なぜ旧暦と新暦にずれが発生するのかを詳しく解説!

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    さてあなたは旧暦と新暦において、季節にずれが発生するというのはご存知でしょうか。

     

    例えば1月になると新春と言ったりするのも旧暦と新暦の季節のずれによるもので、
    いまでは1月のことを春だというのはとても考えられないですよね。

     

    日本ではこのように旧暦と新暦による季節のずれが影響しているものが多くありますが、
    なぜ旧暦と新暦に季節のずれが発生するのか理由を知る人は意外と少ないです。

     

    そこでこのページでは、
    なぜ旧暦と新暦にずれが発生するのかを詳しく解説していきます。

     

    どうぞご覧ください。

     

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    1.旧暦と新暦にずれが発生する理由とは?

     

    では旧暦と新暦にずれが発生する理由とは何かを見ていきましょう。

     

    結論から言ってしまうと、旧暦と新暦にずれが発生する理由は以下の2つによるものです。

    • 旧暦から新暦への改暦の際に日付にずれが生じたから
    • もともと旧暦では1年間で11日分のずれが生じていたから

    旧暦と新暦にずれが発生する上記の2つの理由については、
    もう少しあとで詳しく解説していきます。

     

    まず旧暦と新暦(現在の暦のこと)でどのくらいのずれが発生しているのか、
    下の表で簡単にまとめているのでご覧ください。

    旧暦の月と現在の月における季節のずれ

    旧暦の季節

    旧暦の月

    現在の月で換算

    現在の季節

    現在の月

    睦月(むつき)

    1月下旬〜3月上旬

    1月

    如月(きさらぎ)

    2月下旬〜4月上旬

    2月

    弥生(やよい)

    3月下旬〜5月上旬

    3月

    卯月(うづき)

    4月下旬〜6月上旬

    4月

    皐月(さつき)

    5月下旬〜7月上旬

    5月

    水無月(みなづき)

    6月下旬〜8月上旬

    6月

    文月(ふみづき)

    7月下旬〜9月上旬

    7月

    葉月(はづき)

    8月下旬〜10月上旬

    8月

    長月(ながつき)

    9月下旬〜11月上旬

    9月

    神無月(かんなづき)

    10月下旬〜12月上旬

    10月

    霜月(しもつき)

    11月下旬〜1月上旬

    11月

    師走(しわす)

    12月下旬〜2月上旬

    12月

    ※現在の季節に関しては、気象庁によって区分されたものを表に記載しています。

     

    上の表を見ても分かるように、旧暦の月と新暦(現在の暦)の月では季節がずれていますよね。

     

    この旧暦と新暦の違いによる季節のずれの大きさとしては、
    ”だいたい1ヶ月〜2ヶ月ほど”のずれが旧暦と新暦に発生しています。

     

    さてなぜ旧暦と新暦にこのような季節のずれが発生するのか、それぞれ詳しく解説していきますね。

     

    旧暦から新暦への改暦の際に日付にずれが生じたから

    まず旧暦と新暦に大きなずれが生じた理由としては、
    旧暦から新暦への改暦の際に日付にずれが生じたからです。

     

    順を追って解説していきます。

     

    旧暦では天保暦(太陰太陽暦のひとつ)が使用されていましたが、
    旧暦は”明治5年12月2日を最後”にグレゴリオ暦(太陽暦のひとつ)へと改暦することになります。
    (グレゴリオ暦というのが新暦のことであり、いま現在も私たちが日常的に使用している暦です)

     

    旧暦は明治5年12月2日が最後の日なので、
    新暦の始まりは明治5年12月3日からとされるはずが違う日付に改められました。

     

    そして実際に新暦が始まった(改められた)日付というのが、明治6年1月1日からになります。

     

     

    なので本当は新暦は明治5年12月3日から始めなければいけないのに、
    明治6年1月1日から始めてしまったことで旧暦と新暦でずれが生じたわけなんですね

     

    これによって明治5年12月3日〜明治5年12月31日までの日数がなくなり、
    旧暦と新暦では常に29日分のずれが生じてしまいます

     

     

    ちなみに旧暦と新暦にずれが生じるのにこのような改暦を行った理由としては、
    政府が官吏(かんり)へと支払う給料を少なくするためと言われています
    (官吏とはいまでいうところの国家公務員のことを指しています)

     

    旧暦では3年に1度うるう月が設けられて1年間が13ヶ月になっていましたが、
    国からすれば新暦に変わることでうるう月を設ける必要がなくなるので、1ヶ月分の給料を抑えることができます。(うるう月については次の章で解説します)

     

    さらに日付を昭和6年1月1日に改めたことによって、
    2日しか働いていない明治5年12月分の給料を支払わないことにしたそうです。

     

    働いている側からすればたまったもんではありませんが、
    それだけ当時の政府の財政状況が危険な状態であったと言えます
    (2日分働いているのにその分を支払わないというのは、どうかと思いますが)

     

     

    次の章で旧暦と新暦にずれが生じるもう1つの理由について解説していきますね。

     

    もともと旧暦では1年間で11日分のずれが生じていたから

    旧暦と新暦にずれが生じる2つ目の理由としては、
    もともと旧暦では1年間に11日分のずれが発生していたからです。

     

    うるう年というのはこの季節と暦のずれを調整するためにあるのですが、
    先ほど話の中に出てきた”うるう月”と大きく関係しています。

     

    新暦(現在の暦)ではうるう年がだいたい4年に1度ありますが、
    いまだとうるう年になると1日だけ日数を足して1年間を366日にしますよね。

     

    旧暦では普段の1年間の日数が354日といまよりも11日分も少なく、
    旧暦のうるう年には3年に1度1ヶ月分を足して1年間を13ヶ月としていました。

     

    そして”うるう(閏)”というのが普段の年よりも日数や月数が多いことを表していて、
    ”うるう日”だと普段より日数が多く、”うるう月”だと普段より月数が多いことになります。

     

     

    上のように旧暦よりも新暦の方が季節と暦にずれが生じにくいことを意味しています。

     

     

    さて本題に戻りますが、もともと旧暦では1年間に11日分のずれが発生していたので、
    旧暦から新暦に改暦すると当然のことながら同じようにずれが生じることになります

     

    同じように暦が進んでも新暦ではほとんどずれが発生しないのに対して、
    旧暦では1年間で11日分のずれが発生するので旧暦と新暦では毎年少しずつずれが生じていきます。

     

     

    旧暦では1年間に11日分ずれて3年間で33日(約1ヶ月)分のずれになりますが、
    このずれを調整するために3年間に1度うるう月を設けてリセットされます。

     

    これにより3年間で最大33日分のずれが生じてしまうわけです

     

     

    そして前の章で解説していた改暦の際に日付を改めたことによるずれ29日分と、
    旧暦の1年ごとのずれ(0日〜33日分)を合わせると”だいたい1ヶ月〜2ヶ月分”になるというわけです

     

    以上が「なぜ旧暦と新暦にずれが発生するのかを詳しく解説!」でした。

     

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    2.まとめ

    これまで説明したことをまとめますと、

    • 旧暦から新暦への改暦の際に日付を改めたことで、29日分のずれが発生する。
    • 旧暦における1年間のずれが11日分あり、3年間で最大33日になる(約3年でこのずれはリセットされる)。
    • 上記の2つの理由から旧暦と新暦(現在の暦)では、だいたい1ヶ月〜2ヶ月ほど季節がずれる。

     

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