結論からいってしまうと産業と工業と商業と製造業の違いは、”産業は「製品・サービスの生産・分配に関わる全ての経済活動」を指し、工業・商業・製造業はそれぞれ「産業の中の一部」を指したもの”です。
製造業という言葉は、総務相が定めている「日本標準産業分類」における大分類のことで、工業と同じ意味(つまり工業=製造業)になります。
では産業と工業(=製造業)と商業、それぞれについて解説していきます。
産業というのは、”製品・サービスの生産・分配に関わる全ての経済活動のこと”です。
一般的には産業というと、第一次産業・第二次産業・第三次産業に分けられ、それぞれの第〇次産業ごとに特徴があります。
上図のように「第一次産業=生産を中心とした産業」、「第二次産業=加工を中心とした産業」、「第三次産業=流通・販売、及び第一次産業と第二次産業のどちらにも当てはまらない産業」を指します。
(大まかな流れとして、第一次産業で生産⇒第二次産業で加工⇒第三次産業で流通・販売される、という流れです)
「日本標準産業分類」では、鉱業は第二次産業に分類され、日本では原材料を加工する産業として位置づけられています。
(ただ「クラークの産業分類」では、鉱業は第一次産業に分類されています)
鉱業は、鉱物などの資源を採掘するだけでなく、鉱物を製錬(鉱石から金属を取り出す)・精錬(金属から不純物を取り除く)・加工を行う産業です。
工業(=製造業)というのは、”原材料を加工して製品を生産する産業のこと”です。
工業(=製造業)は、産業では第二次産業(加工)に位置づけられています。
工業は、生産されるものによって主に軽工業(けいこうぎょう)・重工業(じゅうこうぎょう)・化学工業(かがくこうぎょう)に分けられ、重工業と化学工業を合わせて「重化学工業」と呼ばれることもあります。
商業というのは、”生産者(から仕入れ)と需要者(に売る)の間に立って商品を売買し、利益を得ることを目的とする産業のこと”です。
商業(=卸売業・小売業)は、産業では第三次産業(流通・販売)に位置づけられています。
需要者は”ある製品やサービスを必要としている人のこと”で、一般の消費者だけでなく小売店(スーパーマーケット・コンビニ・ドラッグストアなど)も指します。
以上が「産業と工業と商業と製造業の違いとは?」でした。
これまで説明したことをまとめますと、
<覚えておきたい知識>
鉄火巻きの具材は?、クリスマス・イヴはいつ?など
哀悼、重複、出生、集荷など
(写真あり)カラーボックス、ACアダプターなど
(写真あり)メンマ、かんぴょう、マシュマロなど
(地図あり)軍艦島、淡路島、屋久島など
<豆知識>
(写真あり)カレーの容器、視力検査の器具など
<名前は知っているけどわからないもの>
(写真あり)アヒージョ、マリトッツォなど
(写真あり)磯(いそ)、沿道、郊外など
(写真あり)うなじ、くるぶし、土踏まずなど
<よく使う言葉>
慣習的、致命的、便宜的、作為的など
互換性、慢性、普遍性、必然性など
蛙化、明文化、マンネリ化、擬人化など