このページではなぜ風で体感温度が下がるのかをわかりやすく図で解説しています。
目次
結論からいってしまうと風で体感温度が下がるのは、以下の2つの理由からです。
では風で体感温度が下がる原理についてそれぞれ見ていきましょう。
風で体感温度が下がる理由の1つ目は、”風(空気の流れ)が皮膚表面に当たることで、空気に皮膚表面の熱が奪われるから”です。
(風は”空気の流れ”を指すため、風に当たるというのは”流れてきた空気に当たる”ということを意味します)
体は平均的に36℃~37℃ほどの熱を持っていて、自分の体温よりも低い温度の物質に触れると、その低い温度の物質へと皮膚表面の熱が移動する(体の熱が奪われる)ことで冷たい(その温度差によってはぬるい)と感じます。
例えば空気の温度(気温)が20℃の場合、体温を37℃とすると、体温よりも空気の温度の方が低いため、風が当たることで皮膚表面の熱が空気へと移動して(奪われて)いきます。
そして上図のように風が強いほど、短い時間でより多くの空気が皮膚表面に当たるため熱が奪われやすくなり、空気の温度(気温)が低いほど、空気1つあたりに奪われる皮膚表面の熱が多くなるため、体感温度が下がりやすくなります。
(一般的には風速が1[m/s]増えるごとに体感温度は1[℃]下がるといわれています)
ちなみにサウナの場合は、サウナ室内の空気の温度が一般的に80℃~100℃ほどあるため、たとえ風を起こしても(体温よりも空気の温度の方が高く、空気から体へと熱が移動するため)熱く感じます。
風で体感温度が下がる理由の2つ目は、”風が体の周囲にある湿度の高い空気を吹き飛ばすことで、湿度の低い空気が流れてきて汗が蒸発しやすくなるから”です。
人間は汗(約99%が水分)をかいて、その汗が水蒸気(気体)に蒸発するときに体から熱(気化熱)を奪っていくことで体温を下げています(気化熱で冷える仕組みは下の関連記事を参照)。
(なので汗をかいても、その汗が蒸発することができなければ熱を逃がすことができないので体温を下げることはできません)
汗が水蒸気(気体)に蒸発すると、体の周囲にある空気がその水蒸気を取り込むことで、体の周囲にある空気の湿度は高くなります。
(”空気中に含まれる水蒸気の量を割合[%]で表したもの”を「湿度(しつど)」といいます)
そして上図のように風によって体の周囲に存在する湿度の高い空気が吹き飛ばされ、体の周囲に湿度の低い空気が送られてくることで再び汗が蒸発しやすくなるため、(体から気化熱が奪われることによって)体感温度が下がります。
(湿度が低いほど汗(水)は蒸発しやすくなり、反対に湿度が高いほど汗(水)は蒸発しにくくなります)
以上が「なぜ風で体感温度が下がるのかをわかりやすく図で解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など