冷たく扱ったりすることはできない」を意味します。
例文1 「彼は人の厚意を無下にするような人だから、気を遣う必要なんて一切ない」
例文2 「恩人である彼からの頼みを無下にはできないので、当然引き受けるつもりだ」
【向こう~年間】
読み方:むこう~ねんかん
向こう~年間の意味は、”今から~年後までの期間”。
例えば、「向こう3年間は有効=今(今日を含めて)から3年間は有効」「向こう1週間は有効=今(今日を含めて)から1週間は有効」を意味します。
例文1 「向こう1年間は面倒を見てやるが、その後は自分の力で何とかしろ」
例文2 「分からないこともあると思うので、本日から向こう3カ月間は質問を受け付けることにする」
【無闇、無暗】
読み方:むやみ
無闇の意味は、
「無闇矢鱈(むやみやたら)」というのは、”無闇(意味1)を強めた言い方”を意味します。
意味1の例文 「無闇矢鱈に勉強するのは効率が悪いので止めた方がいい」
意味2の例文 「お化け屋敷に行くと彼は無闇に怖がるので、こちらまで怖くなってくる」
【無類】
読み方:むるい
無類の意味は、”比べるものがないことや、比べるものがないほどに優れていること。また、そのさま”。
「無類の○○好き」(例:無類の酒好き、無類の猫好き)という表現が一般的によく用いられますが、これは意味合い的には「○○なら何でも良い」というわけではなく、「比べる人がいないくらい抜きんでて○○が好き(ただし、○○なら何でもいいわけではなく、○○の種類によっては好き嫌いもある)」ということを意味するので注意が必要です。
例文1 「彼は無類の酒好きだが、そんな彼が断酒しているのには何か理由があるのだろう」
例文2 「彼女の美しさは無類で、外出するとよく男性からナンパ目的で話しかけられている」
【無論】
読み方:むろん
無論の意味は、”論じる必要のないほど明らかなさま。言うまでもなく。もちろん”。
例文1 「彼は英語は無論のこと、数学も完璧だ」
例文2 「無論、貯金ばかりではなく、投資にもお金を回した方が良いということは理解している」
【明文化】
読み方:めいぶんか
明文化の意味は、”(規則・取り決めなどを)明確に文章で書き示すこと”。
例文1 「あらかじめそれらの行為を想定して、規則として明文化しておくに越したことはない」
例文2 「彼らは法律的に明文化されていないからと安心しているだろうが、そう簡単に逃げられるわけにはいかない」
【メタ認知/無知の知】
読み方:めたにんち/むちのち
メタ認知の意味は、”自分の思考・感情・行動などを、客観的に認識すること”。
「メタ認知ができる人=自分のことを理解できている人」を指し、メタ認知能力を高めることで、冷静な判断力が身についたり、感情のコントロールが上手くなったりするなどのメリットがあります。
無知の知というのは、”自分が何も知らない(=無知)ということを自覚することが真の知への始まりである、という考え方”を意味します。
無知の知は、古代ギリシャの哲学者であるソクラテスの考え方で、メタ認知の原型のようなものです。
メタ認知の例文 「自分の過去の言動を振り返ってみることも、メタ認知能力を高める方法のひとつだ」
無知の知の例文 「本当に賢い人になりたいのなら、”無知の知”を意識しながら生活してみるといい」
【目減り】
読み方:めべり
目減りの意味は、
意味1の例文 「水は少しずつ蒸発していくので、時間が経つとコップ内の水が目減りするのは当然だ」
意味2の例文 「昨今のインフレによって、3年前と比べて貯金が目減りしている」
⇒”インフレ=物の価値が上がる=お金の価値が下がる”なので、同じ100万円でも3年前と比べると実質的なお金の価値は低下している、ということ
【免疫】
読み方:めんえき
免疫の意味は、
意味1の例文 「私はいま流行っている病気には先月かかっているので、その病気には免疫があるはずだ」
意味2の例文 「体内に病原体が浸入しても風邪を引かないのは、免疫によって体が守られているからだ」
⇒睡眠不足・ストレス・栄養不足などで免疫力は低下し、免疫力が低下すると病原体などを排除する力も弱くなって感染症にかかりやすくなる
意味3の例文 「彼は女性に対して免疫がないため、女性を前にするとまともに話せなくなる」
⇒”免疫がない=慣れていない”なので、彼は普段から女性と接する機会があまりなく、女性に慣れていない、ということ
【免罪符】
読み方:めんざいふ
免罪符の意味は、
免罪符(意味1)は、善行や教会への寄付と引き換えに発行されて、その免罪符によって罪の軽減や免除が約束されます。
ただ、教会にとっての免罪符(意味1)は、資金を得るための都合の良い手段になっていき、これにより教会は批判され、どんどん教会の権威が低下していったことから、最終的には免罪符の販売は禁止されました。
意味2の例文1 「彼の会長の息子であることを免罪符にして、会社で好き放題やっている」
意味2の例文2 「雨が降っていたというのは、遅刻したことの免罪符にはならない」
【申し分ない】
読み方:もうしぶんない
申し分ないの意味は、”不満な点や、欠点として指摘する部分がないこと”。
申し分は、”不満な点。非難すべき点”などを意味します。
例文1 「彼のテストの点数は申し分ないが、遅刻をしたり提出物を出さなかったりするので内申点が心配だ」
例文2 「値段が高いという一点を除(のぞ)けば申し分のない商品だ」
【目下】
読み方:もっか
目下の意味は、”今。ただ今。現在”。
目下は「もっか」の他に「めした」と読むこともできますが、「めした」と読むと意味が異なるので注意が必要です。
例文1 「その件については目下検討中ですので、もうしばらくお待ちください」
例文2 「まずは我が国におけるインフラ老朽化という目下の課題に集中すべきだ」
【勿体振る】
読み方:もったいぶる
勿体振るの意味は、”必要以上に重々しく振る舞ったり、回りくどい態度をとったりすること”。
重々しいというのは、”雰囲気や態度が真面目で重苦しく、いい加減な気持ちが許されない感じであること”を意味します。
例文1 「彼は試験に合格したかどうかを勿体振って教えてくれない」
例文2 「勿体振った割には、どうでもいい話だった」
【専ら】
読み方:もっぱら
専らの意味は、”一つの事に集中するさま。その事ばかり”。
例文1 「休日は、専ら部屋でゲームをしている」
例文2 「上司が僻地の支店に左遷されるらしいと専らの噂(うわさ)だ」
⇒その噂ばかりだ、ということ
【持て余す】
読み方:もてあます
持て余すの意味は、”取り扱い方や処置に困ること。手に負えないで困ること”。
持て余すは、物だけでなく、時間や感情などに対しても用いられる言葉です。
例文1 「定年退職した父は暇を持て余しており、毎日テレビを見て過ごしている」
⇒”暇を持て余す=時間はたくさんあるが、何もする事がなく、退屈なさま”を意味します
例文2 「チーム内でも彼をどの作業に充てれば良いのか分からず、彼を持て余している様子だった」
【元い】
読み方:もとい
元いの意味は、”誤って述べたことを訂正するときに用いる語”。
例文1 「彼の大好物はりんご、元いぶどうだった」
⇒彼の大好物がりんごというのは誤りで、正しくはぶどう、ということ
例文2 「明日は公園に10時、元い11時に集合すること」
⇒公園に10時に集合するというのは誤りで、正しくは11時に集合する、ということ
【牴牾しい、擬しい】
読み方:もどかしい
牴牾しいの意味は、”物事が思うように進まずイライラすること”。
例文1 「言いたいことがあるのに言葉が出てこないのは牴牾しい」
例文2 「友人が困っているのに、何もしてあげられない自分に牴牾しさを感じる」
【悖る】
読み方:もとる
悖るの意味は、”物事の筋道に合わないこと。道理に背(そむ)くこと。反すること”。
例文1 「それは人の道に悖る行為だ」
例文2 「彼は神の教えに悖る行動をしてしまった」
【問題提起】
読み方:もんだいていき
問題提起の意味は、”問題や課題を解決すべき事項として示し、相手に向けて疑問を投げかけること”。
提起というのは、”問題・話題として出すこと”を意味します。
問題提起は例えば、「いま現在、高齢化社会となって昔よりも社会保険料がどんどん増え、現役世代の家計を圧迫していますが、あなたは政府がどのような政策をしたら生活が今よりも良くなっていくと思いますか?」などが挙げられ、問題提起は議論のきっかけになります。
(論文や小論文では「~だろうか」の形で問題提起されていることが多いです)
例文1 「その集会で、私たちが直面している課題と解決策について問題提起し、皆の協力を促(うなが)した」
例文2 「論文における問題提起は、読み手の関心を引きつけるための重要な部分である」
【野心】
読み方:やしん
野心の意味は、
意味1の例文 「彼はお金持ちになりたいという野心はあるみたいだが、それに向けて努力しているわけでもないので無理だろう」
意味2の例文 「この研究は国内だけでなく世界的に見ても事例がなく、野心的な試みであることは間違いない」
【(~)吝かではない】
読み方:(~)やぶさかではない
(~)吝かではないの意味は、”~する努力を惜しまない。喜んで~する”。
吝かは、”物を使ったり、与えたりするのを惜しむさま。ケチなさま/思い切りが悪いさま。ためらうさま”を意味します。
例文1 「君に協力することに吝かではないが、明日まで待ってほしい」
例文2 「私がこのプロジェクトに参加することは吝かではありません」
【野暮】
読み方:やぼ
野暮の意味は、
野暮(意味2)は、「田舎(いなか)臭いことやダサいこと」の意味として用いられることが多いです。
意味1の例文 「女性に年齢を聞くなんて野暮な人だね」
意味2の例文 「彼は野暮ったく見えるが、本人的にはオシャレな方だと思っているらしい」
【疚しい、疾しい】
読み方:やましい
疚しいの意味は、”悪いことをしたと心を痛める。後ろめたい”。
例文1 「何も疚しいことはしていないので、怯(おび)える必要はない」
例文2 「最近、同棲している彼と目が合うとすぐに目を逸(そ)らそうとするので、何か疚しいことがあるに違いない」
【揶揄】
読み方:やゆ
揶揄の意味は、”相手を困らせたり怒らせたりするようなことをして面白がること。からかうこと”。
ちなみに「からかう」は漢字で、「揶揄う」と表記されます。
例文1 「彼は、例の政治家を揶揄するかのようなコメントをすることで挑発しているのだろう」
例文2 「彼女は友人だったが、私の長年の努力を揶揄してきたので絶交することに決めた」
【遣る瀬無い/遣り切れない】
読み方:やるせない/やりきれない
遣る瀬無いの意味は、”悲しみや辛(つら)さなど、思いを晴らす方法がないこと。自分ではどうすることもできず、切(せつ)ないこと”。
遣り切れないの意味は、”そのままの状態では気持ちが収まらないこと。我慢できないこと。耐えられないこと”。
遣る瀬無いと遣り切れないの違いは、そのマイナスな気持ちの解消法があるかどうか、です。
遣る瀬無いは「マイナスな気持ちの解消法がなく、自分ではどうすることもできない状況」で用いられ、遣り切れないは「マイナスな気持ちの解消法はあるが、我慢の限界を超えている状況」で用いられます。
遣る瀬無いの例文 「好意を寄せていた人が結婚してしまい、遣る瀬無い気持ちになった」
遣り切れないの例文 「信じていた人から裏切られて遣り切れない思いだが、早い段階で彼の人間性が分かって良かったと前向きに捉えることにした」
【有事】
読み方:ゆうじ
有事の意味は、”戦争や大規模な自然災害などの非常事態”。
例文1 「有事の際には、慌てず落ち着いて行動してください」
例文2 「有事に備えて、食料や水などの備蓄を定期的に確認している」
【有識者】
読み方:ゆうしきしゃ
有識者の意味は、”特定の分野や問題についての詳しい知識や経験を持ち、専門的な意見やアドバイスができる人”。
例文1 「この問題についての対策の検討に入る前に、まずは有識者の意見を聞くべきだ」
例文2 「彼の意見は、有識者会議の場でも多くの賛同が得られていた」
【憂慮】
読み方:ゆうりょ
憂慮の意味は、”心配すること。不安に思うこと”。
例文1 「彼は何か不吉な予感がするといって、来週からの旅行を憂慮している」
例文2 「それは憂慮すべき事態だが、いま現在我々は何も対策を講じていない」
【所以】
読み方:ゆえん
所以の意味は、”わけ。理由”。
例文1 「彼女が皆から嫌われている所以は性格の悪さにある」
例文2 「この異常なまでの頭の回転の速さが、彼が天才だと呼ばれる所以だ」
【癒着】
読み方:ゆちゃく
癒着の意味は、
意味1の例文 「手術後に内臓が近くの臓器や組織と癒着することで、痛みなどの問題を引き起こす可能性がある」
意味2の例文 「その政治家が一部の利権団体などと癒着していたという事実に驚きはない」
【(~を)余儀無くされる】
読み方:(~を)よぎなくされる
(~を)余儀無くされるの意味は、”それ(~)をするしかない状態にされること”。
余儀というのは”他の方法。他の事”を意味するので、「余儀無くされる=他の方法がなくなる=それをするしかない状態にされる」となります。
例文1 「台風の影響により、イベントの中止を余儀無くされた」
例文2 「地震による被害で、多くの住民が避難所での生活を余儀無くされた」
【予後】
読み方:よご
予後の意味は、
予後(意味2)は、本来の予後(意味1)から派生したネットスラング(インターネット上で生まれた略語や独自の言葉)です。
(意味2は、現実社会で使われることはほとんどありませんが、SNSなどのインターネット上で使われることは多いです)
意味1の例文 「手術後の予後は良好で、この調子なら3カ月以内には歩けるようになると説明を受けた」
意味2の例文 「学生時代に○○を趣味にしていた人は予後が悪い」
⇒学生時代に○○を趣味にしていた人は、将来的な状態が悪い(貧乏になっていたり不幸になっていたりなど)、ということ
【与信】
読み方:よしん
与信の意味は、”相手に対して信用(=信頼できるという評価)を与えること”。
例えば、「銀行が個人や企業にお金を貸す=銀行が、支払い能力などを調査した上で個人や企業に信用を与えて、お金を貸す」、「クレジットカードの発行=カード会社が、支払い能力などを調査した上で個人に信用を与えて、クレジットカードが発行される(=後払いを許可される)」ということを指します。
銀行などは「与信審査」によって相手の財務状況や支払い能力などを調査して、信用を与えても良い相手なのかどうかを判断します。
そして「与信審査が通る=銀行などから、支払い能力などが信用できると判断される」、「与信審査が通らない=銀行などから、支払い能力などが信用できないと判断される」ということを意味しています。
例文1 「与信審査の結果、銀行からの融資は断られてしまった」
例文2 「今使っているクレジットカードの与信枠は50万円だから、だいたいの商品はこれで買える」
【余談】
読み方:よだん
余談の意味は、”用件以外の話。本筋を外れる話”。
例文1 「余談ですが、先日行われたセミナーに参加してきました」
例文2 「余談はさておき、本題に入ろうか」
【余念がない】
読み方:よねんがない
余念がないの意味は、”(”~に余念がない”の形で)他のことを考えず、ひとつのことに集中しているさま”。
例文1 「大学に通っていて卒業間近の彼は、卒業論文に余念がない」
例文2 「株式投資家の彼は、テレビ・新聞・インターネットと、情報収集に余念がない」
【理に適う】
読み方:りにかなう
理に適うの意味は、”道理・理屈に合っていること。物事の筋が通っていて、無理や矛盾がないこと”。
例文1 「彼女の説明は理に適っており、文句のつけようがない」
例文2 「それは理に適った方法だとは思うが、少しは彼の気持ちを汲(く)んであげても良いのではないか」
【理不尽】
読み方:りふじん
理不尽の意味は、”道理を尽くさないこと。筋道の通らないこと。また、そのさま”。
道理というのは、”物事が進行するべき正しい順序や理由”を意味します。
例文1 「顧客からの理不尽なクレームや要求があった際の対応マニュアルを作成する」
例文2 「上司の指示通りに作業したのに、それで失敗して上司から怒られるなんて理不尽だ」
【留意】
読み方:りゅうい
留意の意味は、”心に留(とど)めること。気を付けること”。
例文1 「今後、そのようなミスがないように留意いたします」
例文2 「この項目については留意する必要はあるが、それ以外は気にする必要はない」
【了見】
読み方:りょうけん
了見の意味は、”考えを巡らすこと。また、その考え。思慮”。
例文1 「子供を叩くなんて、どういう了見だ」
⇒子供を叩くなんて、何を考えているんだ、ということ
例文2 「彼は了見が狭(せま)いから、意見を言うだけ無駄だ」
⇒”了見が狭い=自分の考えや視点にとらわれて、他の考えや意見を受け入れないこと”
【良識】
読み方:りょうしき
良識の意味は、”物事の善悪を正しく判断する能力”。
例文1 「彼が良識のある人だったら、君にそんなことは言わない」
例文2 「彼女も社会人になったのだから、もっと良識ある行動をとってほしいものだ」
【領分】
読み方:りょうぶん
領分の意味は、
意味2の例文1 「この仕事は僕の領分なので、手を出さないでくれ」
意味2の例文2 「古い考え方ではあるが、仕事は男の領分だから、女は子供のことを最優先に考えるべきだ」
【稟議】
読み方:りんぎ、ひんぎ
稟議の意味は、”官庁・会社などで、会議を開く手間を省(はぶ)くために、係の者が案を作成して関係者に回覧し、承認を求めること”。
稟議のための書類(=起案書)のことを「稟議書(りんぎしょ)」と言います(「ひんぎしょ」と読むことはほとんどない)。
例文1 「稟議を上げたが、今どの部門で承認が止まっているのかが分からない」
例文2 「今回の稟議は、業務効率化のための備品購入に伴う予算承認を目的としている」
【例に漏れず】
読み方:れいにもれず
例に漏れずの意味は、”一般の例と同様に。他と同様で例外ではない”。
例文1 「不況の影響で我が社も例に漏れず、業績が悪化している」
⇒不況の影響で我が社も(他の会社と)同様に、業績が悪化している、ということ
例文2 「今年もまた例に漏れず、正月は仕事をすることになりそうだ」
⇒毎年正月は仕事をしている人が、今年も正月は仕事をすることになりそうだ、ということ
【黎明期】
読み方:れいめいき
黎明期の意味は、”新しい事柄(時代・文化など)が始まろうとする時期”。
もともと”黎明”には「夜明けや明け方」という意味があり、そこから転じて、黎明は「新しい事柄が始まろうとすること」という意味も持つようになりました。
そして、その黎明に期間を表す”期”という字が付いたことで、「新しい事柄が始まろうとする時期」という意味になりました。
例文1 「彼は日本映画の黎明期を代表する人だ」
例文2 「ついにこの会社の黎明期を知るメンバーは私だけになってしまった」
【老婆心】
読み方:ろうばしん
老婆心の意味は、”必要以上に世話を焼こうとする気持ち。おせっかいな心”。
例文1 「老婆心ながら言わせてもらうと、相手には自分の本当の気持ちを伝えた方が良い」
例文2 「今の話を聞いた感じだと、その男とはさっさと別れた方が良いと老婆心ながらに思う」
【ロビー活動】
読み方:ろびーかつどう
ロビー活動の意味は、”個人や団体が、自分たちの意見や要望を政治家や行政官に伝え、特定の政策や法律に反映させてもらうように働きかける活動”。
元々は議会のロビー(待合室)で議員に直接話しかけたことからきており、「ロビー活動」の他に「ロビイング」「ロビーイング」とも呼ばれています(ロビー活動をする人または団体は「ロビイスト」と呼ばれる)。
ロビー活動は、政治家と大企業などの癒着を連想させることから悪いイメージも多いですが、業界団体が規制緩和を求めるなどの「現場の声を政治に届ける役割」にもなっているため、ロビー活動自体は必ずしも悪いものというわけではありません。
例文1 「企業が自らの利益を守るためにロビー活動をした結果だろう」
例文2 「水面下でその議案に反対するロビー活動が行われていたみたいだが、議案は正式に承認されたようだ」
【詫び寂び】
読み方:わびさび
詫び寂びの意味は、”質素なものや、時間の経過による変化(古びたものなど)の中に、美しさや味わい深さなどの魅力を感じる日本特有の心”。
例文1 「枯山水(かれさんすい)の庭園には、詫び寂びの精神が色濃く反映されている」
例文2 「散っていく桜の儚(はかな)さが、詫び寂びを感じさせる」
<よく使う言葉>
慣習的、致命的、便宜的、作為的など
互換性、慢性、普遍性、必然性など
倦怠感、臨場感、生活感、既視感など
野心、猜疑心、虚栄心、射幸心など
蛙化、明文化、マンネリ化、擬人化など
機動力、語彙力、死力、求心力など
資本主義、社会主義、事勿れ主義、拝金主義など
因果関係、共生関係、相関関係、労使関係など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
秋桜、御手洗、蒲公英、転寝など
愈々、努々、清々しい、瑞々しいなど
誂える、囀る、目眩く、拵えるなど