※1:漢字表記や漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)です。
漢字表記の例 【射幸心、射倖心】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記、比較して一般的に使われることが少ない漢字表記】
漢字の読み方の例 【いぞんしん、いそんしん】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】
※2:”〇〇心”の意味が複数ある場合は、”「~」など”のように一般的に用いられることが多い意味(「~」)を優先して表記しています。
漢字 | 読み方 | 意味 |
---|---|---|
愛国心 | あいこくしん | 「自分の国を愛する気持ち」 |
悪心 | あくしん、おしん | (あくしん)「悪事をしようとする心。他人に恨みを抱き、害を与えようとする心」、(おしん)「気持ちが悪くて、吐きそうな感じ。吐き気」 |
依存心 | いぞんしん、いそんしん | 「他の人や物事に頼りすがろうとする気持ち」 |
一心 | いっしん | 「心をひとつの物事に集中すること。また、その心」など |
会心 | かいしん | 「心から満足すること」 |
改心 | かいしん | 「今までの行いを反省し、心を入れ替えること」 |
核心 | かくしん | 「物事の中心となる大切な部分」 |
関心 | かんしん | 「ある物事についてよく知りたいという気持ち」 |
感心 | かんしん | 「立派さ・見事さに、深く心を動かされること」など |
肝心、肝腎 | かんじん | 「(肝臓と心臓、または肝臓と腎臓は共に大事な臓器であることから)最も重要なさま」 |
求知心 | きゅうちしん | 「知識を求める心」 |
競争心 | きょうそうしん | 「他者と競い合って勝ちたいという気持ち」 |
虚栄心 | きょえいしん | 「自分を実際よりも良く見せようとする気持ち」 |
苦心 | くしん | 「物事を成し遂げようと、あれこれ試したり考えたりして苦労すること」 |
好奇心 | こうきしん | 「珍しいことや未知のことに興味を持つ心」 |
向上心 | こうじょうしん | 「現在の状態に満足せず、自分の能力などをより高いものにしようと努力する心」 |
猜疑心 | さいぎしん | 「他人の言葉や行動を疑う気持ち」 |
細心 | さいしん | 「細かい所まで気を配ること。また、そのさま」 |
自制心 | じせいしん | 「自分自身の感情や欲望などを制御する心」 |
自尊心 | じそんしん | 「自分の考えや言動に自信を持ち、自分のことを誇らしく思う気持ち」 |
射幸心、射倖心 | しゃこうしん | 「偶然によって、苦労せずに利益や成功を得ようとする気持ち」 |
執心 | しゅうしん | 「ある物事に強く心を惹(ひ)かれること」 |
羞恥心 | しゅうちしん | 「恥ずかしいと感じる気持ち」 |
傷心 | しょうしん | 「悲しみに心を痛めること。また、悲しみに傷ついた心」 |
初心 | しょしん | 「最初に心に決めたこと。最初の決意のこと」など |
自立心 | じりつしん | 「他の助けや支配を受けないで、自分の力だけで物事をやっていこうとする気持ち」 |
信心 | しんじん | 「神や仏を信仰すること。また、その心」 |
人心 | じんしん | 「人間の心。また、世の人々の考えや気持ち」 |
敵愾心 | てきがいしん | 「敵に対して持つ怒りや憎しみから発する戦おうとする気持ち」 |
出来心 | できごころ | 「計画的でなく、その場で急に思いついた良くない考え」 |
道義心 | どうぎしん | 「道義(人として守るべき正しい道)を大切にする心」 |
童心 | どうしん | 「子供の心。子供のような邪心がなく清らかな心」 |
闘争心 | とうそうしん | 「相手と戦って勝負に勝とうとする意欲や気持ち」 |
道徳心 | どうとくしん | 「道徳(社会生活をする上で守るべきルール)を守って行動しようとする心。善悪を判断し善を行おうとする心」 |
得心 | とくしん | 「十分に理解して受け入れること。納得すること」 |
内心 | ないしん | 「表には出さない心の中で思っている本音(ほんね)」 |
熱心 | ねっしん | 「ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま」 |
腹心 | ふくしん | 「心から信頼できること。また、その人」など |
腐心 | ふしん | 「物事を成し遂げようと、思い悩んで苦労すること」 |
不動心 | ふどうしん | 「何事にも動じない精神。何事にも動じない心」 |
平常心 | へいじょうしん | 「普段と変わらない安定した心」 |
放心 | ほうしん | 「他の事に心を奪われて、魂が抜けたようにぼんやりすること」など |
本心 | ほんしん | 「偽りや飾りのない本当の気持ち」など |
慢心 | まんしん | 「自分の能力や成功に過信し、いい気になったり偉そうに振る舞ったりすること」 |
物心 | ものごころ | 「世の中の物事や人情(人間らしい感情)について理解する心」 |
野心 | やしん | 「ひそかに抱(いだ)く、大きな望み。また、能力・地位・身分などにふさわしくない望み。野望」など |
用心、要心 | ようじん | 「悪い事態にならないように気を付けること。注意・警戒をすること」 |
乱心 | らんしん | 「(怒り・悲しみなどによって)心が乱れ、狂うこと」 |
良心 | りょうしん | 「善悪を判断して、正しく行動しようとする心の働き」 |
老婆心 | ろうばしん | 「必要以上に世話を焼こうとする気持ち。おせっかいな心」 |
※:漢字表記や漢字の読み方が複数ある場合は、左から順に一般的に用いられることが多い(つまり左側の方がよく使われる)です。
漢字表記の例 【射幸心、射倖心】 ⇒ 【一般的に使われることが多い漢字表記、比較して一般的に使われることが少ない漢字表記】
漢字の読み方の例 【いぞんしん、いそんしん】 ⇒ 【一般的に使われることが多い読み方、比較して一般的に使われることが少ない読み方】
【愛国心】
読み方:あいこくしん
愛国心というのは、”自分の国を愛する気持ち”の意味。
例文1 「彼ほど強い愛国心を抱(いだ)いている人は他にはいないだろう」
例文2 「その行動は愛国心によるものではなく、彼女の目指すべき方向性と同じだったというだけだ」
【悪心】
読み方:あくしん、おしん
悪心(あくしん)というのは、”悪事をしようとする心。他人に恨みを抱き、害を与えようとする心”の意味。
悪心(おしん)というのは、”気持ちが悪くて、吐きそうな感じ。吐き気”の意味。
悪心(あくしん)例文 「悪心を抱く者を見抜けなかった私の責任だ」
悪心(おしん)の例文 「悪心などの症状がある」
【依存心】
読み方:いぞんしん、いそんしん
依存心というのは、”他の人や物事に頼りすがろうとする気持ち”の意味。
依存心は、依存する先が人だけでなく例えば、アルコール・ゲーム・買い物・恋愛などの物事に対しても使われる言葉です。
例文1 「新しく友達ができても彼女の依存心が原因で、その友達との人間関係が悪くなることが多い」
例文2 「彼はゲームへの依存心が強く、寝る時間以外はほとんど部屋にこもってゲームをしている」
【一心】
読み方:いっしん
一心というのは、
1.複数の人の心が一致すること
2.心をひとつの物事に集中すること。また、その心
の意味。
意味1の例文 「私たちは一心同体なのだから、何も言わなくても相手の求めている事が分かる」
意味2の例文 「あの頃は志望校に合格したい一心で一日中勉強していた」
【会心】
読み方:かいしん
会心というのは、”心から満足すること”の意味。
例文1 「実験が会心の結果に終わって一安心だ」
例文2 「彼の作品は会心の出来で、審査員からの評価も非常に高かった」
【改心】
読み方:かいしん
改心というのは、”今までの行いを反省し、心を入れ替えること”の意味。
例文1 「兄が改心して家に戻ってきたときは家族全員が驚いていた」
例文2 「彼らを改心させようとしたが、何をやっても効果がなかった」
【核心】
読み方:かくしん
核心というのは、”物事の中心となる大切な部分”の意味。
例文1 「私たちは間違いなく事件の核心に近づいている」
例文2 「誰も問題の核心に触れようとせず、ただ時間だけが過ぎていった」
【関心】
読み方:かんしん
関心というのは、”ある物事についてよく知りたいという気持ち”の意味。
無関心というと、”興味・関心を示さないこと。また、そのさま”の意味。
例文1 「投資に関心はあるが、損するかもしれないことを考えるとなかなか始められない」
例文2 「相手の関心を引くためには、まずは共通の趣味を見つけるのが良いだろう」
【感心】
読み方:かんしん
感心というのは、
1.立派さ・見事さに、深く心を動かされること
2.(逆説的に)驚き呆れること
3.(行動・態度などが)立派で褒めるべきであるさま
の意味。
意味1の例文 「出来上がった作品のクオリティの高さに感心した」
意味2の例文 「彼女の図太さには感心するよ」
意味3の例文 「毎日親の手伝いをして、感心な子供だ」
【肝心、肝腎】
読み方:かんじん
肝心というのは、”(肝臓と心臓、または肝臓と腎臓は共に大事な臓器であることから)最も重要なさま”の意味。
例文1 「何よりも肝心なのは、彼がどうしたいと思っているかだ」
例文2 「それを肝心の本人が反対しているということが問題だ」
【求知心】
読み方:きゅうちしん
求知心というのは、”知識を求める心”の意味。
例文1 「彼はその求知心の強さから研究者となり、現在でも研究を続けている」
例文2 「誰でも少なからず求知心は持っているものだ」
【競争心】
読み方:きょうそうしん
競争心というのは、”他者と競い合って勝ちたいという気持ち”の意味。
例文1 「彼の発言で競争心を刺激されたのか、いつもと違ってやる気に満ちている」
例文2 「彼女はその競争心の強さゆえに、自分が成長するための努力は惜しまない」
【きょえいしん】
読み方:きょえいしん
虚栄心というのは、”自分を実際よりも良く見せようとする気持ち”の意味。
例文1 「彼の先ほどの言動は虚栄心からきているものだったのだろう」
例文2 「彼女は虚栄心の塊で、どんなことでもSNSで過剰にアピールしている」
【苦心】
読み方:くしん
苦心というのは、”物事を成し遂げようと、あれこれ試したり考えたりして苦労すること”の意味。
腐心と意味が似ていますが、腐心は「解決が難しい問題」に対して使われ、苦心は「解決できそうな問題」に対して使われることが多いです。
例文1 「当時はどうすればその問題を解決できるのか苦心した」
例文2 「これはチーム全員で苦心しながら作り上げた最高の作品だ」
【好奇心】
読み方:こうきしん
好奇心というのは、”珍しいことや未知のことに興味を持つ心”の意味。
例文1 「結局彼は好奇心には勝てず、立ち入り禁止の書斎に入ってしまった」
例文2 「彼女は好奇心旺盛で、暇さえあれば辞書を読んでいるような子どもだった」
【向上心】
読み方:こうじょうしん
向上心というのは、”現在の状態に満足せず、自分の能力などをより高いものにしようと努力する心”の意味。
例文1 「彼は向上心がなく、仕事のない日は一日中ゲームをしながらダラダラと過ごしている」
例文2 「向上心を持つのは良いことだが、何でもかんでもやればいいというわけではない」
【猜疑心】
読み方:さいぎしん
猜疑心というのは、”他人の言葉や行動を疑う気持ち”の意味。
例文1 「彼女のいつもと違う態度に猜疑心を抱く」
例文2 「彼は猜疑心が強く、人から言われたことを素直に捉えずに何でも疑ってしまう」
【細心】
読み方:さいしん
細心というのは、”細かい所まで気を配ること。また、そのさま”の意味。
例文1 「少しでも間違えると失敗するので細心の注意を払わなければならない」
例文2 「これは細心な準備をしたことによって成功したようなものだ」
【自制心】
読み方:じせいしん
自制心というのは、”自分自身の感情や欲望などを制御する心”の意味。
例文1 「自制心が食欲を抑えられなくなり、5個もハンバーガーを食べてしまった」
例文2 「彼の自制心のなさは今に始まったことではない」
【自尊心】
読み方:じそんしん
自尊心というのは、”自分の考えや言動に自信を持ち、自分のことを誇らしく思う気持ち”の意味。
例文1 「自尊心の高さが態度から見てとれるため、彼は友達が少ない」
例文2 「自尊心の低い人でも成功体験を積み重ねていけば、少しずつ自尊心を高めていくことはできる」
【射幸心、射倖心】
読み方:しゃこうしん
射幸心というのは、”偶然によって、苦労せずに利益や成功を得ようとする気持ち”の意味。
例えば、宝くじに当たって大金を得られるかもしれない、1日5分の簡単な作業で月100万円稼ぐことができるかもしれない、のように考える気持ちを指します。
例文1 「それは顧客の持っている強い射幸心につけこんで不当な利益を得ている悪徳業者だ」
例文2 「どんな人でも射幸心は持っているが、射幸心に支配されてはいけない」
【執心】
読み方:しゅうしん
執心というのは、”ある物事に強く心を惹(ひ)かれること”の意味。
例文1 「彼は、彼女にだいぶご執心のようだ」
例文2 「金にはそれほど執心していないので、給料の高さよりも働きやすさを重視している」
【羞恥心】
読み方:しゅうちしん
羞恥心というのは、”恥ずかしいと感じる気持ち”の意味。
例文1 「彼には羞恥心がないので、普通の人が恥ずかしくてできないようなことも彼は平気でできる」
例文2 「自分が周囲と間違った行動をとってしまうと羞恥心に襲われるのは普通のことだ」
【傷心】
読み方:しょうしん
傷心というのは、”悲しみに心を痛めること。また、悲しみに傷ついた心”の意味。
例文1 「彼女は傷心のあまり仕事が手につかず、しばらく休むことにしたみたいだ」
例文2 「傷心している者にとって、彼の発言はとても許されるものではなかった」
【初心】
読み方:しょしん
初心というのは、
1.最初に心に決めたこと。最初の決意のこと
2.物事を始めたばかりで未熟なこと
3.物事に慣れていないこと。世慣れていないこと(⇐一般的に使われることは少ない)
の意味。
意味1の例文 「初心を忘れずに努力を怠らないようにする」
意味2の例文 「これは初心者でも簡単に操作できるように設計されている」
【自立心】
読み方:じりつしん
自立心というのは、”他の助けや支配を受けないで、自分の力だけで物事をやっていこうとする気持ち”の意味。
例文1 「仕事をしながら一人で生活していれば、嫌でも自立心は身につくもんだ」
例文2 「彼には自立心がなく、何か困ったらいつも誰かが助けてくれると思っている」
【信心】
読み方:しんじん
信心というのは、”神や仏を信仰すること。また、その心”の意味。
不信心(ふしんじん)というと、”神や仏を信じないこと。信仰心のないこと。また、そのさま”の意味。
例文1 「彼はとても信心深い人で、毎日祈りを捧げている」
例文2 「彼女のその不信心な行為に、信者たちは激怒した」
【人心】
読み方:じんしん
人心というのは、”人間の心。また、世の人々の考えや気持ち”の意味。
例文1 「彼の発言によって人心が惑わされてしまった」
例文2 「人心を掌握するために必要なのは、彼のようなカリスマ性だ」
【敵愾心】
読み方:てきがいしん
敵愾心というのは、”敵に対して持つ怒りや憎しみから発する戦おうとする気持ち”の意味。
例文1 「彼女は、敵愾心に満ちた眼で彼らを見ていた」
例文2 「その男の態度によって、彼女はさらに敵愾心を燃え上がらせた」
【出来心】
読み方:できごころ
出来心というのは、”計画的でなく、その場で急に思いついた良くない考え”の意味。
例文1 「どのような宝物があるのかを見たくて、つい出来心で足を踏み入れてしまった」
例文2 「出来心だったと言う割には準備をしっかりしているように感じる」
【道義心】
読み方:どうぎしん
道義心というのは、”道義(人として守るべき正しい道)を大切にする心”の意味。
例えば道義に基づく行動には、他人を思いやったり約束を守ったりすることが挙げられます。
例文1 「道義心に厚いかどうかは、言葉だけで判断することはできない」
例文2 「彼には道義心がないので、あのような酷いこともためらいなくできる」
【童心】
読み方:どうしん
童心というのは、”子供の心。子供のような邪心がなく清らかな心”の意味。
例文1 「子供たちと遊んでいると、まるで童心に帰ったような気分だ」
例文2 「人間というのは、いくつになっても童心を持っているものなんだと感じる」
【闘争心】
読み方:とうそうしん
闘争心というのは、”相手と戦って勝負に勝とうとする意欲や気持ち”の意味。
例文1 「彼の目には闘争心がメラメラと燃えていた」
例文2 「1回負けたぐらいで闘争心が失われるようでは、プロとしてやってはいけない」
【道徳心】
読み方:どうとくしん
道徳心というのは、”道徳(社会生活をする上で守るべきルール)を守って行動しようとする心。善悪を判断し善を行おうとする心”の意味。
例文1 「これは子供たちが道徳心を身につけるための授業だ」
例文2 「この国の人々に道徳心がなければ、安全ではなくなるし、非常に住みにくくなるだろう」
【得心】
読み方:とくしん
得心というのは、”十分に理解して受け入れること。納得すること”の意味。
不得心というと、”納得できないこと。また、そのさま”の意味。
例文1 「昨日の出来事について、彼の説明で得心がいったよ」
例文2 「お前以外からそれを聞かされても、誰も得心させることはできない」
【内心】
読み方:ないしん
内心というのは、”表には出さない心の中で思っている本音(ほんね)”の意味。
例文1 「表情には出さなかったが、内心とてもひやひやしていた」
例文2 「表向きは仲の良い2人だったが、内心ではお互いのことを嫌っているみたいだ」
【熱心】
読み方:ねっしん
熱心というのは、”ある物事に深く心を打ち込むこと。また、そのさま”の意味。
例文1 「彼の熱心な仕事ぶりが評価されて本社に配属となった」
例文2 「私は、彼女の話を熱心に聞いていたが、途中で眠気に襲われ寝てしまった」
【腹心】
読み方:ふくしん
腹心というのは、
1.心の奥底
2.心から信頼できること。また、その人
の意味。
意味1の例文 「あいつになら腹心を打ち明けることができる」
意味2の例文 「彼は腹心の部下に裏切られ、誰も信用することができなくなった」
【腐心】
読み方:ふしん
腐心というのは、”物事を成し遂げようと、思い悩んで苦労すること”の意味。
苦心と意味が似ていますが、苦心は「解決できそうな問題」に対して使われ、腐心は「解決が難しい問題」に対して使われることが多いです。
例文1 「彼が経営状況の改善に腐心したのは言うまでもない」
例文2 「どちらが良いのか長い間腐心していたが、結局は何を選んでも後悔するのだろう」
【不動心】
読み方:ふどうしん
不動心というのは、”何事にも動じない精神。何事にも動じない心”の意味。
例文1 「こういうときこそ不動心を保つことが大切だ」
例文2 「不動心を身につけるのは簡単ではないが、時間をかければ鍛えることはできる」
【平常心】
読み方:へいじょうしん
平常心というのは、”普段と変わらない安定した心”の意味。
例文1 「ほとんどの人は不測の事態が起これば、平常心ではいられなくなる」
例文2 「平常心を保ち続けることで、非常事態にも冷静に対応できる」
【放心】
読み方:ほうしん
放心というのは、
1.他の事に心を奪われて、魂が抜けたようにぼんやりすること(⇐一般的によく用いられる)
2.気にかけないこと。心配するのをやめること
の意味。
意味1の例文 「彼女はどうしてよいのか分からず、その場で放心したように立っていた」
意味2の例文 「ミスは誰にでもあることなので、どうぞご放心ください」
⇒ミスは誰にでもあることなので、どうか気にしないでください
【本心】
読み方:ほんしん
本心というのは、
1.偽りや飾りのない本当の気持ち(⇐一般的によく用いられる)
2.本来の正しい心。良心(りょうしん)
3.正常な心。正気(しょうき)
の意味。
意味1の例文 「彼女はあのように言っていたが、本心からの言葉ではないと感じた」
意味2の例文 「彼女の悲しむ姿を見て、本心に返る」
意味3の例文 「あまりの恐怖に本心を失った人たちを過去にたくさん見てきた」
<【慢心】
読み方:まんしん
慢心というのは、”自分の能力や成功に過信し、いい気になったり偉そうに振る舞ったりすること”の意味。
例文1 「周りがずっとちやほやしてきたので、彼女が慢心するのも当然だ」
例文2 「たとえ成功しても慢心せず、今のような謙虚な心を忘れないようにしてくれ」
【物心】
読み方:ものごころ
物心というのは、”世の中の物事や人情(人間らしい感情)について理解する心”の意味。
例文1 「それは物心がつく前の出来事だから記憶にない」
例文2 「ここの風景は、私が物心ついた頃からほとんど変わっていない」
【野心】
読み方:やしん
野心というのは、
1.ひそかに抱(いだ)く、大きな望み。また、能力・地位・身分などにふさわしくない望み。野望
2.新しいことに挑戦する気持ち
の意味。
意味1の例文 「彼には総理大臣になりたいという野心がある」
意味2の例文 「何とも彼らしい野心的な試みだ」
【用心、要心】
読み方:ようじん
用心というのは、”悪い事態にならないように気を付けること。注意・警戒をすること”の意味。
不用心(ぶようじん)というと、”用心が足りてないこと。注意・警戒を怠(おこた)ること。また、そのさま”の意味。
例文1 「誰も勝手に入っては来ないだろうが、用心しておくに越したことはない」
例文2 「一歩一歩足場を確認しながら、用心深く奥の方へと進んでいく」
【乱心】
読み方:らんしん
乱心というのは、”(怒り・悲しみなどによって)心が乱れ、狂うこと”の意味。
例文1 「殿がご乱心じゃ!」
例文2 「怒りのあまり乱心する」
【良心】
読み方:りょうしん
良心というのは、”善悪を判断して、正しく行動しようとする心の働き”の意味。
例文1 「いじめを見て見ぬふりするのは、私の良心が許さない」
例文2 「彼の中で罪の意識があるからこそ、いま現在も良心の呵責(かしゃく)に苛(さいな)まれている」
⇒彼の中で罪の意識があるからこそ、いま現在も悪い事をした自分に対して、自分自身の良心から厳しく責められているのを感じ、苦しんでいる
【老婆心】
読み方:ろうばしん
老婆心というのは、”必要以上に世話を焼こうとする気持ち。おせっかいな心”の意味。
例文1 「老婆心ながら言わせてもらうと、相手には自分の本当の気持ちを伝えた方が良い」
例文2 「今の話を聞いた感じだと、その男とはさっさと別れた方が良いと老婆心ながらに思う」
<難読漢字の一覧>
(写真あり)藜、櫛、羆など
(写真あり)竜髭菜、青梗菜、蕗など
(写真あり)岩魚、栄螺、鱧など
(写真あり)海驢、犀、猫鼬など
(写真あり)花鶏、信天翁、杜鵑など
(写真あり)薊、金木犀、百合など
(写真あり)水黽、蟋蟀、蟷螂など
(写真あり)外郎、皮蛋、雲呑など
(写真あり)行灯、暖簾、轆轤など
秋桜、御手洗、蒲公英、転寝など
愈々、努々、清々しい、瑞々しいなど
誂える、囀る、目眩く、拵えるなど
<読み間違えやすい漢字の一覧>
哀悼、重複、出生、集荷など
依存、過不足、続柄など
<難読漢字の一覧(偏)>
(写真あり)鯆、鰍、鰉など
(写真あり)蝗、蠍、蝮など
(写真あり)梲、栂、樅など
(写真あり)鎹、鍬、釦など
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
<よく使う言葉>
慣習的、致命的、便宜的、作為的など
互換性、慢性、普遍性、必然性など