結論から言ってしまうと蒸留水と純水の違いは、
蒸留によって作られた純度の高い水なのか、純度の高い水そのものを表すかです。
蒸留水は蒸留といわれる方法で作られた純度の高い水のことを指していて、
純水は蒸留水も含めた純度の高い水すべてのことを指しています。
蒸留を用いた方法以外にも純水を作る方法はあるので、
蒸留水だけが純水だとは言えないということです。
つまり蒸留水は純水の中のひとつの種類であると言えますね。
さて蒸留水と純水についてそれぞれ解説していきます。
蒸留水(じょうりゅうすい)とは、蒸留という方法によって作られた純度の高い水のことです。
蒸留とは簡単に言えば、沸点を利用した液体の分離方法です。
水道水や市販で売られている水(ミネラルウォーター)には、
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が多少含まれています。
そしてこの水道水などに含まれている水以外の成分を蒸留という方法で、
取り除いた純度の高い水のことを蒸留水と言います。
上図のように蒸留水は水道水などの水を水蒸気に蒸発させてから、
ミネラル分などの不純物を取り除いて純度の高い水を得るという方法になります。
水(液体)の温度が沸点に達すると水蒸気(気体)に変化しますが、
その水蒸気を集めて冷やすことで不純物が取り除かれた純度の高い水が得られます。
この蒸留によって作られた水は、純度の高い水であることに変わりはないので純水であると言えます。
次に純水(じゅんすい)とは、純度の高い水のことを言います。
純度の高い水とはどういうものかというと、
水以外の成分がほとんど含まれていないという意味です。
先ほども解説していましたが普通の水にはミネラル分が含まれていたり、
水道水にはミネラル分の他に殺菌消毒用の塩素も微量に含まれています。
これらの不純物を何らかの方法で取り除くことで、純水(純度の高い水)が得られます。
そして純水は人工的にしか作り出すことはできないので、
自然に発生するということはまずあり得ません。
また純度の高い水であればなんでも純水ということになるので、
どんな方法で得られるのかは特に関係ありません。
なので蒸留という方法で得られた純度の高い水であっても、
それは純水ということになります。
上で示しているように純水の種類には蒸留水の他に、
RO水や脱イオン水のような種類が存在します。
このようにどんな方法であれ、純度の高い水であればそれは純水になるんですね。
以上が「蒸留水と純水の違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など