化学繊維とは何かをわかりやすく図で解説！

このページでは化学繊維とは何かをわかりやすく図で解説しています。

１．化学繊維とは何か

結論からいってしまうと化学繊維とは、”化学的な手段(溶かしたり化学反応させたり)を用いて人工的に作られる繊維の総称”です。

化学繊維は略して「化繊(かせん)」、別名として「人造繊維(じんぞうせんい)」とも呼ばれています。

繊維は大きく分けると「天然繊維」と「化学繊維」に分類され、化学繊維は上図のように、原料や作り方によって「再生繊維」「半合成繊維」「合成繊維」「無機繊維」に分類されています。

再生繊維や半合成繊維の原料には、木材の繊維や綿の種子についた産毛(うぶげ)部分の本来は廃棄されるはずの繊維が利用されます(植物繊維の主成分＝セルロース)。

木材や綿の種子についた産毛部分の繊維は短すぎて本来は糸(繊維を何本もねじり合わせることで糸ができる)にすることができませんが、その短い繊維を薬品で溶かして長い繊維に作り変えることができます。

絹(シルク)は天然繊維で唯一の長繊維、絹(シルク)以外の天然繊維(綿(コットン)・羊毛(ウール)・麻(リネン)など)は短繊維で、化学繊維は短繊維・長繊維の両方とも存在します。

(天然繊維は繊維の長さが決まっていますが、化学繊維は長繊維を作ってからそれを切断して短繊維にすることもできるので、短繊維・長繊維のどちらでも作ることが可能です)

以上が「化学繊維とは何かをわかりやすく図で解説！」でした。

これまで説明したことをまとめますと、