さてあなたは”アト”という言葉をご存知でしょうか。
これは単位に大きく関係している言葉で、
中には日常生活で聞いたことがあるという人もいるはずです。
そこでこのページではアトとは何か?
また実はアトが単位ではないことについて簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.アトとは何か?
ではアトとは何かを見ていきましょう。
まずアトとは、”10^-18”を表す単位の接頭語です。
(アトは”100京(けい)分の1”を表しています)
アトの記号は”小文字のa”が用いられます。
またアトの例としては、[am](アトメートル)や[ag](アトグラム)などがあります。
(基本的にはアト[a]を用いて単位を表すことは少ないです)
2.アト自体は単位ではない
結論から言ってしまうと、アトは単位ではありません。
あくまでもアトは単位ではなく、単位の接頭語です。
アトなどの単位の接頭語は基本的には単体で使用されることはほとんどなく、
g(グラム)やm(メートル)など単位の補助として付けられます。
単位であれば、それが何の単位なのかに関係なく付けることが可能です。
例えば1[ag](アトグラム)と言えば質量を表し、1[am](アトメートル)と言えば長さを表していますが、ただ1[a](アト)だけだと何を表しているのかが分かりません。
このようにアトなどの単位の接頭語はそれ自体が単位というわけではなく、
gやmなどの単位の補助として付けられるものなので覚えておきましょう。
以上が「アト(a)とは何か?アトが単位ではないって知ってた?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- アト(a)とは単位の接頭語のことで、”10^-18”を表している。
- あくまでアト(a)は”単位に付ける接頭語”であって、単位そのものではない。