さて人間なら誰でも賢い人になりたいと憧れを持っているはずです。
賢くなりたいと思わない人はほとんどいませんが、
いまよりも少しでも賢くなろうと努力している人は多いでしょう。
しかし賢くなりたいとはいっても具体的にどんなことをしていけば、
賢くなることができるのか分からないという人もいるでしょう。
そこでこのページでは、賢くなるために必要な3つの手順について解説します。
どうぞご覧ください。
1.賢さとはこういうこと
ではまずは賢さについてイメージを掴んでいきましょう。
あなたは賢い人と言うと、どのような人をイメージしますか?
人間関係を気づくのが上手いタイプであったり、
お金を稼ぐ才能を持っているタイプなど賢さにも様々なタイプがあります。
しかしほとんどの人がイメージする賢さとは、
何でもできたり何でも知っているというような万能タイプのことではないでしょうか。
例えば、「あの人に聞けば分からないことは何でも教えてくれる」、
「問題が発生してもあの人なら解決してくれる」
またそのような万能タイプの賢い人は、
分からないことがあってもすぐに理解して解決策を生み出します。
ほとんどのことに対処できるのでまさに万能タイプと言えるでしょう。
そしてこの万能タイプの賢い人に当てはまることとして、
いろいろな物事への理解力と問題解決能力が高いことが挙げられます。
つまり賢さとは、物事への理解力と問題解決能力の高さにあるわけです。
理解力と問題解決能力が他の人よりも高ければ、
周囲から賢いと思われるし、自分でも賢いと感じることができます。
これからこのページで説明する3つの手順は、
理解力と問題解決能力を高めるためのものです。
では次の章で賢くなるために必要な3つの手順について説明していきますね。
2.賢くなるための3つの手順
では賢くなるために必要な3つの手順について見ていきましょう。
前の章でも説明しましたが、賢くなるためには理解力と問題解決能力を高めることが重要です。
そしてそれらを高めるための3つの手順としては下記の通りです。
- ステップ@:物事に疑問を持つこと
- ステップA:その疑問について調べること
- ステップB:自分の頭で考えて理解すること
本当にこんなことで賢くなるの?と、疑問に思った人もいるかと思います。
その疑問の答えとしては”間違いなく賢くなることができる”です。
日々の生活の中でこの3つの手順を実践してみてください。
しっかりとこの3つの手順を意識して実践していれば、
実践していないときに比べて賢くなることは間違いないです。
では3つの手順の内容や注意点についてそれぞれ説明していきますね。
ステップ@:物事に疑問を持つこと
まずはどんな物事についてでも良いので、
物事に対して疑問を持つことを習慣化してください。
物事に対して疑問を持つことは、
賢くなるための前提条件といっても過言ではありません。
慣れていなければ少し分かりにくいと思うので、
どういう疑問の持ち方が良いのか例とともに説明していきます。
例えば空気に関して疑問を持ったとしましょう。
- 空気とはそもそも何なのか?
- なぜ空気は標高が高くなればなるほど薄くなるのか?
- なぜ空気は温度が変化すると重さも変わるのか?
- 空気の膨張って何?
など上記のような感じで疑問を持っていくのが良いです。
どんな疑問の持ち方が良いか簡単に言うならば、
ひとつの物事について少しずつ掘り下げていくイメージです。
まずはその物事に関して自分で考えられるだけの疑問を持ちます。
そしてひとつの物事に関して疑問を多く持てば持つほど、
その物事に関しての理解力を高める足掛かりになります。
ですのでまずはどんな物事にでも疑問を持つことから始めましょう。
ステップA:疑問について調べること
さてステップ@では物事に対して疑問を持つことでしたね。
そしてステップAは、疑問を持ったらその疑問について調べるということです。
疑問を持てば持つほどそれだけその物事について、
理解力を高める足掛かりにすることはできます。
ですが疑問を持つだけで調べなければ意味がありません。
ここで言いたいのは、疑問を疑問のままにしないことが大事ということ。
ステップ@でいくつか疑問が出ましたね。
そしてその疑問ひとつひとつについて調べていきます。
本でもネットでもいくらでも情報は手に入れることができます。
ただ調べる際の注意点としては、誤った情報に流されないということです。
中にはネットだけでなく本でも誤った情報のときがあります。
どの情報が正しいのかは結局のところ分かりません。
ですので疑問について調べる際は、自分でどの情報が正しいのかを判断する必要があります。
どの情報が正しいのかを判断するには、数ある情報の中から自分が最もつじつまが合うと思ったものを選ぶしかないです。
つまりは様々な情報に触れて、数ある説の中で矛盾していると感じる情報を省いていくのです。
そうすると自然に矛盾の少ない情報だけが集まってきます。
そうやって調べて無駄な情報を省いていき何度も繰り返していけば、
いずれはどの情報が正しいのかを判断する力が高められていきます。
ステップB:自分の頭で考えて理解すること
物事に疑問を持ち、その疑問について調べる。
これがステップ@とステップAでした。
では最後のステップとして、疑問について調べたことをしっかりと自分の頭で考えて理解するということ。
つまりはただ暗記するのではなくて、自分の頭でしっかりと考えて理解することが重要。
簡単な言葉の意味を覚えるくらいなら、考えるまでもなく暗記だけで済みます。
ですが物事の仕組みや原理を覚えるのに関しては、
自分の頭の中で考えて理解していなければすぐに忘れてしまいます。
そして自分の頭で考えて理解することの最大のメリットは、
物事に対しての理解力と問題解決能力が高められるということです。
分からない物事について調べていき、
調べた情報をもとに自分で考えて分かりやすいようにイメージしていきます。
そうしていくことで自然とその物事に対しての理解力が高められていくはずです。
また問題解決能力についても自分で考える力が身に付くことで、
物事について正しい道筋で考えることが可能になるため高められます。
では自分の頭で考えてしっかりと理解するといっても物事について理解しているとはどういうことなのでしょうか?
しっかりと理解しているかどうか下記の例で説明していきます。
例えば、「なぜ地球温暖化が起こるのか?」という疑問があったとしましょう。
この疑問について理解していない人と理解している人の場合でそれぞれ見てみましょう。
<理解していない人>
問1:なぜ地球温暖化が起こるのか?
答1:温室効果ガスが地球上で増えたからだね。
問2:なぜ温室効果ガスが増えると地球温暖化が起こるの?
答2:知らないよ。
<理解している人>
問1:なぜ地球温暖化が起こるのか?
答1:温室効果ガスが地球上で増えたからだね。
問2:なぜ温室効果ガスが増えると地球温暖化が起こるの?
答2:温室効果ガスには熱を吸収する働きがあって、
地球の外に出ていくはずの熱を地球の中に閉じ込めてしまうから起こるんだ。
上記の例のように理解していない人は結果のみしか分からず、
理解している人は結果だけでなく過程についても分かっているということです。
しっかりと理解している人であればその疑問に対して、
- 「なぜ○○なのか?」
- 「なぜ○○だと◇◇になるのか?」
- 「なぜ○○が原因なのか?」
というようにその疑問に対して掘り下げていったとしても答えられるでしょう。
つまり結果を知っているだけであれば、理解しているとは言えないということ。
それはただ答えを丸暗記しているだけに過ぎないんですね。
テスト勉強でいうところのテスト範囲や過去問の丸暗記と同じです。
問題の答えを暗記しているだけで、内容を理解していないからすぐに忘れてしまうんですね。
以上が賢くなるために必要な3つの手順でした。
この3つの手順を日常の中で意識して生活していれば、
誰でも賢くなることはできるので試してみてくださいね。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 賢さとは、物事への理解力と問題解決能力の高さのこと。
- 賢くなるために必要な3つの手順は下記の通り。
- @:物事に疑問を持つこと
- ⇒ひとつの物事について少しずつ掘り下げていくイメージ
- A:その疑問について調べること
- ⇒疑問を疑問のままにしない
- B:自分の頭で考えて理解すること
- ⇒物事の結果だけでなく、過程を理解することも重要