このページではよく使う【〇〇力】とついた言葉とその意味について簡単に一覧にしてまとめています。
(握力・火力・筋力・視力などのような、意味がすぐに分かるような2文字の言葉はここでは省いています)
目次
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↓よく使う【〇〇力】とついた言葉と、その意味や例文などを載せています
(【ワ行~】は候補がなかったため表記していません)
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※1:”〇〇力”は、「○○する力・能力」「○○の力・能力」などを表します。
※2:”〇〇力”の意味が複数ある場合は、”「~」など”のように一般的に用いられることが多い意味(「~」)を優先して表記しています。
漢字 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
圧力 | あつりょく | 「(気体・液体・固体が)ある面を境にして、2つの物体が互いにその面に垂直に押し合う力」など |
引力 | いんりょく | 「2つの物体が互いに引き合う力」 |
影響力 | えいきょうりょく | 「他人の考えや行動に変化を及ぼす力」 |
遠心力 | えんしんりょく | 「物体が円運動をするとき、回転の中心から遠ざかる向きに働く力」 |
応用力 | おうようりょく | 「すでに得た知識を使って、新たな事柄に対応する力」 |
加速力 | かそくりょく | 「物体が加速する能力。物体が速さを増す能力」 |
活力 | かつりょく | 「活動のもとになる力。活動を行うための力」 |
画力 | がりょく | 「絵で表現する力」 |
機動力 | きどうりょく | 「状況・変化などに応じてすばやく行動できる能力」 |
求心力 | きゅうしんりょく | 「人々の心を惹(ひ)きつける力」など |
気力 | きりょく | 「物事をやり通そうとする精神力」 |
軍事力 | ぐんじりょく | 「国家が、戦争や防衛を行うための能力」 |
経済力 | けいざいりょく | 「個人や国家が持つ、経済活動を行う力」 |
原子力 | げんしりょく | 「原子核の変換や核反応に伴って放出される多量のエネルギー」 |
原動力 | げんどうりょく | 「活動を起こすもとになる力」など |
語彙力 | ごいりょく | 「言葉を豊富に知っていて、その言葉を理解して適切に使用する能力」 |
拘束力 | こうそくりょく | 「ある一定の行為を制限したり、強制したりする効力(=効果を及ぼすことのできる能力)」 |
購買力 | こうばいりょく | 「個人・家庭・企業などが、商品やサービスを買うことのできる能力」など |
漢字 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
持久力 | じきゅうりょく | 「運動や負担に長く持ちこたえられる力」 |
資金力 | しきんりょく | 「特定の目的(経営など)のために使用することのできる金銭の量。また、それを確保したり調達したりする能力」 |
持続力 | じぞくりょく | 「一定の状態や活動を長く続ける力」 |
実行力 | じっこうりょく | 「考えや計画を実際の行動に移す力」 |
瞬発力 | しゅんぱつりょく | 「瞬間的に出すことのできる強い筋肉の力」など |
助力 | じょりょく | 「力を貸して助けること」 |
死力 | しりょく | 「死を覚悟して出す力。必死の力」 |
尽力 | じんりょく | 「目的や目標達成のために、力を尽くすこと」 |
推進力 | すいしんりょく | 「物体を前に押し進める力」など |
垂直抗力 | すいちょくこうりょく | 「物体が接している面に重さの分だけ力を加えているとき、同じ大きさで接している面から物体が垂直に受ける力」 |
生活力 | せいかつりょく | 「社会生活を営むのに必要な能力」 |
制球力 | せいきゅうりょく | 「野球において、投手が狙ったところに投げることができる能力」 |
精神力 | せいしんりょく | 「何かをやり抜こうとする意志の力」 |
生命力 | せいめいりょく | 「生き抜く力」 |
斥力 | せきりょく | 「2つの物体の間で、互いを遠ざけようとする力。反発力」 |
説得力 | せっとくりょく | 「会話や文章などで、相手を納得させられる力」 |
総合力 | そうごうりょく | 「様々な能力や要素を合わせた力」など |
即戦力 | そくせんりょく | 「訓練を受けなくても、そのまますぐに使える戦力。また、そのまますぐに戦力として使える人」 |
耐久力 | たいきゅうりょく | 「長く持ちこたえられる力」 |
脱力 | だつりょく | 「体の力が抜けること」 |
胆力 | たんりょく | 「物事に動じない(=簡単に驚いたり恐れたりしない)気力。度胸(どきょう)」 |
注力 | ちゅうりょく | 「特定の物事に対して、集中して力を注ぎ込むこと」 |
長打力 | ちょうだりょく | 「野球において、打者がボールを遠くへ飛ばす能力」 |
張力 | ちょうりょく | 「物体が引っ張られるときに生じる力」 |
動体視力 | どうたいしりょく | 「動いている物を、早く正確に見分けて判断する能力」 |
同調圧力 | どうちょうあつりょく | 「集団の中で少数意見を持つ人に対して、多数意見に合わせるように誘導する無言の圧力」 |
独創力 | どくそうりょく | 「他の人の真似ではなく、自分独自の発想で新しい物事を作り出す能力」 |
独力 | どくりょく | 「自分1人の力。自力」 |
読解力 | どっかいりょく | 「文章を読んで、その内容を理解する能力」 |
忍耐力 | にんたいりょく | 「苦しみ・悲しみ・辛(つら)さなどに耐える力」 |
発言力 | はつげんりょく | 「発言によって、人を動かしたり従わせたりするなど、他人に影響を及ぼすことができる力」 |
表面張力 | ひょうめんちょうりょく | 「気体に接する液体の部分(=液体の表面)に働く、その表面積をできるだけ小さくしようとする力」 |
微力 | びりょく | 「ほんの少しの力。ごくわずかな力」 |
不可抗力 | ふかこうりょく | 「(天災など)人の力ではどうすることもできない外からの力や事態」 |
浮力 | ふりょく | 「流体(液体・気体)中にある物体に対して、流体から上向きに働く力」 |
包容力 | ほうようりょく | 「相手の悪い面(過ちや欠点など)も含めて受け入れる心の広さ」 |
摩擦力 | まさつりょく | 「ある物体が他の物体と接触している状態で力を加えたときに、(運動を妨げようと)その接触面に加えた力の逆向きに発生する力」 |
免疫力 | めんえきりょく | 「体内に入ったウイルス・細菌などの異物から、免疫によって体を守る力」 |
抑止力 | よくしりょく | 「やろうと思っている活動をやめさせる力。相手に有害な行動を思いとどまらせる力」 |
余力 | よりょく | 「ある仕事や活動をしても、まだ余っている力」 |
膂力 | りょりょく | 「筋肉の力。また、腕力」 |
※:”〇〇力”は、「○○する力・能力」「○○の力・能力」などを表します。
【圧力】
読み方:あつりょく
圧力というのは、
1.(気体・液体・固体が)ある面を境にして、2つの物体が互いにその面に垂直に押し合う力
2.威圧して屈服させようとする力
の意味。
意味1の例文 「水による圧力は非常に大きいが、深海魚は水による圧力でつぶれにくい体の構造になっている」
意味2の例文 「上からの圧力が強く、命令に従うしかなかった」
【引力】
読み方:いんりょく
引力というのは、”2つの物体が互いに引き合う力”の意味。
引力は、質量のある全ての物体同士の間に働く力で、物体の質量の大きさに比例して引力も強くなり、距離が遠くなるほど引力の影響は小さくなります。
引力の対義語は、「斥力(せきりょく)」です。
例文1 「地球の強い引力のおかげで、人間は宇宙に落ちていかずに足をつけて立つことができる」
⇒もし人間の方が地球よりも質量が大きければ、人間側に引き寄せられて地球が動いてしまう
例文2 「地球の引力と地球の自転によって生じる遠心力を合わせた力を重力と呼んでいる」
⇒上にモノが乗った状態でコマを回すと、上に乗ったモノは遠心力で飛んでいきますが、地球上に存在するモノにも地球の自転によって生じる遠心力がかかっています
【影響力】
読み方:えいきょうりょく
影響力というのは、”他人の考えや行動に変化を及ぼす力”の意味。
影響力は英語で「influence(インフルエンス)」といい、影響力のある人のことを「influencer(インフルエンサー)」と言います。
例文1 「彼の影響力は非常に大きく、彼が商品を紹介するとすぐに品切れになる」
例文2 「彼女はいま現在でも一定の影響力は持っているが、全盛期ほどではない」
【遠心力】
読み方:えんしんりょく
遠心力というのは、”物体が円運動をするとき、回転の中心から遠ざかる向きに働く力”の意味。
例文1 「車でカーブを曲がるときに遠心力で体が外へと飛び出しそうになった」
例文2 「回転している軸の中心に近づくほど、その物体にかかる遠心力は小さくなる」
【応用力】
読み方:おうようりょく
応用力というのは、”すでに得た知識を使って、新たな事柄に対応する力”の意味。
例文1 「この問題は応用力さえあれば、君らが学んだ知識だけで解けるはずだ」
例文2 「ただ知識を詰め込むだけでは応用力を身につけることはできない」
【加速力】
読み方:かそくりょく
加速力というのは、”物体が加速する能力。物体が速さを増す能力”の意味。
「加速力が高い=物体が短時間で速く動くことができる」、「加速力が低い=物体が速く動くまでに時間がかかる」ということを意味します。
例文1 「その車は加速力に優れ、アクセルを踏んだ瞬間に一気に車が加速した」
例文2 「彼は加速力はあるが体力がないため、長距離よりも短距離の方が活躍できるだろう」
【活力】
読み方:かつりょく
活力というのは、”活動のもとになる力。活動を行うための力”の意味。
例文1 「とても活力に満ち溢れていて、今なら何でもできそうな気がする」
例文2 「適度に遊んでストレスを発散することで、それが仕事への活力になるというものだ」
【画力】
読み方:がりょく
画力というのは、”絵で表現する力”の意味。
例文1 「世間的に評価されているのは彼女だが、画力だけなら彼の方が優れている」
例文2 「彼女は画力が高く、イラストレーターとしての評価も非常に高いため、仕事の依頼が絶えない」
【機動力】
読み方:きどうりょく
機動力というのは、”状況・変化などに応じてすばやく行動できる能力”の意味。
例文1 「両者には機動力に大きな差があるため、この作戦は使えない」
例文2 「火力と装甲の強化をした分、機動力が低下してしまうのは仕方のないことだ」
【求心力】
読み方:きゅうしんりょく
求心力というのは、
1.物体が円運動をしたときに、中心に向かって働く力。遠心力と逆向きの力。向心力
2.人々の心を惹(ひ)きつける力(⇐一般的によく用いられる)
の意味。
意味2の例文1 「リーダーを失ってから組織の求心力は低下した」
意味2の例文2 「派閥の求心力を維持し続けることができなければ、じきに影響力もなくなっていくだろう」
【気力】
読み方:きりょく
気力というのは、”物事をやり通そうとする精神力”の意味。
例文1 「仕事が終わると疲れ切ってしまい、夕食を食べる気力すらない」
例文2 「彼は生きる気力を失ったと言っていたが、好きなことをしているときだけは生き生きとしていた」
【軍事力】
読み方:ぐんじりょく
軍事力というのは、”国家が、戦争や防衛を行うための能力”の意味。
軍事力は、兵士・兵器(重火器・戦車・軍艦・戦闘機など)・技術・資源などの総合力で判断されます。
例文1 「軍事力があれば、他国との交渉を有利に進められるときもある」
例文2 「軍事力を維持するための費用は大きいが、絶対に必要なことだと言える」
【経済力】
読み方:けいざいりょく
経済力というのは、”個人や国家が持つ、経済活動を行う力”の意味。
経済活動は、”商品・サービスの生産・流通・消費など、人が生活していくために必要な活動のこと”を指します。
ただ一般的には経済力というと、収入や財産といった金銭的なものを指すことが多いです。
例文1 「経済力だけを見るなら、彼ほど素晴らしい人はいないだろう」
例文2 「我が国は経済力の大きさから一般的には大国とされている」
【原子力】
読み方:げんしりょく
原子力というのは、”原子核の変換や核反応に伴って放出される多量のエネルギー”の意味。
原子炉に燃料となるウラン(金属)やプルトニウム(金属)を入れて核分裂させ、その時に発生する熱エネルギー(原子力)を使って水を蒸気に変え、その蒸気によってタービン(プロペラのようなもの)を回して発電機で電気が作られます(=原子力発電)。
例文1 「原子力に関連する技術の研究が進められている」
例文2 「原子力発電は事故などによるリスクは大きいが、安定して大量の電気を発電することができる」
【原動力】
読み方:げんどうりょく
原動力というのは、
1.(熱・風力・水力など)機械に運動を起こさせる力
2.活動を起こすもとになる力
の意味。
例文1 「この装置は風力を原動力にして動いている」
例文2 「あの時の悔しさを原動力にして努力したからこその今がある」
【語彙力】
読み方:ごいりょく
語彙力というのは、”言葉を豊富に知っていて、その言葉を理解して適切に使用する能力”の意味。
「語彙力がある(語彙力が高い)=言葉を豊富に知っていて、その言葉を理解して適切に使用する能力がある」ということを意味します。
語彙力は、英語で「vocabulary(ボキャブラリー)」と言います。
例文1 「語彙力を鍛えるために、最低でも毎日1時間は読書をしている」
例文2 「語彙力が高ければ、見聞きしたことをより正確に理解することができる」
【拘束力】
読み方:こうそくりょく
拘束力というのは、”ある一定の行為を制限したり、強制したりする効力(=効果を及ぼすことのできる能力)”の意味。
例文1 「相手から強制された約束には拘束力は一切ない」
例文2 「その契約には法的拘束力があるため、契約違反をした時は損害賠償を支払ってもらう」
【購買力】
読み方:こうばいりょく
購買力というのは、
1.個人・家庭・企業などが、商品やサービスを買うことのできる能力
2.貨幣の商品やサービスなどを買うことのできる能力
の意味。
意味1の例文 「比較的購買力が高い中高年を対象にしたことが成功の理由として挙げられる」
意味2の例文 「同じ1万円でも昔より買うことのできる量が少なくなっているため、貨幣の購買力が低下していることが分かる」
【持久力】
読み方:じきゅうりょく
持久力というのは、”運動や負担に長く持ちこたえられる力”の意味。
例文1 「僕の持久力はゼロに等しいので、少し走っただけで息切れしてしまう」
例文2 「この競技は、瞬発力よりも持久力の方が重要だと言える」
【資金力】
読み方:しきんりょく
資金力というのは、”特定の目的(経営など)のために使用することのできる金銭の量。また、それを確保したり調達したりする能力”の意味。
例文1 「それは彼の豊富な資金力に物を言わせた作戦だった」
例文2 「そのチームは資金力だけはあったので、優秀な選手を多く獲得することで強くなっていった」
【持続力】
読み方:じぞくりょく
持続力というのは、”一定の状態や活動を長く続ける力”の意味。
例文1 「ゲーム内のアイテムではレベルの高いものほど、効果の持続力も高くなる」
例文2 「何をするにも持続力は必要で、持続力のある人の方が上達しやすい」
【実行力】
読み方:じっこうりょく
実行力というのは、”考えや計画を実際の行動に移す力”の意味。
例文1 「彼は頭は良くなかったが、実行力だけはあった」
例文2 「実行力のない人は何をやっても成功しない」
【瞬発力】
読み方:しゅんぱつりょく
瞬発力というのは、
1.瞬間的に出すことのできる強い筋肉の力
2.判断が早く、即座に行動できる能力
の意味。
意味1の例文 「短距離走は、スタート時に一気にパワーを出すための瞬発力が必要」
意味2の例文 「チャンスだと思ったら、すぐに行動を起こす瞬発力が大切だ」
【助力】
読み方:じょりょく
助力というのは、”力を貸して助けること”の意味。
例文1 「彼女は、僕たちの会社の設立に助力してくれた人です」
例文2 「無事に解決できそうなので、彼らに助力を求める必要はない」
【死力】
読み方:しりょく
死力というのは、”死を覚悟して出す力。必死の力”の意味。
例文1 「死力を尽くして戦ったが負けてしまった」
例文2 「最後まで死力を尽くしてやり切ったので、どんな結果だろうが悔いはない」
【尽力】
読み方:じんりょく
尽力というのは、”目的や目標達成のために、力を尽くすこと”の意味。
例文1 「彼は専門家として、その技術を国内外に普及させるのに尽力した」
例文2 「彼の尽力によってここまで素晴らしい成果を残すことができた」
【推進力】
読み方:すいしんりょく
推進力というのは、
1.物体を前に押し進める力
2.物事を推し進め実行させる力
の意味。
意味1の例文 「プロペラは、原動機から生み出される回転力を推進力へと変換するための装置だ」
意味2の例文 「推進力がある人は、失敗を恐れず積極的に物事に挑戦する」
【垂直抗力】
読み方:すいちょくこうりょく
垂直抗力というのは、”物体が接している面に重さの分だけ力を加えているとき、同じ大きさで接している面から物体が垂直に受ける力”の意味。
例文1 「垂直抗力がなければ、私たちは地面に立つことはできずにそのまま落下していくだろう」
例文2 「物体が重力以外に力を受けていないのなら、垂直抗力の大きさは重力と等しくなる」
【生活力】
読み方:せいかつりょく
生活力というのは、”社会生活を営むのに必要な能力”の意味。
一般的には収入などの経済的な能力を指すことが多いですが、家事(料理・洗濯・掃除)や様々な手続きを1人で行うことなど、自立した生活を送るために必要な能力を指します。
例文1 「生活力のない人と一緒に住むと苦労する」
例文2 「生活力を鍛えたいなら、1人暮らしをお勧めする」
【制球力】
読み方:せいきゅうりょく
制球力というのは、”野球において、投手が狙ったところに投げることができる能力”の意味。
例文1 「制球力が良くなれば、彼はとても良いピッチャーになる」
例文2 「彼は球速ではなく、高い制球力を武器としている」
【精神力】
読み方:せいしんりょく
精神力というのは、”何かをやり抜こうとする意志の力”の意味。
例文1 「頂上に登るためには強い精神力が必要だ」
例文2 「精神力が弱いから何でもすぐに諦めるのではなく、それをやり抜いた先に得られるものが見えていないからではないか」
【生命力】
読み方:せいめいりょく
生命力というのは、”生き抜く力”の意味。
生命力は、単純に肉体的な健康(体力・免疫力・自然治癒力など)だけでなく、厳しい環境下でも適応して生き延びる力などを合わせて用いられる言葉です。
例文1 「彼は生命力が強そうなのでどこに行っても生き残れそうだ」
例文2 「その植物は生命力が強く、葉をちぎっても次の日には同じようにまた葉が生えてくる」
【斥力】
読み方:せきりょく
斥力というのは、”2つの物体の間で、互いを遠ざけようとする力。反発力”の意味。
例えば、同じ極同士の磁石を近づけると、互いを遠ざけようとしますが、このとき磁石の間で互いを遠ざけようとする力を「斥力」と言います。
斥力の対義語は、「引力(いんりょく)」です。
例文1 「斥力は、物理学の分野の1つである電磁気学でよく用いられる」
例文2 「引力と斥力を操るアニメキャラがいるが、チートといっても過言ではないほど強い能力だ」
【説得力】
読み方:せっとくりょく
説得力というのは、”会話や文章などで、相手を納得させられる力”の意味。
例文1 「彼女の説明にはしっかりとしたデータや根拠があり、非常に説得力のある内容だった」
例文2 「説得力に欠ける主張をする人ほど、主観的な情報ばかりを話してしまう」
【総合力】
読み方:そうごうりょく
総合力というのは、
1.様々な能力や要素を合わせた力
2.全体としての力
の意味。
意味1の例文 「彼は、技術の高さや攻守のバランスの良さから、高い総合力が評価されている」
意味2の例文 「そのチームは、個人の能力は高くないが、チームとしての総合力は非常に高い」
【即戦力】
読み方:そくせんりょく
即戦力というのは、”訓練を受けなくても、そのまますぐに使える戦力。また、そのまますぐに戦力として使える人”の意味。
例文1 「彼は即戦力として起用されたが、何も活躍できなかった」
例文2 「即戦力を採用するのが理想ではあるが、そんなに都合良くはいかないものだ」
【耐久力】
読み方:たいきゅうりょく
耐久力というのは、”長く持ちこたえられる力”の意味。
例文1 「そのメーカーの製品は他と違って、デザインよりも耐久力を重視しているのが良い点だ」
例文2 「その敵は見た目に反して耐久力は低く、普通の攻撃1発だけで倒せる」
【脱力】
読み方:だつりょく
脱力というのは、”体の力が抜けること”の意味。
例文1 「スポーツでは完全に力を抜いて脱力するのではなく、少し力を抜いて脱力するのが重要だ」
例文2 「彼女は驚きのあまり脱力して膝がガクッと崩れ、その場に座り込んでしまった」
【胆力】
読み方:たんりょく
胆力というのは、”物事に動じない(=簡単に驚いたり恐れたりしない)気力。度胸(どきょう)”の意味。
例文1 「あれだけの事をやるには相当な胆力がないとできない」
例文2 「彼の行動は、胆力があるというよりはただ無謀なだけだろう」
【注力】
読み方:ちゅうりょく
注力というのは、”特定の物事に対して、集中して力を注ぎ込むこと”の意味。
例文1 「他の業務は後回しでいいから、まずはその問題の解決に注力するべきだ」
例文2 「我が社では様々な事業を行っているが、その中でも特に福祉事業に注力している」
【長打力】
読み方:ちょうだりょく
長打力というのは、”野球において、打者がボールを遠くへ飛ばす能力”の意味。
一般的には、二塁打・三塁打・本塁打は長打、一塁打は短打に分類されます。
例文1 「彼は長打力に定評はあったが、守備面での課題はまだまだ多い」
例文2 「彼は長打力はなかったが、打率が3割を超えることも珍しくない非常に優秀な打者だった」
【張力】
読み方:ちょうりょく
張力というのは、”物体が引っ張られるときに生じる力”の意味。
上図のように糸がピンと張られた状態のとき、糸の両端で張力の大きさは等しくなります。
例文1 「張力が弱すぎるとたるんだ音になり、反対に張力が強すぎると素材を傷めてしまう」
例文2 「張力を適切なものに調整することで、コンベアベルト本来の能力を発揮することができる」
【動体視力】
読み方:どうたいしりょく
動体視力というのは、”動いている物を、早く正確に見分けて判断する能力”の意味。
例文1 「彼は動体視力が良いので、速いボールでもしっかり目で追うことができる」
例文2 「その物体は、人間の動体視力では捉えることができないほどの速度で動いている」
【同調圧力】
読み方:どうちょうあつりょく
同調圧力というのは、”集団の中で少数意見を持つ人に対して、多数意見に合わせるように誘導する無言の圧力”の意味。
例えば同調圧力によって、自分の仕事が早く終わっても、周囲の人たちが残業しているので帰れなかったり、学校で休み時間に1人で過ごしていると良く思われないので、友達と過ごすようにしたりする、などが挙げられます。
例文1 「自分のように周囲の雰囲気に流されて、同調圧力で手を挙げる人も多かったように感じる」
例文2 「同調圧力は我が国だけの特別なものではなく、国・性別・年齢に関係なく存在しているものだ」
【独創力】
読み方:どくそうりょく
独創力というのは、”他の人の真似ではなく、自分独自の発想で新しい物事を作り出す能力”の意味。
例文1 「私には独創力がないため、独創力を必要としない仕事に就いている」
例文2 「彼の成功は、その卓越した独創力と努力によって成し遂げられたものだ」
【独力】
読み方:どくりょく
独力というのは、”自分1人の力。自力”の意味。
例文1 「独力で何とかしようとしたが、結局はどうすることもできずに諦めた」
例文2 「独力には限界があると悟り、彼らに協力を求めた」
【読解力】
読み方:どっかいりょく
読解力というのは、”文章を読んで、その内容を理解する能力”の意味。
例文1 「教育レベルが高いからといって、読解力も高いとは限らない」
例文2 「読解力が乏しいことは自覚しているが、どうやって読解力を鍛えれば良いのか分からない」
【忍耐力】
読み方:にんたいりょく
忍耐力というのは、”苦しみ・悲しみ・辛(つら)さなどに耐える力”の意味。
例文1 「今まで忍耐力が足りないと言われて我慢してきたが、さすがに我慢の限界だ」
例文2 「私には彼女の話を最後まで聞いていられるほどの忍耐力はない」
【発言力】
読み方:はつげんりょく
発言力というのは、”発言によって、人を動かしたり従わせたりするなど、他人に影響を及ぼすことができる力”の意味。
例文1 「その事件により、組織内での彼の発言力は低下した」
例文2 「SNSなどの登場もあり、インフルエンサーなど個人の発言力が次第に大きくなっている」
【表面張力】
読み方:ひょうめんちょうりょく
表面張力というのは、”気体に接する液体の部分(=液体の表面)に働く、その表面積をできるだけ小さくしようとする力”の意味。
表面張力は、分子間の引力(互いに引き合う力)によって、その液体を構成している表面の分子が内部の分子から引かれるために生じる力です。
例文1 「コップのふちを越えても水がこぼれずに盛り上がるのは、表面張力が働いているからだ」
例文2 「水銀などの液体の金属を除けば、水の表面張力は液体の中で最も大きい」
【微力】
読み方:びりょく
微力というのは、”ほんの少しの力。ごくわずかな力”の意味。
例文1 「微力ながら協力させていただきます」
例文2 「今回のイベントの成功のために、微力を尽くしてまいります」
【不可抗力】
読み方:ふかこうりょく
不可抗力というのは、”(天災など)人の力ではどうすることもできない外からの力や事態”の意味。
例文1 「この事故は、不注意というよりも不可抗力に近いものなので防ぎようがない」
例文2 「意図的に行動している以上、それは不可抗力とは言えない」
【浮力】
読み方:ふりょく
浮力というのは、”流体中にある物体に対して、流体から上向きに働く力”の意味。
流体は”一定の形を持たず、外力を加えると自由に形を変えることができる物質の総称”で、物質の状態(固体・液体・気体)のうち、液体・気体を指します。
例文1 「塩分濃度が高い水ほど、物体に対して働く浮力も大きくなる」
例文2 「水より軽い物質を浮き袋に入れることで、水中での浮力を得ることができる」
【包容力】
読み方:ほうようりょく
包容力というのは、”相手の悪い面(過ちや欠点など)も含めて受け入れる心の広さ”の意味。
例文1 「女性は、包容力のある男性を好きなタイプに挙げることが多い」
例文2 「確かに彼は賢いが、人間的な温かみや包容力に欠けていると感じる」
【摩擦力】
読み方:まさつりょく
摩擦力というのは、”ある物体が他の物体と接触している状態で力を加えたときに、(運動を妨げようと)その接触面に加えた力の逆向きに発生する力”の意味。
例えば上図のように、床の上に置かれている物体を力を加えて動かすときに、物体と床の接触面に加えた力の逆向きに発生しているのが「摩擦力」です。
例文1 「物体を動かす力を大きくしていくと、摩擦力も大きくなっていく」
例文2 「動かす物体が重いほど発生する摩擦力も大きくなり、動かす物体が軽いほど発生する摩擦力も小さくなる」
【免疫力】
読み方:めんえきりょく
免疫力というのは、”体内に入ったウイルス・細菌などの異物から、免疫によって体を守る力”の意味。
免疫とは、”体内に入ったウイルス・細菌などの異物から体を守るための仕組み”を指します。
自分の細胞と自分の体の中に入ってきた異物(ウイルス・細菌など)を見分けて、免疫細胞(白血球)が異物だけを排除することで健康が保たれています。
ちなみに「加齢⇒生成される免疫細胞の数が減る」、「血流が悪くなる⇒血液に含まれる免疫細胞が体を循環しにくくなる」、「疲労⇒免疫細胞の機能低下」、「ストレス⇒免疫細胞の死滅・機能低下」などによって、免疫力は低下(病気になりやすくなる)してしまいます。
例文1 「しっかりと食べて栄養を摂取し、質の良い睡眠をすれば免疫力は上がる」
例文2 「平熱が高い人は免疫力が高く、反対に平熱が低い人は免疫力が低いとされている」
【抑止力】
読み方:よくしりょく
抑止力というのは、”やろうと思っている活動をやめさせる力。相手に有害な行動を思いとどまらせる力”の意味。
例文1 「彼の存在が彼女の抑止力になっていたが、彼が亡くなった以上、誰も彼女を止めることはできないだろう」
例文2 「銃を携帯した者を何人も動員していたが、残念ながら犯罪の抑止力にはならなかったようだ」
【余力】
読み方:よりょく
余力というのは、”ある仕事や活動をしても、まだ余っている力”の意味。
例文1 「家に帰ってきて余力があれば作業しようと思っていたが、疲れ切っていてすぐに寝てしまった」
例文2 「彼は、余力を残して勝てるほど甘い相手じゃない」
【膂力】
読み方:りょりょく
膂力というのは、”筋肉の力。また、腕力”の意味。
例文1 「彼の膂力は常人をはるかに超えていたが、それだけで勝てるほど簡単ではない」
例文2 「この場において大切なのは、膂力ではなく人柄だということを覚えておいてほしい」
<よく使う言葉>
慣習的、致命的、便宜的、作為的など
互換性、慢性、普遍性、必然性など
野心、猜疑心、虚栄心、射幸心など
蛙化、明文化、マンネリ化、擬人化など
倦怠感、臨場感、生活感、既視感など
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
秋桜、御手洗、蒲公英、転寝など
愈々、努々、清々しい、瑞々しいなど
誂える、囀る、目眩く、拵えるなど