このページでは電子レンジでチンすると食品が乾燥する理由をわかりやすく解説しています。

 

 

 

結論からいってしまうと電子レンジでチンすると食品が乾燥するのは、”食品に含まれる水分（液体）が加熱され、それが水蒸気（気体）になることで食品から抜け出ていくから”です。

 

 

電子レンジは”マイクロ波”と呼ばれる電磁波によって食品などを加熱する調理機器で、
マイクロ波は水分に吸収されやすい性質があり、吸収されることで水分にエネルギーを与えて加熱します。

 

（金属はマイクロ波を反射し、水分を含まない器などはマイクロ波を吸収せず透過します）

 

 

電子レンジで食品に含まれる水分が加熱され、水分（液体）が100℃以上になると水蒸気（気体）に変化します。

 

これにより食品から水蒸気が抜け出ていき、食品に含まれる水分が少なくなるため、その食品は乾燥するというわけです。

 

 

 

ちなみに電子レンジでチンしたときにラップがパンパンに膨らむのは、水（液体）から水蒸気（気体）に変化することで体積が約1700倍に増加するためです。

 

電子レンジでチンするときに食品を乾燥させたくない場合は、ラップをすることで食品の乾燥を防ぐことができます。

 

 

電子レンジでチンするときにラップを用いることで、食品から抜け出る水蒸気をラップ内に留めることができるため、食品の乾燥を防ぐことができます。

 

（ただ電子レンジで揚げ物などを加熱するときは、ラップをすることで衣がベチャッとなってしまうため注意が必要です）

 

揚げ物（天ぷら・唐揚げなど）や湿気（しけ）たせんべいのような乾燥させておきたい食品の場合は、ラップをせずにチンをします。

 

 

ラップをせずにチンすることによって、天ぷらやせんべいに含まれる余分な水分を飛ばすことができるため、天ぷらはサクサク、せんべいはパリパリになります。

 

ただ天ぷらなどの油分を多く含む食品や、芋類（いもるい）などの水分の少ない食品をチンするときは、加熱しすぎると発火する場合もあるため注意が必要です。

 

 

以上が「電子レンジでチンすると食品が乾燥する理由をわかりやすく解説！」でした。

 

 

これまで説明したことをまとめますと、

 

 

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