水道水のカルキとは?また塩素とカルキは何が違うのか?

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    水道水を飲んでいると「塩素臭い」、「カルキ臭い」と、
    誰かが言っているのを聞いたことがありませんか?

     

    塩素は理科などを勉強していれば、
    出てくるものなので何となくは分かるでしょう。

     

    ですがカルキって何?と疑問に感じる人も多いはずです。
    そして塩素とカルキを混同したまま覚えている人も多いです。

     

    そこでのページでは水道水のカルキとは何か?
    また塩素とカルキの違いについて簡単にまとめました。

     

    どうぞご覧ください。

     

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    1.そもそもカルキとは何か?

     

    ではカルキとは何かについて見ていきましょう。

     

    カルキとは、石灰(水酸化カルシウム)に塩素を吸収させた次亜塩素酸カルシウムのことです。

     

    またカルキは別名さらし粉と言われていて、白色の粉末です。

     

    石灰に塩素を吸収させて生成することから塩化石灰とも言われています。

     

    カルキはさらし粉次亜塩素酸カルシウム塩化石灰のように様々な呼び名があります。

     

    一般的にカルキ(次亜塩素酸カルシウム)は水に溶かして使用されています。

     

     

    では次に塩素とカルキの違いについて説明します。

     

    2.水道水の塩素とカルキの違いについて

    では塩素とカルキの違いについて見ていきましょう。

     

    さっそくですが塩素とカルキの違いを言ってしまうと、
    カルキそのものなのか、カルキを生成する過程で使用されている物質なのかどうかということです。

     

    簡単に言うと、塩素はカルキを作るために使用されている材料であるということ

     

    先ほどのカルキの説明でもあったように、
    カルキ(次亜塩素酸カルシウム)は石灰(水酸化カルシウム)に塩素を吸収させて作られます。

     

    塩素自体は気体であり、カルキ(次亜塩素酸カルシウム)は固体(粉末)です。

     

     

    ですので塩素とカルキはあくまで別物で、
    塩素を材料として作られるものがカルキということになります。

     

    3.なぜ水道水には塩素が使用されているのか?

    ではなぜ水道水には塩素が使用されているのか見ていきましょう。

     

    水道水に塩素が使用されている理由は、
    塩素には菌などに対する殺菌・消毒効果や繁殖を抑えてくれる効果があるからです。

     

    水道水以外でもプールなどの水にはカルキ(次亜塩素酸カルシウム)が溶かされています。

     

    カルキには塩素が含まれていますので、
    プールの水が塩素臭いと言われるのはこのせいだったんですね。

     

    プールの水にカルキを溶かしている理由も同じで、カルキ(次亜塩素酸カルシウム)の中に含まれている塩素成分が
    消毒・殺菌作用をもたらしているので雑菌などの繁殖を抑えてくれるからなんですね。

     

    4.水道水に含まれているのはカルキではない

    先ほどプールの水にはカルキが含まれていると言いました。
    ですが、実は水道水に含まれているものはカルキではないんです。

     

    では水道水に含まれているものはなんでしょうか。
    そのことについて見ていきましょう。

     

    カルキとは次亜塩素酸カルシウムのことですが、
    水道水に含まれているのは次亜塩素酸ナトリウムといわれるものだったんです。

     

    ですので主に水道水で殺菌・消毒として使用されているものは、
    カルキ(次亜塩素酸カルシウム)ではなく次亜塩素酸ナトリウムになります

     

    次亜塩素酸カルシウムはカルキと呼ばれていますが、
    次亜塩素酸ナトリウムはカルキではありません。

     

    次亜塩素酸ナトリウムもカルキ(次亜塩素酸カルシウム)と同様に塩素が使用されています。

     

    カルキ(次亜塩素酸カルシウム)は固体で水に溶けにくいですが、
    次亜塩素酸ナトリウムは液体で濃度調整がしやすいことから水道水に使用されているそうです。

     

    これらのことからも水道水に含まれているのは、
    カルキ(次亜塩素酸カルシウム)ではなく次亜塩素酸ナトリウムになります。

     

    厳密に言えば水道水に含まれているものはカルキではなく、
    次亜塩素酸ナトリウムに塩素が使用されていることからも塩素というのが正しいでしょう。

     

    ということで水道水などの臭いは、カルキ臭いではなく塩素臭いというのが正しいです。

     

    ですが一般的には塩素=カルキという認識でも十分通じるので、
    大雑把に説明する場合はこのような認識で問題はありません。

     

    5.水道水は飲むと危険なの?

    では水道水は飲むと危険なのかどうかについて見ていきましょう。

     

    では水道水は飲むと危険なのか結論から言ってしまうと、
    水道水は飲んでも特に健康に問題はありません

     

    では危険ではないとされる理由を見ていきましょう。
    まずあなたは水道水がなぜ危険と言われているのか知っていますか?

     

    それは水道水を殺菌・消毒するために塩素を含んでいるからです。

     

     

    塩素に殺菌・消毒効果があるということは、
    塩素自体にそれなりに強い毒性があるということなんですね。

     

    このことから多くの人は毒性の強い塩素が含まれている水道水は危険だと言っているわけです。

     

    ですが、各家庭の蛇口から出てくる水道水は、
    水道法によって厳しい基準をクリアしたものが流れてくるわけです。

     

    当然ですがその厳しい基準の中には、
    水道水に含まれる塩素の量を規制している基準もあります

     

    そしてそれはどのような基準なのか説明すると、
    人間が一生涯その水を飲んだとしても健康に影響が生じない濃度と決められています

     

    2度目ですが各家庭の蛇口から流れてくる水道水というのは、
    上記のような厳しい基準をいくつもクリアしている水ということなんですね。

     

    また日本の水道水は、市販されているミネラルウォーターよりも安全性においては十分高いとされています

     

    このことからも水道水は危険な水ではなく、
    むしろ安全性の高い水であると言えます

     

    6.もし水道水に塩素が含まれていなかったらどうなる?

    ではもし水道水に塩素が含まれていなかったらどうなってしまうのでしょうか。

     

    「塩素臭くない美味しい水道水が飲めるようになる!」と、
    このように安易に考えてはいませんか?

     

    水道水に塩素が含まれている理由は、
    菌などの殺菌・消毒と繁殖を抑えるためですよね。

     

    塩素が水道水に含まれていなかったら、
    各家庭の蛇口から出てくる水道水が雑菌だらけの汚い水になってしまいます

     

    もし塩素がなかったら水道管を通って各家庭に行く前に、
    雑菌が水の中で繁殖してしまいますね。

     

    いまでこそ水道水は安全性が高いですが、
    昔はあまり塩素が普及されていませんでした。

     

    そして塩素が使用されていない水道水を飲んだ人たちが、
    次々と感染症にかかっていったそうです。

     

    このような感染症にならないためにも
    水道水の塩素による殺菌・消毒は必要不可欠なものなんです。

     

     

    以上が「水道水のカルキとは?また塩素とカルキは何が違うのか?」でした。

     

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    7.まとめ

    これまで説明したことをまとめますと、

    • カルキとは、石灰(水酸化カルシウム)に塩素を吸収させた次亜塩素酸カルシウムのこと。
    • カルキ(次亜塩素酸カルシウム)を作る過程で使用される物質が塩素である。
    • 塩素が使用されている理由は、塩素に菌などに対する殺菌・消毒効果や繁殖を抑えてくれる効果があるから。
    • 水道水の殺菌・消毒に使用されているのは、カルキ(次亜塩素酸カルシウム)ではなく次亜塩素酸ナトリウムである。
    • 水道水に塩素が含まれていることで安全性が高められている。

     

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