このページでは常用漢字とは何か?。また常用漢字の数と常用漢字以外は使用してはいけないのかを解説しています。
いま現在(2010年の常用漢字表)での常用漢字の数は全部で、”2136字”あります。
この常用漢字はあくまでも”一般の社会生活における漢字の目安”ですが、
小学校・中学校で常用漢字の2136字すべてを学習することになります。
小学校・中学校で学習する常用漢字の数を各学年ごとに下に表しています。
学年 | 学習する常用漢字の数 | 常用漢字の合計 |
---|---|---|
小学校1年生 | 80字 | 80字 |
小学校2年生 | 160字 | 240字 |
小学校3年生 | 200字 | 440字 |
小学校4年生 | 200字 | 640字 |
小学校5年生 | 185字 | 825字 |
小学校6年生 | 181字 | 1006字 |
中学校1年生 | 3年間で1130字 | |
中学校2年生 | 3年間で1130字 | |
中学校3年生 | 3年間で1130字 | 2136字 |
※中学校における常用漢字は、3年間で1130字を学習します。
そして高校からは小学校・中学校で学習した常用漢字について、
実際の生活の中でしっかりと使いこなせるようになることが目標となります。
結論から言ってしまうと、日常的に常用漢字以外の漢字を使用するのは特に問題ありません。
あくまでも常用漢字というのは日常的によく使用される”漢字の目安”を示したもので、
漢字を使用するときにその漢字の使用を制限するためのものではありません。
ですので日常的に常用漢字以外の漢字を使用する分には特に問題がないんですね。
ただし”公用文の作成のとき”にはしっかりとルールが決められており、
常用漢字表に示されている常用漢字を用いる必要があります。
(公用文とは、国や公共団体が出す文書や法令などに用いる文章のこと)
また小学校や中学校の授業では学習指導要領によって、
授業で学習する漢字については常用漢字であると決められています。
他にも日本における主な報道機関では日本新聞協会が発行している、
”新聞常用漢字表”に基づいて漢字を使用する基準としている場合が多いです。
例えば”粉塵(ふんじん)”という言葉がありますが、
この言葉は”粉”は常用漢字で、”塵”は常用漢字ではありません。
なので報道機関などでは”粉塵”と表記するときには、
粉塵ではなく”粉じん”と表記することがあるのはこのためです。
このようにニュースや新聞などで「なぜ漢字で書かないのだろう」と思うときがありますが、
それは常用漢字ではない漢字を使用してしまうからなんですね。
以上が「常用漢字とは?常用漢字の数はいくつ?常用漢字以外は使用してはいけないのか?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など