さてあなたは”デカ”という言葉をご存知でしょうか。
これは単位に大きく関係している言葉で、
中には日常生活で聞いたことがあるという人もいるはずです。
そこでこのページではデカとは何か?
また実はデカが単位ではないことについて簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.デカとは何か?
ではデカとは何かを見ていきましょう。
まずデカとは、”10^1”(=10)を表す単位の接頭語です。
デカの記号は”小文字のda”が用いられます。
またデカの例としては、[daL](デカリットル)や[dam](デカメートル)などがあります。
(基本的にはデカ[da]を用いて単位を表すことは少ないです)
そしてデカは10倍を意味しているため、1[daL](デカリットル)は10[L](1Lの10倍)を表し、1[dam](デカメートル)は10[m](1mの10倍)を表していることになります。
2.デカ自体は単位ではない
結論から言ってしまうと、デカは単位ではありません。
あくまでもデカは単位ではなく、単位の接頭語です。
デカなどの単位の接頭語は基本的には単体で使用されることはほとんどなく、
g(グラム)やm(メートル)など単位の補助として付けられます。
単位であれば、それが何の単位なのかに関係なく付けることが可能です。
例えば1[dag](デカグラム)と言えば質量を表し、1[dam](デカメートル)と言えば長さを表していますが、ただ1[da](デカ)だけだと何を表しているのかが分かりません。
このようにデカなどの単位の接頭語はそれ自体が単位というわけではなく、
gやmなどの単位の補助として付けられるものなので覚えておきましょう。
以上が「デカ(da)とは何か?デカが単位ではないって知ってた?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- デカ(da)とは単位の接頭語のことで、”10^1”を表している。
- あくまでデカ(da)は”単位に付ける接頭語”であって、単位そのものではない。