結論から言ってしまうと紀元前(きげんぜん)とは、
紀元(西暦1年)よりも前の年を表しているものです。
西暦1年というのはイエス・キリストが誕生したとされる年のことで、
西暦はキリストが誕生した年を起点として始まっています。
例えば西暦2000年が意味しているのは、
キリストが誕生してから2000年目のことを意味しています。
西暦1年のことを紀元1年とも呼ぶことがあるので、
西暦1年=紀元1年(紀元前1年ではない)となります。
ちなみに西暦の始まりが0年ではなく1年から始まる理由は、
昔は”0”という数字の概念がなかったことから西暦が1年から始まっています。
また紀元は”時間における新しい起点”という意味を持ち、
西暦にのみ使用される言葉ではありませんのでご注意を。
以上のことからも分かるように、
紀元..つまり西暦1年(西暦における起点)よりも以前のことを紀元前と言うんですね。
そして紀元前を別の言葉で表すと、”BC”というアルファベット2語に直すことができます。
このBCは”Before Christ(ビフォー キリスト)”の略で、”キリスト以前”という意味です。
なので”キリストが誕生するよりも前”という意味で使われています。
このようにBCというのは紀元前を表しているわけです。
まずBCとADの意味としては、
紀元前を指しているのか紀元後(つまり西暦)を指しているのかになります。
前の章でも解説していましたが、BCとは”Before Christ(キリスト以前)”の略です。
そしてADとは”Anno Domini”の略になります。
これは英語ではなくラテン語になっていて、Anno Dominiは”主の年”という意味になります。
この”主”の部分はイエス・キリストのことを意味していて、
BC=紀元前、AD=西暦を表しているわけです。
ではなぜ”BC=Before Christ”は英語で”AD=Anno Domini”はラテン語なのかというと、
西暦が考えられた当時は使っている言語としてラテン語が主流だったためです。
先に西暦を指すラテン語のADという言葉が生まれ、
その後で英語が使われるようになった頃に紀元前という意味のBCが生まれました。
だから英語とラテン語でごちゃ混ぜになってしまっているんですね。
次の章では紀元前(BC)と西暦(AD)の関係を分かりやすく表にまとめています。
上の表からも分かると思いますが、西暦と同様に紀元前にも”0年”が存在しません。
どちらも0年が存在しないので西暦1年(紀元1年)を起点として、
西暦1年よりも以前のことなら紀元前(AD)が使用されることになります。
そして注意が必要なのが西暦(AD)は年数が多くなれば新しくなっていきますが、
紀元前(BC)は年数が増えるほど古くなっていくということです。
上のように西暦1年と比べると西暦2000年の方が新しく、
紀元前1年と比べると紀元前2000年の方が古いことになります。
なので西暦と紀元前では、年数の捉え方が反対になるということを覚えておきましょう。
またBC1900年やAD2000年と示されるときもありますので、
そのときは紀元前1900年や西暦2000年のことだと思ってください。
以上が「紀元前とは?またBCとADの意味や表を分かりやすくまとめました!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など