さて西暦を省略するときに「’」が付いているのを見たことがないでしょうか。
これは西暦の表示を省略するときに付けられているのですが、
「’」を前後どちらに付けるのが正しいのか迷ってしまうときもありますよね。
そこでこのページでは西暦を省略する「’」は前後どちらに付くのか?
また「s」と付いた場合は何を表しているのかを解説します。
どうぞご覧ください。
1.西暦を省略するときの「’」は前後どちらに付くのが正しい?
では西暦を省略するときの「’」は、前後どちらに付くのが正しいのか見ていきましょう。
結論から言ってしまうと、「’」は後ろではなく西暦を表す数字の前に付けます。
「’」の記号の名称は、”アポストロフィー”と言って省略・短縮の意味を持っています。
上のように1999年で言えば、千の位(1)と百の位(9)が省略され、
その省略された部分に「’」が入り、「’99年」と表示されることになります。
なので英語で「I am ⇒ I’m」にするのと考え方は同じです。
また1899年を省略しても「’99」年になってしまうので、
西暦におけるどの年を指しているのかは、前後の文脈から判断するしかないため注意が必要です。
次の章で西暦の後ろに「s」と付いている場合について解説していきますね。
2.「s」と付いている場合は何を表している?
では西暦の後ろに「s」と付いている場合は、何を表しているのか見ていきましょう。
さっそくですが西暦の後ろに「s」が付いている場合は、その年代のことを表しています。
(1900s ⇒ 1900年代、1930s ⇒ 1930年代)
ここでの「s」というのは英語などでよく用いられている”複数形のs”のことで、
物などが2個以上存在するときにはその単語の後ろに「s」が付きます。
例えば上のように”1900s”であれば1900年代を表しており、
1900年~1999年までの100年間を表していることになります。
他にも”1930s”であれば1930年代のことを表しており、
1930年から1939年までの10年間のことを表していることになります。
このように西暦の後ろに「s」が付いているときはその年代を表し、
「s」とは”複数形のs”のことを表しているというわけです。
ちなみに”1900’s”と表現されている場合も”1900s”と意味は同じで、
どちらかと言えば年代を表すときは、「’」が省略されている方が多いので覚えておきましょう。
以上が「西暦表示を省略する「’」は前後どちらに付く?また「s」と付いた場合はどうなる?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 西暦1999年を省略するときは、「’99年」と数字の前に「’」を表示する。
- 「’」の記号の名称は”アポストロフィー”と言い、省略・短縮などの意味を持つ。
- 西暦の後ろに「s」が付く場合は年代を表し、1900sであれば1900年代のことを表している。