このページでは蒸発熱と気化熱の違いを簡単に解説しています。




1.蒸発熱と気化熱の違いとは


結論からいってしまうと”液体から気体に変化(気化)するときに必要な熱を「蒸発熱(じょうはつねつ)」、固体から気体に変化(気化)するときに必要な熱を「昇華熱(しょうかねつ)」、蒸発熱と昇華熱を総称して「気化熱(きかねつ)」”と呼んでいます。



気化というのは”液体・固体が気体に変化する現象を総称した呼び方”で、それぞれ呼ぶ場合は”液体から気体に変化する現象”を「蒸発」(蒸発に必要な熱を「蒸発熱」)、”固体から気体に変化する現象”を「昇華」(昇華に必要な熱を「昇華熱」)と言います。



そして気化熱というと”固体から気体に変化するときに必要な熱”の意味も含まれることがありますが、一般的には気化熱は”液体から気体に変化するときに必要な熱(つまり蒸発熱)”を指すことがほとんどです。

ちなみに”液体の表面から気体に変化する現象のこと”を「蒸発」、”液体の表面だけでなく、内部からも気体に変化する現象のこと”を「沸騰(ふっとう)」と言いますが、蒸発するときに必要な熱だけでなく、沸騰するときに必要な熱も蒸発熱に含まれます。


以上が「蒸発熱と気化熱の違いとは?」でした。



2.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 蒸発熱と気化熱の違いは、”液体から気体に変化(気化)するときに必要な熱を「蒸発熱」、固体から気体に変化(気化)するときに必要な熱を「昇華熱」、蒸発熱と昇華熱を総称して「気化熱」”。
  • ”液体の表面から気体に変化する現象のこと”を「蒸発」、”液体の表面だけでなく、内部からも気体に変化する現象のこと”を「沸騰」といい、蒸発するときに必要な熱だけでなく、沸騰するときに必要な熱も蒸発熱に含まれる。



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