このページでは木よりも金属に触る方が冷たく感じる理由をわかりやすく図で解説しています。
目次
結論からいってしまうと木よりも金属に触る方が冷たく感じるのは、”木よりも金属の方が熱が伝わりやすい物質のため、金属に触ったときの方が体から奪われる熱の量が多くなるから”です。
では木よりも金属に触る方が冷たく感じる理由について、下記の順番で詳しく解説していきます。
まず体が熱を受け取ると”熱い”と感じ、体から熱が奪われると”冷たい”と感じます。
人間の体温は平均的に37℃前後を維持しており、これは簡単にいうと37℃前後に相当する熱を持っている、ということになります。
そして上図のように体温(37℃前後)よりも高い温度のモノに触れると、体へと温度の高い(=熱を多く持っている)モノから熱が移動する(=体が熱を受け取る)ため熱いと感じます。
反対に体温(37℃前後)よりも低い温度のモノに触れると、体から温度の低いモノへと熱が移動する(=体から熱が奪われる)ため冷たいと感じます。
(熱は必ず温度の高い方から低い方へと移動します)
木よりも金属の方が熱が伝わりやすい物質なので、金属に触れるときの方が体から金属へと移動する熱の量が多くなります。
簡単にいうと同じ温度(体温よりも低い)の木と金属にそれぞれ触るなら、金属に触るときの方がより冷たく感じる(=体からより多くの熱が奪われる)、ということです。
(熱の伝わりやすさを物質ごとに数値で表したものを「熱伝導率(ねつでんどうりつ)」といい、”熱伝導率が高い(大きい)ほど熱が伝わりやすい”ことを意味しています)
金属といっても種類はたくさんあるので、ここでは鉄を例にして木と比較していきます(金属は全体的に熱が伝わりやすい物質です)。
鉄は、木より約500倍も熱が伝わりやすい物質で、例えば10℃の木と10℃の鉄にそれぞれ触ったときに体から移動する熱の量(=体から奪われる熱の量)は下図のようになります。
木と鉄が同じ温度なら、鉄は木より約500倍も熱が伝わりやすいので、皮膚表面から木へと1の熱が移動する(=体から1の熱が奪われる)としたら、皮膚表面から鉄へは500の熱が移動する(=体から500の熱が奪われる)、ということです。
つまりどちらも同じ温度なら木よりも鉄(金属)に触れたときの方が、体からより多くの熱が奪われるため冷たく感じる、というわけです。
以上が「木よりも金属に触る方が冷たく感じる理由をわかりやすく図で解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など