結論から言ってしまうと新暦と旧暦の違いは、
改暦後の暦のことなのか、改暦前の暦のことなのかです。
新暦とは改暦した後の”新しい暦”のことを指していて、
旧暦とは改暦する前の”古い暦”のことを指しています。
暦(こよみ)というのは、時間の流れを年・月・週・日などの単位で表したものを言います。
(私たちが日常的にカレンダーなどで時間を表すために使用しているものが暦です)
そして暦は時間の流れを季節に合わせて設けているので、
もし使用している暦が季節と大きなずれを生じてしまう場合は改暦する必要性があります。
この時間の流れと季節のずれを小さくするために、改暦した後の新しい暦のことを”新暦”と言い、
改暦する前の古い暦のことを”旧暦”と言っています。
さて新暦と旧暦について詳しく解説していきますね。
新暦(しんれき)とは、改暦した後の新しい暦のことです。
新暦というのは簡単に言えば、”いま現在使用されている暦”のことだと思ってください。
(改暦する前に使用されていた暦については旧暦のところで解説します)
いま現在私たちが使用している暦(新暦)は”太陽暦”と言われる暦で、
地球が太陽の周りを1周する時間を基準にした暦になります。
1年間が365日と決まっているのも太陽暦という暦を使用しているからで、
地球が太陽を1周する時間が約365日なのでこのように決められています。
(正確にはちょうど365日ではありません)
そして太陽暦の中にもいくつか種類があって、
その太陽暦の中の”グレゴリオ暦”という名称の暦を使用しています。
グレゴリオ暦(太陽暦の中のひとつ)は、日本を含めて世界中で使用されている暦になります。
ちなみにだいたい4年に1度、1年間が366日になる”うるう年”がありますが、
いま現在のカレンダーなどでうるう年が存在するのはグレゴリオ暦という暦法を元に作られているからです。
グレゴリオ暦以外の暦法でもうるう年は存在していますが、
いま現在のカレンダーなどに反映されているのはグレゴリオ暦を元にしたものです。
うるう年が存在するのは地球が太陽を1周する時間が”ちょうど365日ではない”ので、
それにより時間の流れと季節に少しずつずれが発生してしまうからです。
ここではうるう年の仕組みはあまり解説しませんが、詳しく知りたい人は下記をご覧ください。
旧暦(きゅうれき)とは、改暦する前の古い暦のことです。
いま現在日本を含めた世界中で使用されている暦は太陽暦のひとつであるグレゴリオ暦ですが、
グレゴリオ暦に改暦する前はユリウス暦や天保暦(てんぽうれき)という暦が使用されていました。
グレゴリオ暦に改暦する前のローマではユリウス暦(太陽暦の中のひとつ)が使用され、
改暦する前の日本では天保暦(太陰太陽暦の中のひとつ)という暦が使用されていました。
ですのでローマにおいては新暦がグレゴリオ暦で旧暦がユリウス暦となり、
日本においては新暦がグレゴリウス暦で旧暦が天保暦ということになります。
いまでは太陽暦であるグレゴリオ暦が世界中で使用されていますが、
昔は使用されている暦が違うことも多かったので旧暦はどこも同じではありません。
ちなみに何度も言っていますが改暦する理由は、時間の流れと季節のずれを小さくするためです。
ローマ教皇によってそのとき使用されていたユリウス暦からグレゴリオ暦に改暦することが命じられ、
ローマでは1582年にグレゴリオ暦が正式な暦として使用され始めました。
ユリウス暦だと季節と暦に1日分のずれが起こるのが約128年に1回でしたが、
改暦後のグレゴリオ暦だと1日分のずれが起こるのが約3323年に1回となりました。
(つまり毎年発生する季節と暦のずれがかなり小さくなったということ)
また日本にグレゴリオ暦への改暦が行われたのは1873年からで、
そのときに日本の暦が天保暦(太陰太陽暦)からグレゴリオ暦(太陽暦)に変更されました。
そしてそのままいま現在に至るまで、日本ではグレゴリオ暦が使用されているんですね。
以上が「新暦って何?旧暦との違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など