まず土星(どせい)の英語名は”Saturn(サターン)”と言い、
土星の由来は五行思想という古代中国における自然哲学の思想からきています。
五行思想とは古代中国における自然哲学の思想のことで、
万物は”火・水・木・金・土”の5種類の元素から構成されるという思想です。
つまり万物(この世のすべてのもの)は、5種類の元素(火・水・木・金・土)から構成されていると考えられていました。
そしてなぜ五行思想における”土”が割り当てられてたのかというと、
それは土星の見た目が黄色がかっているからです。
というのは、五行思想では”土”は黄色とされており、
土星のその黄色っぽい見た目をしていることから”土星”と名付けられました。
なので”土で構成されている星”のような、土に関係している理由からではありません。
(土星の大部分は水素から構成されています)
次の章では土星の英語名であるサターンの由来を解説していきます。
これはローマ神話における農耕の神である”Saturnus(サトゥルヌス)”からきていて、
ラテン語(ローマの言語)の”Saturnus(サトゥルヌス)”が、英語では”Saturn(サターン)”に変化しました。
英語にはラテン語を起源とした単語がかなり多いので、
それぞれのラテン語と英語の綴(つづ)りが似ているのも分かりますよね。
そしてローマ神話におけるサトゥルヌスは、ギリシャ神話におけるクロノスに相当しており、
ギリシャ神話ではクロノスは大地と農耕を司っている神とされています。
土星はそのくすんだ黄色の光が土をイメージさせることから、
農耕の神であるクロノスやサトゥルヌス、サターンと名付けられています。
土星(日本語)=サターン(英語)=サトゥルヌス(ラテン語)=クロノス(ギリシャ語)です。
もともとローマ神話とギリシャ神話はそれほど似てはいませんでしたが、
あるとき古代ローマにギリシャ神話が伝わり、ローマ人はローマ神話にギリシャ神話の物語をたくさん取り入れました。
それによりローマ神話とギリシャ神話では似通った部分も多いです。
ですがローマ神話とギリシャ神話では神々の名前は異なっており、
ローマ神話でのサトゥルヌスは、ギリシャ神話におけるクロノスに相当しているというわけです。
ちなみに時を司る神にもクロノスという名前の神が存在していて、
ここでのクロノスという神は名前は同じですが時の神とはまた別の神になります。
以上が「土星の英語名・読み方・由来とは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など