まず金星(きんせい)の英語名は”Venus(ヴィーナス)”と言い、
金星の由来は五行思想という古代中国における自然哲学の思想からきています。
五行思想とは古代中国における自然哲学の思想のことで、
万物は”火・水・木・金・土”の5種類の元素から構成されるという思想です。
つまり万物(この世のすべてのもの)は、5種類の元素(火・水・木・金・土)から構成されていると考えられていました。
そしてなぜ五行思想における”金”が割り当てられてたのかというと、
それは”金のように光り輝いている星”ということから金星となりました。
というのは、金星は明けの明星・宵の明星というように太陽と月に次いで明るく輝いており、
太陽と月を除いた太陽系惑星の中では最も明るく光り輝いています。
この金のように光り輝いている星ということから、五行思想を元に”金星”と名付けられたんですね。
なので”金で構成されている星”のような、金に関係している理由からではありません。
(金星は岩石や金属で構成されています)
次の章では金星の英語名であるヴィーナスの由来を解説していきます。
これはローマ神話における愛と美の女神である”Venus(ウェヌス)”からきていて、
ラテン語(ローマの言語)の”Venus(ウェヌス)”が、英語では”Venus(ヴィーナス)”に変化しました。
英語にはラテン語を起源とした単語がかなり多く、
この場合はラテン語と英語の綴(つづ)りが同じになっています。
そしてローマ神話におけるウェヌスは、ギリシャ神話におけるアプロディーテーに相当しており、ギリシャ神話ではアプロディーテ―は愛と美と性を司っている女神とされています。
前の章でも解説していましたが、金星は明けの明星や宵の明星というように、
太陽系の惑星の中で最も明るく光り輝いている星になります。
その輝きの強さから”美しさ=明るさ”と表現されることも多く、
このことから金星にはウェヌスやヴィーナス、アプロディーテ―と名付けられています。
金星(日本語)=ヴィーナス(英語)=ウェヌス(ラテン語)=アプロディーテー(ギリシャ語)です。
もともとローマ神話とギリシャ神話はそれほど似てはいませんでしたが、
あるとき古代ローマにギリシャ神話が伝わり、ローマ人はローマ神話にギリシャ神話の物語をたくさん取り入れました。
それによりローマ神話とギリシャ神話では似通った部分も多いです。
ですがローマ神話とギリシャ神話では神々の名前は異なっており、
ローマ神話でのウェヌスは、ギリシャ神話におけるアプロディーテ―に相当しているというわけです。
以上が「金星の英語名・読み方・由来とは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など