さてあなたは”ゼプト”という言葉をご存知でしょうか。
これは単位に大きく関係している言葉で、
中には日常生活で聞いたことがあるという人もいるはずです。
そこでこのページではゼプトとは何か?
また実はゼプトが単位ではないことについて簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.ゼプトとは何か?
ではゼプトとは何かを見ていきましょう。
まずゼプトとは、”10^-21”を表す単位の接頭語です。
(ゼプトは”10垓(がい)分の1”を意味しています)
ゼプトの記号は”小文字のz”が用いられます。
またゼプトの例としては、[zm](ゼプトメートル)や[zg](ゼプトグラム)などがあります。
(基本的にはゼプト[z]を用いて単位を表すことは少ないです)
2.ゼプト自体は単位ではない
結論から言ってしまうと、ゼプトは単位ではありません。
あくまでもゼプトは単位ではなく、単位の接頭語です。
ゼプトなどの単位の接頭語は基本的には単体で使用されることはほとんどなく、
g(グラム)やm(メートル)など単位の補助として付けられます。
単位であれば、それが何の単位なのかに関係なく付けることが可能です。
例えば1[zg](ゼプトグラム)と言えば質量を表し、1[zm](ゼプトメートル)と言えば長さを表していますが、ただ1[z](ゼプト)だけだと何を表しているのかが分かりません。
このようにゼプトなどの単位の接頭語はそれ自体が単位というわけではなく、
gやmなどの単位の補助として付けられるものなので覚えておきましょう。
以上が「ゼプト(z)とは何か?ゼプトが単位ではないって知ってた?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- ゼプト(z)とは単位の接頭語のことで、”10^-21”を表している。
- あくまでゼプト(z)は”単位に付ける接頭語”であって、単位そのものではない。