食べ物を放置していると知らない間にいやーな臭いが。
「もしかしてこれ腐ってる?」と経験した方は多いのではないでしょうか。
「食べ物って何で腐るの?」と、疑問に思ったことはありませんか?
そこでこのページでは、食べ物が腐る理由を簡単に解説します。
どうぞご覧ください。
1.食べ物が腐ってしまう理由は微生物が原因
ではさっそく本題に入っていきたいと思います。
「食べ物が腐ってしまう理由」について見ていきましょう。
結論から言わせてもらうと食べ物が腐ってしまう理由は、
微生物が食べ物(タンパク質や糖分など)と水分を栄養源として増殖してしまうからです。
では分かりやすく説明していきます。
まず微生物というのはどこにでも存在していて空気中を漂っていたり、
食べ物や物に付着していたりします(小さすぎて目では見えません)。
そしてその微生物たちは食べ物と水分を栄養として増殖していきます。
たとえ食べ物であっても水分がほとんど含まれていないのであれば、
微生物の増殖にとって必要な水分がないので腐りにくくなります。
そして微生物が増殖していきその過程で食べ物の成分が分解され、
悪臭を放つアンモニアなどの物質になります(微生物によって生成されるものは違います)。
食べ物がネバネバするようになったり悪臭を放つようになるのは、
微生物の増殖によるものと微生物によって分解し生成された物質によるものなんですね。
これが食べ物が腐ってしまう理由です。
では次に飲みかけのペットボトルに入った飲料水は、
早く飲んだ方が良い理由について見ていきましょう。
2.飲みかけのペットボトルは早く飲んだ方が良い理由とは?
「飲みかけの飲料水は早く飲んだ方が良い」ということについて説明しますね。
飲みかけのペットボトルに入った飲料水を早く飲んだ方が良い理由は、
口を付けて飲むと口内菌が飲料水に入ってしまい、増殖して食中毒になる恐れがあるからです。
口の中には口内菌と言われる微生物がたくさんいます。
ペットボトルに口を付けて飲み口の中に含んで飲み切れなかった飲料水が、
口内菌とともにペットボトルの中に戻ってしまいます。
そしてそれを長い間放置していると、飲料水の水分と糖分などが栄養となり知らない間に微生物が増殖していきます。
また口内菌だけでなく、一度ペットボトルを開封すると飲料水は空気と触れてしまいます。
その時に空気中に漂っている微生物が飲料水と混じってしまい、
知らない間に微生物が増殖していくということもありますのでご注意を。
以上の説明からも分かる通り、食べ物が腐ってしまう理由と同じで微生物の働きによるものになります。
これが飲みかけの飲料水は早く飲んだ方が良い理由になります。
以上が「食べ物が腐る理由とは?飲みかけのペットボトルを早く飲むのも同じ理由?」でした。
3.まとめ
これまで説明したことをまとめますと、
- 食べ物が腐ってしまう理由とは、微生物が食べ物(タンパク質や糖分など)と水分を栄養源として増殖してしまうから。
- 微生物というのは空気中や食べ物の中など、どこにでも存在している。
- 飲みかけのペットボトルは口内菌や空気中の微生物が増殖することによって食中毒になる恐れがある。
- 飲料水(特にジュースなどの糖分が多いもの)は微生物にとっての栄養がたくさんあるということ。