結論から言ってしまうと太陽暦と太陰暦と太陰太陽暦の違いとは、
太陽を基準としている暦なのか、月を基準としている暦なのかになります。
太陽暦は地球が太陽を1周する時間を基準にしている暦のことで、
太陰暦は月の満ち欠けを基準にしている暦のことです。
そして太陰太陽暦は太陽暦と太陰暦の2つの暦を合わせたもので、
基本的には太陰暦を元にされ、そこに太陽暦の要素も付け加えられた暦のことを言います。
なお現在日本も含め世界中で主に使用されている暦は”太陽暦”です。
さて太陽暦と太陰暦と太陰太陽暦それぞれを詳しく見ていきましょう。
太陽暦(たいようれき)とは、地球が太陽を1周する時間を基準にしている暦のことです。
地球が太陽の周りを1周する時間は”約365日”で、
私たちがいつも使用している暦はこれを基準に決められています。
地球が太陽の周りを1周する時間を”約365日”としているのは、
ちょうど365日ではなく365.2422日と少し誤差が生じてしまうからです。
この誤差により1年間で0.2422日(5時間49分)ほどのずれが発生するので、
だいたい4年に1度の頻度で季節と暦のずれを修正するためにうるう年が設けられています。
またいま現在使用している暦である太陽暦には様々な種類があり、
その中でも私たちが使用しているのは”グレゴリオ暦”といわれる暦になります。
いまの暦(グレゴリオ暦)になるまで様々な暦が使用されてきましたが、
少しずつ改良されて1年間に生じる季節と暦のずれが小さくなってきています。
太陰暦(たいいんれき)とは、月の満ち欠けを基準にしている暦のことです。
(太陰とは”月”のことを指します)
つまり新月(月がまったく見えない)から次の新月までの周期のことで、
これを1ヶ月の長さとしているのが太陰暦という暦になります。
太陽暦では1年間の長さは約365日になりますが、
太陰暦では1年間の長さは約354日となり太陽暦よりも11日分少ないです。
太陰暦は1ヶ月の日数が29日の月と30日の月を交互に繰り返し、
1ヶ月の平均日数が29.5日のため1年間が354日(29.5×12ヶ月)になります。
ただし月の満ち欠けによって暦が決まる太陰暦だと、
正しい暦(1年間=365日)から1年ごとに11日も誤差が発生してしまいます。
こうなると季節と暦に少しずつずれが生じていくことになるので、
同じ暦でも年数が経過するごとに季節と暦がずれていきます。
純粋な太陰暦(月の満ち欠け基準とした暦)だけだとこのような問題が発生するので、
昔は使用されていましたがいまでは太陰暦は使用されていません。
では次の章で太陰太陽暦について解説していきますね。
太陰太陽暦とは、太陰暦に太陽暦を組み合わせた暦のことです。
(太陰太陽暦は別名で”陰陽暦(いんようれき)”とも呼ばれます)
というのも先ほど太陰暦について解説したように、
太陰暦のみだと1年間で季節と暦に11日分のずれが発生してしまいます。
これだと同じ暦でも10年前は夏だったのに、いまでは季節が夏になっているという現象が起こります。
太陰太陽暦ではこのような季節と暦のずれをなくすために、
主な部分を太陰暦を使用して、太陰暦でのずれを修正するために太陽暦が組み合わされました。
つまり太陽暦では季節と暦のずれをなくすためにうるう年が設けられていましたが、
その太陽暦の”うるう年を設ける”という部分を太陰暦にも組み合わせた暦が太陰太陽暦です。
太陰太陽暦では19年間に7回うるう月を設けることで季節と暦の調整をしていて、
19年間に7回だと2年~3年に1回の頻度でうるう月が設けられることになります。
うるう月がある年は1年間が12ヶ月ではなく、13ヶ月になるということです。
いま現在使用されている暦は太陽暦(グレゴリオ暦)になりますので、
グレゴリオ暦だとだいたい4年に1度の頻度で1日分のうるう日が設けられています。
ちなみに日本ではいま現在の暦(新暦)は太陽暦であるグレゴリウス暦が使用されていますが、
太陽暦以前の暦(旧暦)については太陰太陽暦である天保暦が使用されていました。
以上が「太陽暦とは?太陰暦と太陰太陽暦との違いって何?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など