このページでは蒸留水とは何かをわかりやすく図で解説しています。




1.蒸留水とは何か


※上は蒸留装置の写真


結論からいってしまうと蒸留水とは、”蒸留という方法によって不純物が取り除かれた純度の高い水”です。


蒸留というのは、”液体混合物に含まれる物質の沸点(液体から気体に変化する温度)の違いを利用し、加熱して発生した気体を冷やして再び液体に戻すことで、それぞれの物質に分離する方法”を指します。



まず水道水やミネラルウォーターなどの水にはミネラル(カルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウム)などの不純物が含まれていて、その不純物が含まれている水を加熱すると、その中で沸点の低い物質である水(液体)が水蒸気(気体)に変化します。


(水の沸点は、1気圧下で約100℃です)



そして上図のように、加熱して発生した水蒸気を冷やすことで液体である水に戻るので、その水が不純物の取り除かれた純度の高い水(=蒸留水)になる、というわけです。

蒸留水は、主に工業用・医薬品・アロマスプレー・化粧品の原料などに用いられます。



また、蒸留水を水分補給に用いることもできますが、蒸留によってミネラル成分が取り除かれているため、ミネラルウォーターなどと比べると味気がなく美味しくないので飲用には向いていません


(水の味は、その水に含まれているカルシウム・マグネシウム・ナトリウム・カリウムなどのミネラル成分が大きく影響しています)



以上が「蒸留水とは何かをわかりやすく図で解説!」でした。



2.まとめ

これまで説明したことをまとめますと、

  • 蒸留水とは、”蒸留という方法によって不純物が取り除かれた純度の高い水”。
  • 蒸留とは、”液体混合物に含まれる物質の沸点(液体から気体に変化する温度)の違いを利用し、加熱して発生した気体を冷やして再び液体に戻すことで、それぞれの物質に分離する方法”。
  • 蒸留水は、主に工業用・医薬品・アロマスプレー・化粧品の原料などに用いられる。



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