このページでは冬はなぜ乾燥するのかをわかりやすく図で解説しています。
結論からいってしまうと、冬が乾燥する理由は以下の2つです。
ではそれぞれの原理について順番に詳しく解説していきます。
まず空気は、水蒸気(水が蒸発して気体に変化したもの)を含むことができ、”空気中に含まれている水蒸気の割合(%)”を「湿度(しつど)」と言います。
空気中に含むことができる水蒸気の最大量は、その空気の温度によって変化します。
上図のように空気の温度が高いと”その空気中に含むことができる水蒸気の最大量は多く”なり、反対に空気の温度が低いと”その空気中に含むことができる水蒸気の最大量は少なく”なります。
これにより同じ湿度でも夏(空気の温度が高い)と冬(空気の温度が低い)では、空気中に含まれている水蒸気の量に大きな差ができてしまいます。
湿度50%を例にすると、気温30℃(夏)の場合は湿度50%で”1[m3]の空気中に約15[g]の水蒸気”が含まれていますが、気温0℃(冬)の場合は湿度50%で”1[m3]の空気中に約2.5[g]の水蒸気”しか含まれていません。
このように夏(気温が高い)と同じ湿度で比較した場合でも、冬(気温が低い)は空気中に含んでいる水蒸気の量が少ないため空気が乾燥している、というわけです。
暖房(エアコン・電気ストーブなど)を使うと、室内の空気の温度が上がることで、(実際に含まれている水蒸気の量は変わらずに)その空気中に含むことができる水蒸気の最大量が多くなります。
(石油ストーブやガスファンヒーターなどは、燃料である灯油やガスを燃焼すると水蒸気を発生させるため、エアコンや電気ストーブなどと比べると空気が乾燥しにくいです)
実際に含まれている水蒸気の量は変化せずに最大量だけが増えるので、室内の空気の湿度(一般的には相対湿度を指す)は下がります。
(相対湿度:その空気に含むことができる水蒸気の最大量に対して、実際に含まれている水蒸気の量の割合(%))
※上は暖房(エアコン)を使用したときの湿度の変化の図
上図のように室内の温度の低い(冷たい)湿度60%の空気をエアコンで暖めることで、空気中に含むことができる水蒸気の最大量だけが増えるため湿度が下がり、温度の高い(暖かい)湿度30%の空気になって出てきます。
これにより暖房を使用することで室内の空気は乾燥する(湿度が下がる)、というわけです。
乾燥という言葉は、実際に含まれている水分が減る場合だけでなく、暖房を使用したときのように湿度(相対湿度のこと)が下がるときにも用いられます。
(暖房を使用した場合、加湿器などを使用していない限り、外よりも湿度が下がるため室内の空気は乾燥しやすくなります)
また湿度が下がると、水分が(水蒸気に)蒸発しやすくなるため、肌などに含まれている水分も蒸発しやすくなり、乾燥に繋がるため注意が必要です。
湿度が低いほど水分は蒸発しやすく、反対に湿度が高いほど水分は蒸発しにくくなり、湿度が100%になると水分は蒸発できなくなります。
ちなみに水の沸騰(液体の内部から気体に変化する現象)は100℃(1気圧の場合)に達すると起こりますが、蒸発(表面から気体に変化する現象)は100℃に達していなくても起こります。
以上が「冬はなぜ乾燥するのかをわかりやすく図で解説!」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
≪名前は知っているけどわからないもの≫
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など