このページでは相関関係とは何か。相関関係の例と意味をわかりやすく解説しています。




1.相関関係の例と意味

結論からいってしまうと相関関係というのは、”ある2つの事柄において、一方が増加するとき、もう一方が増加(または減少)する傾向にある関係”です。




※上は正の相関(右肩上がりになる)の散布図


例えば、上図のように勉強時間が増えるとテストの点数も上がる傾向があるように、
”一方が増加するとき、もう一方も増加する傾向にある関係のこと”を「正の相関(せいのそうかん)」と言います。


(他の例として「気温と水難事故の件数」や「身長と体重」なども相関関係(正の相関)があります)




※上は負の相関(右肩下がりになる)の散布図


反対に、上図のように日頃の運動量が増えると医療費が減少する傾向があるように、
”一方が増加するとき、もう一方は減少する傾向にある関係のこと”を「負の相関(ふのそうかん)」と言います。


(他の例として「ゲーム時間と学力」や「年収と喫煙率」なども相関関係(負の相関)があります)




※上は無相関(ばらばら)の散布図


また、上図の「卵の消費量と知能の高さ」のように、”2つの事柄に全く相関のないもの”を「無相関(むそうかん)」と言います。



2.単なる偶然によって相関関係が生まれることもある

ある2つの事柄が全く関係のないものでも、単なる偶然によって相関関係が生まれる場合があります



例えば代表的なものでいうと、「ニコラス・ケイジの映画出演本数と1年間にプールで溺死(できし)する人の数」には相関関係があるというものです。


(ニコラス・ケイジの映画出演本数が増えると1年間にプールで溺死(できし)する人の数も増える傾向があるという有名な話です)



ただ「ニコラス・ケイジの映画出演本数が増えた(原因)から1年間にプールで溺死する人の数も増えた(結果)」と考えたり、逆に「1年間にプールで溺死する人の数が増えた(原因)からニコラス・ケイジの映画出演本数も増えた(結果)」と考えるのもおかしな話で、当然これら2つの事柄に因果関係はないです。


上記のような場合などを「相関関係はあるが因果関係はない」と言ったりしますが、これについては別の例も挙げて下の記事で詳しく解説しています。


以上が「相関関係とは?例と意味をわかりやすく解説!」でした。



3.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 相関関係とは、”ある2つの事柄において、一方が増加するとき、もう一方が増加(または減少)する傾向にある関係”。
  • 相関関係には「正の相関:一方が増加するとき、もう一方も増加する傾向にある関係」、「負の相関:一方が増加するとき、もう一方は減少する傾向にある関係」の2種類が存在する。



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