このページでは月の表面温度・大気・重力などの特徴を解説しています。
まず月を構成している物質は下のようになります。
上図のように月の地殻・マントル部分については主に岩石で構成されていて、
核(外核・内核)部分は鉄・ニッケルなどの金属(液体・固体)で構成されています。
また月の大気は主に酸素・ナトリウム・カリウムから構成され、
地球の大気と比較すると約10京分の1(10^17分の1)の薄さしかありません。
(ナトリウム・カリウム以外にも、わずかですが他の気体が含まれています)
ですので月にも大気は存在していますが、地球と比べると大気の量はほとんどないというわけです。
当然ですが、月の大気で人間が呼吸することはできません。
関連:空気と大気の違いとは?
月の表面温度は-233℃~123℃(平均温度-20℃)の範囲で変化していますが、
これは月の大気の薄さにより、大気中の気体による温室効果が起こらないからです。
温室効果は地球温暖化の大きな原因とされているもので、
温室効果ガスと呼ばれる二酸化炭素などの気体によって起こります。
地球の地表における平均温度は2018年で約17℃とされていますが、
大気中に温室効果ガスがなくなれば平均は約-19℃まで下がると言われています。
地球では約36℃分も温室効果により、地表の温度が上がっていることになります。
なので月は大気がかなり薄いためにこのような温室効果がほとんど起こらないので、
太陽光が当たる面では温度が上昇し、当たらない面では温度が下降するというわけです。
例えば金星の大気は地球よりもかなり多く、その大気中のほとんどの成分が温室効果ガスである二酸化炭素です。
ですのでその強い温室効果により金星の平均温度は約463℃まで上がり、
太陽光が当たっていない面でも熱が逃げずに金星に留まってしまいます。
このように温室効果ガスによって、どれだけ地表温度に影響が出てしまうのかが分かりますよね。
実は月そのものが光っているのではなく、太陽からの光を月が反射して、
その月が反射した太陽光が地球に届くことで、私たちには月が光って見えています。
ですので私たちは月に反射した太陽光を目で捉えているんですね。
また月は地球の周りを公転していて、地球は太陽の周りを公転しています。
これによりそのときの位置関係によって、地球からの月の見え方が異なり、
月が満ちたり欠けたりして見えることになります。
これを”月の満ち欠け”と呼んでいますが、月の満ち欠けの詳しい仕組みは下記をご覧ください。
月は地球の周りを公転しているのは知っていると思いますが、
実は毎年4cmずつ月は地球から離れていっています。
これは月の引力が潮の満ち引きを起こすことによるもので、
満潮や干潮という現象も月の引力によって発生しています。
(詳しい仕組みについては他のページで解説します)
月は地球の衛星、つまり地球からの引力によって拘束されている天体です。
1年間あたりで4cm離れるので、いずれ(数億年後、数十億年後)は
地球の引力の拘束から離れて、月が地球の空から見えなくなるという可能性もあるようです。
ちなみに月ができたとされているのが約45~46億年前ですので、
昔はいまよりもずっと月と地球の距離が近く、月が何倍も大きく見えていたそうです。
(地球も月と同じころに誕生したとされています)
月の重力の大きさは、地球の約0.166倍です。
つまり月の重力は、地球の約6分の1ほどになります。
この0.166倍というのは地球の質量・半径と、月の質量・半径から計算することができます。
計算の手順としては以下の通りです。
まず上のように地球と月における質量と半径を比較し、
月の質量と半径が地球の何倍なのかをそれぞれ求めていきます。
そしてあとは先ほど計算で出した値を上の計算式に入れれば、
月の重力は地球の0.166倍ほどだという計算結果が出てきます。
このように月と地球の質量・半径がそれぞれ分かっていれば、
月の重力が地球のだいたい何倍なのかを計算することができます。
以上が「月とは何か?月の表面温度・大気・重力などの特徴を簡単に解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<月の特徴>
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など