さて普通に生活しているとよく似ている言葉が出てくると思います。

 

そしてその似ている言葉の中に”地表”と”地面”と”地上”があります。

 

これらの言葉は普段からよく使用されていると思いますが、
ほとんどの人は違いを特に意識しないで使っているのではないでしょうか。

 

ですので違いをしっかりと理解している人は少ないはずです。

 

そこでこのページでは、地表と地面と地上の違いについて簡単に解説します。

 

どうぞご覧ください。

 

 

 

1.地表と地面と地上の違いとは?

 

では地表と地面と地上の違いについて見ていきましょう。

 

結論から言ってしまうと地表と地面と地上の違いは、
陸地の表面部分なのか、表面よりも上の部分なのかです。

 

 

まず地表(ちひょう)と地面(じめん)は”ほぼ同じ”意味で使用されます。
そして”ほぼ同じ”と言ったということは、地表と地面は全く同じ意味ではないということです。

 

どういうことかと言うと地表も地面も陸地の表面という意味では同じですが、
地表の場合はどちらかと言えば地球の表面という意味合いが強いです。

 

なので陸地の表面だけを表している地面に比べると、
地表の方が地球の表面という意味合いもあるため示している範囲が広くなります。

 

ここが地表と地面を理解するうえで少しややこしいところです。

 

 

次に地上(ちじょう)とは、地面(陸地の表面)よりも上の部分のことを指します。

 

地上についてはどの高さまでが地上という定義はなく、
境目についてはあいまいなまま使用されることがほとんどです。

 

 

違いについて図にしてみるとイメージしやすいので、下図をご覧ください。

 

 

上図のように地表(地面)の指している範囲というのは狭く、
地表(地面)を境目としてそれより上か下かで地上と地下が区別されています。

 

 

ただしこれはあくまでも、地表の意味を”地面と同じ陸地の表面と捉えた場合”です。

 

なので地表の意味を”地球の表面という地球規模で捉えた場合”には、
地上は地表よりも上の部分ではなくなるということに注意してください。

 

地表を地球の表面と捉えた場合は、地上と同様にどの高さまでが地球の表面なのかという定義がありません。

 

ですので捉え方によっては地上よりも地表の方が、
より広い(高い)範囲を示している場合も考えられるんですね。

 

以上が「地表と地面と地上の違いとは?」でした。

 

 

2.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 地面とは、陸地の表面のこと(地表よりも範囲は示している狭い)。
  • 地表とは、陸地の表面のことだが地球の表面という意味合いが強い(範囲が広い)。
  • 地上とは、地面よりも上の部分のこと。

 

 

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