このページではなぜ熱いものに触るときは濡れた布巾よりも乾いた布巾の方が良いのかをわかりやすく図で解説しています。

 

 

 

1.熱いものに触るときは濡れた布巾よりも乾いた布巾の方が良い理由

 

結論からいってしまうと熱いものに触るときは濡れた布巾よりも乾いた布巾の方が良い理由は、”空気の方が水より約25倍も熱が伝わりにくい物質のため、乾いた布巾(空気を多く含んでいる布巾)で熱いものをつかむ方が体に熱が伝わりにくくなるから”です。

 

 

まず乾いた布巾は”繊維(せんい)の隙間(すきま)に空気を多く含んでいる布巾のこと”で、濡れた布巾は”繊維の隙間に水(液体)を多く含んでいる布巾のこと”を指します。

 

空気は、水より約25倍も熱が伝わりにくい物質なので、(熱いものが同じ温度なら)熱いものから空気に移動する熱を1とすると、熱いものから水に移動する熱は25になる、ということです。

 

 

なので上図のように乾いた布巾(空気を多く含んでいる布巾)を使って熱いものを触ると体には1の熱しか伝わってきませんが、濡れた布巾(水を多く含んでいる布巾)を使って熱いものを触ると体には25の熱が伝わってくるため熱く感じます

 

このように熱いものに触るときは、濡れた布巾よりも乾いた布巾でつかむ方が(熱いものから体へと熱が伝わりにくいため)良い、というわけです。

 

以上が「なぜ熱いものに触るときは濡れた布巾よりも乾いた布巾の方が良いのか?」でした。

 

 

2.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 熱いものに触るときは濡れた布巾よりも乾いた布巾の方が良い理由は、”空気の方が水より約25倍も熱が伝わりにくい物質のため、乾いた布巾(空気を多く含んでいる布巾)で熱いものをつかむ方が(熱いものから)体に熱が伝わりにくくなるから”。

 

 

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