さてあなたは和暦・西暦という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。
どちらかと言えば日常的によく聞くのは和暦という言葉よりも、
西暦のほうだと感じている人も多いかと思います。
しかし実際に「生年月日は和暦(または西暦)でお願いします」と、
言われることもあるので和暦と西暦の違いを覚えておくに越したことはありません。
そこでこのページでは、和暦と西暦の違いについて簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.和暦と西暦の違いについて
では和暦と西暦の違いについて簡単に見ていきましょう。
結論から言ってしまうと和暦と西暦の違いは、
日本独自で使用されている暦(こよみ)なのかどうかになります。
和暦は日本独自で使用されている暦のことで、
西暦はキリストが誕生したとされる年を紀元とした暦のことです。
西暦は世界中で使用されている暦(日本でも使われている)ですが、
和暦は日本だけでしか使用されていません。
さて和暦と西暦それぞれについて簡単に解説していきますね。
和暦とは?
まず和暦(われき)とは日本独自の年号を用いた暦のことで、
和暦は邦暦(ほうれき)と言われることもあります。
和暦の”和”という字には日本という意味も込められているので、
そのように覚えれば和暦は日本独自の暦なんだなと分かりやすくなります。
日本独自の年号というのは、”平成・昭和・大正・明治”などのことを指しています。
ですので生年月日などを聞かれたときに「和暦でお願いします」と言われたら、
「平成○年○月○日」や「昭和○年○月○日」と答えましょう。
何かの書類を書くときにローマ字だけで記されていることがありますが、
その場合は”H=平成”、”S=昭和”、”T=大正”、”M=明治”を表しているので覚えておきましょう。
天皇が変わると、和暦に用いられている平成などの年号も変わります。
例えば大正天皇から次の人に皇位が継承されるときに、
和暦で用いられている年号が大正から昭和に変更になります。
昭和以前はめでたいことがあった場合や災害などの悪いことがあったときには、
和暦の年号を変更するということも実際にあったみたいです。
ですが昭和54年に年号の変更は”皇位の継承があった場合のみ”と定められ、
いま現在では天皇が変わったタイミングでしか年号の変更はされていません。
また和暦は645年(西暦)から使われ始め、”大化”が最初の年号になります。
西暦とは?
次に西暦(せいれき)とは、イエス・キリストが誕生したとされる年を紀元とした暦のことです。
西暦というのは”西洋の暦”のことではじめは西洋周辺で使用されていましたが、
少しずつ世界中で使用されるようになり現在では日本も含めてメジャーな暦となっています。
西暦はキリストが誕生したとされる年を基準(紀元)としているので、
例えば2010年はキリストが生まれてから2010年目ということを意味します。
また生年月日などを聞かれたときに「西暦でお願いします」と言われたら、
「1990年○月○日」や「2001年○月○日」というように答えましょう。
そして和暦(平成など)は”日本独自の暦”になりますので、
日本以外で暦を使用するのであれば西暦(1990年など)を使うようにしましょう。
以上が「和暦とは?西暦との違いは何か?」でした。
2.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 和暦とは、日本独自の年号(平成など)を用いた暦のこと。
- 西暦とは、イエス・キリストが誕生したとされる年を紀元とした暦のこと。
- これらの違いは、日本独自の暦なのか西洋の暦なのかということ。