鼻血を「はなじ」、地面を「ぢめん」と読むのが間違いな理由をわかりやすく解説!

  • ギモン雑学 TOP
  • 賢くなるための知恵
  • カテゴリー
  •  

     

    さてあなたは鼻血を「はなじ」、地面を「ぢめん」と読むのが間違いだというのはご存知でしょうか。

     

    これらの言葉は日常的に使われることが多く、発音に違いもないため、
    「ぢ」と「じ」のどちらを使えば良いのか分からなくなることも多いと思います。

     

    そこでこのページでは鼻血を「はなじ」、地面を「ぢめん」と読むのが間違いな理由についてわかりやすく解説しています。

     

    どうぞご覧ください。

     

    スポンサーリンク

     

     

    1.鼻血を「はなじ」と読むのが間違いである理由とは?

     

    では鼻血を「はなじ」と読むのが間違いである理由について解説していきます。

     

    結論から言ってしまうと、鼻血を「はなじ」と読むのが間違いである理由は、
    鼻血は連濁(れんだく)により「はなぢ」と読むため、「はなじ」と読むことができないからです。

     

     

    連濁というのは、”2つの語が結びついて1つの語になるときに、発音しやすくするために、後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象のこと”を言います。

     

    例えば鼻血であれば、鼻(はな)+血(ち)なので、血(後ろの語)の語頭である清音の”ち”が濁音の”ぢ”に変化します。

     

     

     

    鼻血の”血”という字は「ち」と読むことはできますが、「し」「じ」と読むことはできません。

     

    このことから鼻血は「はなぢ」と読むのが正しく、「はなじ」と読むのは間違いであると言えます。

     

     

    次の章で地面を「ぢめん」と読むのが間違いである理由について解説していきます。

     

    2.地面を「ぢめん」と読むのが間違いである理由とは?

     

    では次に地面を「ぢめん」と読むのが間違いである理由について解説していきます。

     

    地面を「ぢめん」と読むのが間違いである理由は、
    地面の”地”という字には「ぢ」という読み方がないからです。

     

    地面の”地”という字は「ち」「じ」と読むことはできますが、「ぢ」という読み方はありません。

     

     

     

    先ほど鼻血の”血”という字を「ぢ」と読むことができたのは、
    連濁という現象によるものでしたが、連濁は”後ろの語の語頭が清音から濁音に変化する現象”です。

     

     

    地面というのは、地(ち)+面(めん)なので、”地”という字は前の語に該当するため、連濁により清音の”ち”から濁音の”ぢ”に変化することはできません

     

    このことから地面は「じめん」と読むのが正しく、「ぢめん」と読むのは間違いであると言えます。

     

     

    次の章で「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分けのルールについて解説していきます。

     

    スポンサーリンク

     

    3.「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分けのルールについて

     

    では「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分けのルールについて解説していきます。

     

    まず「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分けのルールについて、1986年に内閣告示として出された『現代仮名遣い』という文書を簡単にまとめると、以下の5つになります。

     

    現代仮名遣い(げんだいかなづかい)というのは、”現在、一般的に使われている仮名(平仮名・片仮名)の使い方のこと”です。

     

    @ 「ぢ」「づ」は原則として使用しないこと
    A 「ちぢむ」「つづく」のように同音が続いた場合に生じるものは、例外とすること
    B 「はなぢ」のように2つの言葉の連合(連濁)によって生じるものは、例外とすること
    C 「せかいじ(ぢ)ゅう」のように、2語に分解すると意味が連想しにくいものは、「じ・ぢ」「ず・づ」のどちらで書いても良い
    D 漢字の読み方がもともと濁っているもので、上記「A、B」に当てはまらないものは、そのまま「じ」「ず」を使用すること

     

    ではそれぞれのルールについて詳しく解説していきます。

     

     

    @「ぢ」「づ」は原則として使用しないこと

     

    原則として「ぢ」「づ」ではなく、「じ」「ず」の方を優先して使用することが定められています

     

     

    A同音が続いた場合に生じるものは、例外とすること

     

    ”同音が続いた場合に生じるものは、例外とすること”というのは、
    @の原則として「ぢ」「づ」を使用しないこと、が当てはまらなくなるということです。

     

    つまり同音が続いた場合に生じるものについては、”そのまま「ぢ」「づ」を使用する”ということです。

     

     

     

    例えば、「縮む(ちぢむ)」「続く(つづく)」のように同音が続いている場合には、
    @の例外とするため、@に従って「ちじむ」「つずく」とする必要はありません。

     

    なので「縮む(ちじむ)」「続く(つずく)」と書いてしまうと間違いになります。

     

     

    B2つの言葉の連合によって生じるものは、例外とすること

     

    ”2つの言葉の連合によって生じるものは、例外とすること”というのは、
    Aと同様に、@の原則として「ぢ」「づ」を使用しないこと、が当てはまらなくなるということです。

     

     

    ここでの「ぢ」「づ」読みというのは、連濁(れんだく)によって生じるものになります。

     

    つまり2つの言葉の連合(連濁)によって生じるものについては、”そのまま「ぢ」「づ」を使用する”ということです。

     

     

     

    例えば、「鼻血(はなぢ)」「身近(みぢか)」のように2つの言葉の連合によって生じるものは、@の例外とするため、@に従って「はなじ」「みじか」とする必要はありません。

     

    なので「鼻血(はなじ)」「身近(みじか)」と書いてしまうと間違いになります。

     

     

    C2語に分解すると意味が連想しにくいものは、「じ・ぢ」「ず・づ」のどちらでも良い

     

    例えば、世界中は「地球上のあらゆる場所/あらゆる人間社会」の意味があり、
    世界 + 中 と2語に分解したときに、その意味が連想しにくいです。

     

    このように2語に分解すると意味が連想しにくいものについては、
    それぞれ「じ」「ず」を用いることを本則として、「ぢ・じ」「づ・ず」のどちらで書いても良いとされています。

     

     

    つまり基本的には「じ」「ず」を使用しますが、「ぢ」「づ」を使用しても間違いではありませんよ、ということです。

     

    なので世界中であれば、基本的には「世界中(せかいじゅう)」と書きますが、
    「世界中(せかいぢゅう)」と書いても特に間違いではありません。

     

     

    他にも稲妻(いなずま)であれば、「空中電気の放電によって生じる電光」の意味があり、稲 + 妻 と2語に分解すると意味を連想しにくいですよね。

     

    ですので稲妻も世界中と同様に、基本的には「いなずま」と書きますが、「いなづま」と書いても特に間違いではありません。

     

     

     

    また人妻(ひとづま)であれば「他人の妻」の意味があり、
    人 + 妻 と2語に分解しても意味が連想しやすいものなので、そのまま「づ」(「ず」は間違い)のみを用います

     

    (人妻の「づ」読みは連濁によるもので、人妻を「ひとづま」と読むのは鼻血と同じBに該当するものです)

     

    この人妻(ひとづま)のように、2語に分解しても意味が連想しやすいものは「じ」「ず」に変化することなく、そのままの読み方が用いられます。

     

     

    D漢字の読み方がもともと濁っているものは、そのまま「じ」「ず」を使用すること

     

    正確には、”漢字の読み方がもともと濁っているもので、「A、B」に当てはまらないものは、そのまま「じ」「ず」を使用すること”です。

     

    A「ちぢむ」「つづく」のように同音が続いた場合に生じるものは、例外とすること
    B「はなぢ」のように2つの言葉の連合によって生じるものは、例外とすること

     

    ”地”は「じ」、”図”は「ず」のように、これらの漢字はもともと濁った読み方を持っていて、
    上記「A、B」に当てはまらないものであれば、そのまま「じ」「ず」を使用するということになります

     

     

     

    例えば、Dには「地面(じめん)」「布地(ぬのじ)」「略図(りゃくず)」などの言葉が挙げられます。

     

    つまりDというのは簡単で、「地(じ)」「図(ず)」のように、もともとその漢字が持っている「じ」「ず」の読み方を使用しましょう、というだけの話です。

     

    なので「地面(ぢめん)」「布地(ぬのぢ)」「略図(りゃくづ)」と書き表すのは間違いになります。

     

     

    以上が「鼻血を「はなじ」、地面を「ぢめん」と読むのが間違いな理由をわかりやすく解説!」でした。

     

    スポンサーリンク

     

    4.まとめ

    これまで説明したことをまとめますと、

    • 鼻血を「はなじ」と読むのが間違いである理由は、鼻血は連濁により「はなぢ」と読むため、「はなじ」と読むことができないから。
    • 地面を「ぢめん」と読むのが間違いである理由は、地面の”地”という字には「ぢ」という読み方がないから。

    <「じ・ぢ」「ず・づ」の使い分けのルールについて>

    1. @ 「ぢ」「づ」は原則として使用しないこと
    2. A 「ちぢむ」「つづく」のように同音が続いた場合に生じるものは、例外とすること
    3. B 「はなぢ」のように2つの言葉の連合(連濁)によって生じるものは、例外とすること
    4. C 「せかいじ(ぢ)ゅう」のように、2語に分解すると意味が連想しにくいものは、「じ・ぢ」「ず・づ」のどちらで書いても良い
    5. D 漢字の読み方がもともと濁っているもので、上記「A、B」に当てはまらないものは、そのまま「じ」「ず」を使用すること

     

    こちらもお勧め!

     

    関連ページ