結論からいってしまうと、有機物とは”生物由来の物体・物質のこと”で、無機物とは”生物由来ではない物体・物質のこと”を意味します。
有機物は生物由来なので、「生物(動物・植物・微生物など)自体が原料になっているもの」や「生物から生じたもの(排泄物や分泌物など)」、そして「生物そのもの」も有機物であると言えます。
反対に無機物は生物由来ではないものを指すので、例えば「水・金属・石や鉱物・空気・塩など」は無機物(砂糖は有機物なので要注意)と言えます。
(有機物を現在の定義である「炭素(C)を含む物体・物質」と言っても理解するのが難しくなるため、このページではわかりやすいように有機物の元々の定義である「生物由来の物体・物質」で解説しています。下枠で情報を補足)
厳密にいえば、現在では有機物は”炭素(C)を含む物体・物質のこと”と定義され、有機物は燃やすと焦げたり灰になったりします(無機物は焦げたり灰になったりしない)。
(ただし炭素単体・一酸化炭素・二酸化炭素などの構造の単純な物質は、慣習的に例外として無機物として扱われています)
元々、有機物は生物が作り出すもの(生物由来のもの)で、人工的に作ることができないものと考えられていました。
ですが、ある化学者が無機物から人工的に有機物(尿素)を作り出すことに成功したため、現在では有機物の定義が「炭素(C)を含む物体・物質のこと」に変更されています。
前の章でも解説していますが、有機物と無機物の違いは、”生物由来の物体・物質なのかどうか(有機物=生物由来、無機物=生物由来ではない)”です。
(生物由来=「生物(動物・植物・微生物など)自体が原料になっているもの」「生物から生じたもの(排泄物や分泌物など)」「生物そのもの」)
身近なものでも有機物・無機物のものはたくさん存在し、有機物・無機物のものをそれぞれ挙げると下図のようになります。
プラスチックのように無機物だと誤解されやすいものも有機物に含まれているため、上図で挙げたそれぞれの有機物の原料をわかりやすいように下図でまとめていきます。
上図のように身近なもので生物由来のものは非常に多く、基本的にほとんどの食べ物・飲み物は有機物(水・塩などは無機物)で、それ以外ではプラスチック・ろう・灯油などのように化石燃料である石油が原料(石油は主にプランクトンからできているため生物由来)になっているものも身近にはたくさんあります。
このように有機物かどうかを判別するのであれば、その物体・物質が生物由来なのかどうかで比較的簡単に有機物かどうかを判別することができます。
以上が「有機物・無機物とは?それぞれの違いと例をわかりやすく図で解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など
<名前は知っているけどわからないもの>
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<よく使う言葉>
慣習的、致命的、便宜的、作為的など
互換性、慢性、普遍性、必然性など
蛙化、明文化、マンネリ化、擬人化など