さっそくですが丸暗記がダメな理由は、
暗記してもそれがイコール理解しているということにはならないからです。
どういうことなのか例とともに説明していきます。
例えばAさんがBさんに対して質問します。
Aさん:地球温暖化ってどんな現象なの?
Bさん:地球全体の平均気温が上がる現象のことだよ。
Aさん:じゃあ地球温暖化になってしまう原因って何?
Bさん:うーん.....分からないなあ。
例のようにBさんは地球温暖化とはどんな現象なのかについては答えられましたが、
その後の少し掘り下げた質問には答えられませんでした。
ということはBさんは地球温暖化がどういうものなのか、
しっかりと理解していなかったわけです。
つまり何が言いたいのかというと、Bさんは地球温暖化とは何か?の問いの答えを暗記していただけなんですね。
ですので、その現象は何が原因で起こるのか?どんな流れで起こる現象なのか?
など少し掘り下げた質問をすると分からなくなります。
なぜ分からなくなるのか?
それは、そのことについてしっかりと理解していないからです。
ここで注意してもらいたいのが、何かを覚えるときに暗記することが必要ないと言いたいのではありません。
私たちが普段から使用している言葉などは、
基本的には暗記によって覚えたものですからね。
ですが、暗記することで言葉の意味は分かったとしても
物事が起こる原因やその仕組みについては暗記だけでは理解できないんです。
結局のところ本当に何かについて理解したいのであれば、
丸暗記するよりも自分の頭で考えて理解しなければならないということ。
では次の章で自分で考えて理解することの方が良い理由について説明していきますね。
結論から言ってしまうと考えて理解することの方が良い理由は、
知識同士につながりが生まれ、理解したことを忘れにくくなるからです。
忘れにくくなるというよりはどちらかというと、
忘れてしまってもすぐに思い出すことができると言ったほうが正しいですね。
ではどういうことなのか例とともに説明していきます。
丸暗記と考えて理解する場合でそれぞれ簡単に見てきましょう。
例えば、ITという言葉の意味を覚えたいとします。
<丸暗記の場合>
ITとは、”情報技術のこと”と暗記します。
<考えて理解する場合>
ITとは、”IがInformation(情報)でTがTechnology(技術)だから情報技術のこと”と覚えます。
さて丸暗記と考えて理解した場合では、
ITについて忘れてしまったときどちらの方が思い出しやすいでしょうか?
思い出しやすいのは、考えて理解した場合の方ですね。
なぜなのか簡単に説明していきますね。
丸暗記していた場合は、ITとは何かについての答えまでノーヒントでたどり着かなければなりません。
しかし考えて理解していた場合であれば、
ITはInformation(情報)Technology(技術)だから情報技術のことだと思い出せます。
考えて理解していた場合はその答えに関するヒントがあるため、
丸暗記よりも答えにたどり着きやすくなるんですね。
そして暗記することと考えて理解することの決定的な違いは、
答えにたどり着くまでに存在するヒントの数が違うということ。
暗記は答えにたどり着くまでにヒントがほとんどありませんが、
考えて理解する場合は答えまでに複数のヒントがあります。
ヒントが増えることでより答えにたどり着きやすくなるので、
一度忘れてしまったとしても思い出しやすくなります。
つまり何かを忘れたときに他の知識から答えを導き出すことができるのは、
自分の中でしっかりと知識同士のつながりを持たせているからです。
知識同士でつながりを持たせているからこそ、
何かを忘れてしまっても他の知識が補ってくれるんですね。
だから考えて理解し知識同士でのつながりを持たせておくことで、
完全に物事を忘れてしまうということが激減します。
そして自分の頭で考えて理解することでどんな物事でも忘れにくくなり、
さらにはあらゆる角度から物事をみることができるようになるんですね。
賢くなるためにはこのように多角的な視点から物事を見て、
考えていくということを習慣化する必要がありますのでぜひ覚えておいてください。
以上が「なぜ丸暗記はダメなのか?丸暗記よりも考えて理解する方が良い理由」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など