結論から言ってしまうと、銀河と銀河系と太陽系の違いは下のようになります。
これらの中で違いが分かりにくいとされることが多いのが”銀河”と”銀河系”ですが、
”銀河”は星の集まりのことを指していて、”銀河系”は特定の銀河を指した固有名称です。
銀河系というのは私たちが暮らしている太陽系が存在する銀河のことで、
太陽系とは太陽の引力によって拘束されている惑星などの集まりのことになります。
つまり私たち暮らしている銀河(星の集まり)のことを”銀河系”と呼んでいるわけです。
さて銀河と銀河系と太陽系それぞれについて詳しく解説していきます。
銀河(ぎんが)とは、恒星やガス状の星間物質、宇宙塵などが引力によって拘束されている集まりのことです。
恒星(こうせい)とは自ら光っている星のことを指した名称で、
私たちの身近で知られている恒星には太陽が存在します。
星間物質(せいかんぶっしつ)や宇宙塵(うちゅうじん)というのは、
簡単に言えば宇宙に漂っているガスや固体微粒子などのことを言います。
そして銀河の中心にはブラックホールと呼ばれている大きな重力の塊があり、
そのブラックホールからの引力によって恒星や星間物質などが拘束されています。
このブラックホールによって拘束された集まりのことを”銀河”と呼んでいます。
銀河系(ぎんがけい)とは、太陽系が存在する銀河の固有名称のことです。
銀河系は別名で、”天の川(あまのがわ)銀河”とも呼ばれています。
(銀河系=天の川銀河です)
実は私たちが”天の川”と呼んで見ていたものは、銀河系の星の集まりのことです。
銀河系には地球以外にもたくさんの星が存在しているので、
地球から見えていた星の集まりを見て天の川と呼んでいたんですね。
次の章で太陽系については詳しく解説していきますが、
太陽系とは太陽の引力によって拘束されている惑星などの集まりのことです。
太陽系には私たち人間が暮らしている地球も存在しますので、
銀河系は私たちが暮らしている太陽系(地球)が存在する銀河の固有名称です。
また銀河と銀河系という2つの言葉がややこしいと感じてしまいますが、
”銀河”はカテゴリー(分類)のことで、”銀河系”は銀河というカテゴリーの中のひとつの種類になります。
銀河系以外の銀河の種類には、”アンドロメダ銀河”や”大マゼラン雲”といった名称の銀河が存在しており、中にはこれらの銀河の名称を聞いたことがあるという人もいるのではないでしょうか。
簡単に銀河と銀河系の違いを表すと下のようになります。
私たちの暮らす銀河系は2000億~4000億個の恒星でできていて、
スケールの大きさを簡単にイメージするなら、太陽が2000億~4000億個集合したものだと思ってください。(太陽の大きさは地球の約109倍もの大きさです)
そして私たちが暮らしている”銀河系”以外にもたくさんの銀河が存在しており、
宇宙における銀河の数は”2兆個”も存在することが研究で知られています。
しかも研究によって確認された2兆個の銀河というのは、
いまの人類の技術で確認できたものなので、宇宙には2兆個以上の銀河が存在する可能性が高いです。
これだけで宇宙がとんでもなく広いってことが分かりますよね。
太陽系(たいようけい)とは、太陽の引力によって拘束されている惑星などの集まりのことです。
太陽系は水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星の8個の惑星と、
冥王星などの準惑星(2006年に惑星から準惑星に変更)や星間物質などの集まりのことを指しています。
「すいきんちかもくどってんかい」というフレーズを聞いたことがある人も多いと思いますが、
これは太陽系における太陽から近い順番の惑星を覚えるためのものです。
また銀河が中心にあるブラックホールの引力によって拘束されている星の集まりであるように、
太陽系は太陽の引力によって拘束されている星の集まりということになります。
(そもそも太陽系自体も銀河の中心にあるブラックホールに拘束されています)
太陽の引力や銀河の中心に存在するブラックホールの引力で、
他の星が吸い寄せられて衝突しないことを不思議に思う人もいるでしょう。
衝突しない理由について詳しくは下記をご覧ください。
以上が「銀河と銀河系と太陽系の違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など