結論からいってしまうと因果関係とは、”ある事柄(原因)が、直接的に別の事柄(結果)を引き起こす関係”です。
因果(いんが)は、「原因と結果」のことを意味します。
因果関係があるかどうかは、「①事柄A(原因)⇒事柄B(結果)の順番になっているか(必ず原因が先にあって、結果は後)」「②事柄A(原因)が事柄B(結果)に直接的に影響しているか」の2つの特徴で判断することができます。
因果関係を理解するために、2つの例を特徴(①と②)ごとに解説していきます。
【例1 「雨が降ると来店数が減少する」】(因果関係がある)
⇒雨が降る(事柄A)ことで、外出しようとする人が減るため、来店数が減少する(事柄B)
①事柄A(原因)⇒事柄B(結果)の順番になっている(来店数が減少する(結果)と雨が降る(原因)、は成立しない)
②事柄A(原因)が事柄B(結果)に直接的に影響している(事柄A(雨が降る)が事柄B(来店数の減少)の直接的な原因になっている)
【例2 「夏になるとアイスを食べる人が増える」】(因果関係がある)
⇒夏になる(事柄A)と、気温が上昇して暑くなるため、アイスを食べる人が増える(事柄B)
①事柄A(原因)⇒事柄B(結果)の順番になっている(アイスを食べる人が増える(結果)と夏になる(原因)、は成立しない)
②事柄A(原因)が事柄B(結果)に直接的に影響している(事柄A(夏になる)が事柄B(アイスを食べる人が増える)の直接的な原因になっている)
また、”因果関係(原因と結果の関係)を逆転させ、誤って判断してしまうこと”を「因果の逆転」と言います。
因果の逆転の例として、正しくは「夏になる(原因)とアイスを食べる人が増える(結果)」ですが、誤って「アイスを食べる人が増える(原因)と夏になる(結果)」のように判断してしまうことです。
原因となる事柄が複数あっても、それぞれの原因と結果に因果関係は成立します。
例えば、原因となる事柄A・事柄B・事柄C・事柄Dがあり、その複数の原因となる事柄の結果として事柄Eを生じたとします。
その場合、上図のように「事柄Aと事柄E」「事柄Bと事柄E」「事柄Cと事柄E」「事柄Dと事柄E」にはそれぞれ因果関係が成立します。
ただ複数ある原因となる事柄のうち、ある事柄がなくても結果を生じる場合には、そのある事柄と結果に因果関係は成立しません。
つまり上図のように事柄Aと事柄Bだけでもその結果を生じる場合は、(結果の直接的な原因になっているため)「事柄Aと事柄E」「事柄Bと事柄E」には因果関係が成立しますが、(結果の直接的な原因になっていないため)「事柄Cと事柄E」「事柄Dと事柄E」には因果関係は成立しません。
また、「相関関係はあるが因果関係はない」という言葉がありますが、これについては相関関係の意味も含めて下の記事でわかりやすく解説しています。
以上が「因果関係とは?例と意味をわかりやすく解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など
<名前は知っているけどわからないもの>
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<よく使う言葉>
慣習的、致命的、便宜的、作為的など
互換性、慢性、普遍性、必然性など
蛙化、明文化、マンネリ化、擬人化など