まずデシとは、”10^-1”(=1/10、0.1)を表す単位の接頭語です。
デシの記号は”小文字のd”が用いられます。
またデシの例としては、[dL](デシリットル)や[dB](デシベル)などによく用いられます。
そしてデシは10分の1を意味しているため、1[dL](デシリットル)は0.1[L](1Lの10分の1)を表し、1[dB](デシベル)は0.1[B](1Bの10分の1)のことを表していることになります。
結論から言ってしまうと、デシは単位ではありません。
あくまでもデシは単位ではなく、単位の接頭語です。
デシなどの単位の接頭語は基本的には単体で使用されることはほとんどなく、
g(グラム)やm(メートル)など単位の補助として付けられます。
単位であれば、それが何の単位なのかに関係なく付けることが可能です。
例えば1[dg](デシグラム)と言えば質量を表し、1[dm](デシメートル)と言えば長さを表していますが、ただ1[d](デシ)だけだと何を表しているのかが分かりません。
このようにデシなどの単位の接頭語はそれ自体が単位というわけではなく、
gやmなどの単位の補助として付けられるものなので覚えておきましょう。
以上が「デシ(d)とは何か?デシが単位ではないって知ってた?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、