結論から言ってしまうと風が吹くと洗濯物が乾きやすくなるのは、
洗濯物周辺に存在する湿った空気が風によって飛ばされるからです。
まず洗濯物が乾くということはどういうことなのかと言うと、
洗濯物に含まれている水分が蒸発するということです。
水(液体)が蒸発すると水蒸気(気体)に変化して、
その水蒸気が空気中に含まれることになります。
そして空気中にどのくらい水蒸気が含まれているのか、その量を割合(%)で表したものが湿度です。
なので水が水蒸気に変化して洗濯物が乾くことで、
洗濯物の周辺に存在する空気の湿度が高くなります(空気中の水蒸気が増えるから)。
また空気中に含むことができる水蒸気の量には限界(飽和水蒸気量という)があり、
空気の温度が高いほど含むことができる限界量が増えます。
これによって空気の温度が寒いときよりも暖かいときの方が、
空気中に含むことができる水蒸気量が増えるため水は蒸発しやすくなります。
だから冬よりも夏の方が洗濯物はより乾きやすくなります。
ただ空気の温度が暖かいからと言って、必ずしも洗濯物が乾きやすくなるというわけでもありません。
先ほども言いましたが、空気中に含むことができる水蒸気量には限界があります。
雨の日のようなジメジメとした日(湿度が高い)には、
いくら空気の温度が高くても洗濯物は乾きにくくなります。
結局のところ洗濯物を早く乾かせるために大事なことは、
空気の温度が高くて、湿度が低いことになります。
ですので今回のように洗濯物を風に当てるということは、
洗濯物周辺の湿度が高い空気を新しい空気(湿度が低い)に入れ替えるということ。
このように風によって2つの条件(空気の温度と湿度)の内ひとつを改善したので、洗濯物は乾きやすくなります。
ちなみにほとんどの人は水の温度が100度(1気圧において)に達すると、
水蒸気(気体)に変化するということは知っていると思います。
しかし水の温度が100度になると起こる現象は、蒸発ではなく沸騰です。
沸騰は水の温度が100度にならなければ起こることはありませんが、
水の蒸発については温度が低い状態でも常に起こっています。
洗った後に水滴が付いたお皿をしばらく放置していると、
いつの間にかお皿についていた水滴が乾いていますよね。
水の温度が100度になったわけでもないのに乾いているのは、
お皿についていた水滴が蒸発したからです。
このように蒸発というのは、温度に関係なく起こるということを覚えておきましょう。
以上が「なぜ風を当てると洗濯物が乾きやすくなるのか?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など